一文字隼人/仮面ライダー2号

登録日:2011/08/30 Tue 15:35:04
更新日:2024/02/06 Tue 17:23:03
所要時間:約 6 分で読めます





「ショッカーの敵、そして…人類の味方


「お見せしよう、仮面ライダー!!




仮面ライダー』に登場するもう1人の主人公であり第2の男…
もう一人の仮面ライダー

である。


この項目ではテレビ版の一文字隼人と仮面ライダー2号について記述する。

漫画やリファインなどの設定は以下のリンク先参照。



一文字(いちもんじ)隼人(はやと)

演:佐々木剛
世界中を回っているフリーのカメラマン。女は撮らない主義。(ただし、後編のエピソードでは普通に撮っていたりする)
明るく誰に対しても親しみやすい性格。
だが、報道をも超えた悪に対する怒りや悲しみは本郷と同等かそれ以上である。
柔道六段に空手五段の武闘派実力者でオートバイの腕も一流である。

その能力に目を付けたショッカーが捕縛し、「仮面ライダー」を抹殺する為の刺客として本郷と同じバッタの改造人間にされてしまう。
しかし、脳改造前に本郷に助け出され脱出に成功。
本郷と同じく人類の自由と平和の為にショッカーと戦う事を決意。
やはり本郷と同じ「仮面ライダー」を名乗る。

余談になるが、一文字は宮城県に実在する苗字である。


【仮面ライダー2号】

一文字隼人が変身した姿で1号と同じバッタの改造人間。
当初は本郷と同じく番組タイトルを背負った「仮面ライダー」と名乗り、オープニングのキャスト欄も「一文字隼人/仮面ライダー」であった。
本郷がヨーロッパから救援に駆けつけた初のダブルライダーでは「仮面ライダー第2号」と呼ばれ徐々に1号2号で区別をつけていくようになり
続編のV3で初めてキャスト欄が「一文字隼人/仮面ライダー2号」となった。
また15話での脳改造寸前を描いた回想シーンでは救出してくれた本郷を指して「本郷ライダー」と呼んでおり、これに合わせて「一文字ライダー」とする向きもある。
後続の後輩たちは変身するとそれに合わせて呼び方を変えるのが常だが本郷と一文字は2人とも「仮面ライダー」であるため、1作目では変身しても「本郷」「一文字」と呼び合っている。2人は対等な主役なのである。
客演の時代になりようやく後輩たちから「2号ライダー」と呼ばれるようになる。


《旧2号》

姿は旧1号とほぼ同じだが、違いとしてマスクの中央や腕や脚の部分に白いラインがある。(厳密には反射する白銀である)
ベルト「タイフーン」は帯が赤く風車の部分にはシャッターが追加されている。
変身の際にこのシャッターが開き風車が回るという構造になっている。
旧1号との最大の違いは変身システムであり、風力を必要とした本郷に対してポーズにより蓄積した風力を解放する能動的な変身ポーズが登場。
この変身ポーズが真似しやすくカッコよく全国の少年はこぞって変身ごっこをするなど一大ムーブメントを巻き起こした。
もちろん風圧による変身も残されており、カビビンガとの戦いでは仕掛けられた爆弾の風圧で変身している。
色は深緑と黒で旧1号に比べれば若干明るめの配色である。
このスタイルは、あまりにも体色が暗くナイトシーンにおける視認性に問題があった1号ライダーのリニューアル案として考えられたもの。
ただ、深緑の塗料はやや調達が難しかったらしく、旧2号編後半になるとマスクの補修には手に入りやすい黒の塗料が使われるようになり、次第に暗い色になっている。
スーツは旧1号の改造であり、ベルトもエピソードによっては旧1号のそれを流用している。
マスクはその後リペイントされ、桜島1号のものと併せて新1号に流用された。


