王泥喜法介

登録日:2013/09/04(日) 19:06:00
更新日:2024/02/24 Sat 19:48:25
所要時間:約 13 分で読めます





大丈夫ですッ!


「王泥喜法介(おどろきほうすけ)」は『逆転裁判シリーズ』に登場する架空の弁護士である。


■概要

CV:荻原光之郎(サブデザイナー、『4』本編)/KENN(『4』PV・特別法廷2008オーケストラコンサート・10周年特別法廷・『5』以降・ドラマCD)


逆転裁判4』から登場した新人の弁護士。
容姿は角のように尖った2本の髪、赤いスーツ、常に腕まくりしているワイシャツ、左手首につけている「腕輪」が特徴。
スーツのジャケットは着ておらず、白いワイシャツの上に赤いベストを着ている。
ちなみに、身長は165cmらしい。『逆転』シリーズの男性キャラの中では低め。
よく周りからからかわれているようだが、身長が低いことも周りからイジられやすい原因なのかもしれない。


なお、真っ赤なジャケットを所持しているが、以前それを着用したときに成歩堂みぬきから
「ああ! オドロキさん! やっと決意してくれたんですね! お笑い芸人としてデビューするって」
「パパとココネさんと組んで、信号機トリオ! みたいな感じで」
などと言われ、それから着なくなったようだ。
王泥喜いわく「結構気に入って買った」ものらしいが、事務所のソファに置きっぱなしとなっている。
そんなみぬきとは、本人たちはまだ知らないが「異父兄妹」の関係。


【性格など】
まっすぐで熱い性格。声が大きく、PVでは「天啓の大音声」と紹介されている。
口癖は「大丈夫ですッ!」。


弁護のスタイルは、師匠だった牙琉霧人の影響か、基本的には理論型*1
一部のモーションも彼から受け継いでいる。
公式サイトでは「熱血弁護士」と紹介されているが、けっこう冷静なタイプである。
真面目な性格ゆえに成歩堂龍一希月心音のようなハッタリ・トンデモ発言はできなかったが、
憑きものが落ちてきた成歩堂の元で経験を積んだためか、『逆転裁判6』では成歩堂仕込みのハッタリもこなせるようになった。


ちなみに、シリーズではお馴染みの「発想の逆転」は成歩堂に師事する以前の『4』では一度も行っておらず、
逆転裁判5』の第2話の終盤で初実践した。
色々あったとはいえ、遅咲きといえる。
とはいえ、成歩堂や希月と違い、王泥喜はある事情から初法廷以降いきなり先輩弁護士無しで法廷に挑まざるを得なくなり、翌年には自身が先輩弁護士としてサポートできるまでに成長している。
もちろんそれまではみぬきがサポートに回っており、敵対関係にあるはずの検事も時に協力的であったこともあるので、決して単身で頑張ってきたわけではないが、それでもかなり不利な状況下を生き抜いてきたと言える。


【《みぬく》能力について】
人のしぐさを《みぬく》力を持つ。
その正体は、対面した相手の「緊張」に反応する体質と、常軌を逸した集中力と視力によるもの。
フシギなことに、相手がウソや隠し事をしようとして「緊張」すると、それを「感知」してしまい、
自身の筋肉にわずかにチカラが入るという。
通常は「それ」を自覚することはできないが、ウデにはめている「腕輪」があれば話は別。
王泥喜が身につけている「腕輪」は「つねに自分の手首とぴったり同じサイズ」になるという特殊な金属でできており、
相手の「緊張」を感知して体が反応すると、「腕輪」にしめつけられるような感覚を受ける。
つまり「腕輪」がキツく感じる時は相手が「緊張」している時、というわけである。


相手が「緊張」しているタイミングがわかれば、ここから先は「集中力」と「視力」の出番となる。
「集中」しているあいだは相手の発言がスローになり、隠し事をしている証言の最中に現れる
相手のしぐさを「みぬく」ことで、証言の「弱点」をピンポイントでゆさぶることができる。
『4』では、しぐさを指摘した後、証拠品をつきつけることで新たな証言を引き出したり、
しぐさから連想した情報をもとに、相手のウソを看破したりしている。
『5』以降は従来の使い方に加え、証人のしぐさから証拠品の隠された機能を暴くなど、使い方に幅が広がっている。


