OBLIVION(ゲーム)

登録日:2009/07/19(日) 15:03:23
更新日:2021/08/22 Sun 20:49:28
所要時間:約 7 分で読めます




「人も、世界も、生きている」

The Elder Scrolls IV: オブリビオン(The Elder Scrolls IV: Oblivion)とは、Bethesda Softworks開発のRPG。
The Elder Scrollsシリーズの4作目にあたる。

日本語版の開発、販売元は喧嘩番長や侍道で有名なスパイク。



機種はPS3、XBOX360にPC版がある。


  • ほぼ全ての建物に入る事ができ、そこにある羽ペンやら本やらのほとんどのものを拝借できたりする高い自由度
  • 一人一人が自分の意志を持ち生活しているNPC
  • まるでロードオブザリングのようなファンタジー世界を再現した広大なマップ
が今作の売りではないだろうか。

メインの話をすっぽかして他の全ての事ができるのでプレイヤーによってプレイスタイルに違いが出る。


一人一人によって物語が作り出されるのだ。
広大なマップをただ歩き回るもよし。(筆者はそれで一時間は過ごした)

自作魔法づくりに没頭するもよし。

ネタプレイに走るもよし。

住民を殺して街や村を廻るもよし。



とにかく出来る事が多いのだ。



本作はレベルアップのシステムも少々変わっている。

メジャースキルというプレイヤーを定義するスキルを合計10上げた後にベッドで休眠を取ると目覚めと共にレベルが上がるのだ。


スキルの上げ方はスキルに準じた行動を取ると上がっていく。

軽業というスキルならばピョンピョン飛んでれば上がっていき、商才のスキルならば買い物の交渉をしていけばあがっていく。


スキルが高ければゲームの進行も快適なものとなるのでスキル上げは重要になってくる。

因みにメジャースキル以外のスキルはマイナースキルと呼ばれる。




本作のプレイヤーキャラクターは自分でキャラメイクして作る事になる。

好きな人はこれだけでお腹一杯になるほど遊べる。

十種類の種族の中から選び、骨格単位でキャラを作ることになるので、可愛い及びカッコイイキャラクターを作るにはかなりのコツが必要。

特に目や頬骨から顎にかけてのラインを整えるのが非常に難しい。



しかしPC版は、前作「Morrowind」同様MODと呼ばれる拡張ファイルを容易に導入できる作りになっており、活用すれば問答無用で可愛いキャラを作る事ができる(ツインテの幼女とか)。
他にもイベントやダンジョン、自分用の家、キャラメイクで選択できる新たな種族を追加したりもできる。
優れたMOD作者はベセスダに引きぬかれてスカイリムのスタッフになったという話もある。
今でこそ続編たるスカイリムも各種MODが充実してきたが、MOD充実の前はスカイリムよりオブリの方を優先して遊んだファンも多い。




因みにゲームの登場キャラの容姿は海外ゲームなので、

うん……。

て感じである。
まあお約束て事で。






以下主なキャラクター及びその他のキャラ(もちろんネタバレを含む)


  • 主人公
経緯不明の帝都の牢に捕らえられていた囚人。シリーズ恒例の設定である。

やる人によって聖人君子にもなりえるだろうし、
ジェフリー・ダーマーも裸足で逃げ出すような超絶犯罪者にもなりえる。

皇帝であるユリエル・セプティム7世の予知夢に登場したらしく、
皇帝の死の間際に帝都の命運を託される。

にしても只の囚人に命運を託すなんて皇帝もぶっとんだ方である。


プレイヤーのやる気次第だがギルドマスター、流浪の騎士、
グランドチャンピオン、クヴァッチの英雄、シロディールの勇者など様々な異名をもらえる。
ただし、英雄になろうがギルマスになろうがものを盗めばスタァァァァプ! される。


  • ユリエル・セプティム7世
みんな大好きタムリエル大陸を統べる皇帝。

以前のシリーズでも重要キャラを勤めていたらしく今作は序盤で死ぬ割に中の人が豪華らしい。

竜の血を引いているらしく予知の能力を秘めている。

そして予知通りに超序盤で邪教「深遠の暁」の暗殺者に暗殺されるが、
プレイヤーは前作をプレイしていない限り、特に思い入れの無いキャラなので殺されても特に何も思わない。

しかしオブリビオンの世界では皇帝の死は大変な事で

皇帝の死によって聖火である「ドラゴンズファイア」の火が消えてしまい、
魔界オブリビオンとの障壁が無くなってしまい、オブリビオンの門が開き魔物が出てきてさあ大変である。

自身の死の間際に予知夢で見た主人公に、ドラゴンファイアを灯すのに必要なアイテムである王家のアミュレットを主人公に託し、
最後の皇帝の血筋であるマーティンに会いに行くよう頼む。

