メガレッド/伊達健太

登録日:2011/12/08 Thu 08:09:02
更新日:2023/12/25 Mon 22:28:23
所要時間:読めるぞ!約 4 分の項目





「メガレンジャーって、ゲームだろ?」


伊達健太とは、電磁戦隊メガレンジャーに登場し、メガレッドに変身する、諸星学園高校の3年生である。


演:大柴邦彦(現:大柴隼人)


三度の飯よりゲームが好きで、毎日ゲーセンに通っており、その実力もかなりのもの。
また、焼き肉も大好きで、I.N.E.T.(世界科学連邦)の怪しい勧誘にも「焼き肉奢ってくれるなら」と滅茶苦茶な条件を突きつけた上でOKしている。
ちなみに展開的にこういうのはお流れになってしまうことが多いが、彼はその後本当に焼き肉を食べていた。

よい子の皆は焼き肉だけで知らない大人に付いて行っちゃ駄目だぞ!


【人物】

上記の通り、ゲームが大好きな高校生。
正義感が強く、子供相手に大人気ない要求をする「ゲーセン荒らし」の勝負を買い、対戦格闘ゲーム「MEGARANGER」で勝負し見事に完封勝利した。

その実力を見込まれて、I.N.E.T.からメガレンジャーにスカウトされる。
ちなみに、緊急事態で仕方なく変身した他の4人や、勝手に変身ツールを作ったメガシルバーとは違い、
ゲームを通じて正式にメガレンジャーとしてスカウトされた唯一の人物。つまり意外にも正規メンバーは本来彼だけである。

実家は生果店で劇中では母親が登場(父親はVシネマ『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』のみ登場している)。

デジタル研究会のメンバーのくせにパソコンを見るだけでじんましんが出る体質。
また、勉強も大の苦手で、テストの順位が学年最下位だった事もある。

メガレンジャーのリーダーはメガブラックこと遠藤耕一郎に任せているものの、戦闘時には敵を恐れず突っ込む、切り込み隊長的な役割を持つ。

竹を割ったような明るい性格だが、正義感と責任感の強さが裏目に出る事があり、
それをかつてのDr.ヒネラーこと鮫島博士と似ていると指摘された事がある。

兄貴風を吹かせる上、どこかおちゃらけた雰囲気のメガシルバーこと早川裕作を当初は嫌っていたが、後に打ち解けている。


【メガレッド】


インストール・メガレンジャー!

3・3・5

MEGARED
READY

OK


スーツアクター:横山一敏

上記の掛け声と共に変身ブレス「デジタイザー」を展開、3・3・5のコードを入力することでメガスーツを装着。
メガレッドに変身する。

健太の変身するメガレッドはパソコンの力を持つ戦士。
基本能力はそこまで高くなく、特殊な能力も持たないが、戦闘データを蓄積する機能があり、戦えば戦うほど強くなる。
イッセンマン……? なんのことですか?


  • ドリルセイバー
ゲームの裏技メガレッド専用武器で、ドリルのついた
一応、専用装備というわけではなく、メガピンクに貸し出した事もある。
必殺技はドリルを回転させながら切り裂く「セイバースラッシュ」
健太が身体ごと回転して敵に突っ込む「スクリュードリルセイバー」もある。

  • メガスナイパー
メガレンジャー5人の共通武器。
分離して二丁拳銃としても使える。

  • ドリルスナイパー
ドリルセイバーとメガスナイパーを合体させた武器。
必殺技は「メガニックバスター」
ドリルの先端にダブルトップという強化ユニットを装着することで、ドリルスナイパーカスタムに強化できる。
必殺技は竜巻状の光線を放つ「ハイパーメガニックバスター」

  • バトルライザー
第19話にて装備された、ブレス型強化ツール。
01ボタンを押すことで腕力が増強、「ライザーパンチ」「ライザーチョップ」を放つ。
02ボタンを押すとレーザーバルカンを放ち、03ボタンを押すとドリルスナイパーカスタムなどの武器を一時的に強化させる。
サポートロボ・デルタメガの遠隔操作もこのツールで行う。