ただし、この能力には以下のような問題点や弱点もある。
  • 直接「ウソ」や「ムジュン」をみぬいているわけではないため、クセを持たない、「緊張」しない相手には効果が無い
  • 相手の証言に「集中」する必要があるため、横からの妨害に対して非常に弱い。このため、弁護士を直接攻撃する手段を持つ相手は天敵。
  • 使う本人が馬鹿正直なため、傍から見たら細かいしぐさに対するツッコミがド直球過ぎて(証拠品を提示するまでは)大半が言いがかりに聞こえてしまう。
などなど。
一方で、「みぬく」が使えない状況でも「腕輪」が反応する事から、擬似的な「ウソ発見器」にもなる事も。
この辺りは、成歩堂の「サイコ・ロック」に通じるものがある。


この「みぬく」だが、基本的には、より詳細な証言を引き出すための「ゆさぶる」の強化版、あるいは応用の様な物であり、
相手の検事からの反応は様々。
真実を追求することを第一とし、まっすぐな王泥喜に期待を向けている牙琉響也はとくに文句をつけない。
亜内武文は文句をつけ、夕神迅にはペットのギン(鷹)に「インチキ」とみなされ、妨害された(一度だけ、使用を許可されたことがある)。
「ココロスコープ」とどう違うんだ。
ちなみに亜内文武も文句をつけないが、その際は前述の応用を使っていて言いがかりに見えないためと思われる。
『4』では法廷パートのみだが、『5』『6』では探偵パートでも使用することがある。


【名前や呼称について】
呼称は成歩堂と霧人からは「オドロキくん」、みぬきや綾里春美からは「オドロキさん」、響也からは「おデコくん」。
希月からは「オドロキ先輩」または「先輩」、夕神からは「泥の字」。
ナユタからは「王泥喜弁護士」または「赤ピーマン」*2レイファからは「ツノ頭」、綾里真宵からは「おどろきくん」と、何かとバリエーションが豊富。


巧舟氏によると、当初は苗字に『泥』というマイナスイメージのある漢字が入る事に難色を示されたものの、
これがダメなら『汚泥喜』にするぞ」と説得(脅迫?)し、何とか通したとの事。
(ゲーム内の会話ネタでは『汚泥鬼呆助』と更にひどくなっている)
ちなみに他の候補としては『イキナリくん』もあったとか。


■来歴

  • 『逆転裁判4』
新主人公として登場。熱血漢の新米弁護士。
師匠・牙琉霧人とともに挑む初法廷で、前作の主人公であり霧人の親友でもある成歩堂龍一を弁護する。
7年前、証拠品を「ねつ造」した疑惑で弁護士資格を失った成歩堂は、世間からの信用も失っていた。
弁護士時代の成歩堂に憧れていた王泥喜は、彼の「無実」を信じて法廷に向かったが‥‥。


+ そんな‥‥ウソだっ!

なんと、初法廷で担当した殺人事件の「真犯人」は、王泥喜の師匠・牙琉霧人だった。
この裁判は当初霧人が弁護を担当する予定だったが、成歩堂が「弁護人」を王泥喜に変更したという。
その理由は、霧人を法廷で追いつめるため。
そして、その真実を暴く「きっかけ」となった証拠品は、成歩堂が、
事件現場から「犯人」が持ち去っていったものを再現した証拠品‥‥つまり「ねつ造」したものであった。
信頼していた「師」と「職場」をイキナリ失い、かつてのあこがれの弁護士として信じていた「依頼人」にも裏切られ、
王泥喜は初の裁判終了後、色々なものを一気に失ってしまった。
ちなみに、『6』で王泥喜が弁護士生活の思い出を語るシーンがあるが、
「デビューのころから踏んだり蹴ったりだった」、
最初の法廷については「さんざんな目にあった」と語っている。


第2話の冒頭、王泥喜は「途方にくれていた」と語る。
その口ぶりから、かなりヒネくれていたことがうかがえる。
尊敬する師と憧れの人に裏切られ、しかも職場を失い、失職したため、ムリもないことだが‥‥。
上司が逮捕され、失職していた王泥喜はある日、成歩堂から連絡を受け《成歩堂芸能事務所》に呼び出された。
成歩堂のことを不審に思いつつも、助けを求めてくる彼を見捨てられなかった王泥喜は、
しぶしぶ、成歩堂とその娘・みぬきからの依頼をこなしていくこととなる。
その依頼をこなすうちに王泥喜は、事務所の近所にある公園で起きた殺人事件である人物から「弁護」の依頼をされる。
その裁判で無罪を勝ちとった後は、みぬきの勧めで
成歩堂なんでも事務所》の一員として弁護士の活動をしていくこととなった。


