本郷猛/仮面ライダー1号

登録日:2011/08/28 Sun 19:22:26
更新日:2024/04/10 Wed 23:39:19
所要時間:約 8 分で読めます







及ばずながら…私も全力を尽くして、人間の自由のために戦います!




本郷(ほんごう)(たけし)とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダー』の主人公。

秘密結社ショッカーに改造されたバッタ改造人間であり、始まりの男…そう、

仮面ライダー

である。


この項目ではTV版の本郷猛と仮面ライダー1号について記述する。

漫画やリファインなどの設定は以下のリンク先参照。





【概要】


演:藤岡弘、

仮面ライダー・本郷猛は改造人間である。

彼を改造したショッカーは、世界征服を企む悪の秘密結社である。

仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!


造船技師の父とピアノ教師の母との間に生まれ育った。
深い愛情で育てられたが、17歳の時に父が事故死し、20歳の時に母が病死してしまい天涯孤独となった。
しかし、途方に暮れていたところを立花藤兵衛が親身になってくれたことでオートレーサーを目指すようになった。
IQ600スポーツ万能という羨ましいスキル持ち。
そのために恩師の緑川博士が被検体として推薦。ショッカーに目を付けられ、拉致された後改造手術を受けバッタの能力を持つ改造人間にされてしまう。

しかし、緑川博士の助けもあって脳改造前に脱出することに成功する。
水道の蛇口をひねればねじ切ってしまうなど常人ではなくなり苦悩するが、世界の平和を守るためにショッカーと戦うことを決意する。

真面目な性格で熱さと冷静さを兼ね備えた男。
改造人間になった哀しみに苦悩しながらも戦っていき、ヨーロッパでの戦いを経て、戦士らしい顔つきにもなった。
しかし改造人間になった後もオートレースの世界グランプリ優勝の夢は捨てておらず、ヨーロッパ時代には世界各国のレーサーと勝負を挑んでば武者修行し、新1号として日本に帰ってきた後も暇があればおやっさんとバイクの特訓に励んでいる。


【仮面ライダー1号】



ライダー……変身!!


とうっ!!


本郷猛が変身した姿。上述のとおりバッタの能力を持った改造人間。
当初は番組タイトルと同じ「仮面ライダー」だったが、2号の登場により徐々に2人の呼び分けとして1号という呼び方が用いられるようになり、続編のV3で正式にキャスト欄が「仮面ライダー1号」になった。これらが定着していなかった2号編の初期では一文字が回想で「本郷ライダー」と人間体の名前をつけて呼んでいる。基本的に一文字とは変身しても名前で呼び合う関係で2人の仮面ライダー
後輩のV3やストロンガーからは「ライダー1号」と呼ばれる。
また、バッタの能力と技の多彩さから「技の1号」の異名を持つ。



後続のライダーと異なり、頼れるのはその身体能力のみ。
だが、その欠点は「鍛えて強くなれる」という強みでもあり、特訓によって数々の必殺技を編み出してはショッカーを葬ってきた。

企画段階では『クロスファイヤー』という仮面に赤い十字をあしらったオートレーサーのデザインだった。
その後、『スカルマン』という髑髏モチーフのヒーローという案になったが、スポンサーから「企業のお偉方に年配の方が多いのに、骸骨モチーフは縁起が悪い」という理由から不評を受け、没となってしまう。
しかし、これを諦めきれなかった石ノ森章太郎御大が「それほどドクロのイメージが離れないなら、造形の似たバッタではどうか」と提案。
「仮面ライダーホッパーキング」と命名されたが、長すぎるという理由から前半だけを取って「仮面ライダー」と命名された。
なお、最終デザインはいくつかの候補の中から当時5歳だった長男に決めてもらっている。
モチーフがバッタなのは、子供達からの親しみやすさの表現と同時に、70年代当時社会問題となっていた環境汚染・公害という悪に対する、自然の怒りの象徴にもなっている。
ちなみに、名前の案の中には後に正式採用される名前もあった。



《旧1号》


■身長:180cm
■体重:70kg
■ジャンプ力:一跳び15.3m
■走力:時速30km(100mを12.5秒)