《新2号》

1号と同じくパワーアップした姿。
新1号と同様の姿と配色だが、手袋とブーツは赤くなり、より力強い印象を増している。
また、無地から2本線になった新1号に対し、1本ラインはそのままであることも差異として挙げられる。
特訓によってパワーアップしたと語られているが明確な設定ではないので不明である。再改造を受けたとする説もある。
客演時は作品によっては緑や黒のマスクに変わる事があり、ライトグリーン〜シルバーで固定気味の新1号と色分けする傾向がある。
RX』での客演時以降は元の明るいマスクに戻している。
なお、佐々木氏はバージョンアップにあたって手足が赤くなったことについて「補修にあたって使える塗料のストックが赤しかなかったので、仕方なく全部赤一色にした」と証言している。
スーツは旧2号を改造したものと、新1号の予備スーツを改造したものの2つあり、またマスクも本編で使用されたものは全て新1号の流用。


【2号の必殺技】

1号と共通した技が多いが2号ならではの必殺技もある。

《1号と共通した技》

2号の必殺技の中で最も多くの相手を仕留めた。必殺技を模索していた旧1号編に対し、ようやく毎週使うようになり、歴史に残る必殺技として定着させた、
「垂直に飛び上がり、前宙して蹴る」というお馴染みの流れのほか、捻りを加えて後ろ蹴りにしたり空中の相手を迎撃する為に飛び上がってキックなど、後続のライダーたちが違う必殺技として分けているバリエーションを「ライダーキック」のまま幾つか行っている。

  • ライダーパンチ
いかにも「力の2号」を象徴するような技。だがイメージに反してトドメになったのはカニバブラートリカブト黄金狼男の三戦だけ。
実際には後世で1号=キックと区別させるためにパンチキャラとしている側面が強い(このイメージをモロに受けているのがかの地獄兄弟である)
ただし前者2体はライダーキックを耐えており、黄金狼男は配下の狼男実験体がライダーキックを防いでいる為、「ライダーキックで倒せなかったライダーパンチで葬った」ことになり、使用回数に反して象徴的な必殺技である下地はできていたと言えなくもない。
特にシリーズ初の大幹部怪人=黄金狼男を葬った前宙からダイブするように飛び込んで勢いをつけるパンチは一部ゲームでは「フライングライダーパンチ」と呼ばれるなど、「一度限りの最強技」として扱う場合もある。

  • ライダーチョップ
シンプルな技だが、技名の呼称が成されたのは『スカイライダー』客演時のウニデーモン戦のみ。

  • ライダー返し
空中から背負い投げの要領で投げ落とす、柔道六段の腕前にふさわしい豪快な投げ技……だがこれによって仕留めたのは再生サラセニアンのみ。

  • ライダーきりもみシュート
新1号が多用した必殺技だが、2号もエイドクガー戦で披露。1号との違いは左肩で抱えて投げ飛ばす点。

《2号ならではの技》


  • ライダー(まんじ)キック
通常のライダーキックを爪のカウンターで叩き落としたアリガバリ対策のためにとの特訓を経て編み出した2号初のオリジナル技。前宙を2〜3度繰り返してから錐揉み回転を加えたキック。
きりもみ回転が単に威力を増すためだけでなく、アリガバリのカウンター攻撃への対策となっている点が他のライダーの類似した技との大きな違いである*1
使用は旧2号時代の一度きりだが、自身の敗北で負傷した弟分の少年五郎の為に立ち上がりそしてリベンジするという王道ながら感動のストーリーで名高く、キックの種類に乏しい2号の最強技として扱うゲームが大半である。

  • ライダー回転キック
子供を車で轢き逃げしても何ら良心の呵責を持たない冷酷な男が改造されたハエ男に対して使用した技。
通常のライダーキックよりも大幅に前宙を増やす(上述の卍に対してその数実に5回)ことで遠心力による威力強化を図った技である。
多彩な必殺キックを有した相棒の新1号は実はこの「前宙を繰り返す」タイプの技がないのも一際目立つポイントである。
V3のフル回転キックや大回転スカイキックなど前宙を繰り返すタイプのキックを使う後輩も出てくるが、その元祖が2号のライダー回転キックなのである。

