ジェイソン・ボーヒーズ(13日の金曜日)

登録日:2011/05/13 Fri 21:46:56
更新日:2024/01/12 Fri 17:35:09
所要時間:約 4 分で読めます




※チェーンソーを武器に使った事は一度もありません




ジェイソン・ボーヒーズ(Jason Voorhees)とは、ホラー映画「13日の金曜日」シリーズに登場する殺人鬼
一作目のみ、配給会社の関係で名字が「ボリーズ」と訳されていた。

◆基本プロフィール

生年月日は1946年6月13日。アメリカ国籍の白人男性。身長192センチ、体重114キロ*1
アイスホッケーのゴールキーパー用マスクで素顔を隠した長身かつ筋骨隆々な大男であり、キャンプ・クリスタルレイク近辺に潜む連続殺人鬼。


◆経歴

母であるパメラが10代半ばの頃に謎の男にレイプを受け、その時にデキた子供。
先天的な病で頭部全体が奇形であり、これが原因で幼少期より周りの子供から酷いいじめを受けていたが、
パメラは容姿を気にせずに息子を愛し育てており、彼にとって母だけが唯一の味方であった。

1957年11歳の誕生日の時、母親がキャンプ・クリスタルレイクにてコックとして働いていたため、近くにいたジェイソンもキャンプに参加。
しかし彼を忌み嫌う同級生たちにいじめられ、湖へと追いやられて顔に布袋を被せられた状態で湖に突き落とされ、溺れて行方不明になってしまう。
その場にいた責任者(キャンプ・カウンセラー)達はセックスに夢中で一連のいじめに全く気づいていなかった上、
いじめっ子たちも(当然)真相を話さなかったため、ジェイソンの件は結局事故として処理されてしまう。

※これは殺人罪(もしくは過失致死罪)に相当するが、当事者が全員未成年(小学生)であるため、彼らを罪に問う事は難しい*2

しかし行方不明になったジェイソンは奇跡的に生き延びていた。だが殺されかけたショックと恐怖で家に帰れなくなる。
完全に心を閉ざした彼はその後、クリスタルレイク付近の森にあった小屋*3で静かに孤独に生きる事にした。
だがそんな事を知る由もない彼の母・パメラは、精神が元々不安定だったことも相まって頭がおかしくなり、愛想をつかした義父も出ていってしまう。
こうしてジェイソンとその母親は互いの状況を知らぬまま、20年以上もの間ひっそりと孤独な人生を過ごしていく。
だがキャンプ場の再開を受けさらに精神状況が悪化した母親は、「息子の疑似人格」の妄執にとりつかれた殺人鬼と化してしまうのだった

そして1979年6月13日の金曜日。キャンプ場は再開され指導員候補生の若者7名と責任者がこの地を訪れる。
再び運営を始めたキャンプ場を閉鎖させるために、ジェイソンの母・パメラはカウンセラー候補生の殺戮を開始*4
内なる息子の「Kill mammy(=殺してママ)*5」という声に従ってパメラは殺人を繰り返すが、標的の最後の一人であるアリス・ハーディーに返り討ちにされてしまう。
そして、自らを愛するがあまり狂気を発した母の最期を、ジェイソンは人知れず目撃していた。(PART1
以後、ジェイソンは自分と母親の復讐のため、そして「キャンプ場を閉鎖したままにしておく」という母親の意思を継ぐために殺人を行うようになる。

PART2」冒頭で母親の首を小屋に持ち帰り、事件から2か月後に母の仇であるアリスの自宅へ侵入しアイスピックで惨殺。
大量の血痕だけ遺して死体を持ち去っており、後に5年後のジェイソンの屋敷で彼女のミイラ化した遺体が確認できる。