スーツアクター:藤岡弘、中村文弥、岡田勝、他

最初に改造された姿。ピンクの複眼に緑色の体と仮面の飛蝗男である。赤いマフラーは正義のしるし。
旧1号というのは後の新1号との比較の前提に根差した名称なので単に「仮面ライダー1号」とする場合もある。
黒のレザー部分以外の体色はなんとも形容し難く、薄い緑〜水色あたりの独特の体色をしている。(小説版1971ではモスグリーンと称される)
スーツによっては赤い目玉にダークグリーンのパターンもあり、こちらは(旧1号の)Bタイプとも呼ばれる。
活動エネルギーは風で、ベルトの風車に風圧を受けて変身する。この関係上、逆に風圧の無い場所では変身できないという弱点を持っていた。
そのため、後年のような変身ポーズはないが、旧2号の変身ポーズと同じ構えを取って「ライダーファイト!」と掛け声を上げることはあった。

この頃は藤岡氏本人(当時は長髪だった)がスーアクも兼任していたことや、マスクが分割方式ではなく上からすっぽりと被る方式を採用していたため、マスクから髪の毛が出ていたり首元が見えていたりするが、これは後のリメイク版や『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』でもしっかり再現されている。

また、『仮面ライダー図鑑』では便宜上この姿が基本形態、新1号が強化形態という扱いになっている。
後述の通り後続作品では新1号がデフォルトという扱いが多いため、珍しいパターンと言える。
ちなみに解説で用いられている写真のスーツでもキッチリ髪の毛と首元が出ており、現在の東映公式では「そういうデザイン」という解釈となっている模様。

時代が時代だけに、近年のライダーと比べてもスペックは割と低い。

当初、ベーススーツはシカ皮、マスクはFRP樹脂で造形され、触角はラジオ用アンテナが使われていたが、第1話の撮影でいきなり破損してしまい*1、途中からベーススーツはビニールレザーに、触角は接合部を自転車のブレーキワイヤーに変更することで耐久性の改善が図られた。

藤岡氏曰く、レザー製ということでただでさえ動きにくい上に汗をかくと生地に体を締め付けられたり、吐く息でマスクの覗き穴が曇ったりとかなり装着性は劣悪だったらしく、またナイトシーンでは照明の乱反射で姿が見えにくくなったりと、第1作故に全てが手探りだった苦労が偲ばれる。


《桜島1号》

スーツアクター:岡田勝、中屋敷鉄也、他

スーツが新調され、ボディや複眼の色が濃くなっている。(複眼は赤で固定。体やマスクは黒と緑が強調されている)またマスクの上下を繋げるカバーが顎紐に変更されている。
ビデオ作品『仮面ライダー メモリアル』によれば「ヨーロッパ時代の第二形態」であり、「度重なる戦闘経験で改造筋肉が成長し、肉体が変化した」と本郷が推測している(劇中でも曖昧なので明言を避けたと思われる)
日本を一文字隼人/仮面ライダー2号に任せていた時期にヨーロッパから何度か帰国し、死神博士の配下の怪人をダブルライダーの連携で撃破した。
変身システムについてはTVシリーズでは描写されなかったが劇場版「仮面ライダー対ショッカー」では桜島1号の姿で後の新1号と同じ変身ポーズを披露している(掛け声は「ライダー…」はつかない「変身!」のみ)
この変身ポーズに関しては一文字の変身システムを参考に改良したという説が主流で、仮面ライダーメモリアルのナレーションやテレビマガジンの特集記事ではそちらが採用されている。
ちなみに「桜島1号」という呼び名は、初登場となったロケ場所に由来し、公式では「旧1号」で一括りにする場合もあるが
それでも見た目が明確に違うのでフィギュアなどを出す時にはちゃっかり「桜島ver」などと名称をつけて別人として商品展開している。



《新1号》


■身長:180cm
■体重:70kg
■ジャンプ力:一跳び25.0m
■走力:100mを1.5秒

スーツアクター:中屋敷鉄也、大杉雄太郎、前田登、渡辺淳、他

本郷猛が再改造を受けてパワーアップした姿。
この姿では後ろ髪や首がマスクから完全に見えなくなった他、配色も明るくなり、手袋とブーツが銀色に変更。
無知だったスーツ部分は動きやすいジャージ生地となり腕と脚のラインも2本つき、ベルトも赤色になった。
再改造については本編では触れられなかったが、死神博士にわざと捕まり再改造された説*2や、自己改造で体のメカニズムを改良(当時のテレビマガジン)などの説が語られている。
「死神博士にわざと捕まり〜」を採用した場合、博士はこの責を問われ南米支部に更迭になるようである。
これにより、一文字とは異なるポーズと「ライダー……変身!」の掛け声で変身出来るようになった。
能力も大幅にアップしており、48の強力な必殺技で戦い抜いた。

