ゴルドス(ゾイド)

登録日:2010/02/14 Sun 01:19:46
更新日:2022/09/30 Fri 23:53:20
所要時間:約 6 分で読めます





「負けるとわかっていても、戦わなきゃならんことがある!」

「それが、男ってモンだ!!」


タカラトミーの『ZOIDS-ゾイド-』に登場する機体。



番号
RBOZ-004(旧)
RZ-008(新)

所属:ヘリック共和国
分類:恐竜型(旧) ステゴサウルス型(新)
ロールアウト: ZAC2030年
全長:30.3m
全高:15.1m
全幅:9.3m
重量:199.0t
最高速度:80km/h

武装・装備
(旧)
105mm高速キャノン砲×2
パノーバー20mm対空ビーム砲×2
銃座式マクサー30mmビーム砲
20mmビームランチャー
マクサー50mm砲×2
MAD磁気探知機
全天候3Dレーダー
その他レーダー

武装・装備
(新)
105mm高速レールガン×2
TRZ20mmリニアレーザーガン
ARZ20mmビームガン
パノーバ20mm地対空ビーム砲×2
AMD30mm2連装ビーム砲
マクサー30mm多用途マシンガン×2
ハイパーバイトファング
チタンスパイク×4
GPS磁気探知機



ヘリック共和国軍の情報戦の要として活躍した電子戦用大型ゾイド
共和国初の大型ゾイド『ビガザウロ』のフレームを流用した初期大型ゾイドの最終型であり、ビガザウロやマンモスとは共通する部分が多い。
また、同じくビガザウロのボディフレームを流用しているゴジュラスとも縁がある。

元々はマンモスなどと同じく輸送用として用いられていたが、開戦に合わせて偵察・電子戦用に改造された。
背びれがレーダーとなっており、機体の出力もサイズ相当に大きいため、その情報収集能力は高い。

確かに「電子戦用機」だが、この手の機体にありがちな、「装備がレーダー諸々中心で火力が貧弱」と言ったことがない珍しい機体でもある。
無論、本来前線に出る機体では無いが、戦力としてはそこそこ期待出来る。
また、レーダーと火器を連動させての精密かつ大火力な長距離砲撃や、部隊の指揮管制も熟すなど応用も効く。

ゴジュラスやマンモス、サラマンダーなどに比べて格段に扱いやすく、生産台数(=野生体の数)も多いために、
特に大型ゾイドの数が減った新世紀シリーズでは共和国軍の主力大型ゾイドとして大量に配備され、偵察・戦闘・指揮とあらゆる戦場・状況で活躍した

しかし、レーダー連動型の射撃兵装として最も有効なミサイルを一発も装備していない。コイツの精密飽和爆撃を喰らったら、サーベルタイガーだろうとフルボッコだと思うのだが……
強化タイプの一部としてミサイル装備型は存在する。

一応、格闘用の武装もあるが重装備故に機動性はとにかく低いので使われることはまずない。そのため敵の接近を許すとほぼ一方的にボコられる。

旧大戦期には「歴史に名を残すような華々しい戦果はないが、共和国の命運を賭けるような大会戦には必ず参戦し、情報戦の要として活躍した」程度の扱いだが、
上述した通り新世紀シリーズでは共和国の主力ゾイドとして、裏方から前線まで多くの状況で活躍した。
もっともこの手の機体の宿命か、出番が増えるとともに沈められることも多くなってしまうのだが……



以下、バリエーション


  • ゴルドスキャノン

「ゾイド2−ヘリック共和国VSガイロス帝国−」に登場した改造機。
ZOIDS SAGAシリーズでは「ゴルドス長距離射撃仕様」と呼ばれている。
特徴は、レールガンを排して装備されたロングレンジバスターキャノンと、装甲強化を兼ねたショックカノン。
ゴジュラスMk-Ⅱの量産型と同様の武装が施され、火力と防御力がアップした砲撃戦タイプである。

アイアンコングにも効果を発揮する大口径砲を、背びれのGPS磁気探知機の効果で精密に撃ち込めるため、非常に強力であり、
運動性の低下も元々格闘戦を想定していないゴルドスにとっては実質デメリット無し。というより、昔は輸送用に使われたゾイドなので重量増加も苦にならない。
指揮管制能力も高いため重砲部隊の顔役となった。
ゴルドスの長所のみを伸ばせる良改造であり、ゴジュラス以上にバスターキャノンの真価を発揮できる改造である。
バトルストーリー本編でも活躍している。



  • シャイアン

ゴルドスキャノンが更にパワーアップした機体。
今度は限定型の武装になり、バスターキャノンやショックカノンに加えて両頬にはビームガン、前足にはミサイルポッドが装備されている。
さらに背中には大型エネルギータンクも背負っている。

ジャイアンではない

「シャイアン」である。

「ダイダロスアタックだ!!」





  • キャノニアーゴルドス

ZOIDS妄想戦記に登場。
キットはシャイアンの色変えで、武装も共通。本体は紺紫、背びれが金色。
ファイヤーフォックスとの連携を主眼に開発された電子戦ゾイド。
劇中ではバスタートータスを失ったバスター・アイソップ少尉の新たな愛機となる。




  • アニメでの活躍

「ゴルドス!? 白いゴルドスだ!!」

共和国所属の機体が様々な戦場で登場しているが、やはり特に印象的なのは、第三話の「ホワイトゴルドス」だろう。

機体色は全身が白で、キャノピーのみ青い。

50年以上前の戦争で、城を放棄するときに「負傷していた脚ではついていけない」と見做され放置された、いわゆる野良ゾイドである。
しかし、自分が捨てられたとは知らず(薄々感付いていた節はあるが)、いつか仲間たちが帰ってくることを信じて、たった一匹でずっと基地を守り続けていた。
一途に主人を待ち続け、その場所をひたすら守るその姿に胸打たれた者は少なくないと思われる。

さらには、傷の手当てをしてくれたバンに対して二度までも助けに行き、
しかしそのバンから「お前の戦争は終わったんだ!」と真実を知らされてもなお振り切って基地へと走る、確固たる「意志」を最初から最後まで見せ続けた。

こう言った「ゾイド」と言うキャラクターを丁寧に描いたのも、無印の人気の秘密なのかも知れない。

何気に戦闘能力も高い。
右足を負傷し、パイロットもおらず、50年間メンテナンスも受けていない状態で、アーバインコマンドウルフ相手に真っ向から格闘戦を展開するのだが、
全ての状況が不利に働いていながら互角に渡り合い、「歴戦のゾイド」と言われるほど。
最終的に右足の傷からダウンするものの、コマンドウルフにもダメージを与えて撤退に追い込んでいる。


一方で無印の中盤以降は専らやられ役に回ることが多く、強化型コマンドウルフの大口径砲に簡単に倒されたり、
レイヴンジェノザウラーには数の優位がありながらフルボッコにされるなど不遇な扱いを受けていた。
もっとも戦場ではいろんなところで力強い砲撃戦を展開しており、毎回のアバンタイトルでも派手にぶっ放しているので地味に優遇組ともいえる。

GF編では磁力誘導装置を装備した金色のゴルドスも登場し、バン達を翻弄した。




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最終更新:2022年09月30日 23:53