上記の通り、第一作目(PART1)の殺人鬼はジェイソンではなく彼の母親で、本当のジェイソンが殺人鬼として活動するのは「PART2」以降である。
※ただしPART5:新13」はある種の外伝的なもので本物のジェイソンではない。
  • PART2」では、ジェイソン本人が前作生存者を殺害しクリスタルレイクで殺戮開始。枕カバーを被ってチェーンソー返り討ちに遭う
  • PART3」は2で逃亡した直後の話。湖近くの別のキャンプ場の高校生を襲う。トレードマークのホッケーマスクをGET。
    しかしラストでまだ息の合った生存者の協力攻撃で頭を斧でかち割られる。
  • 前作ラストで死んだと思われたジェイソン、「PART4:完結編」で死体安置所から蘇生復活スタート。
    湖周辺で無差別殺戮後、近くで暮らしていた無関係の一家にも狙いをつける。「完結編」ってタイトルだけどもちろん完結していません。
    ただし人間としての生はここで終わった。
  • PART5:新13」は上述したようにジェイソン本人ではない模倣犯の仕業。
「PART6」で再登板、本当の怪物として蘇生し、以降は製作者側の悪ノリでどんどんスケールアップしていく。
  • PART6:ジェイソンは生きていた!」で雷に撃たれゾンビ化し超能力を得て復活。肉体は腐敗し骨も見えてるが完全な不死身になる。でも結局トミーに沈められた。
  • PART7:新しい恐怖」では超能力少女ティナに溺れた父親と間違えられ復活し超能力対決
    しかしほぼ一方的にやられた挙句、自身がPART1でアリスにやったようにティナの父親に湖に沈められる。
  • PART8:ジェイソンN.Y.へ」で今度はボートの錨から高圧電流が流れて復活、泳いでNYに渡って殺戮を開始
    レニーを下水道へ追い詰めるも劇薬をぶっかけられて退場、産業廃棄物汚染プールに沈む。
  • PART9にあたる「ジェイソンの命日」では初っ端にFBIによって木っ端微塵に吹き飛ばされる。
    しかし心臓だけで生存し他人の身体に乗り移りながら活動、異母兄妹のダイアナ・ボーヒーズを殺害し身体を乗っ取る。
    ダイアナの肉体で完全復活するも、姪のジェシカ・ボーヒーズの手で聖剣に刺され退場。心臓だけ土に潜る。
  • 10作目でPART10にあたる「ジェイソンX 13日の金曜日」ではすでに復活&殺戮後、捕まって死刑にされても死なないので冷凍刑で封印される
    冷凍保存されたジェイソンが500年後、事情を知らない未来の人類の宇宙船に回収され、その後自力で蘇生して船員を殺戮。
    後にアンドロイドに返り討ちにされてしまうが、暴走したナノマシン技術によってメタルジェイソンとなって復活
    最終的に宇宙船から落ちて名も知らぬ惑星へ大気圏突入、また湖の底に沈む。

…とまあ、もはや不死身のエンターテイナーといった様相。
人気キャラで続編が作られ続けたものの、スプラッター故に新しい刺激を求めるファンとスケールアップに翻弄される制作陣との板挟みにあった典型とも言える。
その為、ジェイソンについてはファンの中でも作品によって好みが大きく分かれるケースが多い。

◆身体能力

森の中で長年暮らしていたためか「PART2」の時点で細身なのに猛獣並みの耐久力と怪力を身に付けていたが、生まれついて脳が異常に小さいらしい。
加えて、その間他人と一切交流がなかったからか、子供の頃は普通に話していたが現在ではうめき声くらいしか出さず、知性は基本的に感じられない。
殺された母親の復讐もあり「キャンプ場を閉鎖したままにしておく」という目的を引き継ぎ、クリスタルレイク周辺の人間を無差別に殺す。

◇不死身の耐久力

基本的に死なない*6
一応人間という設定だった「PART2」~「PART4」までは標的からの反撃で普通にダメージを受けるという人間じみたところがあった。
また、この頃は動作が機敏な上に全力疾走で相手を追跡していた。ちなみに心臓は常人の約二倍の大きさで、これが不死身じみた再生能力を齎している。
映画「フランケンシュタイン」における「怪物」の如く落雷で復活した六作目以降は人間を超越した怪物となり、基本的に何をされても平然としているようになった。
しかし同時に知性が更に下がったのか、本来の目的だったクリスタルレイクを離れてしまい、殺戮自体が目的に変わってしまっている。
走ったり痛がったら人間のジェイソン、走らないけど無反応で不死身なのが怪物ジェイソンと見分けられる。
「PART9」では身体が爆散して心臓のみになっても他人に寄生することで精神を支配できることが明らかになる*7
ただし、完全な復活には血の繋がった親族の肉体を宿主にする必要があり、それ以外の人間を宿主にすると、数時間で肉体が溶けて崩壊してしまう。
「PART10」では人間を遥かに上回る自然治癒能力をもつことが明かされ、いずれの作品もラストは湖に沈めて封印する事で難を逃れている。