ベルト左側にエナジーコンバーターが増設され、これを操作することで「ライダーパワー」という能力ブーストを行える。

後年の客演でも基本的にこの姿で出演しており、最もポピュラーな姿であると同時に仮面ライダー1号といえば恐らく最も多くの人がイメージすると思われる姿でもある。
なお、『仮面ライダーV3』の頃に一時的に黒っぽいマスクになった以外は新1号のマスクは基本ライトグリーンで固定されており、頻繁にマスクの色の変わる新2号と比べるとデザインは安定している。

スーツは新造で、ベーススーツの材料がビニールレザーから布(ジャージ生地)に変更されている。
マスクは当初は旧2号と桜島1号のものを塗り直して流用していたが、ショッカーライダー編からは旧1号からの型取り*3で新造マスクが導入された。


《1号(仮面ライダー1号)》

スーツアクター:岡元次郎

映画『仮面ライダー1号』にて披露した、新たな1号の姿。
2016年3月27日放送の『仮面ライダーゴースト』第24話にも登場。

現時点では固有の呼称はなく、「ネオ1号」「リメイク1号」「リブート1号」マッチョ本郷等と様々な呼ばれ方がある。
旧来のスリムな形態とは真逆の、2016年当時の藤岡氏の体形を反映したかのような筋骨隆々としたフォルムが特徴的。誰が呼んだか「力技の1号」
手足はモスグリーンの装甲に覆われ、複眼は赤、マスクは黒など、本郷猛の帰還という事もあって桜島1号を意識したカラーパターンとなっている。
格闘の際に手足に風のオーラを纏うのが特徴。

その戦闘力は凄まじく、ショッカー戦闘員のナイフさえ通さない強靭なボディ、強靭な四肢によるパワー、本郷自身の経験と精緻な格闘技能も合わさって、
最新鋭技術によって改造されたノバショッカーの強敵怪人とも互角以上に渡り合う戦闘力を発揮する。
必殺技は王道のライダーパンチとライダーキック。

劇場パンフレットによると、長年の戦いによるダメージや肉体の不具合、低下した機能を本郷本人が自分自身に補修や強化改造を施して至った姿とのこと。
45年の重みを感じられる形態である。
劇中最強クラスと言っても過言ではなく、ショッカー戦闘員、ノバショッカー戦闘員、更にショッカー怪人では最早相手にならず、
仮面ライダーゴースト仮面ライダースペクターと地獄大使が同時に挑んでも敵わなかったウルガアレクサンダーをも単身で対等以上に渡り合う程。
劇中における戦績もほぼ無敗であり、ボスクラスもほぼこの1号が撃破或いは撃破寸前まで追い詰めている。

尚、公式設定かは不明だがキャラクターランドで明かされた各種スペックは

パンチ力:100t
キック力:145t
ジャンプ力:一跳び20メートル
走力:100メートルを3.5秒で走る

……と、身体スペック限定ならば、かの凄まじき戦士究極の闇をも凌駕する化け物レベルであった。
さらにいえば1号はこのスペックこそが最大の武器。そら戦闘員やショッカー怪人じゃ相手にならんわ。
流石に走力と跳躍力は新1号よりも低下しているが、それでも十二分に能力値は高い。
平成・令和ライダー的に言うなら、本形態が1号の最強フォームと言えるかもしれない。

【必殺技】

1号は48の必殺技を持っているため多くの技を劇中で披露している。
以下は技の一部である。

《主な技》

旧1号時代
  • ライダーキック:初期は複眼とベルトがアップになる演出があった。
  • ライダー投げ:相手の背後を取り、抱えたまま跳び上がって後方へ投げ飛ばす。
  • ライダーシザース:空中の相手の頭部を両足で挟み、回転して投げ飛ばす。ヘッドシザース。
  • ライダーチョップ:強烈な手刀打ち。死神カメレオンをガラス割り演出で粉砕。
  • ライダー返し:相手を掴んで跳び上がり、空中で背負い投げの要領で一回転させて地面に投げ落とす。
  • 電光ライダーキック:ライダーキックのエネルギーを倍にした両足もしくは左足の蹴り。発動時は白く電光のように光り輝く。

