芳乃零二

登録日:2010/10/03(日) 03:04:48
更新日:2023/07/26 Wed 09:15:33
所要時間:約 6 分で読めます





誰にも譲れない大切なものがあるなら、
決断するしかないんだよ

Reiji Yoshino

身長:173cm
体重:66kg
誕生日:4/13
CV.大須賀純(EXA)/舌純(EXS)

戦略破壊魔術兵器
  • サクラ
 形状:人型戦略魔術兵器
能力
  • 復元する世界(ダ・カーポ)

 BATTLE STATUS
  破壊力:F
 スピード:F
 射程距離:F
  持続力:魔力次第
機密動作性:精神力次第
 魔力総量:S
  成長性:S




先の戦争で両親を失った戦争孤児。『聖者の教誨』という施設で育った
皇樹 龍一とはその頃からの喧嘩仲

後に黒羽老夫婦に引き取られ、そこで黒羽 紗雪と出会う
老夫婦の死後、一度は『聖者の教誨』へ帰るも、再び紗雪と暮らすために四年間島外でバイトに明け暮れる


帰島後、ミルキーウェイで迷子になった鈴白 なぎさ、自分に一目惚れしたという里村 紅葉の二人に出会う
そして、初登校は偶然龍一も帰ってきており、なぎさ、紅葉と同じ教室になった


いい加減に見えるがその実芯がはっきりとあり、人を思いやれる優しさも持つ
その上なんだかんだで女性には強く当たれないフェミニスト。また自他共に認めるシスコン

不器用な性格だが根の部分は陽気でノリも良く、空気も読める
おまけにイケメンで家事スキルもそこそこ。ヘタれることもほとんど無いとかなりハイスペックだったりする


かつて『師匠』と呼ぶ人物に教わった『決断』を大事にしており、一度『決断』したことは梃子でも曲げない
他人の『決断』も、たとえ衝突しようとも尊重はする

頭の回転は早く、誰も思いつかないような奇策を建てることがある


過去のある事から、幼馴染みの水坂 美樹との距離を未だに取りあぐねている



以下ネタバレ

















これが互いの存在を賭けた戦いだってんなら―――
最後は、拳で決着をつけるのが男ってモンだろ


本来この『終末戦争』に関係のない、存在しえない『No.13(ミッシングナンバー・サーティーン)』ロキ

魔術の知識は皆無だが、パートナーであるサクラの能力や実戦から学習している
サクラを人間として実体化させる、神話級のあり得ない量の魔力を持つ

『復元する世界』は、本来事象を『巻き戻す』能力
だが零二が持つ規格外の魔力をもってしても、『24時間以内の状態に戻す』『24時間以内に出会った人を召喚する』ことしかできない
それも魔力は回復せず、『召喚せし者』は不死のため、前者はアフターケアにしか使えない
だが後者は、使いようによっては仲間を呼び出したり敵を戻したりと強力な武器にもなり得る

また、龍一との戦闘で技能『対人戦略予知視(ウルザブルン)』『神討つ拳狼の蒼槍(フェンリスヴォルフ)』の二つを得る
前者は究極の先読みといわれ、相手の次の手が直感的に分かるという能力。相手を理解しているほどに精度も増す

後者は「フルスロットル魔力パンチ」。その莫大な魔力を拳に乗せ殴るというだけだが、神話魔術に匹敵する威力を有する
ただしマホウではないので直接的にマホウを破壊することはできない


紅葉との戦闘でサクラを召喚し、霧崎剣悟との戦いで『召喚せし者』の戦いを身を以て知る
その後、サクラや紗雪と共にオーディンを探すため奔走。だが何の収穫もないまま『悠久の幻影』が訪れるたび、一人、また一人と人が消えていく

親しい人々が消えていく中、零二は苺から核心に至る事実を聞かされる

首謀者オーディンが自分の父・創世であること、サクラが実の母・桜に瓜二つであること
そして、母の形見だというブローチを預かり、苺を見送った

その後、美樹やサクラとの関係をはっきりさせ、万全の状態でオーディンに挑む


招かれた『終わりの世界』で、遂にオーディンと相対する零二
しかしオーディンに戦う気はまったくなかった

オーディンの目的は『究極魔法』によって桜を蘇らせること。そしてその為に必要な魔力のほとんどを零二が集めたことで、すべてがそろった、と
すべてを終わらせ、創世と桜と零二、16年前に失った家族の平和を取り戻そう、と