◇圧倒的なパワー

常人を遥かに超越したパワーもジェイソンの特徴の一つ。
痩身だった「PART2」の時点でさえピッチフォークでの一突きでドアを貫き、窓ガラスを素手で割る怪力を見せていた。
筋骨隆々にパワーアップした「PART3」「PART4」では素手で軽々と人間の頭を押し潰すほどになっている。
完全に怪物的存在になった「PART6」以降は更に凄まじい腕力となり、素手で人間の胴を貫き心臓を抉ったり、一発殴っただけで標的の首がもげたりする。
更に73キロもあるフレディを片手で持ち上げ、キャンプ場にある建物の屋根の上までぶん投げるほどになる。パンチ力何トンあるのやら。
ちなみに怪物化した以降は血液が真っ黒で、身体の内部構造も人間とは異質のモノと化している。

◇驚異的な知覚能力

下記の『超能力』で触れているが、ジェイソンは異常に鋭い聴覚で聞き分けて獲物の位置を特定できる事が公式ゲームから判明した。
その為「PART6」以降は走らなくなったので逃げるのは簡単……と思いきや、誰にも気づかれることなく、いつの間にか誰かのすぐそばに姿をあらわすことが多い。
十作目では軍人相手に不意打ちを行っている。そもそも歩く速度が遅いだけで、ここぞという時の動作は割りと素早い。

◇異常なまでの潜水能力

ジェイソンは泳げない、という誤解をされていることがたまにある。
確かに少年時代に湖で溺れたのだが、大人になってからはむしろ得意となっており、まだ人間だった「PART4」の時点で長時間の潜水が可能であった*8
特に「PART6」のトミーとの最終決戦では、戦いの舞台となった湖ではその驚異的な潜水能力でトミーを翻弄していた。
「PART8」に至ってはクリスタルレイクがあるニュージャージー州からマンハッタン島まで泳いで渡っている。
「ゲーム」でも水中での移動速度は常人の比ではない上に常に潜水している。しかも水中での攻撃は即死判定

ただし泳ぐ事は得意だが、溺れる事自体は本当に弱点らしく、過去作のラストはいずれも湖に沈められて決着がついている。
どうやら溺れると仮死状態になり停止するらしいが、電気ショックを受けたり、憎しみの対象が近くでいきがってると復活する。

超能力

上記のとおり映画では度々(特に「PART6」以降)、物理的にあり得ない先回りをしていたり、歩いて相手を追跡していたのに余裕で追い付いたりしていた。
これらの演出は長らく、「画面に映っていない場面で全力疾走している」「瞬間移動を会得している」等とファンからネタにされていた。
しかし公式の「Friday the 13th: The Game」(以下ゲーム)にて、瞬間移動は映画上の演出ではなくジェイソンが有する超能力であったことが明らかになる。

◇透明化高速移動「Shift(シフト)

姿を見えなくした状態で数秒間だが超高速で移動する能力。映画でいないはずなのに突然現れる理由。

◇瞬間移動能力「Morph(モーフ)

離れた場所へ瞬時に移動するワープ能力。映画でも度々目にした先回り術。

◇標的探知能力「Sense(センス)

生存者を探知する能力。主に聴覚に頼っているらしく、ラジオなどの声にも誤認する事がある。

◇隠密無音移動「Stalk(ストーク)

音もなく気配も消し忍び寄る能力。視界に入らない限りターゲットは気配さえ気づけない。

◇激怒「Rage(レイジ)

