キット・テイラー

登録日:2011/09/01(木) 19:15:14
更新日:2021/11/11 Thu 16:12:54
所要時間:約 3 分で読めます






血はモーターオイルより濃い
結果は手段を正当化しない



仮面ライダー龍騎の海外リメイク作品、『KAMENRIDER DRAGON KNIGHT』の主人公で仮面ライダードラゴンナイト(日本名仮面ライダー龍騎)に変身する。

演じるのはステファン・ランスフォード。
吹き替え版CVは鈴木達央。

カリフォルニア在住の18歳の少年。
数年前に父が行方不明になったことから養護施設で暮らしていたが、第一話にて自立。

しかし、養護施設から出る際、「キット…ドラゴンを探せ…」「契約のカードを思い出せ…」と、鏡から父の言葉が耳に入る。
その言葉の通り、帰ってきた父の家で見つけた謎のカードデッキ、そしてレン/仮面ライダーウイングナイトとの出会いにより、異世界『ベンタラ』からの侵略者『ゼイビアックス』率いる仮面ライダー軍団との戦いに巻き込まれていく。

ちなみに名前の由来は龍騎の主人公である城戸真司の名字から(きど→キット)。


【人物】
何かといらぬ誤解を受けやすい不幸体質だが(第一話でも窃盗の罪を着せられていた)、実際は気さくでお人好しな性格。

正義感も強いが、良くも悪くも普通の感性を持つ青年であり、同じ地球人が変身する仮面ライダーをベント(脱出不可能の世界であるアドベント空間に送ること)するのを躊躇っている。

未熟さ故か、ゼイビアックスや敵側のライダーに揺さぶられたり、騙されることもしばしば。

しかし共に戦う仲間であるレン達、そして尊敬する父の幻影に支えられながら、徐々に逞しい戦士へと成長していく。

なかなか機転も利き、TVSPで浅倉が刑務所から脱獄したように、床に水をばらまいて入り口を作るという独房脱出術を披露したこともあった。

当初は仮面ライダーの変身方法がわからずに、「KAMEN-RIDER!カメンライダー!……かめんらいだぁ?とアクセントを変えてみたり、また、未契約状態で戦闘した際、剣が折れたのに「折れた!?」と驚いたうっかりな面もある。


【人間関係】

仮面ライダー龍騎の真司と蓮が親友関係だったのに対し、こちらは仮面ライダーの先輩であるレンが、未熟なキットを鍛えるという立場で、どちらかと言えば師弟関係。
人間関係も最初から比較的良好であり、 戦いを重ねるにつれ、良きコンビになっていった。
レンの吹き替え&龍騎で蓮を演じた松田さんは「龍騎は蓮が真司によって変わったが、ドラゴンナイトはキットがレンによって変わる」と話していた。

  • フランク・テイラー
息子想いの良い父親であり、キットも彼を尊敬している様子。
キットが迷いを見せた際、彼の残した言葉がキットに進むべき道を示したこともある。
冒頭の銘は彼がキットによく言った言葉でもある。

  • マヤ・ヤング
一人ゼイビアックス軍と戦うレンの姿を見て、ジャーナリストとして真実を追う中でキットと出会い、彼の協力者となる。
中盤ではセイレーンのデッキを得て、ベントされた本来の持ち主がアドベント空間から復帰するまで戦った。

  • トレント・モーズリー
マヤの友人で彼女に恋心を抱いている。
当初はキットを邪魔者扱いしていたが、マヤの叔母の店が経営する『グレース堂書店』にチョウ兄弟が乱入しライダーに変身するのを見て、彼の協力者となる。
後半は秘密警察『ノーマン』のメンバーとしてキットら仮面ライダーをサポートする。
マヤに伝説のハッカー・JTCの存在を伝えたのも彼。

持病の喘息で合衆国海兵隊に配属できなかったが、政府機関のエージェントを名乗るゼイビアックスの言葉を受けライダーとなり一度はキットとレンに襲い掛かった。
マヤの仲介によりキットらと共闘を決意する。
キットも最初はクリスの堅物さに乗り気じゃなかったものの、戦いの中で友情を育み、ストライクのファイナルベントからレンの盾になる際、その消滅に激しく悲しんだ。
「Semper Fi(常に、忠実であれ)……」

レンの恋人で、当初は本来のドラゴンナイトと瓜二つのキットを敵視していたが、レンの説得で和解、共に戦うことになる。
しかし、最強のライダーである仮面ライダーラス(日本名仮面ライダーオーディン)に変身したゼイビアックスとストライクの猛攻を受け一時期は戦線離脱してしまう。



KAMEN-RIDER!!




仮面ライダードラゴンナイト

基本的な能力・武装・スペックは仮面ライダー龍騎と同じだが、本来は『アダム』という主人公が変身するライダーだった。
キットが変身できたのはアダムのDNAが一致していたためであり、それ以外の人間には仮面ライダーに変身することができない。

サバイブカード「烈火」も緊急時のブーストアイテムとなり、使用時にはエネルギーを多量に消耗するのがネックという設定に変更されている。
契約モンスターであるドラゴン(日本名:無双龍ドラグレッダー)もモンスターのエネルギーを吸収する、隙あらば契約ライダーの命も狙う、というギブアンドテイクの関係といった要素もオミットされている。





以下ネタバレ












終盤、仮面ライダーラスにベントされ、主人公にも関わらず一時退場。
後にアドベントマスター・ユーブロン(日本名オルタナティブ・ゼロ)に救出されたが、ドラゴンナイトのデッキはゼイビアックスに奪われた後に初代ドラゴンナイトことアダムの手元に戻っていた。

その代わり、ユーブロンからキットに託されたのはオニキス(日本名仮面ライダーリュウガ)のデッキ。
初めて敵ライダーをベントした後、彼の悪夢に現れて、「お前は、俺になる…!!」と襲い掛かってきた黒いドラゴンナイトであるが、ユーブロンに諭された事もあって本家のように悪堕ちすることはなかった。

以後、彼は最終決戦まで仮面ライダーオニキスとして戦うことになる。
変身を解く前にレンの前でモンスターの真似をして吼えた後

「強盗かと思った?」

と軽いジョークを言うお茶目な面も見せている。

ちなみにキットはアダムと同じDNAを持つ同一存在であり、キットがオニキス、アダムがドラゴンナイトに変身するのは、オリジナルと真逆の構成となっている。*1

余談だが、新撮されたオニキスの戦闘シーンは原典での玄人染みた動きを意識しつつもよりヒロイックなものになっており、滅茶苦茶カッコいい。

後にアダムも味方に加わり、最終決戦で絵面的には龍騎とリュウガの共闘 という夢のシーンが実現した。


ライダー達とゼイビアックス将軍を倒したあと、キットはライダーを引退したアダムのデッキを引き継いだことで再びドラゴンナイトとなり、レン達と共に人間を守るために、ベンタラと地球の平和のために戦い続けている。


僕は追記・修正する。この項目を立派なものにするよ。アニヲタwikiとwiki篭りのために…

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最終更新:2021年11月11日 16:12

*1 とはいえ、ライダーとしての設定上はどちらかと言えばキットが「ベンタラにいたもう一人のアダム」であるため、ドラゴンナイトにそっくりでイレギュラーなライダーであるオニキスに変身するのも他とは異なるミラーワールドからのライダーであった原典でのリュウガリスペクトと言える