ファ(FE)

登録日:2012/05/04(金) 22:30:55
更新日:2023/08/27 Sun 23:49:05
所要時間:約 9 分で読めます





ねえねえ! ファ、大きくなったら、綺麗になる?



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 封印の剣』の登場人物。
クラスはマムクート



■概要
ナバタの里で「神」と崇められて育った神竜の純血種。本名はとても長くて人間には聞き取れない音らしく、聞こえる所だけを取って「ファ」らしい。
強大な力を持つため外界から隔離されていたが、外の世界に憧れていた。そんな時ベルン軍から里を救ったロイ達の後をこっそり追っていた所をベルン軍に捕まる。
そこをロイ達に助けられ、神竜の存在がベルン王国に知れてしまった以上は下手に連れ戻すより軍の中に居た方が安全である、という判断の元改めて付いて行くことを許され、念願の外の世界ライフをエンジョイする事になる。外の世界と言っても基本戦場だがな!


さて、ファには特筆すべき点がある。



それは幼女であることだ。


幼女である。


大事なことなのでry

マムクートは人間よりも遥かに長い寿命を生きており、ファは数百年も生きているにもかかわらず幼女である。
精神的にも幼いのも、恐らく里の中でも自由に身動きが取れず、これといった刺激や経験が無い中生きてきたからと思われる。
ジジイちょっと表に出ろ
マムクートで幼女という点は、『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』のチキのオマージュとも言える。




■ユニット性能

※右側の+の値は神竜石による補正値。
マムクートLV.1
HP 16(130)
力 2(90)+12
技 2(85)+12
速さ 3(65)
幸運 7(150)
守備 2(30)+15
魔防 6(50)+20
体格 1
属性:光

装備
神竜石

気になる性能だが、大体ほとんどのステータスが上がり、HPと幸運に至っては時々2上がるものもある全ユニットでトップクラスの成長率を誇る。ただし体格は最小の1。
神竜石はマムクート・魔竜に特攻だが、使用回数が30回しかない(補充・修理不可)のが問題。そのため無駄遣いはできない。
アーチや遠距離魔法で攻撃された時に消費ゼロで変身してたり、その変身時の姿がどう見てもポケモンだったりするのは内緒だ。
雑魚相手には勿体無いので、ボスクラスを相手させて育てよう。
ある裏技を使って盗んだ火竜石で変身することもできるが、戦闘中のこちらのグラフィックが乱れる上データが壊れる危険性があるのでオススメできない。
リスクを承知で使った所でそれ以降のステージではあまり役に立たず、実質トライアルマップ専用のアイテムと化す。

支援相手はソフィーヤイグレーヌニイメ、エルフィン。
ファの可愛らしさと魅力が十分に発揮されているが、マムクート故の哀愁もどこか感じられる。
エルフィンとは唯一彼の正体に触れない普通の談笑になる。


以下、真EDネタバレ












真EDへと繋がる24章、終章では強制出撃。
24章で「人と竜は分かりあえない」と語るヤアンの言葉を真に受け、ロイにその不安を語る。


ファも、お兄ちゃんたちの敵なの?


終章では、かつて同じ神竜族だったイドゥンと対峙した際には、彼女の哀しみを感じ取っていた。


……戦いたくないよぉ、クスン。


ちなみにこの台詞、終章に参戦したキャラの中で一番最初に言ってくれる。


ロイの封印の剣で心を再び白紙にされたイドゥンは、ナバタの里でファと共に住むことになる。
そしてファの何気ない行動が、イドゥンに笑顔を取り戻すきっかけとなった……。


『封印』の前日譚である『烈火の剣』にも登場。ナバタ砂漠の民家で「おするばん」をしている。
ちなみに外見は全く変わっていない。マムクート故の体質とはいえ……恐ろしい子!
この時、相手の性別によって「おにいちゃん」「おねえちゃん」を使い分けるが、とある男の娘にも「おねえちゃん」呼びな他、ホークアイで訪問すると専用のやりとりになる(後のステージの遺跡に登場するソフィーヤでも同様)。

もちろん、漫画『覇者の剣』にも登場。
作者の画力がメキメキ向上してくる時期の登場ゆえ、ファの可愛さを存分に堪能できるぞ!竜化した姿も威圧感たっぷりながらも可愛らしい。
こちらではロイではなく別行動をとっていた主人公アルと行動し、エトルリア王都解放戦で活躍する。





ファイアーエムブレム ヒーローズ


あ、お花! わぁい!


