登録日：2009/11/22(日) 17:27:22
更新日：2024/02/12 Mon 22:01:38
所要時間：約 6 分で読めます
週刊少年マガジンで連載されていた山田恵庸によるサバイバルサスペンス漫画。
全21巻。
●概要
グアムから日本に向かう飛行機に異変が起き、地図に載っていない謎の島に不時着する。
飛行機も壊れ、いつ脱出できるかも分からない不安を抱えたまま、バラバラになりながら島での生活を始めるが、人間たちは絶滅しているはずの肉食の獣達に次々と喰われていく。
その肉食動物の恐怖や生き残った人間同士の争いに立ち向かい、生き抜こうとするなんの取り柄もない仙石アキラは仲間を集めながら、いくつもの困難を力を合わせて乗り越えていくうちに、リーダーとしての素質を開花させていく…。
●特徴
………と、本来この漫画はそんな謎の島で生き抜く主人公のスリリングなサバイバルや、困難に立ち向かう姿を描いている大真面目なサバイバル漫画のはずであった。
しかし世間で（特にネット上で）語られているのは、マニアックなネタの数々である。
一例として、
- 新人CAの女性の水浴びやおもらしシーン
- 中学生とは思えない巨乳ヒロイン
- シリアスな場面でもしっかり描かれるパンチラ
- ロリっ子かと思っていたら男の娘
- 先生がネコミミ貧乳ちびっ子
そして平成21年11月、伝説は誕生する。
女子大生が性的な意味で主人公に迫り、拒まれた場面にて、彼女は叫んだ。
「童貞のくせにバカにしやがってよぉぉぉ！！
何がクニだよ クンニしろオラァァァ」
同日発売のサンデーでも数年に一度クラスの「
くっ……目にゴミが……」という強烈なネタ台詞が登場したなかで、まさかの「クンニ」発言、しかもクニとクンニをかける
セリフ回しのセンス。
作中の絶滅した肉食動物も脅威だが、一貫して描くのは「本当に恐ろしいのは人間」。
例
- 自分たちだけが助かろうと仲間を裏切る
- 法律のない世界で好き勝手に生きようとする
- 女性を集団で暴行しようとして殺害してしまう
この女子大生にしても、食料も寝床も風呂も満足にない島で命の危機に何度も晒されたことですっかり豹変してしまった……のかもしれない。ちなみに単行本では流石に伏字にされた。
なお、最終回に関しては非常に批判が多い。
「ハデスとは何者だったのか」「ハデスの目的は何だったのか」「なぜこの島に来てしまったのか」といったような謎が明かされることも単行本の加筆や番外編といった要素もなく、
「俺たちの戦いはこれからだ」エンド。
そのため、現在では「
マガジン史上」に並ぶでも悪い最終回の例と認知されている。
●主な登場人物
りおんに好意を寄せる主人公。
学校生活ではチビでスケベで馬鹿、普通の中学生。致命傷のような怪我を負っても半時もしない内に普通に行動出来る驚異的な自然治癒能力を誇る。
しかしどんな状況でも諦めない精神力、野生動物にも立ち向かう勇気、仲間を決して見捨てようとしない優しさなどを発揮し、仲間からの信頼を集めていく。
リーダーシップもさることながら、他にマシな奴がいないからと身も蓋もない女性陣からやたら狙われているが、りおん以外にはクンニはしない。
中学生にしてけしからんおっぱいのヒロイン。
アイドル的そのスタイルとルックスの彼女に手を出そうとする男にはもれなく
死亡フラグが立つ。
アキラの幼なじみ
兼クンニ候補。
幻覚で獣姦された
飛行機に乗っていた新人ＣＡ兼アキラのクンニ候補。
小柄で眼鏡をかけた男子。彼自身の知識や持ち歩いているパソコンでアキラをサポートする学年一の天才。
彼のノートパソコンがいつまでも使用可能なのは足踏み充電器（アメリカ製）を携帯していたためで、絶滅動物図鑑により、アキラ達は出会った生物たちが絶滅したはずの生物であることを知った。
色黒で背の高いネタ要員。
アキラの同級生でそれなりに力はあり、たまに活躍するが……。
金髪ツインテールの子供。
カメラマンなアキラの友人。
陸上部に所属するクールビューティー。
黒髪ツインテールの子供。
天然パーマで背の高いアキラの幼なじみ。
学校では、アキラも全面的な信頼を寄せる人気者であった。
実は精神面は非常に脆く、島ではある理由から引き返せない立場に堕ちていくがまさかの復活。
かなり可愛い妹がいる。
金髪で鋭い目つきの寡黙なクラスメイト。
３年４組担任兼矢頼さんのクンニ候補。
矢頼のことが好き。
性格はゼウス。
アキラや幸平達の前に何度か現れては精神的に追い詰め、破滅させようと企んでいる。顔を隠しているので正体不明だが、制服を着ているのでアキラたちの関係者と推測される。
結局空気で終わり。名前といい振る舞いといい、どう見ても厨二ですほんとうにありがとうございました。
だがさりげなく最終話に穴の中で登場している。
「クンニしろオラァァァ」発言の主で男ハンター。
コトミの親友。色黒。
