前方のヴェント

登録日:2011/02/26 Sat 22:18:14
更新日:2024/03/19 Tue 19:53:50
所要時間:約 5 分で読めます




とある魔術の禁書目録の登場人物。

CV:平松晶子

ローマ正教『神の右席』の魔術師。血液型はB型RH-。司るは『神の火(ウリエル)』、色は、属性は風。

初出は11巻、本格的に登場は13巻の罰ゲーム編。
武器はハンマー。


服装は真っ黄色で、中世フランスの女性市民が着ていたような服装をしている。
髪は亜麻色の短いくせ毛で、常にシスター頭巾を被っている。
顔中にピアスをつけ、目元はキツい化粧、舌のピアスからは細い鎖がぶら下がり先端に十字架がくっ付いていて、喋り方も挑発的、
となんとも嫌悪感が沸かずにはいられない人物。


武器のハンマーを振り風の刃を飛ばして攻撃する。「ぶっちゃけそんなに強くなくね?」とか言っちゃ駄目。
一見周りと比べて弱そうだが、実はそれにカラクリを仕組んでおり、仕組みが分かっても対策を講じにくいのだ。
また目視もレーダーでの探知も不可能な風の結界を常時周囲に纏っているので、対戦車兵器の直撃に耐えうるほどの防御力があるのも地味にイヤラシイ点である。




――以下ネタバレ――
























『神の右席』としての主力術式は『天罰術式』

インデックスさん曰わく「どこだろうが誰だろうが、神様に唾を吐く者を許さないって理屈だね!」という、
名前からも説明からも嫌な予感しかしない神の扱う術式。


効果は「悪意を向けてきた対象を昏睡させる」という単純明快極まりないもの。

しかも距離や敵味方は関係ないし、防犯カメラ越しでも関係ない
特に学園都市は我々の暮らす現実世界よりもマスメディアやインターネットが発達・普及している超情報化社会なので、
テレビやSNSでヴェントの写真・動画が拡散されようものなら、どこまでも無尽蔵に被害が広がっていく。
細かく言うと無力化のレベルには3段階あるけど、とにかく無力化するんだと思えば良いと思うよ(死ぬわけではない)。
これらは精神攻撃の類ではなく肉体に直接作用するものであるため、どんなに強固な精神を有していても、
学園都市最強の一方通行だろうが、思考即発動能力持ちであるアウレオルスであろうが、
チート性人…もとい聖人の神裂火織だろうが必ず無力化する
まさしくチートである。
これによって学園都市の警備員の7割を無力化し、一般市民にも被害が出た。

従って彼女の過剰なまでの攻撃的な風貌と言動は、本人の性格とかもありはするが、相手に敵意を抱かせるための蒔き餌
本人の素顔は絵師のはいむらきよたか氏のHPで確認可能であり、色白で透き通った青い目をした大変な美人である。
またよく見てみると結構スタイルも良い。まあ、禁書世界の女性は一定以上のサイズになればどんな服を着ていても乳袋が生じるけど。
そんなお姉さんが無理して限界まで目を見開いて相手をビビらせようとしていると思うとちょっとかわいく感じるのは気のせいであろうか。

ちなみに我らがヒロシ、木原くンは草むしり感覚で対戦車ミサイルをぶっ放すような人なので、この天罰を喰らってはいない。
要するに『草を抜く=人を殺す』みたいな作業感覚だと思えばわかりやすいか。
どこぞのスタンド使いにもいたような、能力とやられ方である。



無論、そげぶな右手を持つ上条さんにも効きませんでしたとさ。


因みに、割と対処に苦労した『風の刃』は『ハンマーを振るって』出すのではなく『舌の十字架の軌跡』に沿って対象を狙うというもの。
理屈は分かっても『つい反応』する為、非常に避けにくい。


そして、彼女はテンプレのように彼を苦戦させるも、科学サイドの対魔術兵器『ヒューズ=カザキリ』の援護もあってやっぱり結局そげぶされ、
後方のアックアに救出された。


どうして彼女がこうまでなったのかと言えば、かつて弟と共に遊園地のジェットコースターで事故に合い、緊急手術が行われたが、
血液の問題から輸血が1人分しか間に合わず、弟の希望で姉のみが助かることになってしまう。

助かった姉からしては科学が弟を見殺しにしたとしか思うことが出来ない結末であった。


そのことから科学を憎み、世界を救いある魔術一色の世界にしようと『神の右席』に登りつめる。

えっ? 「なら血液型や人間の身体を創った神を恨むだろ」だって?

あぁ、そうだよ! 完全なお門違いの逆恨みだよ!!


――以下20巻以降のネタバレ――


エリザリーナ独立国同盟での右方のフィアンマによるサーシャ=クロイツェフ争奪の襲撃時に、十字教を荒らすフィアンマを倒すため登場。


『神の右席』を抜け、そげぶされた『天罰術式』も使えなくなった様子。

但し、右席を抜けたことにより通常の魔術が使えるようになる。


ビアージオが、キオッジアで使った術式『女王艦隊』との親和性が高く、攻撃対象をヴェネツィア以外に変更させる『刻限のロザリオ』を作ったのは彼女らしく、
フィアンマ戦では1人で旗艦『アドリア海の女王』を顕現させて応戦していた。



が、所詮噛ませであった




余談ながら、無印では上条さんにそげぶされて仲間にならなかった唯一の女性。
ただ、そげぶされて価値観が変わり、『神の右席』からは離脱し、フィアンマに対抗すべく独自に行動をしている。
吹寄なんかよりよっぽど対カミジョー属性な気がするのは内緒だが、どんな人も彼の右手に影響されるものなのだろうか?

ちなみに新約では、上条さんにそげぶされて仲間にならなかった女性として、新たにマリアンが追加された。
しかも彼女は、そげぶされた後も更生せずに再度上条さんの敵として立ちはだかっている。


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最終更新:2024年03月19日 19:53