イゼット団 > The Izzet(MtG)

登録日:2011/12/19(月) 21:28:26
更新日:2017/09/03 Sun 07:52:25
所要時間:約 7 分で読めます




ラヴニカでは、自然災害はほとんどイゼットによって無力化される。
その一方で、不自然な災害はいつでも起き続けている。


イゼット団/The Izzetとは、TCG、マジック・ザ・ギャザリングの背景世界に存在する組織である。

イゼット団に所属するカードが登場したのは、2005〜6年の間に展開されたラヴニカブロックの第2エキスパンション「ギルドパクト」。
ラヴニカブロックは、全体が都市に覆われた次元「ラヴニカ」を舞台とし、文明が発展した穏やかで美しく平和な世界で物語は進んで行く(現在はジェイスも住んでいる。またラヴニカの基本土地カードは歴代屈指の美しさを誇り、非常に人気が高い)。

このラヴニカには次元全体を管轄する10のギルドがあり、イゼット団はその内の一つである。
色はで、科学や錬金術に精通した魔導師達が所属しており、ラヴニカ人民の生活ラインを科学の力で支えている。
言わば、魔法を駆使する科学者・技術者の集団である。

…が、イゼット団ははっきり言って、ブッ壊れた思考回路の方が多いマッドサイエンティストの集団である。
ラヴニカは一見平和なように見えるが、その実各々のギルドが影で争っており、また強大な力を持って次元を支配しようと考えるギルドすらある。
しかし、イゼット団にはそういった支配や力の追求には興味がない。

イゼット団は、魔法や科学の研究と発明に、ただひたすら明け暮れる。


イゼット団のカードはほとんど、またはその両方の固有色を持つ。
一部例外の土地とアーティファクトもテキスト欄に青と赤のマナシンボルが印刷されていてイゼットのデッキに組み込んだ時に力を発揮する。

青も赤もインスタントとソーサリーの扱いに長ける、という特徴がある。
赤得意の火力札を青得意のドローで確保する戦術が基本となる。
特に、カウンターで守り火力で攻めるカウンターバーンや、青のサーチと赤の火力等で組まれる、ドラゴンストームなどの瞬殺コンボが代表的なデッキである。
イゼット団のカードを使ったデッキも、往々にしてそういうデッキになる。



○イゼット団の代表的なカード

イゼット団は他ギルドから見て変わり者だが、そのカードも非常に変わっている。まさにイゼット、としか形容できないカードもある。
なお、ラヴニカブロックのカードの内、ギルドに所属するすべてのカードは、テキスト欄にそのギルドのマークが透かしで入れられている。オサレ。


  • 蒸気孔
デュアルランドの調整版たるショックランドの内の一枚。島でも山でもあるため青赤双方のマナを出せるが、2ライフを払わないと使えるのは次のターンからになる。
フェッチランドからもサーチできる強力な土地。

なお、カードタイプ欄で本来は

土地-島・山

でなければならない部分が

土地--島・山

とミスプリントされてしまっている…。


  • 超電撃の掌握
エンチャントされたクリーチャーがティム(タップでダメージを飛ばす能力を持つクリーチャーの総称)になる赤のエンチャント・オーラ。また、青マナを払えば手札に戻し、付け替えることができる。

何故か別ギルドのマークがミスプリントされている。


  • 小柄な竜装者
3マナ1/3飛行の青赤フェアリー。インスタントかソーサリーを唱えるとパワー2上がるため、かなりの破壊力を持つ。
「猛火凧」だの「電子推進マグネトロン」だのといった意味不明なキーワードを並べて「ね、簡単でしょう?」とのたまう謎フレーバーテキスト


  • 破壊放題
1マナの赤いソーサリー。アーティファクト一個を破壊できる上に、イゼット団固有の能力「複製」持ち。
唱えた時には複製コストを望だけ支払え、支払った数だけその呪文のコピーが出てくる。
歴代屈指のカードパワーを誇るアーティファクト破壊呪文。


  • イゼットの印鑑
無色1マナを青赤に変換するアーティファクト。
イゼット団のマーク。これはイゼット団のリーダーの姿そのものの形をしている。

目立ちたがりやである。


  • 火想者の高巣、ニヴィックス
リーダーの本拠地ランド。4マナでライブラリートップ1枚を追放し、それがインスタントかソーサリーなら唱えられるが、効率が悪い。
内壁は鏡張り。リーダーはナルシストである。


  • 時の縫い合わせ
コイン投げに勝てば追加ターン。人をナメたカード。


  • 軟体電極獣
人工精霊「奇魔」の一体、青赤のティム。インスタントかソーサリーに反応してアンタップするため、かなりダメージを稼げる。
名前の読みは「ジェレクトロード」。MtGにあるまじき英語まんまのカタカナ読み。


  • 鉱岩流液獣
人工精霊「奇魔」の一体、青赤の混成マナを持つクリーチャー。
対象に取られるとセルフバウンスする。

名前の読みは「ペトラハイドロックス」。このギルド、厨二病である。


  • 蒸気核の奇魔
人工精霊「奇魔」の一体、青いクリーチャー。赤マナも支払って唱えれば2点ダメージを飛ばせる。

名前の読みは「じょうきかくのきま」。…ってそのままやないかい!