  • ライダー二段返し
ライダー返しの強化技。相手を空中で縦に2回転させてから投げ落とす。
ライダーキックを耐えたナメクジラにトドメを刺した。

  • ライダー放電
体内エネルギーを高圧電流に変換し、体や手から放出する。
電気に弱いヒルゲリラを感電死させた他、一説にはエイキングの電撃を吸収して撃ち返したともされる。
『仮面ライダーシリーズ』で初めて「自前の遠距離攻撃技」を披露した仮面ライダーは仮面ライダー2号である。

  • ライダー反転スクリュー返し
『スカイライダー』客演時の新技。高速回転による遠心力で拘束を振り払う。
オカッパ法師の「カッパ巻き」を振り払い、そのままライダーキックに繋げた。

《1号との合体技》

  • ライダーダブルキック
ダブルライダーが同時にライダーキックを放つ。時期別に分けて初使用の桜島編、それ以降の2号編、新1号編で3つの蹴り方が存在する。

  • ライダーダブルパンチ
ダブルライダーが同時にライダーパンチを放つ。実は明確に必殺技として使用されたシーンは存在せず、ダブルキック前によくやる交互のボディーブローパンチを強引に是と見做す書籍が存在する。

  • ライダーダブルチョップ
同時に(以下略)、これもやはり明確な必殺技としては登場せず、ヒルカメレオンの擬態を見破った2人同時のチョップを強引に是と一部書籍が見做している。

  • ライダーハンマーキック(ライダーハンマー突き)
ダブルライダーがそれぞれ怪人をヘッドロックに抱えまま空中の1点目掛けてジャンプし、すれ違い様に怪人同士の頭を激突させる。
劇場版 仮面ライダー対ショッカー』にてプラノドンギルガラスをまとめて撃破。
相手の頭を”突き合わせている”ので「ハンマー突き」の方が妥当な名称ではある。

  • ライダー車輪
以下の2つがある。
  • 旧ダブルライダーが組み合って車輪状になり、転がって高速移動する。間合いが広いイソギンチャックの懐へ素早く潜り込むのに使った。
  • 新ダブルライダーが敵を引き付けつつ円を描くように疾走し、十分に加速したところで同時に空中の1点目掛けてジャンプする。ダブルライダーはぎりぎりのところですれ違うが、追ってジャンプしてきたショッカーライダーは6人という多さ故に互いを回避できず激突・自滅させられた。

  • ライダー返し
ダブルライダーが相手を両脇から抱えてライダー返しを行う。

  • ヘッドクラッシャー
ダブルライダーが肩を組んで突進し、頭突きで障害物を突き破る。

  • ライダーダブルジャンプ
肩を組んでジャンプ。ショッカーライダーの包囲網から脱出。

  • エネルギー全開(仮称)
2人で手を合わせ不思議な光を放出する。V3を改造する最後の決め手となったほか
手刀を合わせる事でカメバズーカの動きを封じた球状の光を放出するなどパターン複数。



【専用マシン】

1号と同じく2号も専用バイクを持つ。


《サイクロン号》

実は2号編になっても引き続き使用されている。シーンによって下記の改造サイクロンと使い分けていうのが実情である。
ただしかなりガタが来ていたらしく、2号が最後に搭乗したのは38話(放映順、いわゆるエピソード制作順では35話が最後)
動かないながら九州ロケになんとか運搬され、改造サイクロンに乗った桜島1号と並走するスチル写真が最後の華道となった)

《改造サイクロン》

2号が最も使用したサイクロン。
日本を守る際に本郷に託されたバイクで旧サイクロンよりも性能が高い…とカタログ設定的にはそうなっているのだが
番組放映当時は上2つをまとめて「サイクロン号」としていた。危険なアクションシーンの撮影ができないサイクロンのためによりアクションがしやすいバイクとして製作され、オンロード・オフロードのようにシーン毎に使い分けていたのである。
「改造サイクロン」という名称が登場したのは最低でも90年代辺りからであり、当時のテレマガなどの書籍では纏めて「サイクロン号」として扱われている。
ただし後年になり見比べたら明らかに違う形状だろう(ついでにフィギュアとかで違う商品で作れるだろう)という事で「改造サイクロン」という名称が登場した次第である。
ベース車はホンダCB350
当初は1台しか製作されず、サイクロン号が既に走行できる状態では無かった為に桜島1号の登場後はどちらか1人しかバイクに乗れない状態だったが劇場版「仮面ライダー対ショッカー」でついに2台目の改造サイクロンが製作。ダブルライダーが2人同時にバイクを駆る映像がついに誕生したのである。エンディングロールをよく見ると少年が目を輝かせながら必死にサイクロンを追いかけている映像は語り草。
その後は南紀編で新2号が搭乗したのを最後に番組からフェードアウト。この南紀2号+改造サイクロンも通のファンに愛される組み合わせである。

