映画 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち

登録日:2012/04/23(月) 13:28:35
更新日:2024/01/15 Mon 23:18:55
所要時間:約 9 分で読めます




\女の子は誰でもプリキュアになれる!/



2012年3月21日より公開を開始した3月下旬~4月上旬期(いわゆる春休み公開)の『プリキュアシリーズ』映画作品。

プリキュアオールスターズ 』シリーズの第4作目(厳密には短編と3Dシアターを入れて6作目)。
ただしDXではない(=DX3部作に含まれない)事に注意。


『プリキュアオールスターズ』の新たなるステージとして新機軸の投入や展開の取捨選択を行った事が大きな特徴で、
特に映画オリジナルのプリキュアが登場する事、オールスターズDXのボスキャラ・フュージョンの復活が今回の目玉である。

敵のストックが無くなったわけじゃないぞ!


また各プリキュア達の家族や友人、関係者などが画面の隅にちゃっかり出演しまくっているので歴代プリキュアを見てきた人はニヤリと出来るであろう。


BD特典は
  • ノンテロップ版EDムービー
  • メイキング版EDムービー
  • 舞台挨拶
  • 公開記念特番
などなど。



★本作時間軸の注意点

時間軸はオールスターズDXの続編となっている。
だがオールスターズDXでは14人(フレッシュ初期チームまでのメンバー)でフュージョンを倒していたのに対し、
今作の冒頭ではキュアパッション・ハートキャッチチーム・スイートチームまでが加わっていた為、


DXでフュージョンを倒す
→フレッシュ、ハートキャッチ、スイート達がラスボス倒す
→フュージョン復活
→今作冒頭で倒す
→飛び散る
→一部分離体がフーちゃんとして再復活


ということになる。
自らを生み出した存在であるブラックホールがDX3で倒されたのに復活している辺り、さすが子安、しぶとい。
フーちゃんの声は子安じゃないが。

なお、同胞達はCV:子安であり、あゆみの気持ちが伝わったフーちゃんを無視して往生際悪く抵抗していた。



☆以下、普通のネタバレ☆



★あらすじ

怪物フュージョンが突然現れ横浜の街は大パニック!
逃げ惑う人々と崩壊する街を助けたのは伝説の戦士プリキュアだった。

坂上あゆみもその現場で戦うプリキュアに救われた一人。
しかしあゆみは、横浜に引っ越して来たばかりで学校にも馴染めず友達も出来ず思い悩んでいた。

自分はプリキュアのように強くは無いのだ、と諦めて。

そんな時、あゆみは不思議な生物フーちゃんに出会い友達となるのだが…。




★登場人物
プリキュアについては後述。

どうしよう! あたしプリキュアの敵になっちゃった…(ToT;;;)
坂上あゆみ
CV:能登麻美子
家の事情で横浜に引っ越してきた引っ込み思案の少女。
プリキュアのファンだが同時に勇ましく戦う彼女たちと引っ込み思案な自分との違いを自覚し劣等感を抱いている。
新しい生活に馴染めない中でフーちゃんと出会い友情を育む。
しかしフーちゃんとプリキュアたちの戦いを目の当たりにして、フーちゃんをかばいプリキュアを妨害する。
そしてフーちゃんが暴走していく様を目にして……。


あゆみ、たすける。あゆみをなかせる、ゆるさない。
フーちゃん
CV:熊田聖亜
本作冒頭でプリキュアに倒されたフュージョンのカケラ。
当初は手のひらサイズで「フー」と鳴くだけだったが成長と共に体が形成されカタコトながら言葉を喋るようになる。
外に出る時はあゆみの数珠形ブレスレットに変化して一緒にいる。

あゆみに拾われて友情を育み、彼女の「小さいんだから、ムチャしちゃダメだよ」「いっぱい食べれば大きくなれるよ」と言う言葉と、
「こんな街嫌い。全部なくなればいいのに」という愚痴に感化され、あゆみが嫌うものを吸収して成長の果てに暴走していく。



★本作のオリジナルプリキュア


\思いよ届け! キュアエコー!/


ポスターで散々バレているので今更隠さないが、29人目のプリキュアは坂上あゆみが変身する。

その名もキュアエコー

フュージョンに吸収されたあゆみが「フーちゃんに伝えたい思い」を希望の光に転化して纏った姿。
覚醒時は光の柱に包まれた状態だったので変身バンクは無い。

スイートで出せと言ってはならない。

今回は必殺技を使用しなかったので、「対話のためのプリキュア」と言うのが相応しいかもしれない。
でもそれなんてガンダ(ry

映画プリキュアと銘打っているが、「キュアデコル」らしき物が確認出来た。
パンフレットには「映画スペシャルキュアデコル」と商品名が明記されている。

小説版では、変身が解ける際に「胸のキュアデコルが~」とはっきり書かれている。



★本作に登場する他のプリキュア

スマイルプリキュア!
キャンディを通じてフュージョンのカケラの捜索を要請される。
途中あゆみと出会い無自覚に自分たちの仲の良さをアピールし、あゆみの孤独感を増進させフーちゃん暴走のきっかけのひとつとなってしまう。

