ラナ(FE)

登録日:2012/05/28 Mon 02:25:03
更新日:2023/01/26 Thu 13:00:10
所要時間:約 5 分で読めます




「シスターだって戦えます!」














ユングヴィの公女 エーディンの娘。
兄にレスターが、従兄弟にはファバルパティ、スコピオがいる。


ふわふわのブロンドの髪につぶらな瞳、母のエーディンが「美人」と形容出来るのに対し、ラナはどちらかと言うと「可愛い」部類。どこか子犬のような愛らしさを感じる…。
エーディンに似ていない事から、ファンの中でも「美人でない」「マナの方が」と賛否両論されているが、気にしなきゃ十分可愛いので、まったく問題ない。
ちなみにフィンとエーディンがくっついている場合、フィンは(この時点で自分の娘だと知らない)ラナに対して「エーディンにそっくり」と驚愕する。
親子の絆的なものだと思うが、何か妙なフィルターでもかかってるんじゃないかという気がしなくもない。
同じ会話があるアイラ嫁の場合のラクチェだとそんな気はしないのに。


17年前にオイフェ、シャナンに伴われてグランベルを脱出し、イザークのティルナノグで育つ。
年齢は15〜16歳くらい。ラクチェ(ラドネイ)とは親友のようだ。

幼なじみであり兄分であるセリスを慕い、ひそかに淡い恋心を抱いていた。


シャナンが留守にしている間にティルナノグがドズル家の侵攻を受けると、これを機にセリスが解放軍として決起。

ラナも「自分にできることをする」という強靭な意志と、セリスの力になろうという覚悟からこれに従軍。
回復要員として頑張る彼女に、仲間や兵士達はお尻をひっぱたかれるように勇気づけられ、ともにイザーク、トラキア、グランベルの戦乱を戦い抜いていった。

彼女無しでは最小限の被害で戦場を渡るという事はできなかっただろう。


【ユニット性能】

加入はキャラクターが子世代に切り替わる第6章。クラスは世紀末覇者…ではなくプリースト→ハイプリースト
誰が父親になっても、エーディンから継承したウル傍系の血筋は確定で入手出来る。

母のエーディンから受け継いだ杖を振りまくって、ささっとレベルを上げてしまおう。エーディン譲りの成長率なので、穴が少ないのが嬉しい。

ただし、父親は戦士系のキャラクターがくっつく事が多いため、場合によって魔力の成長率は控えめになるのが玉にキズ。
守備はもちろん魔防もあまり伸びないため前線には置きにくい。クラスチェンジすれば一応戦えなくもないが、基本は杖&支援が専門になる。
どうしても戦わせたいなら、鍛えたウィンドを持たせよう。

ちなみにクロードが父親になるとブラギの血筋を受け継ぐ事になるのだが、彼女は傍系なのでプリーストでありながらバルキリーの杖を使う事は出来ない。
そして杖を全く使えないレスターが直系になってしまうので、使えもしないバルキリーの杖を彼が継承してしまう事に…。
ただしラナがブラギ傍系の恩恵で最初から杖Aになり、リザーブやレスキューをいきなり使えるので、高評価クリアを目指すにあたって有利になるという利点はあるが。
しかしレスターが無駄バルキリーだけならまだしもスキルも力も無い全くの役立たずになってしまうので、デメリットはかなり大きい。

恋人会話があるのはセリスとスカサハ(ロドルバン)、ファバル(アサエロ)。

特にセリスとは結ばれやすく、意識して隣接させれば第7章に入る頃にはもう結ばれてるんじゃなかろうか。
さすがエーディンの娘。

ただしあんま早くに結ばれてしまうとパティ(デイジー)が勇者の剣を貢がなくなるため、それまでは待とう。
デメリットとして、彼はクラスチェンジすると騎馬ユニットになるため(乗降可能だが)、進軍中はラナの足が追いつかず、支援効果を生かしにくい。