新1号時代

  • ライダーキック:新1号時代は多くの新技の登場で頻度は減ったものの、地獄大使=ガラガランダを倒す
  • ライダーパンチ:ジャンプして勢いをつけるフライングパンチ。シードラゴンなど一部の怪人を倒す。
  • ライダーチョップ:ジャンプしてから振り下ろすチョップ。イカデビルの隕石誘導装置を破壊。
  • ライダーフライングチョップ:相手を蹴り上げ、クロスチョップを突き出したまま突撃して飛び上がり突き刺す。
  • ライダースクリューキック:スクリューのように回転しながら両足でキック。
  • ライダーポイントキック:相手の特定の部位をピンポイントで破壊するライダーキック。
  • ライダーハンマーキック;ライダー返しで引っくり返した相手の腕を掴んだままライダーキックで追撃。
  • ライダー反転キック:壁等を足場にした三角飛びからのライダーキック。
  • ライダー稲妻キック:ライダー反転キックの派生技。連続ジャンプにより稲妻のようなジグザグの軌道を描いてキックする。
  • ライダー月面キック:月面宙返りから繰り出すライダーキック。
  • ライダーヘッドクラッシャー:相手を脚で挟んだまま回転し、その勢いを利用して頭部を地面へ叩き付けるか投げ落とす。
  • ライダーニーブロック:空中の相手を突き上げるように放つ飛び膝蹴り。上から狙う「ライダードロップキック」という類似技もある。
  • ライダーきりもみシュート:相手を掴んで回転させて投げ飛ばす。
  • ライダー返し:旧1号時代から引き続き使用。
  • ライダースクリューブロック:相手の腕を掴み、振り回してから投げ飛ばすことで壁や木に激突させる。
  • ライダーハンマー:ハンマー投げの要領で敵を投げ飛ばす。ジャイアントスイング。
  • ライダースイング:同じジャイアントスイングなのが、ライダーハンマーとは逆回りに回転。
  • ライダークラッシュ:ジャンプ→前宙から両足で天井を踏み抜く。


ゲームオリジナル

  • ライダーダブルクラッシャーチョップ:『正義の系譜』で使用。空中からチョップ、再度のジャンプから錐揉み回転で2度目のチョップを放つ。

  • ライダー反転ダブルパンチ:『正義の系譜』で使用。空中からパンチを叩き込み、命中時の反動を利用して反転、跳び上がってから再度パンチを放つ。パンチホッパーみたいな感じ。元ネタかは不明だがダブルライダーがV3をコーチした時に「反転しろ!パンチ!」と指示する場面がある。








《2号との協力技》

  • ライダーダブルキック:ダブルライダーが同時にライダーキックを放つ。時期により蹴り方が3パターンくらいある。
  • ライダーダブルパンチ:ダブルライダーが同時にライダーパンチを放つ。本編で明確に必殺技として使う場面はなく、キックの前に交互で叩き込む連続ボディブローをダブルパンチとする書籍が多い。
  • ライダーダブルチョップ:ダブルライダーが同時に(以下略)、やはり本編で明確に必殺技としては使われておらず、ヒルカメレオンを倒した場面をダブルチョップと見做す書籍が多い。
  • ライダーハンマーキック(ライダーハンマー突き):ダブルライダーがそれぞれ怪人をヘッドロックに捉えままジャンプし、すれ違い様に怪人同士の頭を激突させる。状況を鑑みればハンマー"突き”が妥当なのだがなぜかハンマーキックという名称が媒体を問わず多用される。
  • ライダー車輪:以下の2つがある。
    • 旧ダブルライダーが組み合って車輪状になり、転がって高速移動する。間合いが広いイソギンチャックの懐へ素早く潜り込むのに使った。
    • 新ダブルライダーが敵を引き付けつつ円を描くように疾走し、十分に加速したところで同時に空中の1点目掛けてジャンプする。ダブルライダーはぎりぎりのところですれ違うが、追ってジャンプしてきたショッカーライダーは連携不足で互いを回避できず激突・自滅させられた。
  • ライダー返し:ダブルライダーが相手を両脇から抱えてライダー返しを行う。
  • ヘッドクラッシャー:ダブルライダーが肩を組んで突進し、頭突きで障害物を突き破る。
  • ライダーダブルジャンプ:ダブルライダーが肩を組んで同時にジャンプ。