その後の第3話では、なんと何者かに撃たれまもなく息絶えようとしている被害者を間近で目撃してしまい、
後に依頼人から弁護を引き受けるも、その依頼人が日本語を話せない外国人のためまともに打ち合わせができなかった。
第4話では、《裁判員裁判》の「モデルケース」となる裁判で、成歩堂から「弁護士」役に任命されるも、
事件の被告人がたいへん無口なため、やはりまともに会話ができず‥‥
と、色々と苦労している。


なお、第4話では、王泥喜が産まれてからすぐに実父が亡くなったこと、
事情は不明だが実母とも離れてしまい、両親が不在のまま育ったこと、
そして、成歩堂みぬきとは異父の兄妹‥‥つまり、王泥喜はみぬきの「実の兄」であることが語られている。
成歩堂が王泥喜を事務所に招き入れたのは、上記の理由があったためであろう。
(『4』のエンディングでは、成歩堂は「あのふたりはぼくにとって『生きがい』みたいなところがある」と語っている)
王泥喜の過去については後に『6』でくわしく描写されるが、
生まれながら、かなりの苦労人であるようだ。


ちなみに、『4』ではみぬきや成歩堂をはじめ色々な人物にからかわれる(と言うか馬鹿にされる)ことが多い王泥喜だが、
そんな彼も結構毒舌である。
特に、『4』で刑事として登場する宝月茜に対しては「アタマがおかしくなっちゃったんだな」
「カワイイってトシでもないだろうにね」
「若さにシットするのはよくないと思いますよ」など、やけに辛辣な言葉が多い。




  • 『逆転裁判5』
『5』製作発表時に「主人公は成歩堂」と発表され、王泥喜については何も語られなかったため、
リストラ疑惑が浮上したが、数ヶ月後に彼も登場することが発表された。
しかし、最初に発表された『5』の彼のイラストは‥‥
右目に眼帯、更に手や腕は包帯が巻かれ、青いジャケットをはおって腕を組んでいるという、
なにかあったとしか思えない姿だった。いったいどうしたんだ、オドロキくん!


厨二病と思われたり、「ダークオドロキくん」と呼ばれたり、誰もがびっくりしただろう。
生みの親である塗和也氏(『4』のメインキャラを担当したデザイナー)もこの姿にかなり衝撃を受けたらしい。
後に『4』と同じ容姿のイラストも公開された。
このいわゆる「ダークオドロキくん」について色々と騒がれながら『逆転裁判5』が発売。
本作では主人公は成歩堂となっているが、第2話など一部エピソードでは王泥喜がプレイヤーキャラとなる。


『4』から一年後の『5』では《成歩堂なんでも事務所》の一員として変わらず活動している。
やはり、成歩堂やみぬきにからかわれるシーンがちらほらあるが、熱血で真面目な性格が強調されている。
『4』の無理ゲー裁判の経験を経たためか、かなり成長しており、
新たに成歩堂から教わった「発想の逆転」と「弁護士はピンチの時ほどふてぶてしく笑う」を見事にこなし、
第3話では、後輩の弁護士・希月心音をサポートする、頼りになる先輩になった。


また、心音の親友の森澄しのぶを弁護や身体を張って瓦礫から助け、
しのぶから好意を抱かれるという主人公のような恋愛フラグを立てる。
オドロキくん爆発しろ。まぁ、実際爆発したけど‥‥法廷が。
しかし、残念ながら、当の王泥喜はしのぶからの好意にはマッタク気づいていない模様。


前回は依頼人の肩書きに恵まれなかったが、今回では現役市長や宇宙飛行士の弁護という大役を買って出る
(後者は審議中に怪我を負ったため成歩堂に引き継がれたが)。
ウラがあったり、ミョーにアヤシイ依頼人と接することが多かった前作と違い、
本作では依頼人の信頼を真っ直ぐに受けて法廷に立つ経験ができたため、彼にとっても大きな転機になったと言えよう。


彼のスキルである「みぬく」は法廷パートでは検事側に妨害されたためほとんど使えず、おもに探偵パートで使用している。
ただし、例外として許可が出た第5話と、相手が亜内弟だったボイスドラマにて、法廷でも使用する場面がある。
本作から、しぐさが現れている証言を選択する手順がなくなり(1ページ分の発言のなかで「しぐさ」を探す仕様)、
証人のしぐさもわかりやすく操作性も向上したため、難易度はその分下がっている。


+ オレの昔の話‥‥ですか?

