リン(FE)

登録日:2009/10/27(火) 19:59:25
更新日:2024/04/09 Tue 12:49:29
所要時間:約 12 分で読めます







友の悲しみは、私の悲しみ。友の怒りは、私の怒り。

我が友に代わって、私があなたを討つ!



画像出典:『ファイアーエムブレム 烈火の剣』(2003年4月25日発売)公式アートワークより
制作・著作 インテリジェントシステムズ / 任天堂
© INTELLIGENT SYSTEMS / Nintendo



ファイアーエムブレム 烈火の剣』の主人公の一人。
外伝』のセリカ以来となる女性主人公。

海外では『烈火』がFEシリーズ第1作であることもあって、国内外問わず非常に高い人気を誇る一人である。


CV:大本眞基子(スマブラ、FEヒーローズ以降作品)


※以下、『烈火の剣』のネタバレ注意






●概要

本名は「リンディス」。サカ地方の遊牧民ロルカ族の族長の娘。
ポニーテールもチャームポイントだが、何よりスリットから覗く生脚や、地味にFEでも屈指のサイズを誇る巨乳をはじめとした健康的なエロさがある。
リン編開始時には15歳だが、海外版だと「こんな体型の女性が15歳の筈がない」とのことで、年齢が18歳に繰り上がっている。

「リンディス」という名前は早逝した祖母(侯爵夫人)からとられた名前。
「リン」はサカで暮らすにあたってつけられた通称のようなものと考えられ、対外的にはリンで通していたが、家族内ではリンディスと呼ばれていたらしい。
劇中(=素性が明らかになってから)では概ね「リンディスが本名、愛称はリン」という感じの扱いで適宜使い分けられており、システム的には(派生作品も含めて)常にリンと表記される*1

以降、本項でも基本的に名前の呼称は「リン」で統一する。



●本編での活躍

◆リン編

物語開始の半年前にロルカ族は山賊に襲撃され、両親は死亡。
皆殺しこそ免れたが、生き残りは誰一人リンに従おうとはせず、長を失ったロルカ族は完全に離散してしまった。
……と、序章で語られてほぼそれまでなので忘れられがちだが何気に過酷な状況である。
FE主人公伝統の一つである「亡国の王子」要素をエレブ大陸ではリンだけが受け継いだ、という見方もできるか。
しかし、彼らの下には付き従う忠臣が誰かしら居ることを思うと、全ての繋がりを失ったリンの悲惨さはある意味トップクラスかもしれない。

一人草原で暮らしていたが、行き倒れ軍師との出会いを機に、山賊への復讐のために修業すべく旅立つ。
その途中リキア地方キアラン侯爵家に仕える騎士ケントセインと出会い、
母が実はキアラン侯爵ハウゼンの娘でありサカの民である父と駆け落ちして今に至ること、また天涯孤独の身となったと思っていた自分に唯一の肉親である祖父がいることを知る。
そして、爵位のために祖父や自分たちの命を狙う侯弟ラングレンの企みも知ることとなる。

祖父との対面を果たすため、道中で山賊に絡まれていた親友フロリーナと、
そこにたまたま居合わせた金欠青年ウィルを加え、フロリーナを同行させる名目として「リンディス傭兵団」を結成、キアランへ向かう。
国境地帯の山賊を蹴散らし、仲間を増やしながらラングレンに掌握されたキアラン軍を退け城に到着。
ラングレンを討ち無事に祖父と感動の出会いを果たし、ここでリン編は終了する。
以後は祖父と共に過ごすためにキアランの公女として暮らすこととなった。


◆エリウッド編ヘクトル編

主人公が交代してのエリウッド編15章、ヘクトル編なら16章で臣下となった傭兵団らを伴い再登場。
レベルや能力は10章終了時のものを引き継ぎ、リン編をスキップした場合はレベル4で登場する。

主人公一行の協力でラウス侯ダーレンに奪われたキアラン城を奪還し、背後にいる【黒い牙】の調査のため合流する。
以降はシナリオ的には目立った活躍は無いが、主人公の話し相手その2として会話自体には出ずっぱりである。

復讐の相手である「タラビル山賊団」は劇中には一切登場しない。
リン編で敵として登場する山賊たちの多くはガヌロン山賊団の連中で、タラビルとは全く関係が無い。
タラビル山賊団はベルンのタラビル山を根城にしており、3章の敵将のミガルによると「女子供も構わず殺す強欲な奴ら」だという。

実はこれは、リンの幸せを願った元キアラン騎士ワレスが単身で山賊団の根城に乗り込んで壊滅させていたことが彼との支援A会話で判明する。
復讐の機会を奪われたリンは激昂するが、ワレスは「両親は復讐に囚われてほしいとは望んでいないはずだ」と諫める。
一見ただのギャグキャラなワレスのカッコイイ一面が見られ、あえて美少女とハゲのオッサンを支援Aにすることに抵抗がなければ必見である。