映画ではドアを体当たりで発泡スチロールの如く突き破る場面があるが、「ゲーム」ではジェイソンが激怒状態*9に移行するとこれが可能になると設定されている。

◇寄生支配能力

「PART9」で心臓のみの状態になった後、ジェイソンの遺体を解剖していた検死官の精神を操り心臓を喰わせて乗っ取った。
ただし精神操作は心臓のみの時でしかできないようで、別の人物の身体に乗り換える際はキスによる口移しで無理矢理乗り移る。
ちなみに死んだ肉体から妹の身体を乗っ取ろうとした際は、心臓ではなく蟲のような何かが切り落とされた首の断面から這い出して妹に侵入した。
尚、乗っ取った場合に限り知性はその人物元来のものを利用する事ができるらしく、頭脳プレーを見せる場面もある。


◆服装・マスク

初登場した「PART2」では白い麻布袋のマスクを被り、青を基調としたチェック柄のシャツと青いオーバーオールを着た農夫のような格好であった。
「PART3」ではクリスタルレイク付近の夫婦が営むスーパーの庭に干してあった緑のアノラックと白いズボンに着替え、以降はPART8まで着続ける。
「PART3」では新品同然であったが、作品を経る度にボロボロに汚れたり破けたりし、最後は元の色が分からない…というか上下共に真っ黒となった。
トレードマークのアイスホッケーのマスクは「PART3」にてシェリーことシェルドン・フィンケルシュタインから奪ったもので、以降「PART7」まで着用し続ける*10
「PART7」でキャリーもどきのティナにマスクを念動力で破壊されたため、「PART8」で新たなマスクを手に入れている。

◆凶器・殺人


とりあえずチェーンソーは一度も使用していない。

まずこれだけはちゃんと伝えておかなければならない。多分別の映画よく似た殺人鬼とごっちゃになってる*11
というか「PART2」で最後の生存者のジニーにチェーンソーで切りつけられた。一応電動芝刈り機はパート7で凶器として使用している。

最も多用する凶器は母親も使用していたマチェーテ()もしくは素手での体術で、人体を真っ二つに切り裂いたり力ずくで引きちぎったりする。
それ以外では伐採用のアックス()、調理用のクリーバー(肉切り包丁)もしくはナイフや包丁を多用する。
頭は悪いが銃器の扱いは上手く、スピアガン(水中銃)も二度扱っており、10メートル以上離れた場所から正確に標的を撃ち抜いている。
「PART2」ではヒロインのジニーとの追跡劇及び最後の死闘でピッチフォークと鶴嘴を使用した。
「PART4」では一度もマチェーテを使用していないばかりか、逆にマチェーテで殺された。
「ゲーム」ではこれら映画での多彩なキルムーヴがDLCやレベルアップなどで可能になる他、トイレに頭を突っ込んで溺死させるなどのシチュエーションキルも可能。

◆性格

成人後はまったく言葉を話さないため、その人となりはよくわからないが、とりあえずマザコンであることは確か。
「PART2」に登場した児童心理学を学んだヒロインのジニーは「大人の身体に閉じ込められた子供」であり、また「」をよくわかっていないと分析している。
そしてその分析は作中の描写から見る限り正しく、母親の命令には逆らえず、女性に母親の姿をされると、とりあえずその人物の言う通りにしてしまう。
また自らの毛髪を剃って坊主頭になった少年の姿に、幼い頃の自身とイメージをだぶらせ殺意を喪失したこともある。

上記の過去がトラウマとなっているためか、セックスという行為そのものに対しては強い憎悪を抱いている*13
そのため行為中のリア充に遭遇しようものなら容赦なく惨殺する。

……………しかし、非モテの童貞男や爺さん婆さんも容赦無く殺す
目的は「キャンプ場の永久閉鎖」であり、クリスタルレイクにいる人間は無差別に殺している*14


リア充を殺しまくるが、実はボッチ=「お前ら」にはもっと厳しい

他の仲間が恋人とセックスしてるなか、一人寂しく映画を見たり、オナニーやゲームをしたりしてるぼっちの死亡率現時点で100%だったりする。

また、ジニー、クリス、スティーブン、ジェシカ、ウィットニーは非処女・非童貞であるにもかかわらず生存している。
特にジニーはキスシーン及びセックスの事後シーンがあるにもかかわらず生き延びた。