第5話では、少しだけ王泥喜の過去が語られる。


不運続きの人生でも彼の心が曲がらなかったのは、無二の「親友」である葵大地がいたからであった。
しかし、その葵は何者かに殺害されてしまう。
その事件を調査するうちに、王泥喜の中で「後輩の心音が犯人ではないか」という疑いが浮上してしまう。
その理由は、事件について触れる度に「腕輪」が反応したため。


悩んだ末に片目を塞いで邪気眼「みぬく」能力を使えないようにし、
葵が着ていた青いジャケットを着て「自分で犯人を捕まえる」と誓い、
事務所を離れて独自に調査したが、それでも心音への疑いは晴れなかった。
これが「ダークオドロキくん」の正体である。
なお、手や腕の包帯は、事件の裁判の途中で起こった法廷爆破事件で、
傍聴に来ていて逃げ遅れたしのぶを瓦礫から守る時にケガをしたことによるもの。
……第1話ではそれに加えて犯人から瓦礫で殴られたりもしたが、それで生きているのが不思議なくらいなので成歩堂の次に生命力が高いと思われる。


弁護士は依頼人を信じぬくもの‥‥心音が犯人ではないことを信じたいが、自分の中で生まれた疑惑を無視できなかった。
そして彼は、悩んで悩んだ末に心音を告発する。本当の意味で、心音を信じられるように。


信頼と疑惑のぶつかり合いの先に真実と本当の信頼が生まれる。これは裁判の本質であり、それを行動で示した。
この行動は心音から先輩の鑑と評され、成歩堂からも大きく見直された。


疑惑が晴れ信頼を回復できたオドロキくんはジャケットを脱ぎ、包帯を外す。
元の「王泥喜法介」に戻るシーンは、きっと誰もがかっこよく見えたはず。
そして、成歩堂、心音と3人で真犯人を捕まえる事に成功。
再び「成歩堂なんでも事務所」の一員に復帰した。


これらの活躍っぷりは、ファンから大きく評価されたようで、
ニコニコ生放送で行われたキャラクター投票では、なんと御剣や成歩堂を抑えて1位にランクインした。
その後、上位8位と心音の9人での決戦投票では成歩堂に負けたが、それでも2位となった。
『5』が発売される前は彼がこんなに人気キャラクターになるとは、予想されていなかっただろう。




  • 『逆転裁判6』
主人公は引き続き成歩堂、そして物語の舞台は何と異国の「クライン王国」であることから、
今回もまた、ファンの間で王泥喜が登場するか否かの議論が起きた。
そんな中、「東京ゲームショウ2015」に合わせて公開されたPVのフルバージョンで「大丈夫」という言葉と共に登場。
今回もまたファンに“驚き”をもたらした。その後、本作は成歩堂とのW(ダブル)主人公と発表された。
なお、成歩堂では「クライン王国」で、王泥喜はこれまで通り日本の法廷で活躍する。
日本で彼が担当することになる事件は、成歩堂とは別な意味でトンデモない危機が待っていたものであったが、
そんな逆境をも跳ね返す活躍を果たすこととなる。
なお、「みぬく」システムは『5』と同様、探偵パートと法廷パートでそれぞれ使用する場面があるが、
『5』とちがい、法廷パートで「みぬく」の発動を妨害される場面はない。


今作で新登場の検事ナユタ・サードマディのことを「アイツ」と呼んでおり、
彼とは因縁があるような素振りを見せるが‥‥。



+ これが‥‥オレの「生い立ち」!