エンディングでは祖父の死後、後を継がずにキアランの領地をオスティアに委ねて、基本的には自分は草原に帰る。
実際のところ公女としての姿も普通に堂に入っており、それほど嫌がる様子もなかったのだが、
本人としては草原の民として育ったがゆえの帰属意識の方が強かったということなのだろう。
また烈火の20年後を描いている前作「封印の剣」ではキアランの名前が一切出てきておらず、キアランは何をしていたのだという話を解消するというメタ的な理由もあると思われる。
一見して無責任なように思われる草原への帰属も、前作のスーなどを見ているとあまり違和感はない。
そしてそのスーも部族がベルン侵攻により瓦解した後、ロイと結婚してサカの跡取りを止めフェレ夫人になったりするので、これが案外リンの両親がそのままキアランで暮らした可能性なのかも知れない。


〇性格

性格は勝ち気、かつサカの民らしくストイック。それでいて礼儀正しく気品がある。
部族長とリキア諸侯の血を引いているのでエリウッド・ヘクトルと比べても見劣りしない出自なのだが、他の地方と容姿・文化が他と大きく異なるサカ人の価値観で育ち、
後からリキア諸侯の後継者の血を引くことに気づいた事情から、そんな自分に引け目に思っているような描写もあった。


○軍師との関係

軍師には終始親密な態度で接し、死に際のセリフでも名前を呼んでくれたりと軍師に対するヒロイン的な扱いは感じられるのだが、
軍師システムの空気加減により、本編でこれといって特別な進展はない。適宜脳内補完が必要である。
一方、近年増えてきた外部出演では、『覚醒』のルフレや『ヒーローズ』のエクラと烈火軍師を同一視するなど、
歴代マイユニットたちの向こうにいるプレイヤーとの繋がりを強調する事が多く、スタッフから烈火プレイヤーへの気配りを感じることができる。


○本編以降は……?

「キアラン」という地名も含めて完全に『烈火の剣』が初出であり、作品的には後日譚だがゲーム的には前作である『封印の剣』の時代にどうなったのかは不明で最後まで描写はない。
ただ、特定のキャラ(エリウッドやヘクトル)と結ばれると死亡扱いになるので今後もその頃どうしてるか等は語られることはないであろう。

ロイリリーナの母親候補ではあるものの、ロイの母親は「奥ゆかしい性格」「極寒の高地にしか咲かぬ白い花を好む」と語られており、
勝気な性格」で「草原の大地や風が好きそう」なリンとはイメージが大きく異なる。
結婚後は貴族らしく振る舞うことを心掛けたのかもしれない。

小説版では基本ENDで草原に帰るためかラスとのペアエンド準拠でスーの母となるが、ベルン侵攻の際にサカの民を逃がすためにサカに残って戦い、
その後の報告では怪我こそ負ったものの、致命傷ではないため生存しているとされている。
(本編では逃がすためにスーが率いた民が追い撃ちされ全滅しているので、生き残ったにしてもかなり厳しい状態と思われる)

結局ゲーム本編でも小説版でも当然その後の派生作品でも、リンのその後の人生は曖昧で推測の域を出ないのが事実である。

ソフト発売から18年後の2021年にはグッドスマイルカンパニーよりフィギュアの発売が決定。
元となったイラストはFEファンにはおなじみのワダサチコ氏がデザイン。
リンの弾けるような肉体美はもちろん、手にしたマーニ・カティや装飾品などの小物に至る細部までこだわり抜かれた緻密な造形は必見。
そしてスマブラなどでは長年謎に包まれていたあの部分ももちろん…

海外では「初のロード」「エキゾチックな魅力のある女性主人公」、日本でも支援会話を熟成させてFEブームを不動のものにした作品ということもあり、
FEHで登場が多すぎて不満が出る(後述)ほどに露出の多いキャラ。そしてそのたびに特に太腿がむっちりと魅力的になっていく
一応その脚力で山をガンガンのぼっていくシーンがあるから、まぁ多少はね?


●性能


初期ステータス
ロード Lv1
HP16 (70%)+3
力4 (40%)+2
技7 (60%)+2
速さ9 (60%)
幸運5 (55%)
守備2 (20%)+3
魔防0 (25%)+5
体格5 +1

クラスはロード→ブレイドロード。

技と速さが高く、力と守備が低いという剣士そのものの能力。
ただその力や守備も本家剣士のギィよりは伸びる、というかHPと速さで若干劣るだけで他は全体的に上回る。
剣士ではないが育ちの関係のためか「倭刀」も使え*2
またCC後は弓が装備可能になり、さながら前作の「遊牧騎兵」の歩兵版のように扱える。

