バトルスピリッツ 覇王

登録日:2011/09/18 (日) 11:42:54
更新日:2023/11/18 Sat 12:55:41
所要時間:約 6 分で読めます





カードを持てば誰でもヒーロー!



バトルスピリッツ 覇王(ヒーローズ)は2011年9月18日から2012年9月20日まで、日曜朝7時のキッズ枠で放送されていたアニメ(全50話)。
前作バトルスピリッツ ブレイヴから世界観や作風を一新し、現実世界のカードショップなどが物語の舞台となる。何故かナレーターの存在が劇中で認知されているなどメタ発言な部分もある。
ちなみに調べるとわかるが、これだけ作風を一新しながらブレイヴと主要スタッフはほぼ同じ。先週まであれだけドシリアスな作風をやっていながら次週に180度違う作品を放送したので驚いた視聴者も多かったらしい。

「カードダス(バトスピタワー)やパックによる販売」「禁止カード」「大人買い」「ゲームの環境」「コアを無くしやすい」など、リアルを意識したネタが盛り込まれている。
特にコアは現実では自動移動もしないしコアステップに自動追加もしないため管理がめんどくさく、うっかりコアケースをひっくり返してフリースペースが阿鼻叫喚になることもある。まあ今回も結局コア自動移動・追加のシステムあるけどな!

カードゲームではよくあることが本当によくあることになり、カードゲームで世界が宇宙が滅亡したり、迫害を経てバトルジャンキーと化した前作主人公が星となるのが当たり前となったこの時代において、本当に楽しそうにカードバトルをするという貴重な作品である。

今作からOPが途中で変更されるようになる。

前期オープニングテーマ「Freedom」
歌:Masayoshi Minoshima+REDALiCE

後期オープニングテーマ「Wake Up! My Heart!!」
歌:羽多野渉

エンディングテーマ「My Hero My No.1」
歌:羽多野渉


■あらすじ

世界的にカードゲームバトルスピリッツが流行する時代。
主人公、陽昇ハジメはバトスピ好きの中学生。バトルフィールドシステムを開発した両親が、国際バトスピ協会に招聘され日本を離れることになり、デンジロウ博士の家に預けられる。
カードショップでバトルしたアフローヌにアドバイスを受け、「自分が使いたいカード」英雄龍ロード・ドラゴンとバーストを駆使し、様々なライバル達とバトルを繰り広げていく。


■登場人物

  • 陽昇ハジメ(CV:平田真菜)
主人公。中学一年のカードバトラー。赤ハチマキの熱血漢。
ご飯に様々な種類のふりかけを試し、日々研究している。激突王ならぬふりかけ王。口癖は「アゲてくぜ~っ!!」
カードショップでアフローヌとバトルし、「自分が使いたいカードは何か」を考え、カードダスで引き当てた英雄龍ロード・ドラゴンとバーストを中心に戦っていく。
今までの切り札と違い明確に販売されている商品形態から出た切り札である。従来の主人公と違い、重要なところでの負けが多い。

デンジロウ博士の娘で、大きなリボンが特徴。夢は世界征服
紫デッキの使い手で、召喚時に自分で考えた召喚口上を披露した。(ハジメには長いし恥ずかしいと批判されたが……)
第一話ではバトルフィールドでのはじめてのドロー、はじめての召喚、はじめてのダメージ、はじめての敗北を経験する。
一話にして4つもの初体験という今後が期待できるヒロイン。
バーストのことを知らず「環境変わった」と発言、十二宮Xレアを使用、などからいわゆる復帰組と思われる。

  • 薬師寺アラタ(CV:羽多野渉)
バトルスピリッツのチャンピオン。
アフロ姿に変装し、カードショップに出入りしている。ハジメとバトルした後にデッキを組む際のアドバイスをした。
切り札は龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード。本人曰わく大人買いでゲットしたらしい。

大きなチョンマゲが特徴の少年。ダメージを受けても動じないことから仁王立ちのテガマルと呼ばれている。牛乳を愛飲。
切り札は皇牙獣キンタローグ・ベアー/刀の覇王ムサシード・アシュライガー
実は本編で負けたのはたったの2回という高勝率を誇る。因みにその負けた2名とはハジメとチヒロ。

  • 仁霧コブシ(CV:松田健一郎)
テガマルの仲間でオス!が口癖。夢はモテること。
切り札は風の覇王ドルクス・ウシワカ

クールな毒舌家。スピリットの絵を書くのが好きで、夢はカードのデザイナー。
ボーイッシュな格好でバトルに挑んでいたが、本当は「日下部チヒロ」という名家の令嬢である。かわいい。
切り札は氷の覇王ミブロック・バラガン
実は劇中でテガマルに勝ったことがあるのはハジメとチヒロの2人しかいなかったりする。…ということは意外と実は強い方?