本作では、ついに王泥喜の「過去」がアキラカとなる。
そして、今作の根幹にある事件に彼の「父」が絡んでいた。


『4』にてわずかに語られた、亡くなった「旅芸人」の父の名は「王泥喜奏介」。
奏介はまだ赤ん坊だった法介とともに「クライン王国」のとある邸宅に招かれていたが、
そこで起きた放火事件に巻き込まれ、焼死してしまう*3
そのとき、たまたま別行動をしていたとも生き別れになってしまう。


その放火事件の現場となったのは、なんと当時クライン王国の女王だったアマラの邸宅。
この放火事件は「女王暗殺事件」とされ、国中は大混乱に陥った。
更に運の悪い事に、被害者の父の名前や身分を証明する物(パスポート等)一切合切が火災で焼け落ちてしまい、
捜査はロクに行えなかった。そのため、火災で死んだのが誰だったのかすら分からないままであった。
当時赤子だった法介は、ドゥルク・サードマディが救出したおかげで無事だったが、
前述の通り国がひっくり返るような混乱、そして女王の暗殺犯としてドゥルクが指名手配されてしまった中では、
法介の母親を探す余裕もなく、国内で必死に行方を捜していた母とも、失意の内に生き別れる事になってしまった。
その後、法介はクライン王国でドゥルクの養子として育っていった。


そんな王泥喜が、実の父の「顔」と「名前」を知ることになるのは、第5話の冒頭。
ドゥルクが「革命」の準備に勤しむ中、何度も国外に足を運んでまで必死に探し当てた、
たった1枚の写真だけが実父の唯一の手掛かりであった。
そして、それが、本作の事件を解決する決定的な証拠品となる。


幼少期は現地クライン王国の元弁護士にして革命家「ドゥルク・サードマディ」に育てられ、
ドゥルクの実の子であるナユタとは兄弟同然に過ごす。
ところが突然、ドゥルクは王泥喜をある理由から日本に送り、それからは音信不通となる。
法介もそのショックからドゥルクを忘れようとしていたが、
ある日突然、革命家にして指名手配犯であるドゥルクが日本の《成歩堂なんでも事務所》にやってくる。
突然現れたドゥルクを怪訝に思いながらも、彼の依頼を引き受けた法介は、ゆっくりと義父との関係を修復していく。


だが、一連の事件の黒幕の手で舞台がクライン王国に移り、そこで起きた新たな殺人事件の被告となったドゥルクを弁護するため、
王泥喜は成歩堂のサポートを受けながらクライン王国の法廷に立つ。
義父と実父、2人が残した証拠品でクライン王国の「真実」を自らの手で解き明かした王泥喜は、
義父ドゥルクを、友であり義兄弟であるナユタを、そして暴政に苦しむクライン王国を救うことに成功する。


エンディングでは、成歩堂と名前の明かされない「ある人物」との会話が描かれているが
(この人物が誰なのかは『4』を最後までプレイすると分かる)
どうやら、王泥喜とみぬきが自分達の「本当の関係」を知る日は近いようだ。


最後は、クライン王国の法曹界を立て直す手伝いをしてほしいというナユタからのお願いを聞き入れ、
クライン王国唯一の弁護士として、独り立ちすることを決意する。
王泥喜は日本に戻る成歩堂たちに「いつか日本にもどる」と約束をし、事務所のメンバーとしばしのお別れをすることとなった。
『逆転裁判6』の物語は、クライン王国唯一の弁護士事務所「王泥喜法律事務所」所長として多忙な日々を送る彼の、
シリーズ恒例のあの一言で幕を下ろす。


異議あり!




追記・修正は大丈夫です!

この項目が面白かったなら……\大丈夫ですッ!/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 逆転裁判
  • 逆転裁判4
  • 逆転裁判5
  • 逆転裁判6
  • 王泥喜法介
  • KENN
  • 弁護士
  • 熱血
  • 天啓の大音声
  • 腕輪
  • 大丈夫
  • 龍は屈せず
  • 2匹の龍を受け継ぐ男
  • 主人公
  • 苦労人
  • 二代目
  • 4は不遇
  • 5は真の主人公
  • 6は主人公という名の英雄
  • 先輩
  • おデコ
  • おデコくん
  • 泥の字
  • ツノ頭
  • 赤ピーマン
  • みぬき
  • キャシゴ
  • カナヅチ
  • 公式キャラクター投票1位
  • 異議あり!
  • 待った!
  • くらえ!
  • そこだ!
  • ここだ!
  • 第2の主人公
  • お笑い芸人
  • 後輩
  • 眼帯

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月24日 19:48

*1 余談だが『キャタツとハシゴ』ネタで弁護士が「キャタツ」派、検事が「ハシゴ」派に流れがちな中で、彼は「ハシゴ」派である。

*2 本心を明かしてからは「ホースケ」

*3 正確には事件の真犯人に撲殺された。