ランサー(Prototype)

登録日:2012/01/01(日) 22:25:32
更新日:2023/03/20 Mon 11:49:04
所要時間:約 8 分で読めます




「こりゃあ、ちょいともったいないかねぇ」


Fate/Prototype』に登場するサーヴァント
CV:中井和哉

キャラデザ:武内崇(原案)、近衛乙嗣(Prototype material)、中原(蒼銀のフラグメンツ、Grand Order)
一人称はオレ。
サーヴァント階位は第四位。


ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
A C A+ B D B


玲瓏館美沙夜によって召喚されたサーヴァント。
荒っぽいが気持ちのいい男。
正義も悪党も「どちらが上か」などと口にしないが、根は正義より。
マスターともども、主人公陣営にとってのライバル的立ち位置。




※以下Fate/Prototypeのネタバレを含みます。









真名はアイルランドの光の御子
クランの猛犬クー・フーリン(セタンタ)。

まあFate/stay nightにおけるランサー(Fate)そのものである。
ただし、若干年齢が若い。あそこまで大人な男ではない。
作者の奈須きのこ曰く「二十歳ぐらい。世の理不尽、善悪の等価値さなどを飲み込めるほど、大人ではない。そういった意味でいうと衛宮士郎に似通っている」
師であるスカサハに対する感情・想いは、SNランサーよりも心の内を幾分か大きく占めている模様。

動物使いでもあり、美沙夜のペット兼使い魔(猟犬)たちとの相性も抜群(本人はイヤイヤだが)。

あとやっぱり不幸。幸運値こそDだが、武内からは「stay nightより悲惨、不幸度が強い」と言われた。


今作ではあのケルティックボディスーツではなく軽装の鎧を身に付けている。
脱☆青タイツ

しかし猟犬を模したアミュレットや、左肩の毛皮、さらに忠犬ぽさのアピールなのかクランの首輪をつけているせいか、ワンちゃん度は上がっている気がしなくもない。

顔付きに関しては当時から殆どイメージがブレることなかったようで、髪型も青髪オールバック前髪垂らしの尻尾アリと共通。
(ただし垂らした前髪は左だけで、尻尾も短い)

Carnival Phantasm』のオマケアニメでは普段着でタバコを吸っている描写がある。
アロハだったあちらと比べればフォーマルな格好(着崩してはいるが)。


聖杯にかける願いなどはやっぱり無いらしい。



宝具
やはりというか宝具はお馴染み、当たらない必中の槍・因果逆転のゲイ・ボルク。見た目もほとんど変わらず。
能力についてもstay nightと大差ないと思われる。(GOにて対人刺突がSNの彼と全く同じ威力・効果で再現された他、彼もまた対軍投擲の攻撃法を持つことが明かされた)

というのもこの宝具の能力を高校生の奈須きのこが思い付いた時に「ルールのぶつけ合い」「数値ではなく概念的な勝負」という『Fate』の方向性を定めた、
作品的には結構重要な宝具
……なのだが、簡単に切り札を出しては優雅さに欠ける、と美沙夜によって封印されている。うん、やっぱり不憫だ。
もっとも本人は「なければないなりの戦いをするだけ」と気にしていないけど。


◆マスター

「女に殺された英雄が欲しかったの」
「だって、女の怖さを知っているでしょう?」

玲瓏館(れいろうかん) 美沙夜(みさや)
(CV.斎藤千和

マスター階梯:第二位・智天使
魔術回路/質:A
魔術回路/量:B
魔術回路編成:異常(鏡像概念への偏りあり)

魔術系統はルーン魔術、黒魔術、降霊術全般。
令呪の刻印位置はうなじ。6枚羽。

完璧な美少女。プライドが高く、華やかで残忍。ドS。美少年の悲鳴とか大好き。
沙条より数段上の魔術の名門。
立ち位置的に遠坂凛の原型。性格等はどちらかというとルヴィアっぽい。