【登場マシン】

基本的にはメガシャトルおよびギャラクシーメガのメイン操縦を務める。
巨大ネジレ獣へのトドメ時に「ゲームオーバー!」と叫ぶのももっぱら彼の役目。
後半はロボイジャー1およびメガボイジャーを操縦するが、クリスマス回ではスーパーギャラクシーメガを操縦し、
怪人としての正体を現した邪電戦隊ネジレンジャーをメガボイジャー、メガウインガーと共に迎え撃った。


【その後】

忍風戦隊ハリケンジャー』の追加戦士たる天空忍者シュリケンジャーが健太に似たしがない探偵・柿生太郎に変装しているが、その関係は不明。

Vシネマ『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー

最終回で無事卒業証書を掴み、皆それぞれ進学した……と思いきや、なんと一人だけ浪人していた事が発覚。最終回の感動返せ。

劇中では星獣を呼べず、宇宙海賊グレゴリに苦戦する星獣戦隊ギンガマンのピンチに颯爽と現れる。
大学構内でリョウマの衣装を着る(ギンガの森出身のリョウマ達は目立つ衣装を着ているから当世風の衣装を着させていたにもかかわらず)、
傷つきながらも戦士として戦おうとするリョウマの思いを汲む……などなどメガレンジャーのメンバーで一番目立っていた。
さらに『メガレンジャー』本編では正体を頑なに隠していたはずが、名刺を自作していた。
まあ最終盤で正体バレしてしまった後なので健太らしいとも言える。


Vシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』

「歴代戦士を率いて戦った赤の戦士達」として、歴代戦隊レッドと共に名乗りを披露した。
「本来のリーダーはメガブラックなので該当しないのでは……?」というツッコミはこの際よそう


海賊戦隊ゴーカイジャー』に

第39話「どうして? 俺たち高校生」にレジェンド戦隊の一員として登場。
なんと諸星学園高校の教師となっている。

あの勉強嫌いの健太が……人とは変わるものである。

また、現在のデジ研の顧問もしている。
もっとも、部室で焼き肉をしたことがあるらしく、生徒から焼き肉禁止令を出されているのだが……相変わらずである。
ゴーカイジャーの6人を学校に招き、メガレンジャーを象徴する「青春」を謳歌してもらった。


映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦

生き残っていた数少ないスーパー戦隊の1人として登場。
その後、ディケイド1号にカメンライドした仮面ライダーディケイドに敗れて消滅するが、
最終決戦にてレジェンドライダー・レジェンド戦隊共々復活し、ショッカーザンギャック連合に挑んだ。


【余談】

健太を演じた大柴氏は誕生日が8月29日(焼肉の日)であり、プライベートな趣味がサーフィンというメガレッドになるべくして生まれたかのような俳優でもある。
現在は俳優を引退後、なんと焼肉店のオーナーをしており、店のHPにも写真が掲載されている。

また、彼のみが正規にスカウトされている戦士で、全員同時加入なので目立ちにくいが、
当時としては非常にレアなリーダーではないレッドであり、しかも勉強なども苦手……という、いわゆるレッドらしくなさを押し出したキャラでもある*1
その為、ある意味後の塚田英明Pの戦隊レッド造形の原点ともいえるキャラであったりする。



“追記・修正”? やってもいいよ。焼き肉奢ってくれるならね!


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最終更新:2023年12月25日 22:28

*1 元々はリーダーじゃないという設定だったが、役者の頼りがいなどで結果的にリーダーっぽくなっていったニンジャレッド/サスケや、前作『激走戦隊カーレンジャー』のレッドレーサー/陣内恭介が能天気さなどでコメディリリーフ的な面はかなり強かったものの、なんだかんだリーダーをきっちりやってたのを考えるとその特異さは際立つ。