専用装備はマーニ・カティとソール・カティ。
前者はお馴染みの騎馬・アーマー特効のロード用武器。回数もそうだが何よりキラー系並に必殺が高いのが嬉しい。
この武器は資産価値が0Gで売却も不可であり、どれだけ使っても資産評価に影響しない。
旅人達が旅の安全を祈りに来る神殿に祭られており、剣が持ち主を選ぶという浪漫設定まである。
この手の武器としては珍しく「最初から持っている武器」ではなく、入手時に大層なイベント(章自体が「剣が祀られている神殿に押し入った賊を討伐する」という入手イベント)が用意されているというかなり珍しい武器であり、スマブラなどで構えている剣もこれ。

後者は最終決戦用の竜特効武器で、何の脈絡もなく突然入手することになる。
……なのだが、例によって12という大剣並の重さで通常戦闘では使い物にならず、ラスボス対策の竜特効も力とHPが低いリンではそもそも挑むのに適していない。
竜特効のおかげで(HPと力がちゃんと育っていれば)気持ち程度にはダメージを与えられる、という見方もあるが。それでも素では最大8ポイントである。
支援やニルスの『ファーラの力』でサポートしたもらえばまともな火力を出せるようになるが、そこまでする価値があるかは微妙。
どうしてもリンでとどめを刺したいなら不可能ではないという程度。ファーラの力を使うにしてもそれこそ大賢者様へ使えば圧倒的に楽である。
そもそもモルフやネルガル相手に使う場合も重さによる攻速落ちがかなり気になる武器で、大賢者様とかに任せて見てるだけになることも多々ある。

他の上級ロード2種とは異なり、ソール・カティで攻撃しても専用アニメが無い。
これは内部データ的に専用アニメ自体は存在するが、開発側のミスでデュランダルに設定されているため。
開発途中のベータ版においてデュランダルにリンの専用モーションが設定されているため、
デュランダルをエリウッド専用とした際にリンの専用武器をソール・カティという新しい武器に変更したものの、肝心のモーションをデュランダルに設定したままだった……という説が濃厚*3
専用アニメーションが見られないことに加えて本当におもむろに入手することもあり、当時のプレイヤーは「なんかリンだけ雑だなぁ」と思ったものである。

国内版でもちゃんとアニメーション自体は存在するのだが、チートツールで手を加えないと見ることは出来ない。WiiUのVC・Switch Online版でも国内版はこの設定ミスがそのままになっている。

北米版ではちゃんとソール・カティで専用アニメが見られるように修正されている。
モーションは例によって無駄にアクロバティック。そして着地時にぷるんと揺れる。


リン編の前半は斧装備の山賊が多いのでかなりの活躍を見せるが、
3すくみで不利なソルジャーや槍装備のソシアルナイトが増えてくると火力不足と紙装甲が気になる。
とはいえリン編が終われば道具はリセットされるため、
強力なマーニ・カティが使い放題なので攻撃面はあまり気にならない。ガンガン使って可能な限り育てておきたい。
前述のように資産評価に影響しないため、他ユニットの育成のために削りたい時以外はリンの武器はこれ一振りで問題ない。

しかしエリウッド編ヘクトル編の後半戦では火力不足が本格的に顕在化してくる。
ノーマルモードですら普通に運用して気になるほど非力であり、ハードに至っては言うまでもない。
前作のソードマスターのような必殺補正も無いので装備や運用を工夫して乗り切るしかない。

とはいえ、カンストもザラなぐらい高水準の速さと技はやはり魅力的。
CC後には弓により戦術の幅が広がり、終盤でわんさか出て来る竜騎士にも強くなるため決していらない子というわけではない。
成長率でいえばレベッカの上位互換なので、特効属性や武器レベル上げの手間に目を瞑れば最強の弓使い候補といっても過言ではない。
が、クラスチェンジ直後の弓レベルはDなので、高レベルの弓を扱うまでにはそれなりの回数を要する。
もし弓レベルを狙って上げるつもりなら武器経験値が2の短弓を使うのが効率的。
リンが使うのを見計らったかのように弓Dで使用可能&彼女の体格でも攻撃速度にも影響しない。ついでにサカの民の扱う弓なので設定的にも馴染む。
使用武器が被る遊牧騎兵のラスに比べて移動力で劣るが、マーニ・カティの存在や支援相手の多さは彼にはないメリットである。
そして支援相手の多くが力&必殺率を大きくブースト出来るので、支援Aで固めるだけでもすさまじい必殺率で敵をなぎ倒していく。

守備面は速さで幾分かは補えるが、それでも槍持ちの騎馬・飛行系などに集中砲火を受けるのは危険。
またクラスチェンジ後は剣殺しの斧『ソードキラー』で特効ダメージを受ける点にも注意が必要。
CCが遅めなのも痛く、天の刻印もヘクトルに先に取られがちである。
あえて天の刻印を最初に使い、削り役をしつつ弓の武器レベルを上げておくという攻略手段もあるが。
強制出撃の章も多いので、そこでなんとか経験値を稼いでいこう。