それ以外に明確に非童貞と明かされている訳ではなくとも数少ない生き延びた男性キャラクターも、
  • イケメンかつ紳士的
  • 友達がいるリア充だがチャラくない
  • 異性に迫られても誘惑に負けてセックスしない
  • 正義感が強く、ヒロインを身体を張って守る
  • 最低一人以上の女性に惚れられている
  • オナニーしない
…等々の条件を満たしたハイスペックである。

ちなみに「PART6」では幼女と思いっきり目が合ったがスルーしており、そこから「ジェイソンは子供を殺さない」という後付け設定が生まれた。
※ただし12歳のトミーは襲っているので、厳密には小さな児童のみと思われる

◆その他、余談


◇今でこそホッケーマスクがトレードマークのジェイソンだが、実はホッケーマスクをつけたのは上記の通り三作目から。
 殺人鬼として行動を開始した二作目ではずだ袋をかぶっていた

◇ジェイソンの主な凶器は自身の怪力、もしくはである。鉈の切れ味は相当なもので、ジェイソンの腕力と組み合わせると色々と貫通する。
 ジェイソン自身もこの鉈で何度も攻撃されると普通よりもダメージを受ける模様。銃で撃たれても車にはねられても平気なくせに……
 なおチェーンソーを持っているイメージが浸透しているが、チェーンソーを使ったことは一度もない。
 『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスとごっちゃになっていると思われる。ちなみに『ジェイソン(原題:Bloody Murder)』というパチモン映画に登場したホッケーマスクの殺人鬼はチェーンソーを使っていた。

◇「フレディVSジェイソン」では水が弱点とされたが、実際のジェイソンは水中に潜伏してゴムボート上の標的を殺害したり、
 標的を追いかけて船を乗り捨てニューヨークまで泳いでいったことがあり、むしろ溺れることを恐怖している節がある。

◇醜い顔を隠すために仮面をつけているジェイソンだが、八作目で絡んできたチンピラを素顔を見せて撃退したことがある。
 ちなみに、ジェイソンの素顔はシリーズを通して鉈でめった切りにされたり墓地に埋められたり湖に沈められたり汚染物質ぶっかけられたりしたせいで、
 子供の頃よりひどいことになっている。

◇ノベライズ版「フレディVSジェイソン」によると、犠牲者の総数はその時点で127人。
 「ジェイソンX 13日の金曜日(映画)」では200人以上殺してやっと捕まり、何をしても死なないので仕方なく冷凍刑にされた。

◇映画ではフレディ、アメコミではレザーフェイス(悪魔のいけにえ)と対決している。
 生身の人間とは言えチェーンソー装備のレザーフェイスはともかく、
 現実世界に引っ張り出されて武器はナイフつきのグローブのみとなってもジェイソンにガチンコ勝負挑んだフレディ度胸ありすぎだろ…。

九作目でSWATチームの迫撃砲をくらいバラバラになったジェイソンの遺体は、何故かオハイオ州のヤングスタウンに運ばれている。
 おそらくフレディがジェイソンの存在を知ったのはこの時。

◇『Friday the 13th: The Game』ではプレイヤーがジェイソンを操ることもあってか、ロックを解放すればシリーズ作品やメディア作品で登場した多彩なジェイソンの中から好きなジェイソンを選ぶことが可能。
 使っているジェイソンの種類によって「シフト(瞬間移動)のクールタイムが短い」「仕掛けられるトラップの数が多い」などの特色がある他、
 NES向けゲームに登場したジェイソンの場合、ジェイソンが近くにいるとカウンセラー側に知らせるBGMがそのゲームのBGM(昔懐かしのピコピコ音)になる等、それなりに手が込んでいる。