ここまでだと悲劇の皇帝なのだが、TESシリーズプレイヤーからみたら、さんざろくでもないことをしているから因果応報と言われる。
ただ、Oblivionはシリーズを一気に広めたソフトなのであまり有名ではない。


  • マーティン
皇帝の隠し子。
クヴァッチという街の司祭をやっていた。

中の人は筆者でも名前くらい聞いた事あるショーン=ビーン。

司祭でありながら闇の魔術にも精通しておりなかなかに万能な人。



ラストに「さらば親友よ。竜が私を呼んでいる」
と言いラスボスであるメエルーンズ・デイゴンに竜の姿になり死闘の末に倒し、自身は竜の姿のまま石像みたいな感じになった。

この衝撃の展開に物語ラストという事もあいまってかこのシーンに主に筆者が胸をずっきゅんされた。

序盤に死ぬパパと比べていい扱いだ。


  • メエルーンズ・デイゴン
16人のデイドラ王の一人。


破壊と自然災害を司っている。
彼の存在意義自体が破壊という素晴らしいお方

見た目は金剛仁王像に手を増やして武器持たせて洋風にして巨大化させた感じ。

ラスボスなのに主人公は傍観を決め込む


  • 熱狂的なファン
主人公がグランドチャンピオンになった時に現れる青年。

言動一つ一つが妙に腹立つ。

その前進的な髪型からタマネギと呼ばれしょっちゅうニコニコやyoutube等でネタにされる。

冒険に同行してくれるが弱いのでよく死ぬ。

しかし街に帰るとしらない間に湧いてきて話しかけてくるというタフガイ。
彼に死の概念は無いのか。


  • アグロナック・グロ=マログ
グレイプリンスの名で親しまれる闘技場無敗のグランドチャンピオン。

種族はオークで体色は緑色である筈なのだが灰色なのでオークと誰かの混血。

自分の両親の事は良くわかっていないのだが、
高貴の出だと思いこんでおり、自分の素性を調べてくれと主人公に依頼する。
しかしその実、オークと吸血鬼との混血種である事がわかり、
そのイベントをこなした後に彼と試合するとショックの余り殺してくれと頼み込む。


主人公は試合中なので無防備な彼を殺しグランドチャンピオンになるのである。


  • オークのマゾーガ
みんな大好きオークの乙女。
騎士を名乗り最初は主人公に嘗めた態度でかかりかなり腹が立つが、
親友の敵討ちの為に騎士になった事がわかり、ちょっとキュンてなる。
イベントをこなすと最終的に主人公と共に流浪の騎士の称号を得て、白馬山荘という小屋で同棲する事になる。

因みに昼頃に白馬山荘に入ると彼女は下着姿で横たわっておりergみたいな展開でなんかキュンてなる。

彼女の豪華装備が欲しければこの時にスリを行えば手に入る。

彼女との同棲を長引かせたい場合は、ちゃんと定期的にロックミルク洞窟の山賊狩りを行いましょう。

そうしないと彼女は一人で退治しに行ってお亡くなりになります。


  • 主人公の向かいの檻のダークエルフ
物語冒頭に主人公に悪口を言ってくるむかつく奴。

その悪口は種族、性別ごとに違い意外と凝ってる。

ムカついたら闇の一党に入り暗殺しちゃおう。


  • ダル=マ
見た目麗しいアルゴニアンの娘。

麗しいと言ってもアルゴニアンなのでトカゲ人間。


しかし馬とお母さん思いのとてもいい子なので、アルゴニアンの中では恐らくNo.1の人気を誇る。

途中でハックダートという村の連中に拉致に合い、生け贄にされかけるハプニングメーカー。


是非とも彼女を本「アルゴニアンの侍女」のように侍女にさせて、俺の槍を磨かせたいものである(性的な意味で)


  • アレッシア・カロ伯爵夫人
レヤウィンの伯爵夫人。
オブリビオンの中では珍しく見れる顔をしているが、
部屋の地下に秘密の拷問室を作っていてそこでアルゴニアンを痛めつけている。

Sなプレイヤーなら彼女がダル=マを拷問しているシーンを妄想して、アレをアレした方がいるがいるのではないかと思う。

  • 衛兵さん
各都市や街道の治安を守る縁の下の力持ち。
主人公のレベルが高いとオブリビオンゲート回りにいるデイドラに突っ込んで死ぬけど、今日も頑張っています。
主人公が悪行を働くともちろん出動。軽快に走ってきて罰金刑か服役かを選ばせてくれます(殺人などは即刻服役刑)。

スタァァァァプ!


筆者にはオブリビオンの魅力を語りきるにはまだ未熟な面がありましたので追記・修正宜しくお願いします。


シャドウハイドユー

※ちなみにこのゲームは進行不能に陥るバグも多く、攻略サイト無しだと後々泣きを見る羽目になるかもしれない。
大抵のバグはクエストをやる順番をしっかり考えていけば対処が可能なのが救い。



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最終更新:2021年08月22日 20:49