サービス開始初期から参戦。イラストレーターは『世界樹の迷宮』シリーズでもお馴染みの日向悠二氏。
氏お得意の絵のタッチと小澤亜李氏熱演の幼女声によりロリを通り越したガチペドになった。
あの絵柄での「あのね!あのね!」「みてみて、ちょうちょ!」の声の破壊力は抜群。
その愛おしい要素が色々合わさった結果、新旧のユーザーからまた新たに支持を貰え、付いた愛称は「ファたそ」

属性は緑の歩行マムクート。ギムレーが参戦するまでは唯一の緑竜だった。
ステータスは耐久寄りのバランスタイプ。HPと魔防がよく伸びるので、相性的にもダイムサンダで猛威を振るうラインハルトを釣る壁役としては適任。
個体値で伸びる値とスキル構成の組み合わせによってはアタッカーとしても活躍できるという、可能性が広いキャラクター。
Bスキルの「回復」もあり、長期戦もへっちゃら。Cスキルの「攻撃の威嚇」もあり、前線に立ちながら味方をサポートする。
補助スキルとして「引き寄せ」を持っているのも特徴で、危険範囲にいる味方を「あっち行くのー」と助け出すこともできる。

デフォルトの所持武器である「光のブレス」は「自分から攻撃したとき周囲1マス以内にいる味方の守備と魔防を+5する」というバフをばら撒けるもの。
ぶっちゃけサービス開始当初はその少々微妙な効果から冷遇こそされていたが、武器錬成が実装されてからはファの状況は一変。
錬成すると「戦闘中に攻撃すれば、次の自分のターンまで自分及び2マス以内の周囲の味方の全能力を+5する」と強化がなされ、
かかったバフの値だけ攻撃力に加算できるブレード系武器を使うキャラや、味方が密集して乱戦になりがちな制圧戦などでは非常に有効。
更に竜石における共通の錬成効果である「射程2の敵に、敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算」もあり、青魔法には確実に優勢に立てる。

2020年11月からは専用武器「悠久のブレス」が追加。
これは錬成ブレスの効果とターン開始時周囲2マス以内に味方がいれば、自分と周囲2マスの味方の全ステータスを+5する。
特殊錬成ではHP3と自身が有利な状態を受けている時、戦闘中敵の攻撃、魔防を-4し、かつ、敵の攻撃によりダメージを受けた時奥義発動カウント変動量を+1する効果。
攻撃とサポートが両立できる効果だが、それまでにAスキルで呼吸のスキルを持っていると無駄になるので、その場合は別のスキルに付け替えておくこと。


弱点としてはやはりというべきか、竜特効には非常に弱いということ。
特に赤属性のファルシオンを持つとの相性は最低最悪。余程じゃない限りまともに殴り合う事は不可能なので、遭遇したら無理に立ち向かわずさっさと逃げた方が吉。
最近ではロイの封印の剣も錬成で竜特効が付加されたので、闘技場では要注意。
また、同じ緑竜であるミルラカンナ♀と比べると全体的にステータスや所持スキルの使い勝手が劣っているのも難点。
ドラゴンはドラゴンでもまるでフライゴンガブリアスの関係みたいだ。
愛のあるエクラは是非ともスキル継承や限界突破で差別化してあげよう。


ファ、プレゼント、貰えるかなぁ?

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

チキ、ミルラ、ノノといった他のロリマムクート達に遅れを取りながらも、2018年12月には遂に超英雄ver.が実装。
イラストレーターは通常版と同じく日向氏。
属性は緑のマムクートで、衣装が分厚いせいで重たいのか、重装ユニット。
冬祭り(クリスマス)の季節に合わせて、トナカイとサンタを組み合わせたような可愛らしい衣装を着こんでいる。
しかも竜に変身するとトナカイの角のカチューシャがそのまんまになっている。
数百年生きていて冬祭りに参加するのは初めてらしく、外伝ストーリーでは子どもらしく大はしゃぎしてエイリークを困らせていた。