《新サイクロン》

サイクロンの全ての性能を最大限に活かすことができるバイク。
1号用に開発され、後に2号用の新サイクロンも開発され乗りこなしている。
ベース車はスズキハスラーで、ショッカーライダーNo.1が搭乗していたショッカーサイクロンをリペイントしたもの。あるいは最初から新2号用として2台目が製作され、新1号用がいったんショッカーライダー仕様になり出番の終了後にまた新1号が乗ったとされる。
シリーズ1期の『ストロンガー』までは使用されていたのが『仮面ライダー(新)』では4年の休止期間に無くなっていたようで、歴代ライダーのバイク玩具を発売するためのCM作りで必要となりポピーの出資で新しいものが用意されている。ただカウルの造形がかなりお粗末になってしまっており、ファンからは「ブサイクロン」だの「ダサイクロン」だのと呼ばれている

46話ではスノーモービルに乗って戦ったこともある。

【客演】

実は一時期俳優としてのイメージやキャリアを優先し出演NG状態になっていた本郷に対し「オファーを受けたら断らなかった」という逸話が残る程の深い郷土愛を演者が持っている事で有名。
同じく客演多数ながら「俺が宮内だ!」と言わんばかりに後輩の存在を脅かしがちな風見先輩に対して和を重んじ誰とでも柔軟にコンビを組むことができ相手の個性を引き出すキャラクター像から「昭和ライダーの母」なんて一部で呼ばれたり呼ばれなかったりする。

  • 『仮面ライダーV3』
1話と2話は客演というよりかは前作の主役である世界線を引き継いだ状態で登場。
家族を殺され改造手術を志願する風見を「人間でない苦しみを味合わせたくない」「君の身の上に何があれば亡くなったご家族が浮かばれない」と彼らしく優しく人情的に断る。
しかし自分と本郷を助ける為に命を挺し瀕死の重傷を負った風見を延命する為に止むなく改造手術を行う。
その後は後継者となったV3の誕生を見届け初陣に際しテレパシーでコーチングを行い、カメバズーカの原爆を阻止する為に東京の大空に消えるも、俺たちは死なない、いつの日か必ず帰ってくる。と最後のテレパシーでV3に約束する。
以降はオーストラリアに流れ付き海外のデストロンと激闘。しかしドクトルGの四国占領作戦の折には窮地のV3にテレパシーでアドバイスを送り、その後の劇場版では帰国してついに3人ライダーの共闘が実現しドクトルGの野望を叩き潰した。
デストロン第二次攻勢の際はオーストラリアを本郷に託しアメリカで戦っていたがキバ男爵の攻勢でピンチを迎えたV3のために再び帰国。ユキオオカミ、原始タイガーなどの強敵撃破に貢献する。
本郷と風見が前半でいきなりデストロンに捕えられ1人で救出に向かう事になるなどかなりの苦労性であり
「待つって一体なにを!?」を珍しく焦る風見に対し「俺たちのもう一人の兄弟さ」と余裕しゃくしゃくの笑みで答える本郷はある意味ダブルライダーの関係性を象徴するシーンである。

  • 『仮面ライダーX』
劇場版『五人ライダーvsキングダーク』で声のみながらオリキャスで登場するも代名詞のライダーキックが「ライダー2号キック」とか「2号ライダーキック」など珍妙な名前になっていたりした。
TVシリーズでは素顔の一文字隼人としても登場しムカデヨウキヒ、タイガーネロを戦うXライダーの救援にV3と共に登場。RS装置の設計図の最後の1枚を単身潜入して奪取するなどやはり今回も後輩たちのために骨を折っており、流石の風見先輩も「一文字さん!」と呼んでいた。