リン編はもちろん、その後でも戦闘不能になると即ゲームオーバーになる。
ロード三人衆では最も打たれ弱く、強制出撃の章も多いので人によっては足を引っ張るお荷物になる。
上述の通り育てればかなり強力なユニットになるので、余裕があれば運用していくといいだろう。確かに非力だが、工夫すればその非力さを補えるレベルである。
敵に飛行ユニットが多くなるエリウッド編24章(ヘクトル編26章)でクラスチェンジできれば、強制出撃かつ初期配置の関係もあって弓で竜騎士共をトンボとりして稼ぐことも容易である。

通信闘技場では速さがある分かなり強い上、ヘクトルをはじめとした強力なユニットと支援があるのが嬉しい。
実は重さ9のリガルブレイドよりも、重さ7と体格に合い3すくみ無視のリヤンフレチェを使えるようにした方が強い。
特にこのゲームではソードキラーという剣士絶対殺すマンが存在するため、下手に剣を装備しているとヘクトルに惨殺される
弓装備でもそれは同じなのだが、三すくみの影響を受けないため回避率が上がり、ソードキラーの威力も下がるので即死は免れる。
さらにソードキラーは剣士系以外にとってはそれほど怖い性能ではないため、当たるかどうかわからないソードキラーでリンを攻撃するということ自体が博打になる。
あとはリヤンフレチェで一方的に殴ってしまえばいい……というわけ。ブレイドロードのブレイドってなんだよ。
ヴァイダスレンドを解禁するルールではフロリーナやエリウッドと支援が組めるという利点もあり、このリヤンフレチェリンはどんなルールでやっても強ユニットである。

一方で評価狙いのプレイでは運用が悩ましく、ロード系のクラスチェンジに必要な「天の刻印」の資産価値が高い点がネック。
エリウッドとヘクトルは片方が主人公特権として無償*4でクラスチェンジできるため、リンの不利が際立つ。
さらにヘクトル編ハードだと育成するのも一苦労なのに火力がまったく足らないという有様。ヘクハーS狙いではそこまで活用されるユニットではない。
終章で強制出撃であることや弓やマーニ・カティを上手く使えば独自の活躍が見込めるためか、同じく資産評価に苦しめられるダーツラガルトよりはクラスチェンジ対象に選ばれやすいようだ。

余談だがクリティカルの五分身攻撃もかっこいい。海外版『烈火』だと更にかっこよくなる。


支援相手

主人公らしく支援相手は非常に豊富であり、会話内容も幅広い。
主人公同士のエリウッドとヘクトル、親友にして臣下のフロリーナ、
臣下のケント、ウィルワレス(セーラ曰く、「リンから見てセインは眼中になし」)、同じ草原の民のラス。
ペアエンドはエリウッド、ヘクトル、ラス、ケント、フロリーナと最も多い。フロリーナとは「2人で草原に行って幸せに暮らす」という百合エンド。
前三人との間にはそれぞれロイ、リリーナ、スーが産まれる。
ウィルには「家にちゃんと連絡しなさい」と説教をかまし、ワレスは先述の通り復讐に囚われていた彼女の心を開放すべく「臣下としてあえて身勝手な行動をとる」という熱い忠義観が語られる。

主人公だけあって特殊な仕様が多く、エリウッドと支援Aになると後半の章の一部で会話が変化する。
さらにヘクトルと支援Aになると、これに加えて特殊な会話が発生することがある。中でもエリウッド編29章(ヘクトル編31章)外伝「戦支度」では専用のBGMが流れるという凝りっぷり。

フロリーナとペアエンドを迎える場合、エリウッドにフィオーラ、ヘクトルにファリナをあてがうと「三姉妹全員がロードの伴侶」という快挙を成し遂げる。玉の輿三姉妹。紋章の三姉妹が見たら泣いて羨むだろう
なお、エリウッドやヘクトルと結ばれた場合は流石に草原に帰ることはない。

リン絡みの支援としてワレスとケントの支援会話があり、そこでリンの両親についての話が聞ける。


●『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ

残念ながらファイターとしての参戦は未だに実現されていないが、『X』からアシストフィギュアのキャラとして登場。
「これで決める!!」の掛け声と共に颯爽と現れ、鞘に手を掛けて腰を落とす。
そして一瞬のうちにキャラに詰め寄って居合の一撃を決める。
生足及び一瞬のチラリズムを求め、今日も紳士たちはリンの登場を祈る。
ここでキャラクターボイスが初めて設定されることとなり、カービィとの兼役と言ってしまうとなんともシュールな人選だが、そのままFE側の派生作品も含めて定着することとなった。

