トルネロス

登録日:2011/03/12 Sat 11:25:45
更新日:2024/03/02 Sat 20:05:33
所要時間:約 4 分で読めます





■データ


全国図鑑No.641
分類:せんぷうポケモン
英語名:Tornadus
高さ:1.5m
重さ:63.0kg
タマゴグループ:未発見
性別比率:♂100♀0

タイプ:ひこう
特性(けしんフォルム):いたずらごころ(変化技の優先度が+1になるが、技を当てる相手があくタイプの場合は必ず失敗する)
隠れ特性:まけんき(能力を下げられた時、攻撃が2段階上昇する)

特性(れいじゅうフォルム):さいせいりょく(他のポケモンに交代するとHPが最大値の1/3回復する)

HP:79
攻撃:115
防御:70
特攻:125
特防:80
素早:111
合計さ:580

  • 種族値(れいじゅうフォルム)
HP:79
攻撃:100
防御:80
特攻:110
特防:90
素早さ:121
合計:580

努力値:攻撃+3


■概要


下半身に白い雲のようなエネルギーを纏う緑色の人型のポケモンで、白い髭に一本の角と雲から鞴のような物を出している。
所謂風神雷神の「風神」のような姿をしており、その雲から出ている鞴のような物は尻尾である。

因みに「雷神」であるボルトロスとは対の存在。
大変悪戯好きで、ボルトロスと共に時速300キロものスピードでイッシュ地方全域を飛び回っては
その尻尾から吹き出すエネルギーで民家を吹き飛ばすほど強烈な大嵐を起こし回っていたという。
だがその力で畑を荒らした事により、ランドロスから制裁を受けている。

余談だが対のボルトロスやランドロスと殆ど同じ姿をしている為、3匹合わせて通称「コピペロス」と呼ばれている。
Pokémon LEGENDS アルセウス』では彼らを指す呼称として「化身」が登場している。


■ゲームでのトルネロス


ブラックバージョンにのみ出現。
全てのバッジを入手した後に10番道路に行くと7番道路の嵐が酷いという話が聞ける。
その後7番道路に行くと嵐が吹いており、更に進むとトルネロスと会うイベントが起こる。

この後トルネロスは時間によってイッシュ地方の各地を飛び回り草むらでランダムで出会う事の出来る所謂毎回恒例の徘徊系ポケモン。
出会ってもすぐに逃げる点も同じ。

因みにトルネロスがいる場所には嵐が吹いているのですぐに分かる。

また個体値性格は始めに会った時に固定されているが、捕まえずに倒した後に殿堂入りすると再び個体値と性格が判定し直される。
厳選する際は覚えておこう。

ORASでも再登場し、厳選難易度が下がった。

第七世代でも捕獲できるが、ウルトラサン限定なので注意。

アルセウスでは遂に専用技「こがらしあらし」を獲得。
命中率の低さがネックだが、威力は高い上に追加効果も優秀。

■対戦でのトルネロス


ボルトロスの対の存在なだけあり能力値・特性は全く同じ。

タイプは飛行のみ。
これまで飛行タイプは完全にサブタイプ専用であった為、飛行単というタイプを持つのはこのトルネロスが初めてであるという特異な存在。
現在でも進化前を除けば唯一の単飛行タイプである。

…しかし単純なタイプ相性的には飛行単というタイプはボルトロスの電気/飛行複合の下位互換であり、初期は完全な劣化ボルトロスと認識されていた…
(ボルトロスが電気・飛行・耐性で勝るのに対し、トルネロスは「かたやぶり」や「じゅうりょく」等の影響下で「じしん」等が等倍で済むという程度)

ボルトロスと比べて「ぼうふう」「エアスラッシュ」「アクロバット」等の飛行タイプの攻撃技に恵まれているのが利点。
だが。一般的な需要は飛行技より電気技が上な為、大きな差別化になっているかは疑問が残る…。 

