カツラ(ポケモン)

登録日:2011/08/22 Mon 05:08:14
更新日:2024/04/01 Mon 22:32:51
所要時間:約 7 分で読めます





わしの ポケモンは 全てを ほのおで 焼いて こがしまくる つわもの ばかり なのだー!

うおおーす! やけどなおしの 用意は いいか!



ポケットモンスター赤・緑およびリメイク作品であるFR・LG、またその続編である金・銀HG・SSで登場するグレンタウンのジムリーダー
ほのおタイプポケモンを操る。


左右に伸びた白の口髭を生やし丸レンズのサングラスをかけた白衣の人物。
『HGSS』では赤のシャツにベストを身につけ、帽子を被り杖をついている。


名前の由来はカツラ科カツラ属の落葉高木、つまり「桂」。決して「鬘」ではない。
しかしその名前から、多くのトレーナーは彼のヘアースタイルについて想いを馳せたに違いない。

その髪型は、なんと……。



ハゲである。

ツルツルである。



……うそつき。(cv.緒川たまき)

山田君、(座布団を)全部持っていきなさい!(cv.桂歌丸

ちなみにこの髪型に関しては「(元々はフサフサなのに)ハゲのカツラをかぶっている」説がある(某4コマや穴久保版はまさにこの設定)。


初期の頃はもう1つの顔デザインがあり、裸眼で頭頂部だけ禿げ、緑のアロハシャツを着ていた。
こちらの容姿は現在は没デザインとされている。


ほのおタイプの使い手だけあり、熱血クイズ親父と呼ばれる。
戦闘前の台詞「うおおーす! やけどなおしのよういはいいか!」はそんな彼を象徴する台詞として有名。
だが、HGSSでは言わなくなっている。
その代わりに「あなぐらジムの意地を見せてやるわい!」といったセリフが追加された。

戦闘前のモーションでは、帽子を一瞬とる→キラッ☆というお茶目な一面も。


熱血クイズ親父の名の通り、自他共に認めるクイズ好き。
ジムの仕掛けはクイズに正解するとトレーナー戦を回避できるというもの。
あのしねしねこうせんの生みの親でもある。

また金銀・HGSSでは火山の噴火により街ごとジムがなくなるという悲劇を経験している。
そのためグレンタウンではなく、ふたごじまで細々とジムリーダーを務めている。
金銀時代では大好きなクイズはおろか仕掛けもトレーナーも何もないジムだったが、HGSSになって仕掛けとトレーナーが復活した。
仕掛けはトレーナーを倒すごとに一歩引き、上手くカツラを目指していくというパズルのようなもの。
クイズ?知らね

ピカブイではクイズショーが開催されるステージとなっており、グレンタウンの数少ない娯楽としてトレーナーではない住人も観戦可能となっており、クイズに正解するとそのままカツラさん人形がもらえる。クイズに間違えるとトレーナーとバトルになり、勝利後にカツラさん人形がもらえる。そしてカツラさん人形を5つゲットするとカツラと対戦することになる。

ポケモン屋敷が出来る前からグレンに住んでいた変人でありフジ老人と仲良く写っている写真があることから、
ミュウツー”誕生に何らかの関わりがあるのではという噂がある(ポケスペではこの点から彼が実際にミュウツーの生みの親ということになっている)。
初代とそのリメイク版、及び金銀では白衣を着ているのも「カツラがかつて研究者であったのではないか?」という憶測の一つの根拠になっている。
また、初代とFRLG、ピカブイではポケモン屋敷の中にジムの鍵が落ちている。
ピカブイでは鍵の入手が正式にジムへの挑戦条件となっている。

以前山で遭難した際に某眼光が鋭い火の鳥に導かれ無事下山出来た経緯を持つ。

ポケモンカードゲームに「カツラのギャンブル」というカードがあった事からギャンブル好きの可能性がある。

子供の頃クリムゾン=紅蓮色が一体何色なのか分からなかったよい子たちもいたのではないだろうか。


【使用ポケモン】

  • 赤・緑・青・FR・LG
ガーディ♂  Lv42
ポニータ♂  Lv40
ギャロップ♂ Lv42
ウインディ♂ Lv47

  • ピカチュウ
キュウコン Lv48
ギャロップ Lv50
ウインディ Lv54

  • ポケモンスタジアム2
(おもて)
リザードン
ウインディ
ギャロップ
ブーバー
ピクシー
ガルーラ
(うら)
リザードン
ブーバー
ギャロップ
ラッキー
モンジャラ
パラセクト