  • 『仮面ライダーストロンガー』
38話に先輩ラッシュのトリとして登場。ただし同話は変身後のみの登場。(この時点で本郷さんの外の人のがライダー仕事にかなり消極的で変身ポーズNGなどの制約を課しており、悪く言ってしまえば一文字は巻き添えである)
この時の深緑を通り越した真っ黒なマスクを愛好するファンも多い。
デルザー軍団の三面作戦を阻止する為に敵のリーダーであるマシーン大元帥という貧乏くじを率先して引き受けて1号とストロンガーを先に行かせるなど、やはり仲間思い。
39話(最終回)に展開は跨ぎ、銃器を突きつけるマシーン大元帥に動きを止めるも…
終盤の鬼岩山の人面岩に立ち向かう場面でついに素顔の一文字隼人としても登場。ハンチング帽を被るなど現役時代を思わせる装いだった。

  • 『仮面ライダー(新)』(スカイライダー)
3つのエピソード、系6話に素顔の一文字隼人として登場し準レギュラー級の大活躍。4年間ですっかり太ましくなられた。風見や城茂など他の諸先輩方がノータッチだった正義のヒーローがんがんじいとも深く関わり、ドジもしても見捨てず守るなど相変わらずの優しさを面倒見の良さを見せる。谷さんや沼さんとも絡みがあるなどもはやブランカの常連。
主人公の洋にとっては良き兄貴分であり、時に二面作戦を手助けし、時に肉親への情から判断を鈍らせる洋を何も言わず優しく見守った。
戦闘ではスカイライダーと抜群のコンビネーションを見せ、ウニデーモン戦では新2号のライダーキックで単独で怪人を倒すなど貴重な姿が描かれる。大首領との最終決戦では顔出し出演している最年長の先輩として7人ライダーの指揮を取った。

  • 『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』
一文字隼人としての出演はなく、戦闘シーンの新2号の声のみの出演。その理由は演者の項目に詳しいので参照。この時の黒マスク+太ラインが好きというファンが多い。


【最近の客演】

物語終盤にて大ショッカーの軍勢に苦戦するディケイドとディエンドを救う為に 2号用の新サイクロンに乗り歴代ライダー達と共に駆けつける。
戦闘員や怪人達を倒していき、大ショッカーの幹部怪人ガラガランダを太陽の子天の道を行き総てを司る男の攻撃で怯んだ隙に1号とのライダーダブルキックで撃破する。
大ショッカーの野望を打ち砕いた。

この時の声は藤本たかひろが担当。


仮面ライダー生誕40周年記念作品にメインの仮面ライダーで登場。
1971年に1号と共にショッカーと戦っていたが、歴史改変により誕生したショッカーグリードに敗れて洗脳されてしまい、ショッカー最強の怪人としてオーズ達の前に立ちはだかる。
終盤人々の思いによって復活した歴代ライダー達と共に戦う。
1号と共にショッカーグリードに再戦し必殺のライダーダブルキックが炸裂、見事リベンジを果たした。
岩石大首領戦では新サイクロンに搭乗し仮面ライダーの40年の思いを結集させたオールライダーブレイクでショッカーの野望を打ち破った。

この映画で2号の声を佐々木剛氏本人が演じ話題となった。


伝説の7人ライダーとして登場。
1984年に放送された仮面ライダーZX特番の客演以来、およそ27年ぶりに黒いマスク仕様となっている。
声は藤本たかひろが担当。
※リンク先参照。


仮面ライダーSPIRITS

村枝賢一が再び連載を始めた漫画作品「新仮面ライダーSPIRITS」では番外編として本郷の旧1号時代と一文字が改造される前日談の2号誕生編が描かれている。
俺が「1号」?