SP』では撃墜できるようになったが、同時にカウンターが加わり溜め時間が長いからと撃墜を試みようとすると手痛い一撃を貰う事もあるので注意。

スピリットでも登場しており、草原繋がりか戦場化のガウル平原でキルソード持ちのゼロスーツサムスと戦う。
ポニーテール繋がりかもしれない。何故かリンより露出度が高い7Pカラーである
開始早々アシストフィギュアも出現するので可能ならアシストキラーを装備させておきたいところ。

スピリットとしての性能は階級ACEの攻撃型で超化が可能。
超化させるとブレイドロードの姿になり階級はLEGENDに上がりクリティカルヒットDXのスキルが加わる。
実は超化後のアートは『覚醒』における汎用女性ソードマスターと同じでブレイドロードとは何ら関係が無いのは内緒。




ファイアーエムブレム ヒーローズ



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

当然ながらアプリ開始当時から参戦。
ファイアーエムブレム ヒーローズ』の「第1回英雄総選挙」で男女総合部門で1位を獲得し、これを記念して総選挙特別versionが登場する事になった。
また、後に花嫁衣装版、総選挙版、バレンタイン版、伝承英雄版、水着版、神装版、忍者版の姿も追加され、2021年時点で7種類実装されている。

まずは通常版。イラストは山田孝太郎氏。神装版はcuboon氏。
原作と同じ剣・歩行ユニット。

武器スキルは自分のHPが50%以下で、自分から攻撃した時、追撃可能なら自分の攻撃直後に追撃を行う『ソール・カティ』
Aスキルはターン開始時、自分のHPが50%以下なら攻撃+7『攻撃の覚醒3』
Cスキルは周囲1マスの味方は、戦闘中、速さ+4『速さの紋章3』

ステータスは攻撃力が低いものの速さを活かしたスピードタイプ。
武器やスキルの関係上、手負いになってから本気を出すタイプであるが、自力で覚えるスキルはやや微妙で、HPはそんなに高くないためイマイチ使い勝手が良くない。
しかしハマれば疾風迅雷による再行動で敵陣をガタガタに崩すことも可能。

だが初期実装キャラの宿命故か、インフレの波は避けられず、かなり長い期間にわたって他の剣士キャラに比べると遅れをとってしまう性能だと言わざるを得ず、
現環境では打たれ弱さが祟って、新規の斧ユニット相手に攻撃を仕掛けると返り討ちにされてしまう事もしばしば。

2017年11月のアップデートで「錬成」の新システムの登場で『ソール・カティ』もトップバッターで実装。
錬成すると条件がHP75%以下に緩和して「攻め立て3」と同じとなる。
特殊錬成は自分のHPが75%以下で、自分から攻撃した時、敵が反撃可能なら絶対追撃。
条件が全部整えると「攻め立て+差し違え」が両方発動する。打たれ弱さを利用するがリスクは大きい。

2020年2月から神装英雄でトップバッターに抜擢。ニフル王国の衣装。
とはいえ元々の使い勝手のイマイチ具合から全能力+2程度では付け焼き刃でしかなく、使い続けるには愛が必要である。
絵のレベルだけならトップクラスなだけに非常に惜しい。
星4特別チャンスで出る疾風迅雷のわざマシン


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2017年6月にはジューンブライドの花嫁衣装で登場。イラストも引き続き山田孝太郎氏。
歩行はそのままだがまさかの杖ユニット。

武器スキルは戦闘後、敵に反撃不可の状態異常を付与(敵の次回行動終了時まで)『キャンドルサービス』
Bスキルは敵は反撃不可の『幻惑の杖3』

反撃不能効果はバステ扱いであり、自身の戦闘後に効果が発動する。
他のキャラの援護にとても役立つ能力と言えるがあまり使い道がない。なるべく倒されたくない闘技場や連戦や英雄戦では活躍するかもしれない。
デザインにあたっては「サカの民族花嫁衣裳も考えたが、他とのバランスを考えてドレスにサカの意匠を入れる程度に留めた」とのこと。

武器スキルはシルクのレギュラー実装まで唯一の能力だった。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

その同年2017年9月に総選挙版は特別衣装としてサカの民族衣装に神将器ミュルグレを引っさげて登場。
イラストも山田孝太郎氏。
さらに遊牧民やボウナイト系キャラを差し置いて初の騎馬・弓ユニットとしての参戦となった。
本人のセリフや他の総選挙キャラクターを見るに、父親のハサルに合わせた兵種になったようだ。
男性1位のアイクと同様、デフォルトで3つのスキルが習得可能で、しかもそれが全て非常に強力な効果を持っている。