  • 金・銀・クリスタル
マグカルゴ♂ Lv45
ブーバー♂  Lv45
ギャロップ♂ Lv50

  • ポケモンスタジアム金銀
(おもて)
ギャロップ
キュウコン
パラセクト
ブースター
オクタン
マグカルゴ

(うら)
ウインディ
バリヤード
ラッキー
ピクシー
ラフレシア
ファイヤー

  • HG・SS
マグカルゴ♂ Lv54
ブーバー♂  Lv54
ギャロップ♂ Lv59

  • HG・SS強化後
コータス♂  Lv.54
ヘルガー♂  Lv.54
バクーダ♂  Lv.57
マグカルゴ♂ Lv.58
ギャロップ♂ Lv.60
ブーバーン♂ Lv.62


  • BW2 カントーリーダーズ
ウインディ Lv.50
キュウコン Lv.50
リザードン Lv.50
ブーバーン Lv.50
ブースター Lv.50
ギャロップ Lv.50

  • ワールドリーダーズ
ウインディ Lv.50
キュウコン Lv.50
リザードン Lv.50
ブーバーン Lv.50
ブースター Lv.50
ヒートロトム Lv.50

  • ピカブイ
ブーバー♂  Lv.47
キュウコン♀ Lv.47
ギャロップ♂ Lv.47
ウインディ♂ Lv.48

  • ピカブイ(強化後)
ブーバー♂  Lv.56
キュウコン♀ Lv.56
ギャロップ♂ Lv.56
ブースター♂ Lv.56
ウインディ♂ Lv.57


だいもんじ」や「オーバーヒート」などの高火力技を多用する、いかにもほのお使いな感じの豪快な戦術。
やけどなおしよりは「すごいキズぐすり」や「ミックスオレ」が欲しいところ。
HGSSでは「しろいハーブ」+「オーバーヒート」など、ガチな戦い方もするので注意が必要。
つーか三匹ともハーブ持ち。勘弁してください……。

なお再戦時はハーブ持ちが一匹も居なくなっている。バランス調整だろうが、「どろぼう」や「トリック」で奪えないということでもある。
欲しい人は初戦で狙おう。

勝利するとわざマシン38「だいもんじ」を、HGSSでは代わりにわざマシン50「オーバーヒート」をくれる。

【ブラック2・ホワイト2】

ポケモンワールドトーナメントに参戦。
エースは久々のウインディ。
「フレアドライブ」や「ワイルドボルト」、「インファイト」で容赦なく攻め立ててくる強敵。

また新たにブースターを使用しており、「ばかぢから」&「オーバーヒート」の超火力を見せる。
イトケのみ持ちなので半端なみずタイプでは返り討ちに遭う危険すらある。
その他の手持ちもほとんどが「フレアドライブ」や「だいもんじ」、「オーバーヒート」などの超火力技を習得しており、非常に危険な相手。
気を引き締めて臨むこと。


【アニメでのカツラ】

CV:上田敏也
無印58・59話に登場。
ペンション『ナゾナゾ』を経営している一人クイズが得意な親父。
ゲームと全く容姿が異なり何とまだ自分の毛が後頭部に残っていて普段その上に更にロン毛のヅラを被っている(ゲームの没デザインからきているらしい)。
観光気分でジム挑戦するトレーナーに嫌気がさしサトシ一行がグレン島に来た当初はジムを閉めていた。
その後、火山噴火阻止に協力したサトシを本物のトレーナーと認めジム戦を許可する。

ポケモンはキュウコン、サイドン、そしてリザードンと熱いバトルを繰り広げたエース・ブーバー。
ちなみにこのブーバーが放った大文字をリザードン受け止めて投げ飛ばしたところ大の字の炎が
大→中→小になって消えたシーンが非常に印象的。
最後はリザードンの地球投げにブーバーが敗れサトシは無事バッジを獲得した。

尚、新無印で他のカントージムリーダー達と一緒にシルエットで登場した時は、従来のデザインに変更されていた。

ポケットモンスターSPECIALのカツラ】

第1、2、5章のカントー編と、第3章のジョウト編、そして第12章に登場。
ポケモンの生態学者でもあるジムリーダーで、元ロケット団の科学者。
こちらでもクイズ好きだが、原作とは違って冷静沈着かつ真面目で研究熱心な性格。あとちょっとお茶目。
カントーのジムリーダーの中でも出番は多い方。


第1章の時点では、科学者としての好奇心からジムリーダーの身分を捨て、ロケット団の科学者として数々の生態実験を行っていた。
ロケット団に盗まれたカスミのギャラちゃん(ギャラドス)を改造したり、後にレッドのポケモンになるブイ(イーブイ)に進化の改造をしたり、
ミュウの僅かな細胞から作り出したミュウツーに自分の細胞を移植して完全体にした。

しかし、ロケット団に成りすましてアジトに来たレッドが、カプセルに眠る不完全なミュウツーを驚愕と哀れみの目で見ている事に気付き、強く印象に残る。

その後、ミュウを巡るレッドたちとロケット団との戦いで、ミュウツーの材料にされる事を阻止する為に身を挺してミュウを守ろうとしたレッドを見て己の過ちに気付き、
後に暴走したミュウツーを止める為に組織を裏切った。