ランサーを事あるごとに罵倒し、いびり倒しているが、ランサーはかつての師宿敵に似た性根と面影を持つ彼女を気に入っている。

聖杯成就にかける父親の執念で「マスターになって聖杯を手に入れないと死ぬ」呪いにかけられており、勝ち残らない限り死ぬ運命にあるようだが……




『Prototype material』で明かされた経緯

八年前の聖杯戦争の事実上の勝者である沙条の家の娘(綾香)を早々に潰す為、ランサーと猟犬たちで沙条家へ襲撃。
綾香を追い詰め、槍を突き刺すも、それがきっかけとなりセイバーが召喚。撃退される。
というどっかで聞いたような展開を経た後、七日目までにはアーチャーライダーとも刃を交えている。

セイバーとの二度目の対峙の際はマスターの力量の差から勝負を有利に運ぶ。


が、物語中盤以降――

Fate/Grand Order
Prototype組ではセイバーアーチャーを差し置いて一番最初に参戦。

クラスはランサー。レア度はSNの兄貴と同じく☆3。
今作でもプロト同様SNのクー・フーリンの若い頃の姿・精神での召喚であり、彼と同一人物という扱いらしい。すごい声変わりだな
外伝アニメなどで3人で喋るシーンがあるが、勿論彼のみ中井さんである。扱いは変わらないが。
愛称はプロト兄貴、もしくはプニキ。100エーカーの森のスラッガーとは全く関係ない

ゲーム内での性能ではあちらと比べてスキル構成が異なっており、「ルーン魔術(クリティカル&弱体耐性UP)」と、新たに「獣殺し(獣属性特攻)」というスキルが扱え、こちらの方が攻撃寄り。
しかしGOでの兄貴の立ち位置を確立させた超スキル「矢避けの加護」はこちらも持っており、生存力は同レアどころか上位のレアと比較しても劣らない優秀サーヴァントの一人である。
特に「獣殺し」による猛獣特攻は当初では彼の唯一無二の専売特許。
後に猛獣特攻は超人オリオンも持って来たので専売特許ではなくなったが、特攻倍率に於いては未だにこちらの方が上である。
強化クエストをクリアすることで特攻が強化されるとともにさらにスター集中度アップの効果が追加され、獣以外を相手にする時にも腐らない優秀なスキルになった。
自前バフだけでも、キメラ相手に宝具で軽く10万ダメージ以上を叩き込め、宝具で仕留められなくともBraveチェインを決められればほぼ確実に彼のターンのみで葬れる。
実はあのトンデモ厄介なソウルイーターも猛獣特性持ちなので、等倍でも充分体力を削ることが出来る。
キメラの他にも魔猪、ヒュドラなどの強力な猛獣特性を持つ中ボスエネミーが台頭してきているので、それ等への用心棒として周回などでは大活躍してくれる。まさにモンスターハンター
相性としては、Quickアップスキルを持つ師匠ことスカサハや、別クラスだが宝具で体力アップ・宝具の威力を上げてくれる刑部姫などがベストパートナー。

霊器再臨時の要求素材があちらよりかは優しいこと、レベル40付近からはあちらのステータスを上回る(最終的にはATKをやや抜かれるもHPでは上回るくらいに落ち着く)ことから、
こちらを先に育てた、というマスターも多い。
宝具は同じくゲイ・ボルクだが表記は「穿ちの朱槍」。

なお敏捷値があちらより高いA+なのは体の性能差ではなく、年若いが故の前のめりな精神性故らしい。
前のマスターの記憶はわりと鮮明に覚えているようであり、第三再臨までは槍もそのマスターから与えられたモノを使っている(宝具開放時のみゲイ・ボルクになるようだ)。
ちなみに消滅時に「槍が悪い」と愚痴を言う。杖兄貴もそうだがゲイ・ボルク大好きだなあんたら。



追記・修正はゲイ・ボルクをかわしてからお願いします。

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最終更新:2023年03月20日 11:49