レヴィン(FE)

登録日:2012/04/08(日) 22:02:56
更新日:2024/03/25 Mon 12:44:30
所要時間:約 4 分で読めます





そしてこの聖戦が終わったとき、おまえは初めてすべての真実を知ることになるだろう。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」に登場するキャラクター。



概要

吟遊詩人の身でありながら、高位の風の魔道を操る。

性格はひょうひょうとして掴み所がなく、彼が得意とする風そのもの。しかし恋愛に関しては情熱的で真っ直ぐ。

第2章でアンフォニーの村が盗賊に襲われているのを知り、ダンサーのシルヴィアと共に参戦。そのままシグルドの軍に加わる事となる。



以下ネタバレ











正体は十二聖戦士の1人である風使いセティ直系の血を引くシレジア王国の王子で、神器フォルセティの継承者。

吟遊詩人になったのは、王位継承権を巡って内乱が頻発する国内の情勢を嫌ったため。

しかし、逆賊の汚名を着せられたシグルドが天馬騎士団の案内でシレジアに落ち延び、彼と共に故郷の土を踏むことになる。

良かれと思って王家を出てしまったことで逆に1人で苦労を背負わせてしまった母親ラーナとの再会、
国から出た後もずっと淡い想いを寄せていた天馬騎士マーニャとの死別、そして風魔法フォルセティを受け取った事で、セティの末裔としての自覚に目覚めていく。

彼が子供を成さなかった場合、シレジア王家を継ぐ者がいなくなってしまい、セティの血筋も途絶えてしまう事になる。
厳密には一二魔将アハトもセティ傍系だが、彼は死体をマンフロイに改造されて作られた存在なので…。


シグルドと共にグランベルの戦乱に従軍するが「バーハラの悲劇」によって、降り注ぐメティオの中に消えた。


……かに思われたが、ティルナノグで解放軍として決起したシグルドの息子 セリスの前に現れる。

世界中を旅して回っていた途中で保護したユリアを彼に託すと同時に、まだ若い彼等を軍師として、時に優しく、時に厳しく導いていく。


まだ少年っぽさの抜けなかった親世代に比べて達観した雰囲気になり、実の子供に対しても基本的に私情を挟まない冷徹さも持つ。

イザーク、トラキアの戦乱を治め、最後の決戦の地 グランベルに赴くセリスに、十二聖戦士の真実を説いていくが……





ユニット性能

○初期値と成長率、CCボーナス
バード LV6
HP-34(50+40)
力-1(10)
魔力-12(30)+8
技-12(40)+5
速さ-16(30+60)+5
運-7(20)
守備-5(20)
魔防-9(10)+5
移動-6
武器LV-炎C雷C風★光C→杖B炎B雷B風★光B
血統-セティ直系
スキル-連続・必殺

初期クラスはバードで、上級職はセイジ
敵味方通じて唯一のバードである。

セティ直系のおかげで速さの成長率が高く、主力となる風の魔道書も軽くて攻速落ちしないため、回避が重要な今作では魔法ユニットながら前線を張れる。
4章でフォルセティを入手すると補正で速さにさらに磨きがかかり、生半可なユニットでは彼を捕らえる事はほぼ不可能になる。
スキルは「連続」と「必殺」を持つため火力も申し分なし。大抵の敵ならバンバン凪ぎ払う。
以上のように隙の無い能力から、親世代でもトップクラスの強キャラ。

弱点をあげるとすればスキル「追撃」を持たないため、素のままでは攻撃面でその高い速さを安定して生かしにくい事。
が、これはアーダンから「追撃リング」を奪い取ってしまえば簡単に解消出来る。
親世代では追撃リングを持たせる筆頭候補といえる。



カップリング

恋人会話があるのはフュリーとシルヴィア。
フォルセティが強力なのでそれを活用できる相手が良い。

ステータス・スキルどちらも優秀で武器引き継ぎ可能と最有力候補。会話をすれば手早く相思相愛に出来るのもポイント。
強いて言うならば、セティの運を30にするのが難しいのと、フィーの成長恩恵がクロード父には劣る。
子世代では彼女と結婚した場合に、セティとフィーとの専用のセリフも用意されているため、ストーリー的にもオススメ。会話イベントではセティに関しては運、フィーに関しては力と、不足しがちなパラメータを補強できるのも嬉しい。

フュリーの対抗馬。
ステータスはセティより低いが息子が「フォルアーサー」として馬で駆け抜けることができる。

ティニーもトルネードが使えるなど戦略の幅が広がり面白い。が、フュリーに比べるとカップル成立まで手間がかかり、追撃を継承出来ないため、安定した運用を行う為には「追撃リング」が必須となる。
ただしこのカップリングの場合、ティニーに恋人が出来たとしても、アーサーがシレジアを、ティニーがフリージ家を継承してしまうので、ティニーが恋人と離れ離れになってしまうという問題がある。
統治が一段落した後で恋人の下に嫁ぎに行ったとか、そういう話であってほしいが…。