顔にキズのある大学生。
詳しくは個人項目で。
ロングヘアの女子。
アキラのクラスの委員長。
詳しくは個人項目で。
二期連続の生徒会長。
瞬間記憶能力の副会長。
詳しくは個人項目で。
空手二段のスパッツガール。
詳しくは個人項目で。
予知出来る巫女。
詳しくは個人項目で。
エロ僧侶。
詳しくは個人項目で。
ド外道。島で唯一の医者であることを盾に他人を無理矢理服従させ、人の命を弄ぶ。
アキラ達が島で遭遇した絶滅動物。異常に大きく強力な顎で獲物を喰い殺す。
火を恐れるどころか逆に興味を示し、飛行機の乗客たちが集まっている所に現れて多くの人間を捕食した。
この漫画に絶滅動物は多数出演しているが、その中でも特に初登場シーンの強烈さや、
喰い殺した人間の数、特徴的な外見などのために読者のインパクトが強い代表格。
余談だが、アンドリューという名前は、学習漫画「きょうりゅうのたまごをさがせ」で、
子供の頃に名前を知った人も多いであろう、アンドリュース博士がこの化石を発見した事による。
その他の絶滅動物については単行本に詳しく説明されてるので読むんだオラァァァ。
アニヲタのくせにバカにしやがってよぉぉぉ！！
何が冥殿たんハァハァだよ。
そんなことより追記・修正しろオラァァァ。
- 結局ハデスの正体は分からず終い。 -- 名無しさん (2013-09-14 10:10:23)
- 結局ここは未来なのか？ 一瞬母の夢オチかと思ってしまった。 続編やってくれないと謎一杯だよ。 -- 名無しさん (2013-09-14 10:19:44)
- これ打ち切りになったの？全然伏線回収できてないんだけど -- 名無しさん (2013-09-14 14:22:32)
- ↑作者が来週から別のマンガ書くから一時休止じゃなくて打ち切りだったんだろう -- 名無しさん (2013-09-14 16:02:49)
- 作者まーた同じような作風だよ…エデンで風呂敷たためなかった反省できてるのかな -- 名無しさん (2013-09-30 13:06:02)
- 新作と言いコレと言い、設定自体は悪くないんだがなぁ……キャラを露悪的に書き過ぎてて好感が持てない -- 名無しさん (2013-12-08 13:03:41)
- ↑新作も打ち切りにw -- 名無しさん (2014-01-10 11:38:29)
- ハデスとかもそうだけど、序盤で機長さんが島に関して何か知っていたor気づいていたことに全く触れられなかったのも… -- 名無しさん (2014-01-10 12:01:06)
- ハデスは終盤久しぶりに出たらまさかの解説役になってるというね -- 名無しさん (2014-01-10 12:09:45)
- せっかくサバイバル物なのに作者が嫌いな人間から殺すのがなあ・・・。そこの基準は人間的な善悪とかじゃなくて実力とかにして欲しかった。 -- 名無しさん (2014-02-17 09:57:22)
- この作者、この先何を描いても「クンニしろオラアアの人」って言われるんだろうな。 -- 名無しさん (2014-02-17 14:16:24)
- で、次の連載でも「ああ、また似たようなマンガ始めやがった」「どーせまたぶん投げて終わるんだろ」と言われていた。そしてその結果は…。 -- 名無しさん (2014-02-17 15:18:11)
- ↑おいおいw冗談だろう！ -- 名無しさん (2014-02-17 15:28:04)
- なんせ次の連載でも謎の覆面男を出してきて、「何だ、ハデスか。大方忘れ去られて終わるんだろう」と冷笑されてたからな。 -- 名無しさん (2014-02-17 15:38:29)
- もしかしたら、未来の世界は今の文明が成長したものではないかもしれませんね。 何故、何年も彼らが見つからないのか？ あれだけ投資しておいて放置される訳ありませんから、衛星で見張っていそうなのに何時までたっても調査も、何も来ないとなると。 文明の崩壊か、衰退も考えられなくもないでしょうし…… -- 閲覧者 (2014-02-18 03:26:00)
- 「作者が何も考えてない」が正解だろ。 -- 名無しさん (2014-02-18 06:34:20)
- ↑そういう先生なのですか？ -- 閲覧者 (2014-02-24 03:57:25)
- そりゃー、3回も同じようなマンガ描いて、3回ともぶん投げりゃあ、そう思われるだろうさ。 -- 名無しさん (2014-02-24 18:18:09)
- ↑風呂敷を3枚も広げて、そのままという事なんですね…ようは。 -- 閲覧者 (2014-02-25 04:14:15)
- 今度はイブニングで新作。ま、どーせまた謎の覆面野郎でも出して、最後にぶん投げんだろーぜ。 -- 名無しさん (2014-04-14 22:43:56)