武器スキルは飛行特効 速さ+3
敵が魔法の時、戦闘中、敵の強化の+を無効にする(無効になるのは、鼓舞や応援等の+の効果)『ミュルグレ』
Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、速さ+4『攻撃速さの一撃2』
Bスキルは敵が剣、槍、斧の時、敵は反撃不可『サカの加護』
Cスキルは戦闘後、周囲2マスの敵の攻撃-7『攻撃の紫煙3』

特にミュルグレの能力である魔法キャラ相手の戦闘時に鼓舞系バフを全て無効化する能力、
彼女専用の継承不可スキルである『サカの加護』の剣、槍、斧を相手取った際に敵の反撃が不可能になる能力は環境メタとしても大いに有効。
ラインハルトマークスなど、騎兵が非常に強いゲームバランスであり、
更に総選挙版のキャラは誰か一人を選んでもらう事が可能であるため、闘技場ではこの弓リンが溢れる事となった。
闘技場以外でも、大英雄戦でも大暴れしており、無課金攻略では出ずっぱりだった。

今では無属性弓騎馬がある程度追加されていて配布キャラもインフレに伴う高性能を持っているため、単純な攻撃と速さ比較では後れを取りだしているが専用スキルの「サカの加護」がインフレに伴う遠距離反撃持ち剣槍斧のガチャキャラの増加に伴ってますます重要になっているため、騎馬編成に置いての弓リンの立場は特に変わっていない。
他の弓騎馬では勇者の弓を用いて2回攻撃を当ててもなお倒しきれず、倒せなければ確実に手痛い反撃を受ける(か、風薙ぎで追撃そのものが出来なくなる)遠距離反撃持ちの剣槍斧相手に「火凪ぎの弓」を持たなくても一方的に攻撃できるのは弓リンの最大の強みであり、インフレによってむしろ活用機会が増えることになった。

2019年9月のアップデートで第一回英雄総選挙キャラの武器錬成が実装。
錬成すると敵が弓、暗器、魔法、杖の時、戦闘中、敵の強化の+を無効にする(無効になるのは、鼓舞や応援等の+の効果)
条件の変更点はないが遠距離武器全てへと対応力が拡大。
特殊錬成は戦闘開始時、速さが敵より1以上高い時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4。
対応の幅は一応広まるが先手を取って勇者の弓で2回攻撃したら大体の魔法キャラは倒せるのでわざわざ受けて戦う理由がない。
当然、弓リンだけ錬成が微妙という評価が下った。

超英雄武器ではあるが、今では「忍の和弓」という攻撃、速さ寄りの勇者の弓も登場したため、今弓リンを使う場合は可能ならそちらに換装していきたいところ。
こちらは守備と魔防こそ下がるが速さが大きく上がる都合、追撃もとりやすくなるし「回避・○○」シリーズへの対策、また、威力が1高くなるのも見逃せない点。
反面、魔防依存のダメージカットである竜鱗障壁に弱くなるので状況によっては勇者の弓との併用を視野に入れよう。

2023年3月から二度目の神装英雄に抜擢。イラストはかかげ氏。
通常版とは真逆のムスペル王国を模した装束。気品ある彼女がダークな衣装を着るのはかなり新鮮。
大本眞基子氏もダークな色調の衣装は初めてと語っている。
これで第一回英雄総選挙で選ばれた英雄の神装衣装はコンプリートした。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2018年2月のバレンタイン超英雄で三度登場。
イラストはワダサチコ氏。ここで初の別絵師が担当。
打って変わって青属性の魔法・重装ユニット。どう見ても重装の衣装には見えない。
同じく参加者であるヘクトルは愛の祭りに似合わないアルマーズを持参していた事をツッコんでいる。
来年はアイク達も祭りに参加するがヘクトルの影響から今後は祭りで用意した武器を担ぐルールが追加されていた。

武器スキルは敵が弓、暗器、魔法、杖の時、戦闘中、敵の強化の+を無効にする(無効になるのは、鼓舞や応援等の+効果)『青のプレゼント箱+』
Aスキルは味方と隣接している時、戦闘中、自身の攻撃、速さ+5『攻撃速さの絆3』
Bスキルは戦闘開始時、自身のHPが80%以上なら敵の奥義発動カウント変動量-1(同系統効果発動時、最大値適用)『キャンセル3』
Cスキルはターン開始時、周囲1マス以内に味方重装がいれば、自分と周囲1マスの味方重装の移動+1(1ターン、重複しない)『重装の行軍3』

遠距離の相手はバフも動じない効果だが肝心なステータスとスキルが微妙なものばかり。
ステータスは速さと魔防はそれなりと高いがHP、攻撃、守備が重装と思えない極端な低さ。
魔法相手にはなんとかなるかもしれないが弓と暗器では例えバフ無効しても普通にダメージは通る。
「攻撃速さの絆」を以てしてもなんとか戦える程度で「キャンセル」も活かせるとは言えず、運用に際しては継承によって整えてやるべきだろう。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


