生ける屍/Living Death(MtG)

登録日:2010/11/20 Sat 21:08:34
更新日:2023/03/23 Thu 01:43:40
所要時間:約 2 分で読めます





《生ける屍/Living Death》とは、TCG『マジック・ザ・ギャザリング』の『テンペスト』に収録された黒のカード。レアリティはレア。


解説

生ける屍/Living Deathㅤ(3)(黒)(黒)
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを追放する。その後自分がコントロールするすべてのクリーチャーを生け贄に捧げる。その後自分がこれにより追放したすべてのカードを戦場に出す。

戦場と墓地を入れ替える豪快なカード。

一撃で相手のクリーチャーを墓地に葬り、代わりに自分のクリーチャーを揃えるため、一発逆転が可能なカードと言える。ただし、相手の墓地にクリーチャーがわんさかいた場合は逆に涙目になるので、何らかの方法で墓地掃除が出来るようにしておきたい。

このカードが登場した時、その派手な効果に世界中のプレイヤーが注目した。効果が効果なだけに大会で決まった時の会場の盛り上がりも一際激しかったとか。


特に当時は《適者生存》というクリーチャーカードを捨ててライブラリーからクリーチャーをサーチするエンチャントがあったため、それでせっせとクリーチャーを捨てて墓地を肥やし、圧縮したライブラリーから生ける屍を引いたらプレイ、《ボールライトニング》など速攻持ちのクリーチャーを一気に並べて総攻撃!!…という【サバイバル・デス】というデッキが巷で流行した。非常に爽快感のある勝ち方が出来る楽しいデッキである。
このカードがスタンダードを去ってからかなりの年月が経つが、今もなお愛されている人気カードだ。機会があれば一度試してほしい。

初期のデュエル・マスターズの漫画でも、黒城凶死郎が使用。
勝舞のスリヴァー達をこのカードの効果で一網打尽にし勝利した。

関連カード

死せる生/Living End 〔黒〕
ソーサリー
待機3 ― (2)(黒)(黒)
各プレイヤーは自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを追放する。その後自分がコントロールするすべてのクリーチャーを生け贄に捧げる。その後自分がこれにより追放したすべてのカードを戦場に出す。

『時のらせん』で登場したリメイクで、普通に唱えられなくなった代わりに待機を得た。
待機によってタイムラグが生じるため、相手に利用されやすくなっている……というカードだったのだが、マナ・コストを支払わずに唱える手段である「続唱」が登場すると、
サイクリングでクリーチャーを墓地に落とす→続唱呪文から待機をすっ飛ばして《死せる生》をキャスト→どんでん返しというコンボデッキ【リビングエンド】が成立。
現在はモダンで使用可能。

インスタントである《暴力的な突発》を経由して相手のアップキープに《死せる生》で入れ替えが可能なため、凶悪度も上がっている。

生ける屍 SR 闇文明 (9)
呪文
各プレイヤーは、クリーチャーをすべて、自分の墓地から超次元ゾーンに置く。その後、すべてのクリーチャーを破壊する。
各プレイヤーは、サイキックでもドラグハートでもないクリーチャーをすべて、超次元ゾーンから出す。
デュエル・マスターズに輸入された生ける屍。デュエマでは不可能な追放という挙動を超次元ゾーンによって再現している。
コストが9と大幅に上昇しているが、これは土地が無いため墓地肥やしの効率が相対的に高いこと、打ち消しがシステム上存在しないことといったシステムの違いによる部分が大きい。


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最終更新:2023年03月23日 01:43