クラウス・G・S・イングヴァルト

登録日:2013/01/15 (火) 01:26:32
更新日:2022/02/25 Fri 17:42:51
所要時間:約 4 分で読めます






魔法少女リリカルなのはViVid』の登場人物。
本作のヒロイン「アインハルト・ストラトス」の先祖。

CV:内田雄馬

古代ベルカに存在したシュトゥラ王国の王。幼少期は第一王子だった。
「シュトゥラの覇王」とも呼ばれ、物語でも英傑として現れる人物。
王族としては明るく親しみやすい人物で、格闘術を身につけており試合をすることを楽しむ。

シュトゥラの雪原豹を城で飼っていた。『ライゼ』と名付けられた個体がいるが、ほかにもたくさん飼っていた様子。
不運にして死産となってしまった雪原豹の子どもに考えられていた名前『アスティオン』は、後にアインハルトが自身のデバイスにつけた名前となった。

ある日の曇天の日(古代ベルカは戦争のせいで晴天はないに等しい)、聖王家から留学生という体裁で出された自分と年の近い少女と出会う。
その少女こそヴィヴィオのオリジナルである『オリヴィエ・ゼーゲブレヒト』であった。
ちなみに出会う前に一往復半ほど手紙で交流はしていた。

留学生といっても、実質は人質交換だったのではと推測されているが、オリヴィエにもクラウスにも共にいる時間は幸せな時間だった模様。
その後、二人で学問を学んだり、オリヴィエがエレミアの腕を、
使用可能(武具だったので許可が出るまで使えなかった)になってからは武術の鍛錬を共にしていた。

後にエレミア一族の人間、ヴィルフレッド・エレミア(通称:リッド、ジークリンデ・エレミアのご先祖様)とも出逢い良き友人となり、
魔女クロゼルグとも友人で、戦乱の中、つかの間の平穏で幸せな日々を送っていた。

若干天然なのか、リッドの性別に気付いていないと思われている。
リッドがボクっ娘で中性的なのは事実だが……。

しかし拡大する戦火が拡大していき、禁忌兵器(つかったら勝てることには勝てるが代償が大きいというか大地が死んだりする)、
を一部の国が使ったりする中、聖王家はついに『聖王のゆりかご』の再起動を決定した。

(条件が揃うと高い防御性能を発揮。同時に精密狙撃や魔力爆撃など強力な対地・対艦攻撃が可能になるほか、次元跳躍攻撃も行えるようになる。
 また、大気圏内、宇宙空間だけでなく、次元空間でも航行可能かつ戦闘可能な超べらぼうな戦闘艦。
 古代ベルカにおいて「既にロストロギア扱い」だったと言われるほどの兵器)

当初ゆりかごの王としての資質が低いという理由でシュトゥラへ人質として送られていたオリヴィエにも、
いずれ声はかかるかもしれないと心配される中、まだその頃はぎりぎり平和に暮らせていた。

そんな中、オリヴィエはいざとなったら自分がゆりかごの王となると言い、一緒に居たリッドを心配させる。
リッドが励ます中、このまま何もなく終わるかと思われたが……。

およそ半月後、シュトゥラの半分を占める魔女の森が焼かれ、クロやクロの仲間が怪我を負う。
原因は「これ以上戦火を拡大したら聖王のゆりかご起動させるからな」という聖王家に対して「巫山戯るな」と一部諸国が反発。
聖王家やその庇護を受ける者たちを狙い始めた。
リッド曰く「彼女の決意はこのときに決まってしまったのだと想う」

戦乱が止まらぬ中、オリヴィエはゆりかごの王の適性検査を受け、合格。
本国に呼び出され『ゆりかごの王』として犠牲になることが決まった。

ゆりかごの王になることを止めるためにクラウスはオリヴィエを説得するが聞いてもらえず、
さらには戦いをもって止めようとオリヴィエに戦いを挑むが、何もできずにボロ負けしてしまう。
その後、彼は二度とオリヴィエと会うことはなかった。

天地に覇をもって、和を成せる王となる事を悲願していたが、生前のオリヴィエに勝つ事はついにできず、
想いを寄せていたオリヴィエを失った事で全てを投げ打って修練に打ち込んだ結果、
皮肉にも一騎当千の強さを得て「覇王」と呼ばれるほどになったが、それでも大切な者を守れなかった彼の心は満たされずその短い生涯を終えた。
アインハルトがいるということは、誰かと子どもはもうけたのだと思われるが・・・

その無念の想いは子孫であるアインハルトへと記憶とともに受け継がれた。(彼自身に一切非はないはず……)

そしてエレミア(リッド)に対しては、自分がまるで相手にならないほど彼女を強くしたこと、いつも必要な時にいてくれたのに肝心な時にいなかったことを恨んだ。
アインハルト曰く「見つけたらまず一発殴ってやりたいと思っていました」らしい。
理性でリッドが悪くないことは分かっていても、自分の考えが逆恨みに過ぎないことが分かっていても、他に怒りと悲しみのやり場がなかったのだろう。
後にリッドの手記で分かるがリッドも軟禁されていた(オリヴィエに心変わりされないようにする差し金であった)のでクラウスに会えなかった。


ちなみにエレミアは確かに武術をオリヴィエに教えた張本人だが、
オリヴィエの素の実力は両手がない状態で襲ってきた夜盗を一人で対処できるほどで、
助けたはずのエレミアが逆に不意打ちから助けられ、ポカーンとしていたりしている。
オリヴィエが対処が遅れた理由は家臣達が共に居たため。

……あれ? オリヴィエ強すぎね?
フォローをしておくとオリヴィエは聖王核という持っていたら高い魔力やらが持てる核を母親から貰っている。
というか母親の命を犠牲にして産まれた。両腕欠損状態でも生きられたりしたのはこのためである。



追記・修正は覇王の記憶を継承してからお願いします。



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最終更新:2022年02月25日 17:42