  • 大泉マナブ(CV:武藤正史)
ハジメが通う中学校の生徒会長。がり勉風の成りだがバトル中はチャラい。切り札を出す時に「いく?いっちゃう?いってほしい?」とギャラリーに問いかけ、弟のカタルを介して「イケイケスピリット♪いってちょうだい♪ノリノリスピリット♪やってちょうだい♪」とダンスさせるのは欠かせない。
切り札は鉄の覇王サイゴード・ゴレム

  • 大泉カタル(CV:松岡美佳)
マナブの弟。痩せっぽちの兄とは対照的に太っちょで、いつも何かを食べている。
バトル中はオネエ口調になる。
切り札は光の覇王ルナアークカグヤ

全国のバトスピショップを経営する女性。ハジメからはアネゴと呼ばれている。
愛用していたスピリットの大天使ミカファールが禁止カードとなり天霊のミカは幻となったらしい。後に大会で再び使用可能にはなったが
アラタとは昔からの知り合い。

  • 巽コウタ(CV:高木礼子)
キマリの弟。バトスピの腕は低く、姉にはいつも負けている。
ペンタンをこよなく愛し、小学生ながら無限収集をしている。

  • ナレーション
前作に続き諏訪部順一が担当。
毎回キマリにツッコミを入れられ、姿は無いがキャラクター同然の扱い。
が、五話目にして解説キャンセルを受けた。

  • バトスピ仙人(CV:高橋美佳子)
ハジメの武者修行に協力する謎の美女。
バトルの際はペンタンデッキを使いキースピリットに拘り過ぎないよう忠告した。
バトスピ仙人…いったい何者なんだ……

  • アントニー・スタルク(CV:島崎信長)
ユーロチャンピオンで世界ランキングは二位。一位のアラタには一度も勝ったことがなく、キマリには万年二位の人と言われた。
アラタとのエキシビジョンマッチでは月光龍、テガマルとのテストバトルでは太陽龍のブレイヴデッキを使用した。

  • 陽昇マヒル(CV:楠大典)
ハジメのダンディな父。息子の「スピリットに会いたい」という願いを聞き、バトルフィールドシステムを開発した。

  • 陽昇アカリ(CV:園崎未恵)
ハジメのセクシーな母。絵本代わりにカードの説明文を読み聞かせる凄いママン。


■用語

世界的に流行しているカードゲーム。
インターネットを通じて外国のカードバトラーと対戦する姿も見られる。

  • バースト
今作のキーワード。1ターンに一枚、場にバーストの効果を持つカードを伏せる事ができ、発動条件が満たされればノーコストで使用することができる。
例えば、ハジメの使う英雄龍ロード・ドラゴンはライフがダメージを受けたときにバーストが発動し召喚される。
また、場にバーストがあることで能力を発揮するカードもある。
ちなみに、バースト関連のカードにはやたらと「合体(ブレイヴ)していない」という強化条件が付く。これは新環境でもブレイヴが蔓延することを防ぐための製作側の考えだろう。

  • バトルフィールドシステム
ハジメの両親が開発した、スピリットを具現化させる画期的なシステム。
過去作同様、バトルフォームを装備して戦い、コアの移動は自動的に行われる。

  • 覇王(ヒーロー)チャンピオンシップ
世界各地で開催される大会。
優勝者には覇王の称号と、アラタへの挑戦権が与えられる。



「項目が建てられたとき、バースト発動! 《建逃編集陣》!
 その効果により、項目を追記! さらに追加でコストを支払い、フラッシュ効果も使用! 項目を修正! 不足コストはオードランから確保!」

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最終更新:2023年11月18日 12:55