  • 変成体ミジウム
伝説のアーティファクト。アーティファクトをコピーできる。


  • ティボーとルミア
リーダーの副官的立ち位置の伝説のクリーチャー。ティボーが青のおっさんでルミアが赤の女の子。
青の呪文を唱えるとクリーチャーが飛行を得て、赤の呪文だと飛行を持たない各クリーチャーに1ダメージ。
リミテッドだと暴力的に強い。



☆以下、しばらくミゼット様のターン!

そしてこれが、イゼット団のリーダーにして創始者である。

Niv-Mizzet, the Firemind / 火想者ニヴ=ミゼット (2)(青)(青)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー-ドラゴン、ウィザード
飛行
あなたがカードを引くたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。火想者ニヴ=ミゼットはそれに1点のダメージを与える。
(T):カードを1枚引く。
4/4

“(Z->)90°- (E-N^2W)90°t = 1”

伝説かつドラゴンながら6マナ4/4飛行はイマイチなサイズで除去耐性もないが、ドロー呪文はすべて火力になる。
また、毎ターン最低2点は飛ばせるため、タフネス2以下のクリーチャーは生存権を剥奪される。
守りきれば尋常ならざる制圧力を発揮するため、カウンターバーンの切り札として活躍した。

また、「エンチャントされたクリーチャーがダメージを与えるたびに1ドロー」の能力を持つ「好奇心」または「知恵の蛇の目」を付ければ、ダメージ→ドロー→ダメージ→ドロー→…と、ライブラリーの数だけループする。つまり瞬殺コンボができる。
MOMAの中核たる「精神力」でも似たようなことができる。

統率者では瞬殺無限ループコンボで勝ちを狙うことが多いため、自身が瞬殺無限ループコンボのパーツであるミゼット様は人気が高い。
また、青赤なら他にも瞬殺無限ループコンボが用意できる。双子とか。

意味不明なフレーバーテキストも魅力の一つ。
謎々になっているので考えてみよう。

背景世界では、ラヴニカで最も高い知能を持つ存在で、1万年前にイゼット団を設立(作った理由は「なんか面白そうだったから」)。
ドラゴンは長寿なためか現在もリーダーだが、イゼット団に任された仕事は全部部下にやらせて自分は本拠地に引きこもっている。
気まぐれで目立ちたがりで自惚れが強い、困ったドラゴンである。
ちなみにイゼット団もニヴィックスもミジウムも彼の名前から来ている。

ラヴニカが再び舞台となったブロック、ラヴニカへの回帰でも再登場を果たしている。

Niv-Mizzet, Dracogenius / 竜英傑、ニヴ=ミゼット(2)(青)(青)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon) ウィザード(Wizard)
飛行
竜英傑、ニヴ=ミゼットがプレイヤー1人にダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
(青)(赤):クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。竜英傑、ニヴ=ミゼットはそれに1点のダメージを与える。
5/5

名前の読みは「ドラコジーニアス」。どう見ても厨二病です本当にありがとうございました。

※以下、ネタバレ注意








ストーリーでは終盤、部下の呼びかけに応じて嫌々ながら飛来。
「俺の怒りは収まらないぜ」とか言ってラヴニカを脅かす5匹の怪物「ネフィリム」と交戦し、内2匹を瞬殺する。
しかし頭部にダメージを受け、「飽きた」とか言ってどっかに飛んでった。

どう聞いても言い訳である。もしかしたらヘタレ属性も付いている可能性がある。



その後は、ミゼット様がいなくなったことでギルドは崩壊…と思われていたのだが、火想者の「他人と精神的に繋がる」という力で部下に指示を出していたことが判明。










なお、「Duels of the Planeswalkers 2012」にて、イゼット団所属と思われる、青赤デッキ使いのプレインズウォーカーの男性が確認された。

名前はラル=ザレック。

その外見は、イゼット団らしき派手な青と赤で彩られた服を着て、電気を発する謎の装置を背負い、

自分の乳首を擦りながら目が白く光っている

という凄まじさ。まさにイゼット。
通称乳首。
そのラルもラヴニカへの回帰ブロックの最終エキスパンション「ドラゴンの迷路」で見事カード化された。勿論カードイラストでも乳首に指をあて眼を光らせている。

Ral Zarek / ラル・ザレック (2)(青)(赤)
プレインズウォーカー — ラル(Ral)
[+1]:パーマネント1つを対象とし、他のパーマネント1つを対象とする。その前者をタップし、その後者をアンタップする。
[-2]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ラル・ザレックはそれに3点のダメージを与える。
[-7]:コイン投げを5回する。表が出た回数1回につき、このターンの後に追加の1ターンを行う。
4


また、このパック名の「ドラゴンの迷路」は(島根にあるドラゴンメイズではなく)ニヴ=ミゼット様が関係している。


追記・修正だと?けっ!アニヲタWikiの項目になど興味ないわ。
何、イゼット団の項目だと?それなら話は別だ!

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