- この作者絵はかなり上手い(動物、動きもだが圧倒的に女の子が)から成年向け描いてくれねぇかなー -- 名無しさん (2014-08-18 06:55:36)
- マガジンからバイバイしたアレは酷かった。マジで何やりたいのかわからんレベルで迷走しまくってた -- 名無しさん (2015-06-09 21:18:51)
- 久米田先生が言ってた連載漫画の末期「やたら新キャラ、やたら新展開、やたら裸」を地で行く反面教師にすべき作品例だよね。 -- 名無しさん (2015-06-09 21:32:27)
- さて、今のイブニングはどれだけで投げ出すかな? -- 名無しさん (2015-06-09 22:59:14)
- アレは今のところ楽しそうに描いてるし、ファンもついてるみたいだから10巻くらい続くんじゃね？ -- 名無しさん (2015-06-09 23:17:37)
- あれ結局クンニはしなかったのか……（未読） -- 名無しさん (2015-06-09 23:34:11)
- ↑一応「少年」マガジンだから・・・ な？ -- 名無しさん (2015-06-10 16:32:29)
- イブニングのあれこの作品と世界観繋がってんのか？ 明らかに同一人物がいたり「ザジ」って人名が出て来たり…… -- 名無しさん (2015-06-10 17:46:01)
- なわけないだろw スターシステムだよ -- 名無しさん (2015-06-10 20:00:20)
- 作者の脳内に性欲しかないという事実以外は何も伝わってこなかった…最終回付近で急に聖人ぶったってもう遅いんだからね！ -- 名無しさん (2015-08-18 02:54:13)
- まあ、打ち切りってとこを考えないで好意的に考察すると謎の現象で行方不明に→墜落予想ポイントに狂気の島が→孫娘の意志（）で創った古代生物のような何か（草食系が異様に凶暴だったりするし）が暴走、建造費稼ぎのために協力していたBC兵器企業の研究成果も暴走→全滅、放置→全滅から数十年後、無法状態の島に飛行機が不時着→第一話になる って流れなんじゃない？ …って言っても、最終回前の粘菌騒ぎが中々アレなんだけど -- 名無しさん (2016-03-07 21:36:09)
- DEATHTOPIAは今号の展開でどうなることやら？ 人気出て話を続けるために路線変更した気がするんだが -- 名無しさん (2016-07-27 23:21:20)
- まあ単純に考えて、人類滅亡後の未来の地球にワープしたんだろうな。ただそれだけの話だとすれば、ハデスさんの考えがひどく陳腐な破滅思想で終わってしまう -- 名無しさん (2016-07-28 10:49:48)
- 好意的？に見れば、打ち切りにならなければ伏線全て（は無理でも大事な部分は)回収して終了、打ち切りになったら諦めて終了って決めてたのかもしれないな… -- 名無しさん (2016-09-04 06:57:43)
- 打ち切りになったのが本当に残念。テーマもよかったし、気になっていたところ(絶滅動物が図鑑に載っている姿のまま(≒ほとんどは想像の姿)なのはなぜなのか)とかもきちんと拾っていたから、すごくもったいなく感じた。続編があったらうれしいけど……ないよねえ。 -- 名無しさん (2016-10-16 13:09:53)
- というより今のマガジンの連載漫画見てると、上で言われてるキャラが露悪とか性欲丸出しとか編集者の指示が原因なんじゃねーのって思えてくる（作者の今の作品知らないからそう思うだけかもしれんが) それなら打ち切られた理由も編集（の方針)との確執で納得できるし -- 名無しさん (2016-11-14 21:49:47)
- 各キャラのページまであるとか充実してるな -- 名無しさん (2016-12-15 19:30:20)
- ヤンマガで弾けた作風になったな -- 名無しさん (2022-05-16 19:03:56)
- 本編読んだことないが、とうじ作者が謝罪を自主的に投稿してて話題にならなかった？ -- 名無しさん (2022-05-16 20:52:10)
- まあどう考えても青年誌の方が向いてる作者だったな。大森さんは今でも好きだけど -- 名無しさん (2022-05-16 20:58:09)
- ようやく『サタノファニ』で水を得た魚の如く、作者の趣味ごった煮(エロ・変態フェチ・雑学・レズバトル・流血)と連載最長記録達成できて安心あんしん -- 名無しさん (2022-05-16 22:15:49)
- ヤングマガジンの変態漫画の一角を担う長寿連載 -- 名無しさん (2022-05-16 22:50:52)
- サタノファニの項目ないのね。この作者の作品どれも結構面白い -- 名無しさん (2023-03-04 13:02:05)
最終更新：2024年02月12日 22:01