2018年4月には風の伝承効果を持つ伝承版が登場。
イラストはワダサチコ氏。
緑属性の弓・歩行ユニット。初の属性弓である。
総選挙版同様、武器は神将器ミュルグレを持っているが、こちらは『疾弓ミュルグレ』という名称になっており、効果も異なる。
そのため、従来の弓ユニットの天敵である『レイヴン』にも弱点である赤属性以外には有利を取られず、無属性の弓ユニットを対象とする『弓殺し』も適用されない。
つまり実装時点では、極端に不利な相手というのが激化持ちの赤属性などしかいないため、割と強気に攻められるユニットとなっている。

武器スキルは飛行特効 魔防+3 周囲2マス以内の敵の数より味方の数(自身と戦闘相手を除く)が多いとき、戦闘中、攻撃、速さ+5『疾弓ミュルグレ』
Aスキルは敵から攻撃されたとき、周囲2マス以内に味方が2人以上いれば、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4『サカの掟』
Bスキルは自分のHPが75%以下で、自分から攻撃した時、追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃を行う『攻め立て3』
Cスキルはターン開始時、周囲2マスの味方の速さ+6(1ターン) ただし、現在部隊内で同じ移動タイプが2体以下の味方のみが対象『速さの指揮3』

無条件に魔防が+3されるのに加え、周囲2マス以内に味方ユニットが多くいると戦闘中に攻撃・速さが+5と攻撃された時に周囲2マス以内に味方ユニットが二人以上いれば、全ステータスが+4される『サカの掟』により、味方を固めていれば特に攻撃された時に強力なバフがかかる。
味方を近くに固めた状態で遠距離攻撃の受けに回らせると、ラインハルトやセシリアといった赤以外の強力な魔導士の攻撃を安定して受け止め、場合によっては反撃で倒してくれる強力な壁となってくれる。

デフォルトで持って来る『守備魔防の応援』とCスキルの『速さの指揮』で味方にもバフをかけられ、Bスキルの『攻め立て』で若干手負いになってからは攻めも激しくできると、
唯一持って来ない奥義のスキル枠を埋めてしまえばそれだけで活躍してくれる強力なユニットに仕上がっているが、
周囲に味方がいなければ武器とAスキルが無意味になってしまうので、位置取りには注意が必要。

また、ステータスは攻撃寄りなので守備面は心許なく、特に有利を取られる赤属性の遠距離反撃持ち物理ユニットにはあっさり返り討ちにされるので、赤属性にはなるべく手を出さない方が無難。
関連して、上述の通り遠距離の受けはかなり得意としているものの、守備が低いので勇者の弓+などを持った強力な遠距離物理攻撃ユニットには押し切られてしまうこともある。

攻撃寄りの能力に迎撃寄りのスキル、という頓珍漢な状態であり、鳴り物入りの属性弓(属性物理の初実装キャラだった)だったのに微妙、使いにくい、という評価が多く微妙な扱いだった。
しかし2021年7月のアップデートから上方修正。
Aスキルが『サカの掟・承』に。
自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方いる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+6、かつ敵が剣、槍、斧、竜、獣で、速さが敵より5以上高い時、敵は反撃不可
より使いやすくしかも速さが上回っていれば反撃させない。遠距離反撃の対策が付いた。
Cスキルに周囲2マス以内の味方は、戦闘中、速さ+4 周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、自身の速さ+4の『速さの相互大紋章』が追加。
上位互換というわけではないが同じ速さ強化で使い勝手が大きく勝るものになり、継承要員としても潰しがきく。

同年の9月には錬成が追加。
周囲3マス以内に味方がいる時に条件変更。そして戦闘中、戦闘相手以外の敵軍のスキルを無効化するように。
特殊錬成は自分から攻撃した時、または、戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、ダメージ+速さの15%、戦闘中、攻撃、速さ+5。
大幅にダメージ能力が底上げされ、インフレにもついていける程度になった。


こんな姿、エリウッドやヘクトルには恥ずかしくって見せられない……。

みんな、よく平気でいられるわね。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2019年7月に水着姿の超英雄として登場。イラストはteffish氏。
青属性の弓・飛行ユニット。
花嫁姿をしていたリンとは同一時空から来たようで、「花嫁姿より恥ずかしい」と言っていた。

武器スキルは『絶海の蒼弓』
速さ+3。重装、飛行特効。
自分から攻撃し、かつ敵のHPが100%で戦闘開始時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4にする。

Aスキルに自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+6、守備+10。かつ、敵は追撃不可『鬼神金剛の瞬撃』
Bスキルは移動系補助(体当たり、引き戻し、回り込み等)を使用した時、または自分に使用された時、自分と相手の攻撃、速さ+6『攻撃速さの連携3』
Cスキルには周囲2マス以内の味方は、弓、暗器、魔法、杖の敵と戦闘時、守備、魔防+4『遠距離警戒3』