しかし基本スペック自体はボルトロス同様に優秀なため、そこまで悲惨なポケモンとは言い難い。

ボルトロスには出来ない役割として特性「いたずらごころ」+「おいかぜ」によるサポートが有名。
攻撃面でもボルトロスの技が「やきつくす」なのに対し、トルネロスは威力で勝りダブルでは相手全体への攻撃となる「ねっぷう」を使用可能。

また飛行技は半減が少なく等倍範囲が広いため局面によっては電気技よりも有用だったりと、ボルトロスとは完全に差別化された準伝説らしい戦いは可能。
一致「ぼうふう」使いの中でもファイヤーと並んで特攻が高いため、雨パでも活躍できる。
ただし、「あめふらし」持ちのペリッパーと枠を争うのが難点。

また禁止級が解禁されると一転トップメタと化す。
なぜならカイオーガとの組み合わせが非常に凶悪だからである。
あめふらしによる必中暴風でカイオーガの苦手な草を駆逐しつつ、追い風で全体攻撃のサポートをする非常に優秀なサポーター兼アタッカーなのだ。

ボルトロス同様の廃人御用達な厳選難易度が最大の壁か。
また第五世代では「アクロバット」+「ひこうのジュエル」の組み合わせで丁度HPに努力値を4振ったラティオスを確定一発に出来た。
しかしジュエルが削除された第六世代以降は使えなくなってしまった。

BW2ではフォルムチェンジ形態「れいじゅうフォルム」が登場。
コピペロスだなんだと散々叩かれたからだろうか。鳥型になっている。

しかし羽が生えているクセに「はねやすめ」は覚えない。
能力値が耐久寄りになっているのに……
ただ「とんぼがえり」と相性が良く、特性「さいせいりょく」でサイクル戦には強くなった。

ポケモンARサーチャーで入手可能なフォルムで、霊獣たちの中では一番最初に入手可能。

ARサーチャーで捕まえたランドロスを連れて行って手に入る「うつしかがみ」があれば自由にフォルムチェンジが可能となり、前作で捕まえた個体もフォルムチェンジが出来るようになる。


第七世代では


特に痛いのが「いたずらごころ」が大幅に弱体化した点。
ただし、これらは「いばる」「ちょうはつ」などの相手にかける変化技をつ遭う場合で、「おいかぜ」「みがわり」は問題なく発動できる。
また今作から追加された「Zワザ」は技の追加効果がなくなる代わりにベースとなった技の威力強化+必中となる。
これにより、メインウェポン「ぼうふう」、優秀なサブウェポン「きあいだま」の低命中を補えるようになった。


第八世代では「わるだくみ」、「ウェザーボール」を習得。
「どくどく」、「いばる」が剥奪、「めざめるパワー」が技そのものが消滅したが強みは十分。
今作のシステムのダイマックスが「きあいだま」以外の技と相性がよく「ダイジェット」による一致技が使えるのが非常に優秀。
シングルよりも「おいかぜ」によるサポートが強く30位圏内にはいってる。
なおまけんきが久々にレート解禁されたが、現状有用な物理技が無いのが残念。


第九世代では6月下旬頃に過去作から連れてこれるようになり、「こがらしあらし」は威力100、命中率80で30%の確率で素早さ1段階ダウンの追加効果を持った2体攻撃技に変更。
さらに「にほんばれ」「すなあらし」「ゆきげしき」を新たに習得し、全ての天候技を撃てるようになった。
ついでに「ゆびをふる」を新規習得。ゆびをふれるポケモンの中では種族値が高く、「いたずらごころ」による先制発動型と「まけんき」による悪タイプで止まらないデバフメタ型を使い分けれるのが特徴。

シングルでの使用率はそこまで高くないが、ダブルでは一転してトップ5入りしてるほどに高い採用率を誇っている。
追い風や天候始動要員としての適正の高さに加え、おんみつマントやゴーストテラスタルで以前よりも猫騙しによる阻止がされにくくなり、専用技が全体攻撃かつ同じく大暴れしてる水ウーラオスに弱点をつけれたりとランドロスやボルトロスらにはない強みで重宝されている。
なお、トルネロスが来たせいでただでさえ役割が細かったテツノコウベの息の根が完全に止まった


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最終更新:2024年03月02日 20:05