フォルセティを継承可能だがコープルの加入が9章と遅い上にクラスチェンジするまでフォルセティ使用不可、そもそもハイプリーストを最前線で使うのか?とかなり問題が多い。ハイプリーストの移動力が5しかないのも地味に痛い。
フォルセティ自体が強過ぎる上にレヴィンから必殺も継承出来るのでコープルでも十分に戦力となるのがポイント。

一方で会話イベントでのリーンの守備+5は優秀。
まがりなりにもフォルセティを残せることや各種性能など、本当にメリットのない地雷カップリングに比べれば遥かにマシなのだが、ストーリー上の王道カップリングの1つな上に4章の会話イベントで恋愛値が跳ね上がるなんて要素まであるため、意図せずハマる罠になりがちなのが最大の問題点と言える。

  • 他キャラ
スカサハに連続がつき、実はパラメータ的に金星を狙えるアイラもあげられる。
魔力の上限の高さから妹との差別化要素にもなる魔法剣で何処までも突き進むため、フォルセティがいらない人は一度お試しあれ。
パラメータとスキル、魔防の充実さと素晴らしさならブリギッドとの組み合わせもおもしろい。
もっとも、この2人にしたらフォルセティが持ち腐れるので上級者向けには違いないが。


余談

トラキア776において、シグルドのことを「皇帝アルヴィスの悪行をいち早く知りながらも、口封じのために無実の罪で殺されてしまった悲劇の英雄」という事実とは異なる人物像を語っている吟遊詩人がいることが触れられているがファンの間ではこの吟遊詩人こそレヴィンではないかと言われている。


ファイアーエムブレム ヒーローズ



よう、俺の名はレヴィン。ただの旅人……吟遊詩人さ。おそらく……な。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーにキュアンとシルヴィアと共に参戦。イラストは須田彩加氏。
緑属性の魔法使いであり、歩兵ユニット。
演じる子安氏は熱中した聖戦で断トツで強いレヴィンを担当できた喜びをブログに書いている。

武器スキルはやっぱり『フォルセティ』
これは速さ+3。自分のHPが50%以上で、自分から攻撃した時、追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃を行うというもの。
ようは疑似ダイムサンダである。

Aスキルに自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、速さ+4になる『鬼神飛燕の一撃2』
Bスキルは戦闘で奥義を使用した場合、戦闘後、奥義発動カウント-2にする『奥義の螺旋3』
Cスキルには奇数ターン開始時、自分と周囲1マスの味方の攻撃+6(1ターン)(周囲1マスに味方がいなくても自分は強化される)『攻撃の波・奇数3』

まさにガン攻めを得意とする魔法ユニット
フォルセティはHPが半分あれば攻め立て効果が発動する。普段の攻め立てとは違ってHPが残っていると発動する仕様。方向性自体は違うがHP管理も必要になる。
まさにやられる前にやるタイプ。

ただ守備、魔防は低い数値で受け性能は皆無。
耐えられて反撃されると火力の高い兵種だと一発撃墜は免れない。もし相手する場合は魔防の低い相手か削りやすい相手に絞ろう。

2021年1月のアップデートで錬成武器対象に選ばれた。
HPの発動条件が25%以上と緩くなり、「鬼神飛燕の一撃2」の追加効果を得た。特殊錬成効果は敵のHPが75%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ+4かつ自分の攻撃速さのデバフ無効と敵の攻撃速さのバフを無効と攻撃性能が増した。


名はレヴィン……。この聖祭を歌う吟遊詩人だ。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2021年9月には聖祭の超英雄で参戦。イラストはたかや友英氏。兵種は通常版と一緒だが属性が青に変わった。
彼らしく優雅な衣装を身に纏って登場した。この衣装はレヴィンのご先祖様、十二聖戦士の一人の風使いセティに因んでいる。

武器スキルはターン開始時、HP10回復。戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ+5の「聖祭の風光+」
Aスキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、魔防+6の「攻撃魔防の孤軍3」
Cスキルは周囲2マス以内の味方歩行は以下の効果を得る。
速さが敵より1以上高い時、自身の攻撃による奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)の「歩行の柔撃3」

毎ターン回復しつつ、攻撃と速さを上げてくれる新たな汎用武器。錬成も可能で各ステータスを上げてくれる。青属性のアタッカーとしては悪くない効果。
通常版と比べて全てのステータスは上回っている。守備は相変わらず紙耐久だが魔防はある程度の火力なら耐えてくれる。

ただ微妙である。☆4から排出されるとはいえ、仕方ないのだが…
通常版のような攻め立て効果はない。疑似ダイムサンダもないだけにあらず、奥義も手間がかかる。
ステータスも近年の魔道ユニットでは典型的な数値で良くも悪くもなく、尖った数値はしていないのが主な原因。
よほどの愛がないと実戦で使うのは難しい。


追記・修正は風の中でお願いします。


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最終更新:2024年03月25日 12:44