風といっしょに

登録日:2012/01/17(火) 13:45:41
更新日:2024/01/03 Wed 22:10:18
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あるきつづけて どこまでゆくの?


風に尋ねられて 立ち止まる



「風といっしょに」は、『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』のエンディングで使用された主題歌である。
CDは1998年9月3日にリリースされた。
そのCD自体は既に廃盤となっているが、ポケットモンスターの歴代テーマソングを収録したアルバム等には、かなりの確率で収録される。

作詞:戸田昭吾
作曲:たなかひろかず
歌手:小林幸子
※実際に歌っているのは小林氏だけではなく、ポケモンキッズという少年少女のコーラスも入っている。この中で歌い出しを担当したのは当時10歳の井端珠里。ポケットにファンタジーでデュエットを組んだお相手である。

この映画のメインポケモンであるミュウツーの事を表したような歌詞が特徴で、生まれた命がやがて一歩踏み出し、出逢いや別れを繰り返しながらどこまでも旅立っていくようなイメージの歌になっている。

映画のエンディングとして使用された映像では、広大な自然の中、旅を続けるサトシ、タケシ、カスミの姿が描かれている。
また、CDのジャケットでも、夕日を見つめるサトシ達の姿が描かれていた。

非常に壮大、かつ優しく感動的な曲調で、とても人気が高い歌である。
アニメ本編でも感動的なシーンでは使用されることがある。近いところでは、DP編でのムサシとドクケイルの別れ回で流れた。

また、この曲の一部が「タイプ:ワイルド」のイントロで使用された。
明るくアレンジされたメロディーもまた良い物である。

2019年にはリメイク作『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の主題歌として再起用。
中川翔子とのアレンジデュエットとしてリメイクされた。2019年版の新たなポケモンキッズも結成されて合唱に参加している。


【余談】

この曲を歌う小林氏は、映画の冒頭とラストに登場する波止場の管理人「ボイジャー」の声優も担当した。
出番は多くないが、若いながらもどこか渋みのある声である。
また彼女は、この役を担当するにあたりボイストレーニングにも通ったという。このことについてたなかひろかずは「プロフェッショナルとはこういうことだね」とコンピレーションアルバム『みんながえらんだポケモンソング』でコメントしている。

また、CDが発売された年のNHK紅白歌合戦でもこの曲が披露された。
この曲を知っているちびっ子に配慮したのか、はたまたポケモンコーラスの子供と労基法の関係か、小林氏は例年よりも早い順番で登場した。
しかし、当然というかなんというか、着ぐるみはおろかポケモンの「ポ」の字さえ一切出てこなかった*1
数年後には響鬼さんウルトラ兄弟が出てきたが……
見方を変えれば、その間にそれだけNHKのオタ重視が進んだともいえるか。



大地踏みしめ どこまでも行こう


目指したあの夢を 掴むまで



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最終更新:2024年01月03日 22:10

*1 NHKは公共放送という性質上、特定企業などの宣伝に繋がるとされる字句は出さない方針で有名。