前述の細胞移植の際、細胞を採取した自分の腕にミュウツー細胞が侵入しており、ミュウツーを追ってレッドたちの前に現れた時には、
その細胞に浸食された部分が人間のそれとはかけ離れた、アメーバのような形状に変化していた。
そのまま放置していればいずれカツラの肉体は乗っ取られてしまう危険な状態であったが、本体であるミュウツーと感応する(本体の方向に浸食部分が伸びる)という特徴を持っているため、
ミュウツーを追うべく、カツラは敢えて危険性を無視してそのままにしており、途中で合流したレッドたちと共にミュウツーの下に辿り着いた。

まず素直に捕獲されないであろうミュウツーのため、当てたポケモンを必ずゲットするマスターボールを入手していたカツラだったが、
ミュウツーの強力なサイコ・パワーの前には、自身やレッドのポケモンたちの尽力を得てなお、ただボールを当てることすら至難の業であった。
が、レッドとそのポケモンの奇策でついにミュウツーは捕獲。
ミュウツーがカツラの身体を侵食していたミュウツー細胞を活動を抑えることで、自分をパートナーにしたいという意思を伝えようとしていることを察したカツラは、
ボールの中にいるミュウツーにそのことを確認し、頷き返されたことで彼の主人(マスター)となることを了承した。


第2章ではグレン島に戻っており、正義のジムリーダー兼研究者に。
ボーイスカウトのジュンジにミュウツーの特訓の相手をしてもらっている。
終盤のスオウ島の決戦ではイエローチームの先鋒として敵将のワタルと激突。
ミュウツーとの時間制限もあって敗北はしたものの、ワタルのドラゴンポケモンと互角に渡りあった。
騒動の後はりかけいのおとこのアキヒトも助手となった模様。


第3章では、ミュウツーの細胞の侵食が酷くなり、体調不良を起こして人前に殆ど姿を見せなくなる。
だが出会ったエンテイの炎により体内のミュウツー細胞を焼き尽くし、体調を回復させた代わりにミュウツーを自由の身にした。その後はエンテイに見出され一時パートナーになる。
ロケット団襲撃時には、対抗戦で対戦するはずだったイブキとリニア内で戦い、エンテイを使って勝利。
その後はリーグ会場へ戻り、カスミやマチスと協力して仮面の男と戦った。


その後第5章にてワンシーンだがカントージムリーダーでは(グリーンを除き)唯一再登場し、ミュウの訪れを感じたミュウツーの心の動きを読み取った。
この事から、ミュウツーとの繋がりを焼き切った今でも絆までは完全に切れていない事がうかがえる。
この際に、数十年前に当時博士だったフジとジャングルへ行った時の写真を見ていた。


そして第12章において、いつ頃かは不明であるがミュウツーと再会し、カロス地方の「ポケモンの村」で共に暮らしていたことが判明する。
だが、その平穏な暮らしはフレア団の手によって破壊された。
カツラが村を離れている間に、フレア団によってポケモンたちが連れ去られたことで暴走したミュウツーは、目に入るものすべてを攻撃。
フレア団を止めるため村に入ったグリーンとエックスにも刃を向けた。
しかし「サイコブレイク」が二人に炸裂する寸前、カツラは村に戻りミュウツーをメガミュウツーYへとメガシンカさせ、フラダリを攻撃した。

こんな言葉を聞いたことがある。神なき学問は、知恵ある悪魔を生む*1…と。
かつて知恵ある悪魔と成り果てた一人として、科学に身をささげた一人として、科学によるあやまちを見過ごすわけにいかない。力を合わせよう。

フラダリは対抗するべくジガルデを呼び出し、「グランドフォース」でダイレクトアタックを仕掛けた。
これはミュウツーとシンクロするカツラにとって手痛い攻撃であり、メガストーンを取り換えてメガミュウツーXへと切り替えて防戦へと移った。
その後の戦いでは五連メガシンカによって限界状態のエックスをグリーンと共にサポートし、重傷を負いながらも勝利へとつなげた。

容姿はHGSS版に変わっているが、杖の持ち手にキーストーンを仕込んでいる。
また以前のミュウツーとのつながりの影響か「一度の戦闘では一つのキーストーンにつき一回のみ」のはずのメガシンカを、メガストーンの取り換えで二度発動するという強力な能力を見せた。

手持ちポケモンは、ガーディ、ギャロップ、ミュウツー(2章・12章)、エンテイ(3章)

因みに第2章で没デザインの姿も変装として披露。
昔、ほのお技の訓練で髪もヒゲも焼いてしまったのだとか。
つまり普段の姿のヒゲも自前ではない。



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最終更新:2024年04月01日 22:32

*1 実在する学校「玉川学園」の教育理念である。脚本家・金城哲夫氏の母校でもあり、彼が手掛けた「ウルトラセブン」のキリヤマ隊長の台詞に引用されたことでも有名。