登録日:2011/09/18(日) 16:38:43
更新日:2020/10/04 Sun 17:38:58
所要時間:約 3 分で読めます
読み方は「とうめけい」
決して「ふゆめけい」では無いのであしからず。
確かなデッサン力、独特で粗めの画風や、
感情の繊細な機微、日本人的な情緒が漂う作風などが特徴の漫画家。
神奈川県座間市出身。
一部では冬目姐さん、または姐さんの愛称で親しまれている。
絵のタッチから男性と間違われることが結構多い為、「実は女性漫画家」という場合の代名詞的存在。
初期で鬱系の話が多いのは、「いつか世界の終わりが来てみんな死ねばいい」
とか思ってたから。
さすが姐さん、厨ニ病パネぇっス。
それが治まって、コミカルな表現も増えてきたのだが、根の暗さだけはどうしようも無いんだそうな。
どうしようも無いなら仕方ない。
さて、冬目景を語る上で欠かせないのは、相当なレベルの遅筆である点だろう。
ついたあだ名が女版冨樫という所からも、その遅さが窺える。
…いや、毎日ちゃんと仕事はしている。
ほとんど毎日漫画を描いてもいる。
ただ、規則正しい生活を送り、加えて同じ連載を続けるのが苦手なだけなのだ。
しかし冬目景マニアはそのくらいじゃあヘコタレない。
「冬目姐さんの新刊だ…!
ふふっ、次は何年後かなぁ」
待つ月日すら楽しむ……これが通。
逆に落とさず連載が続いたり、一年間で数冊の単行本が出ようものなら、
災害の予兆と不安になったり「姐さん過労で倒れちゃうぅー!!?」
とガチ心配になったりする驚異のドM集団と言えよう。
さて、そんな冬目景だが一般的な知名度は高くない。むしろまだ低い。
が、漫画好き界隈ではなかなかのメジャー作家。
定期的に個展を開いたり、画集だけで五冊も出版されている事からも人気の程は窺えるだろう。
そして意外と顔が広く、沙村広明、玉置勉強、ウエダハジメなど、
サブカルスキーに堪らないメンツと旧知の仲だったりする。
作品紹介
●完結
代表作。
まるで吸血鬼のように血が欲しくなる高城家の奇病。
高城一砂とその姉千砂、二人の未来は果たして…
舞台は大正、探偵松之宮と謎の助手少女真夜が事件に挑む。
真夜かわいい。
この学園は、天才を作り出す実験施設だった。
真実に気づいた少年少女達は脱走を企てる。
冬目景作品の中では評価低し。
しきみ野アパートは奇怪妖怪おばけ屋敷。
これはゾンビですか?いいえアコニーです。
美大予備校に通うももの優しくてのんびりでほろ苦くて甘酸っぱい日々。
親父萌え
もののけの街で写真館を営むヨオ。
思い出を写す生き人形イアン。イアン自身の思い出は…
毒ガスで全校生徒皆殺しした間尾。
生き延びた三人は生還できるのか!?
間尾のかわいさは異常。
短編集。初期の絵柄なので好みは別れるかもしれないが、
ストーリーは素晴らしい物ばかり。
羊のうたと双璧を成す人気作。
大学卒業後フリーターのリクオがカラス少女になつかれたり片思いの相手と再会したり…
隔週刊誌のビジネスジャンプで月イチ集中連載がパターン化してる
18年の時を経て2015年に完結、5年後の2020年では動画工房制作によるテレビアニメが放送された。
謎の美女と、建物の持つ「記憶」を覗く不思議な体験。
建築好きにはたまらないかも?
妹がガチでかわいい。
内気な少年ティートはジータと出会う。
不老不死をめぐる小さな冒険。
珍しく舞台が西洋。装丁が豪華すぎてビビる。
放置作品と思われていたが新装版で一巻完結であると明言されてしまった。
●連載中
天才蘭学者の手により蘇った迅鉄は、喋るカラクリ刀を携え渡世人として渡り歩く。
実は冬目景作品で一番だという人も少なくない。
14年を経て連載再開した。
ギター大好きJKと歌のうまいJKが音楽活動にかかわっていくという最近の流行りっぽいお話。
追記・修正は新刊の発売を待ちながらお願いします。
- 女性漫画家で一番画力が高い冬目姐さん。 -- 沓名 (2013-12-16 19:31:58)
- 何かこの人も、ADHDっぽい。 -- 名無しさん (2014-06-15 13:53:42)
- ZERO の時が一番姐さんの鬱最高潮。 -- 三住 (2014-06-17 10:33:02)
- 黒鉄は、文庫版で一巻だけ読んだ。あーゆーの好き。 -- 名無しさん (2014-08-11 22:31:55)
- ↑いつになったら連載再開するのだ・・・。 -- 柴嶺 (2014-08-13 17:25:29)
- 中高の美術部の部室に置いておくべき、この人の漫画作品。 -- 宮倉 (2014-08-14 12:10:17)
最終更新:2020年10月04日 17:38