ホープ・エマーソン

登録日:2010/08/29 Sun 23:42:29
更新日:2020/10/15 Thu 22:23:20
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ガンアクション漫画「PEACE MAKER」の主人公で、「希望」の名を持つ男。

普段は少し間が抜けているが、いざという時は物凄く頼りになる男で、親父が凄い人。
(ここまで皆川主人公のテンプレ)

伝説の曲芸銃士の父親、ピース・エマーソンの遺品であるコルトSAA…別名「平和をつくるもの(ピースメーカー)」を自分の兄コール・エマーソンに渡す為に旅をしている。

その旅の途中で腹ペコ幼女ことニコラ・クリムゾンに出会い、一方的に頼りにされたのがきっかけで、町の決闘(デュエル)に出たり、ニコラを連れ戻そうとする凄腕銃士集団「深紅の処刑人(クリムゾン・エグゼキューター)」と戦うハメに。
度々無精ひげを生やしているためおっさんに見えるが、実は連載開始時の年齢は17歳程度と若者である。
兄に渡す為に携帯してる羽のレリーフがついた白いSAAはお守りであり、人を撃つ物じゃない。
銃を使うのは他人の人生を奪う、人の皮を被った悪魔を撃つ時だけというのがホープの信条。

ホープ自身は撃ち合いが大嫌いで、正直作中じゃ嫌々戦ってる。
銃は平和を作りたいと言っていた父の魂なのであまり抜きたくない。
どうしても撃たなければならない時はなるべく手や足を狙って人を殺さないようにしている。
これは高い実力の表れだが、それが嫌味にならないあたりホープはいいキャラをしている。
銃の腕はかなりの物でなんでもこなすが、その中でも特にクイックドロウ(早撃ち)に長じている。
一点の箇所に複数の弾を撃ち込む「スポットバーストショット」は神業とでも言うべき業で、三発の弾を撃つのに銃声が一回にしか聞こえない。
他にも複数の的を同時に撃つ「ゲットオフスリーショット」も得意。
スポットバーストショットが使える事でも解るが、ホープの射撃にはかなりの精密性があり、40ヤード(40mくらい)先にある銃の部品をも撃ち抜く。

普段は微塵の殺気もないが、本気を出すと一つの町を覆うくらいの圧倒的なプレッシャーを放つ。
そしてそのプレッシャーは、漫画的ビジュアルで表すとまるで天使の羽のよう。
銃の腕は凄いが生活の面ではてんでダメ夫。
金もないのに賭事して店の裏でボッコボコにされたりなんてのはしょっちゅうよ。

正直かなり情けないが決闘になると途端に輝き出すので、いわゆるギャップ燃えが発生する。

なのでホープもまた正統派の皆川主人公と言えよう。
しかし、最近少しばかり主人公としての旨味が無くなってきている気がする。

◆劇中の活躍
兄を捜す旅の途中、なし崩し的に「真紅の処刑人」との「決闘」に参加。
これに勝利し、更にその元締めであるクリムゾン・カンパニー総帥の孫娘、ニコラ・クリムゾンを保護する形となり、以後クリムゾンに狙われることとなる。

また同時に、銃士であるビート・ガブリエル、賭博士のカイル・パーマーらと旅を共にし、銃士でないにもかかわらず数々の戦いに巻き込まれる形となった。
その際、ビートの闘いがメインとなり、若干脇役になったのは秘密。


以下ネタバレ

旅の途上において、尊敬する父親のピース・エマーソンが、実はクリムゾンの部下であり過去非道を繰り返していたという事実を知る。
さらに、10年前にエマーソン一座を壊滅させ父親を再起不能にしたのは、他ならぬ兄コール・エマーソンだという衝撃の話を聞かされることとなった。
そして、G・O・Dの王者としてビートを破り、帰路についていたコールを追跡。
真相を問い質すため野良試合を申し込み、そこでコールから全ての真相を告げられた。
その上で、改めて父ピースの遺志を継ぐことを決意し、暴走するコールを阻止しようと本気で戦いに挑んだ。

…がしかし、その力量差は歴然であり、為す術もなく怨念のこもった弾丸を撃ち込まれ完敗、崖から転落し消息不明となった。


追記・修正は、SAAでスポットバーストショットを撃てるようになってからお願いします。

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最終更新:2020年10月15日 22:23