◇『Dead by Daylight』に登場する殺人鬼側のキャラ「THE TRAPPER(トラッパー)」はジェイソンをモチーフにした殺人鬼である。

◇アメコミ「ジェイソンVSレザーフェイス」での1人称は「俺」。しゃべるのかお前
レザーフェイスとは不幸な出会いとささいな誤解のせいで殺し合いになるものの、圧勝する。
そして、戦闘中での会話から彼にも愛する家族がいる事、自らと同じく決して幸せな人生を歩んで来た訳ではない事を知る。

町の酒場の連中はレザーフェイスの素顔を見た際に酷い暴言を投げかけ、同時にジェイソンのトラウマを掘り返してしまった。

「バケモノ同士もっと殺し合え」「お前らバケモノはそうして殺し合っているのがお似合いだ」

それが原因でジェイソンの怒りの矛先は自分達が本当に怒りを向けるべき相手として酒場の連中へ怒りを向ける。
彼なりのけじめとして素顔を見て罵った酒場の連中を1人残らず皆殺しにした。自業自得である。

全てが終わった際にはレザーフェイスを手に掛ける事はなく、背中越しにただ一言だけ声を掛けて去って行った。

「俺達が戦っても他の連中を喜ばせるだけ、家族を大切にしろ」

この事から見るに情けが全く無い非情な殺人鬼ではなく、彼独自の価値観に従っているのが解る。
かなりシニカルな性格で家族を大切にする者にはそれなりに敬意を払う一面もあるようだ。
なお、彼の生年月日である1946年6月13日は木曜日である。


追記・修正はジェイソンから逃げ延びてからお願いします。

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最終更新:2024年01月12日 17:35
添付ファイル

*1 ただしPART2までは細身でそこまで大きくない為、マッチョ化したPART3以降の設定と思われる。

*2 ただ仮にこれらの真相が公になれば、ジェイソンを溺れさせた少年少女(とその家族)と職員は、世間や人権団体から相当のバッシングを受けるのは間違いないだろう。

*3 公式の名称は「ジェイソンハウス」。何気に11歳の少年が建てたとは思えないしっかりした作り。明らかに精製加工された窓や板があるので、元々あった廃釣り小屋でも再利用したのだろう。(それでも凄いが)

*4 ちなみにジェイソンが行方不明になった翌年からパメラは連続殺人を始め、その後湖の水質汚染もありキャンプは閉鎖されていた。尚、この候補生達はもちろんジェイソンの事件とは無関係の者達であり、事件の際の候補生と違い比較的真面目に仕事をしているのだが、閉鎖にしておきたいパメラにとっては邪魔者には違いない。

*5 度々挿入される「キ、キ、キ、マ、マ、マ…」というBGMは「Kill mammy=殺してママ」というパメラだけに聞こえている息子の声。だがもちろん当のジェイソン本人はそんな事は言っていないし、精神疾患を起こしたパメラの幻聴である。

*6 作中で死んだのは「PART4:完結編」のラストのみで、他は仮死状態。「PART6」でアンデッド化して復活し本当の不死身になる。

*7 同作に登場した賞金稼ぎ曰く、ジェイソンにとって肉体は服のようなものでしかないらしい

*8 逆説的に見れば、少年時代の失踪時に普通なら溺死しているはずの状況で生き延びていたのだから、ある意味では『得意』である事が正しいのだろう。

*9 時間経過などで発動条件が解禁され、これらの超能力を扱える。「激怒」は最後まで解放されないパッシブスキルで、開始から15分経過が条件だが、生存者から攻撃を受けたりすると時間が早まる

*10 額にV字型、頬にハの字型の赤いペイントが施されている。なお、「PART6」のマスクは頬のペイントが無く、額のペイントが逆三角形であるなど明らかに別物だが、設定上は同一のものである

*11 ちなみに件の彼とは後にアメコミで戦い、似た境遇に友情にも似たシンパシーを感じていたりする。

*12 金属製の尖った杭のようなもの

*13 ただしセックスが何なのかよく分かってない可能性もある。とりあえずセックスしてる奴は自分を見捨て嘲笑ってるように見えるらしい。

*14 少なくとも隣町までも殺しに行っているので、かなり広範囲がターゲットになっている