  • 全エネルギー解放:両手をクロスさせて不思議な光の粒を放出し、敵の動きを封じる。カメバズーカの爆発を阻止した。

【専用マシン】

ライダーの名の通り専用の高性能オートバイを使用する。
普段は通常のバイクの姿をとっており、変身した際に本来の姿を現す。
テレビ作品中では製作者は語られておらず、書籍などでも以下のように諸説ある。

立花藤兵衛が製作。これに対し、後述の新サイクロン号が藤兵衛の初めて手掛けたライダーマシンであるとする文献もある。
緑川博士が製作。ショッカーからの脱走用に密かに準備していた。
緑川博士の設計に基づき、ショッカー科学陣が製作。仮面ライダーとの連動をコンセプトとしていた。
『キャラクター大全』2書では藤兵衛・緑川・ショッカーの3説を挙げて詳細は不明としている。

《サイクロン号》

1号が最初に使用していた超高性能バイク。ベースはスズキ・125。
劇中では頻繁にウィリー走行しているが、藤岡氏曰くこれは車体後部の大きなマフラーが鉄パイプで造形されており、重心が後方に寄っていたことが原因の模様。基本的にアクションを想定していない車輌であるため下記の改造サイクロンが制作される。
桜島時代にも1回だけ乗ったが、洗脳されて一文字の命を狙う場面だった。

《改造サイクロン号》

本郷が日本を守る一文字に託したバイク。ベースはホンダCB350。
再び本郷が日本の守りについた後も使用し、下記の新サイクロン登場まで活躍した。
…一部の客演時も大人の事情で何故か使っている。

《新サイクロン号》

本郷が滝・立花のおやっさんの協力を経て完成させたニューマシン。
今までのサイクロンの全ての能力を凌駕する。
カウルの両側のウィングを展開することでグライディング飛行が可能。
急制動用にパラシュートを装備している。ベースはスズキ・ハスラー。
新1号が使用し、後に新2号用のバイクも開発された。
普段使い用の形態には、それまでなかったフロントカウルが追加されている。

『仮面ライダー対じごく大使』ではに乗ったこともある。

《ネオサイクロン号》

仮面ライダー1号にて、立花レーシングクラブ跡地で眠っていたスーパーマシン。
製作者は言うまでもないが、立花藤兵衛。
従来のサイクロンよりも力強いフォルムが特徴的で、各種スペックも新サイクロン号をも大きく凌駕する。
そのパワーは凄まじく、単なる吶喊で瓦礫を容易く粉砕し、ノバショッカー戦闘員やウルガアレクサンダー、バッファルをも軽々と吹っ飛ばす程。
詳細は不明だが、サイクロン号を藤兵衛が強化改修したマシンとの事。
「仮面ライダー図鑑」ではネオサイクロンという名称で記載されている。


【客演】

本郷猛を演じた藤岡弘、氏が警視総監役としてゲスト出演し、氷川誠らG3ユニットの面々とたまたま同席していた津上翔一

「今の俺に出来ないことを君たちがやってくれ」

と2人の後輩ライダーに激励の言葉を送った。
藤岡氏によると「本郷猛本人と見ていい」との事。

終盤、大ショッカーの軍勢に苦戦する仮面ライダーディケイド達を救うため、新サイクロンに乗って歴代ライダーと共に駆けつける。
敵を蹴散らし、太陽の子天の道を行き総てを司る男の攻撃で怯んだ隙に2号とのライダーダブルキックでガラガランダを倒した。

この作品以降は滅多なことがない限り稲田徹氏が声を当てている。

仮面ライダー生誕40周年記念作品にメインの仮面ライダーとして登場。
1971年に2号と共にショッカーと戦っていたが、歴史改変により誕生したショッカーグリードに敗れて洗脳されてしまい、ショッカー最強の怪人として仮面ライダーオーズ達の前に立ちはだかる。
終盤では人々の思いによって復活した歴代ライダー達と共に戦い、2号と共にショッカーグリードに再戦し必殺のライダーダブルキックが炸裂、見事リベンジを果たした。

ショッカーを倒すまでは…仮面ライダーは死なん!!