そうだ。何故なら、俺が「2号」だからさ


また、一文字と同じく1号を抹殺するため死神博士に改造されたショッカーライダー(姿は旧2号と同じ)も登場しダブルライダーと死闘を繰り広げた。
ちなみにに本編での新2号は新1号と区別を付けるために黒いマスク仕様になっている。

へ…確かに…この体は兵器に違いねぇ…

だがなショッカー!!

こいつは貴様らを叩き潰す為に使わせてもらうぜ!!


【余談】

番組スタート直後の撮影中に起こった藤岡弘、が事故を起こして入院するというアクシデントから生まれた存在。番組の存続にも関わるアクシデントをスタッフは2号ライダーの登場で乗り切ったのだがちょうどこの頃、スポンサーの毎日放送から「仮面ライダーが変身するプロセスをはっきりさせてほしい」という要望があり、1号が一時退場したこの段階でそれをどうやってアピールするのかという問題が出ていた。

実は1号には決まった変身プロセスがなく、サイクロンで走ったり高いところから飛び降りたりしてタイフーンに風を受けて変身するのだが、これを省略して場面転換時にいきなり変身したこともあったのだが、これに待ったがかかったことで、「仮面ライダーに変身するシーン」を強調して描写する必要に迫られた。

その結果生まれたのが2号の変身ポーズなのだが、初登場時の変身シーンは実は手順を間違えており、上着のジッパーを降ろしタイフーンを露出させてから変身ポーズに入るのだが、先にポーズに入ってしまうというアクシデントがあった。
この当時はフィルムが高額で現在のようにすぐリテイクができない時代だったため、そのまま使えるようにというプロ根性でやり切り、結果無事放送にこぎつけている。
これを受けて藤岡氏の復帰後は1号も現在知られている変身ポーズを取るようになり、以降ポーズと共に発せられる「変身!」の台詞は、現在まで続く仮面ライダーの伝統となった。

ちなみにちびまる子ちゃんは一文字派である。

ウルトラマンタロウ』第52話「ウルトラの命を盗め!」に客演したウルトラマンジャックの手袋とブーツが赤くなっていたのは2号(新)の新衣装を意識したと言われている。

当初はなんと三浦友和氏が候補に挙がっていたのだが、所属事務所に断られたために幻のものとなった。
もし実現していたらその後の『仮面ライダー』の歴史も含め、どのような事になっていただろうか……


争いのない世界、
それが私の願いだ―

記者 一文字隼人



仮面ライダー/一文字隼人は改造人間である。
彼を改造したショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ。




「こっちだこっちだ化け物!早く追記編集してみろ!」
「おのれ一文字隼人!」

私は必ずお前を倒す!五郎のためにも!


「隼人にいちゃん行っちゃダメだ!ショッカーの罠だよ!」

五郎、人間正義のためには罠と知っていても行かなければならない時がある

                「お前も、大きくなったら分かる時が来る」






本郷
「いくぞ、一文字!」

一文字
「ああ、本郷!追記・修正だ!」


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 仮面ライダー
  • 仮面ライダー(初代)
  • 仮面ライダー2号
  • 昭和ライダー
  • 2号ライダー
  • 佐々木剛
  • 藤本たかひろ
  • 河本邦弘
  • 神谷浩史
  • 改造人間
  • ショッカー
  • 石ノ森章太郎
  • 力の二号
  • 力の極み
  • 更なる男
  • 第2の男
  • 紅い拳
  • 伝説
  • 正義
  • ヒーロー
  • 不屈の闘志
  • 変身ブーム
  • もう一人の主人公
  • 仮面ライダー主人公
  • フリーのカメラマン
  • カメラマン
  • ライダービッグ3
  • 一文字隼人
  • 大文字隼
  • 変身ポーズ
  • お見せしよう
  • 力の2号!レッツゴー!!
  • 栄光の7人ライダー
  • 伝説の7人ライダー
  • 主人公
  • シャッター付きタイフーン
  • バッタ男

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月06日 17:23

*1 作中この技を編み出す最中の一文字が「このままではアリガバリの攻めを封じきれない」と言っており、主体はあくまでも「ライダーキックの威力を増す」ことより「アリガバリの攻めを封じてライダーキックを当てるか」だということがわかる。