物語冒頭にあゆみとぶつかり彼女を追いかけてはぐれる。
はぐれた先で響たちスイート組と出会い変身を目撃し自分も変身。見た目5人プリキュアに見えるけどデザイン上違和感だらけである。
後半ではあゆみの悲しみを理解した上で「伝える事」を説得。あゆみの味方になると約束し、彼女を暴走するフーちゃんの元に送り届けるために戦う。
十数人の中に関西弁一人は目立つ。
フュージョンにお手玉されてメロディに助けられる。
おかん。
安定の解説役、察する力は天下一。



フュージョンのカケラを探す途中、あゆみにぶつかり彼女を追いかけて奏たちとはぐれ、そこでみゆきと遭遇。
ハミィとキャンディが話してるのを目撃して二人揃って慌てるが、それで互いにプリキュアだと分かったらしく変身をみゆきに見られても平然としていた。
はぐれた響を非難するが逆に響の信頼に顔を赤らめる。もはや夫婦。
変身をみゆきに見られてビート・ミューズ共々大慌て。
本作の後は映画ハグプリまで喋らなかった。
当てずっぽうで適当なところを指差した響の物真似をする。
フーちゃんをかばうあゆみに対して、フーちゃんを渡すよう諭す。
しれっと個人必殺技を2回使っている。
奏と同様、本作の後は映画ハグプリまで喋らなかった。


ミラクルライトの呼びかけにギリギリ間に合い安堵する。
ミラクルライトの呼びかけに遅刻しそうになってラブと意気投合する。
遅刻寸前の理由となったえりかをたしなめる。
今回プリキュア陣のリーダー格。フュージョンの特性を看破し囮役をかって出る。


ミラクルライトの呼びかけに応じるも勢いだけで飛び出し、しっかり迷子に。えりかと意気投合する。
チートアカルンワープは健在で山下公園から勝手に引っこ抜かれて攻撃手段にされた氷川丸を元の場所に返却した。









★以下今作最大のネタバレ★

まだ見てない人、特に最近のプリキュアよりも初めの頃のプリキュアの方が好きな人は注意










初代、S☆S、GO!GO!メンバーは一切喋らない。
必殺技は冒頭部にちまっと。変身シーンも無い。
「はっ!たあっ!」どころかテーマ曲すら流れない。
無論、出るだけのため各キャラの見せ場なんざ全くない。
初代のみ辛うじてあるか…?


妖精達など登場するのはフレッシュメンバー以降であり、それ以前のメンツは姿すら見せない。


EDテロップが妙に寂しい。


角川つばさ文庫小説版のみブラックの「おまたせっ!」のセリフが入る。



翌年には『ドキドキ!プリキュア』のメンバーを加えた『NewStage2』が公開。
あゆみも少しだけ出演している。

また、『ハピネスチャージプリキュア!』のメンバー(キュアハニーは登場するも変身者の正体が未判明で、キュアフォーチュンは未登場)を加えた『NewStage3』が公開。
さらにあゆみも再登場し、『NewStage2』の妖精であるグレルとエンエンによってキュアエコーも再登場を果たす。
晴れて正式なプリキュアになったが、翌年の2015年春公開の『春のカーニバル♪』では登場せず、あゆみちゃんとパートナー妖精であるグレルとエンエンはモブとしての登場であった。

しかし、2016年春公開の『みんなで歌う♪奇跡の魔法!』の予告やチラシなどでエコーの姿があり、『NewStage3』以来の登場となった。
(それと同時に公式プリキュアとカウントされるのは『NewStage』以来)
『ハピネスチャージ』のキュアフォーチュン、『Go!プリンセスプリキュア』のメンバー、そして『魔法つかいプリキュア!』の初期メンバー2人との初共演を果たした。
(ちなみに『Go!プリンセス』のメンバー達は、エコーの事を知っているらしい(詳しい内容は不明))
さらに遂にEDダンスで初登場を果たした(やったね、あゆみちゃん)。
なお、グレルとエンエンはパンフレットで名前のみが掲載されており、本作品には登場していない(なお、『NewStage3』に引き続きあゆみ(エコー)のパートナーを務めている)。


追記・修正は横浜スタンプラリーを巡ってからお願いします。

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最終更新:2024年01月15日 23:18