この映画では1号の声を藤岡氏本人が演じている。
ライダーファン歓喜である。

伝説の7人ライダーとして登場。
声は稲田氏が担当する。
※リンク先参照。

同じくヒーローの頂点であるアカレンジャーと対決するが…。
※リンク先参照。

昭和ライダーのリーダーとして登場。葛葉紘汰を「ひよっこ」と断じ、平成ライダーに戦いを挑むが、その真意は…。
藤岡氏が声の出演以外で、38年ぶりに本郷猛を演じた事も話題になった。
※リンク先参照

まさかの45年ぶりの主演映画。
当然、演者は藤岡氏。
新1号から更に進化した、新たな1号に変身する。
45年の経験やライダーとしてのパワーアップもあって、現行ライダーのゴーストスペクターをも凌駕する戦闘力を見せるが……。
仙人は「一番初めに誕生したライダー」と紹介しており、1号以外のライダーはゴーストとスペクター以外*4この世界に存在しない扱いのようだが、劇中で仙人がショッカーについて説明する際には、「歴代ライダー」という台詞が存在はしているため、2号~ドライブも設定上存在する。

演者は藤岡氏。
終盤の決戦時に旧1号の姿でアカレンジャーと共に参戦。
仮面ライダーブレイズと共にライダーワルドを葬った。


演:藤岡真威人
1971年当時の本郷が登場するが、藤岡弘、氏の実子である藤岡真威人氏が演じている。
そして、演技指導は藤岡弘、氏


仮面ライダー1971-1973

TV版とは似て非なる世界で戦う姿が描かれている。
詳しくは別項目にて。
なお、こちらでは原作のように後輩達は一切登場せず、西暦2009年でも仮面ライダーは本郷猛唯一人である。


仮面ライダーSPIRITS

旧1号時代を番外編として描かれている。
自身と同じ改造人間達と戦う苦悩や一文字を助け仲間にした後悔など、本郷の心情を知る内容となっている。
視聴者側からすれば、昭和ライダーで限定してもさらに10人目の道連れが現れる事が分かっており、そして平成を終え令和に至る現在まで仮面ライダーが増える事になるので尚更報われない。

そうだ一文字…
俺は強くあり続けるはずだった…
改造ベッドに横たわるお前を…もう一人の俺を見る時までは
だが…俺は孤独に敗れ…仲間を求めてしまった…
まるで人間のように…
地獄の道連れと解っていて…
スマン…スマン一文字


俺はお前を助けなければよかった



戦いを長引かせたのもお前を戦いに巻き込んだのも…
すべては…この弱き力と心ゆえに…
だが…それでも俺は
戦いを続けるしかなかったのだ


9人もの男達を地獄の道連れにしてでも…


【余談】

  • 放送当時はスーツアクターという概念が稀薄で、仮面ライダー1号のスーツアクターを本郷猛役の藤岡弘、が担当していた。
    しかし、第10話の撮影中に藤岡弘、が大怪我をしてしまうという事態が発生。それにより本郷猛をショッカーの海外拠点を叩きにいくという名目で退場させることに。そして急遽生まれたのが一文字隼人/仮面ライダー2号である。


  • ウルトラマンVS仮面ライダー』では初代ウルトラマンと共演し巨大化したことがある。
    なお、元々初代『仮面ライダー』も『ウルトラマン』のような「巨大ヒーローと怪獣が戦う作品」にする案も浮上していたが、石ノ森御大が等身大のヒーローに拘った事で現在まで続く今の形になったという。




時代が望む時、仮面ライダーは必ず蘇る―

俺の…俺達の名は……

仮面ライダー










ライダーは、いつも君たちのそばにいる。

何があっても、君たちと一緒だ。

生きて、生きて、生き抜け。

ライダーは、君たちとともにいる。




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最終更新:2024年04月10日 23:39

*1 そのため、よく見ると第1話の時点でスーツに補修跡が見える

*2 テレビランドの記事ではこちらが解説されており、プロデューサーの平山亨氏からも了承を得ている

*3 旧1号のスーツは旧2号に改造され、その後前述の通りマスクが新1号に流用されたので、正確には旧2号ベースの新1号のマスクの型

*4 映画には登場しないが、テレビを含めればネクロム。