武器スキルは戦闘中、守備と魔防が周囲2マス以内の味方の人数×2だけ上昇し、射程2の敵に敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する『綺羅星のブレス+』、
奥義は敵の守備、魔防-50%扱いで攻撃する『月光』、
Aスキルに味方と隣接している時、戦闘中自身の守備と魔防が+5される『守備魔防の絆3』、
Bスキルは自分のHPが50%以上で、敵から攻撃された時、絶対追撃、かつ自身の攻撃による奥義発動カウント変動量+1にする『迎撃隊形3』、
Cスキルにはターン開始時、周囲1マスに味方重装がいれば、自分と周囲1マスの味方重装の移動+1になる『重装の行軍3』、
とご多分に漏れず重装の超英雄として強力なスキルを自前で持っている。

耐久力が高く、特筆すべきはなんといっても魔防の高さ。
基準値で41もあるという2019年1月現在では全キャラ1位の数値を誇る、まさに魔防の鬼幼女
余程の条件が揃わない限り、青魔法は殆ど通用しない。
スキル継承で魔防の数値をダメージに加算する『氷蒼』や『氷華』に変えれば凄まじく攻撃力が増す。
『雷のブレス+』や『遠距離反撃』とも相性が良いので、継承のコストは高いがそれに見合った性能を発揮してくれるはず。
その分攻撃力や速さは並みなので、そこは手数で補おう。
また、通常版と属性と武器種は変わらない為、ファルシオンや霧のブレスに弱いのは相変わらず。
敵AIはファルシオンを振り回しながらファを一点集中で狙ってくるパターンが多いので、遭遇したら立ち回りはよく考えるべし。


ちなみに季節の超英雄が発表される際、FEH公式Twitterでは前日に誰が登場するのかのシルエットクイズが公開されるのだが、
大抵のキャラクターの場合は元のデザインとは全く異なる複雑な衣装のデザインの所為でシルエットの正体が分からないのが殆どなのだが、
ファの場合は体格が小さいのと特徴的な髪の跳ね方でフォロワーから一瞬で正体を看破されるという珍現象が起こっていた。



でんしょーのえいゆう? でんしょーってなに?


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


そして2021年10月末、そんな彼女が地の伝承英雄にまさかの大抜擢。
通常版と同じ歩行竜だが、属性は緑から青属性にチェンジ。イラストはこちらも日向氏。

武器は攻撃3と射程2の敵に敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算する錬成ブレス効果に加え、
敵から攻撃された時、または戦闘開始時敵のHPが75%以上の時に戦闘中、敵の全ステータス-5と追撃不可にし、
加えて周囲2マス以内に味方がいれば、敵の奥義発動カウント変動量を-1するキャンセル効果を与える『光輝のブレス』。

Aスキルは敵から攻撃された時距離に関係なく反撃し、かつ戦闘中魔防を+5する『遠反・明鏡の構え』。
Bスキルは自分のHPが50%以上で敵から攻撃された時、絶対追撃かつ自分の追撃不可を無効にする『竜の逆鱗3』。
Cスキルはターン開始時周囲4マス以内に敵がいる時、最も近い敵の守備、魔防を-6にし、かつ自身の守備、魔防を+6する『守備魔防の脅嚇』。

奥義には戦闘中自分のHPが2以上で敵の致死攻撃を受けた時、ダメージをHPが1残るように軽減する「祈り」の効果に加え、
1ターン目開始時に奥義発動カウントを-5し、奥義を発動した戦闘後、HPを99回復(1マップ1回のみ)する『永遠を生きるもの』を持つ。

能力値は通常版と比べてHPこそ下げたものの攻撃、守備、魔防が上昇。攻撃61は青属性のブレスではセイロスと並んでトップ。
受け性能が高く、魔防を上げての遠距離反撃や絶対追撃、更に即発動可能な祈りと1回限りの全回復の専用奥義は単純に受けとしては強力。
ただもちろん弱点もあり、スラシル、総選挙エリウッドなどの赤属性以外の竜特攻や伝承ベレトの「覇天」は天敵といえる。
HPが下げられた事で竜特効以外にも対処がしやすくなっており、メランコリーや鼓動の幻煙で奥義を潰されると厄介。



だって、追記・修正がしたかったんだもん……。

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最終更新:2023年08月27日 23:49