ユリアとのイベントやセリスとの様々な会話など、彼女の内容のほとんどが少々リアルな絡みで占めており、
嫌な女という扱いを受け毛嫌いする人も多いだろうが、一度みただけで決めつけるのは軽率なのでじっくり読んで考えてみてほしい。

実際、全くの誤解である為、深読みは禁物だったりする。

スカサハ(ロドルバン)とファバル(アサエロ)の会話から、素朴で短い内容ながらも相手を信じ、深く愛しているという気持ちが痛いほど伝わってくる。
彼女の内面の美しさと強さを象徴し、実際ゲームで登場するにはあり得ないようなリアルな性格故に嫌われやすいが、比較されない独自の存在感を確立させている素晴らしいエピソードではないだろうか。




…さて、先程からちらほらと世紀末な画像(定期修正求む)や言葉が出てくるが、彼女も『聖戦の系譜』を代表するネタキャラという証拠である。

立ち位置としては主人公に想いを寄せる可憐でか弱いシスターな彼女…

だが、エーディンの持つ弓使いウルの血のルーツは生粋の弓兵。
そのせいなのか、彼女の力の成長率は魔法ユニットの中で一人だけ微妙に高い(親世代の純魔法系は他全員10%、エーディンだけ20%)。

そして兄のレスターはアーチナイト。父親はどうしても戦士系のキャラクターを選びたくなる。
ラナは戦闘能力が多少高くても低くても基本的には杖振るのが優先であるし、
しかもエーディンは魔力もちゃんとあるのでその分を継承した時点で杖使いとして不足はなく、ラナを優先して父親を選ぶ意義がないのだ。
データを考慮せずストーリー優先で選んだ場合でも、アゼル以外は戦士系なので圧倒的多数派である。

そうすると必然的にラナの力の成長率は35%以上と高くなり、どう転んでも力成長率>魔力成長率となるのは確定
その結果カンストすらしてしまったりする(魔法職はMAX15)。
親によって多少差があるが、低めのケースでもちょっと上振れすれば届くし、力の高いジャムカとかだと期待値でカンストすら見える。

そんなわけで、「妙に力の高いラナ」というのは、このゲームにおいて大抵のプレイヤーが目にする、非常にありふれた体験なのである。



そこからエムブレムファンは、頭文字の同じ世紀末覇者にちなんで彼女をこう呼んで崇めた…




「ラナオウ」と…




魔法使い系の父をあてがえば、エーディンと大差なくなり魔力との差もつくので悪目立ちしなくなるが、
レヴィンはエルウインドが装備可能になるがせっかくのフォルセティが持ち腐れになり
力が低いうえに連続・必殺という不安定な戦闘スキルしかないなんとも微妙なレスターが誕生するし、
クロードは登場章から周囲10マス以内に居る味方全員を回復できるリザーブや
セリスの移動を短縮するレスキューといった便利な杖が使えると、この中では明確な利点があるが
両親ともにスキルなしなのでラナはいいとしてもレスターが最底辺の性能になるうえにバルキリーも持ち腐れ。
アゼルは安定感のある追撃継承や神器の遺失がないという点で比較的マシだが
それでもレスターのステータスは吟味しないとちょっと厳しくなってしまうかもしれない。
繰り返すが、少なくとも実用的な理由だと魔法父の採用はまず考えられないのである。



仮に『聖戦の系譜』がリメイクされ『暁の女神』のように杖殴りの反撃が実装されたら…彼女は名実共に覇者となる……かもしれない。


ただし、このネタに関わらずだが、このような扱いを本当に嫌悪するファンもいるので節度をもつことが大切。特にラナやベオウルフなどには思い入れの強い人も多い。
ことネタに関する内容においては、強い感情をお互い向ける事になりかねないので、気をつけよう。

人の嫌がる事を平然とするものにネタを語る資格はないのである。




追記・修正は彼女の前に平れ伏してからお願いしまs







ユン グヴィ 剛 掌 波 !!(杖)



ウオゥォゥォ!!…

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最終更新:2023年01月26日 13:00