だが、零二は今まで背負ってきたもの、打倒してきた者たちのため。サクラを「紛い物」と呼び、『究極魔法』の犠牲にしようとしたことも合わせ、戦うことを『決断』する


しかしその実力差はあまりにも大きすぎた
もともと戦闘向けでない零二の能力はオーディンに決定打を与えられず、逆に『天地創造の神槍』の力を『復元する世界 術式固定』で戻し続け、徐々に消耗していく


魔力もほぼ底を突き、敗北したかに思えた

けれど、サクラがなぎさに勝利したことで魔力が回復し、さらに12のマホウツカイ全員の想いに応えるべく、更なる能力に覚醒する

『復元する世界 蘇りし記憶(ダ・カーポ カーテンコール)』

今まで倒したマホウツカイと半身であるサクラ、12人すべての能力の再現である

だがそれでも、「永遠」を自らに定義したオーディンを倒すには至らず、今度こそ完膚なきまでに敗北した



そこで思い出す。初めてサクラと出会った時のことを

苺から預かった母のブローチ。それを通じて聞こえる桜の声
ずっと自分を見守っていた桜。その彼女の魔力を、想いを汲んで零二を護ってきたサクラ

母の願い、哀しみに囚われた創世を救うべく、零二は再び立ち上がる

神を名乗り過去に縋るオーディン、人間として未来を切り開こうとする零二

そして零二は、己が魔法の本質へとたどり着いた

『復元する原初の世界(ダ・カーポ ゼロ)』

それは今まで使ってきた力の真の姿
あらゆる力も概念も、すべてを戻し無へと帰す零二の本当のマホウ

それは『天地創造の神槍』すら例外ではなく、永遠を失い人へと戻った創世は零二の拳に貫かれた
神話にある、ロキの生み出したフェンリスヴォルフに、オーディンが喰われる運命がごとく

創世は父として、自分のような道をたどるな、と言い残して消えていった


すべてが終わった
だが、最後にサクラからのお願い。それは『究極魔法』によって皆を蘇らせるというもの
『究極魔法』はマホウを犠牲にする。だから零二は『決断』する


すべてを取り戻し、サクラも失わない


二心同体のマホウツカイが放つ桜光。その名は――『誰もが願いし平和(フォルテシモ)』


それは二人が失ったものを取り戻す、穢れなき光だった

そして、その光は--

一つの世界があった。
そこは全ての可能性を重ねた世界。
マホウツカイ全員と芳野桜、芳野創世、相良苺が生存し、最終戦争を各々の形で覚えている世界。
二人が失ったもののすべてを取り戻した『復元された世界』。
その世界で友人らに挨拶を交わし、少年は桜の元へ行く。
そこには--

「------おかえり、サクラ」

「------ただいま、レイジ」

最終戦争はここにて、終結した。

Kadenz fermata//Akkord:fortissimo

最終戦争の後、取り戻した日常を謳歌しており、その中で犬猿の仲である紅葉と沙雪を諌めたり、男友達のマホウツカイと異能バトルをしたり、両親と反抗期気味であるが良好なコミュニケーションをとったりと充実した生活を送っていた。

そんな日常が夏休みの前日まで続いていたが、その日に同じ戦争孤児であったフレイアという少女と再会した日の翌日、マホウに酷似した武器でフレイアとその仲間にサクラ、紅葉、天音共々襲撃される。
同じ頃、沙雪と龍一、なぎさと陽菜子が別のフレイアの仲間に襲撃されていた。
各々の奮戦の結果撃退には成功した。

しかし驚くべき事にフレイア達はマホウに酷似した武器を利用した異能を使用し、マホウツカイの能力で干渉すればそれらを無効化したのだ。

それらの事実をある人物に相談し、彼からフレイア達の正体を知ることになる。

彼女達はマホウツカイの力を恐れた極秘機関が、人員を収集し設立した特殊部隊。
マホウを模倣した結果生まれたキセキなる武装を使い魔術を使用する者達--キセキツカイと呼ばれる騎士達の組織。
その名は--七聖騎士団(セブンス・コード)。

その目的は驚異的な力を持ち、十数年前に戦争を起こしたマホウツカイからマホウを奪い、そのマホウを保管すること。
それらを行いマホウツカイを無力化することで世界の平和を保つことであった。

敵の正体が「正義の味方」であることに苦笑しつつもマホウツカイは決断する。
顔も知れない人物達にマホウを渡しても、本当に世界の平和の為になるのかという疑問。
己が力であるマホウを奪われることで有事の時に何も出来なくなる事の懸念。
何より--マホウを失うことはサクラを失う事になる。

それらを是としないマホウツカイは新たな戦い、七聖騎士団との戦いに全員で立ち向かうことを決断した。


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最終更新:2023年07月26日 09:15