重装特攻の新しい対応と追撃も封じる瞬撃で苦手な撃たれ弱さをカバー。
ただ弓ヒノカと役割ががっちり被ってしまうのが欠点。しかも当時は通常排出で来るため凸も行いやすい。
武器スキルも条件が二つ満たしておかないと発動しない使いにくさも問題。
攻撃された側では無力と化すので使い方に注意。

2022年10月のアップデートで絶海の蒼弓が錬成可能。
錬成すると自分から攻撃した時、または戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、 攻撃、速さ、守備、魔防+4
自分の追撃不可を無効、 自身の奥義発動カウント変動量-を無効。
発動条件の緩和と条件が片方満たしていれば発動するので使いやすく改善した。しかも追撃不可とキャンセルも無効化。
特殊錬成は奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、 戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4かつ敵が剣、槍、斧、竜、獣で速さが敵より5以上高い時、 敵は反撃不可
条件は違うが一方的に殴れるサカの掟・承に近い能力を獲得した。


私はリン、こっちはフロリーナよ。

お命頂戴……あ、違うわ。こういう時忍者はなんて挨拶するんだったかしら……?

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


2020年11月には比翼英雄として親友フロリーナと共に参戦。忍者の衣装を着ている。イラストは山田孝太郎氏。
無属性の暗器・飛行ユニット。
フロリーナはリンの足の露出度にドキドキしている。
なおリンがメインの比翼という関係で、本来剣士のリンがペガサスに乗り、
本来天馬騎士であるフロリーナがペガサスから降りて歩行しているという……なんともいえないユニット。

武器スキルは奥義が発動しやすい(発動カウント-1)『疾風の双手裏剣』
速さ+4、守備、魔防-4。自分から攻撃した時、2回攻撃する。
【暗器(7)】効果
【暗器(7)】戦闘中に攻撃していれば、戦闘後に敵と、その周囲2マスの敵の守備、魔防-7になる。

Aスキルに自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+6、速さ+7にする『鬼神飛燕の一撃3』
Bスキルはターン開始時、敵軍内で最も攻撃+守備の合計値が高い敵の攻撃、守備-5になる『攻撃守備の封印2』
Cスキルには周囲2マスの敵は、戦闘中、速さ、守備-4になる『速さ守備の牽制3』

圧倒的な速さと高火力4連続攻撃も容易再行動持ちの比翼効果戦闘開始前と戦闘中のデバフ
機動力高め攻撃を仕掛けるだけで即奥義発動と、もはや全暗器キャラの中ではやりたい放題なレベルでハイスペック。まさにやられる前にやるタイプ。
生半可な守備では連続攻撃で為す術無く撃沈される。味方との組み合わせ次第では化け物と化す。
特に同じ飛行タイプのサンバアクアと組むと凄まじいことになり、普通に敵を倒す→サンバの再行動で移動3になった上で敵を倒す→比翼効果で再行動してもう一体倒すという理不尽な機動力で戦場を飛び回ることが可能。
味方を使ってぶちかませば開幕から離れた敵を襲撃することもできる。
敵を踏み台にしながら次々に切り込み、暗殺するその姿はまごうことなき死神。
実装当時はその無双ぶりに彼女達の対処法を考えるほかなかった。


  • 速さ以外でのダメージ軽減効果を持つ相手には滅法弱い(総選挙ディミトリ、総選挙アイク、伝承カムイ、セイロス)
  • 守備が高いレイヴン効果を持つ相手(ナギ、魔王リオン、ソフィーヤ)
  • 兎に角硬い重装キャラ(総選挙ヘクトル、カイネギス、総選挙エーデルガルト)
  • 飛行特効で機動力の高い弓キャラ(伝承リーフ、伝承クロム)

と意外と対処出来るキャラは多い。特に1~3のケースでは反撃を許すともうどうしようもない。
特に守備依存のダメージカットでまともに攻撃が効かない上に素で遠距離反撃できる武器を持った総選挙ディミトリは最大の天敵。反撃のワンパンで確定で倒される。
しかし、スキル次第ではその対処キャラをも倒せてしまうのが恐ろしいところ。
4連続攻撃を犠牲にして反撃させないようにするBスキルの「風薙ぎ」や踊り子の再行動や大紋章スキルで攻撃アップで仕留める編成もよく見かけるようになる。

時の流れとともに競合するアタッカー・対抗手段ともにインフレが進み、相対的にぶっ壊れとして騒がれることはなくなったが、
それでも絶対的な汎用性は未だ高く、ゲット出来た召喚師は戦力になる事間違いなし。


炎の部族の代表はリンカね。不思議ね……なんだか親しみを感じるかも?


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2022年9月に相撲衣装を身に付けたリンが登場。イラストは神装版以来のcuboon氏。
青属性の槍使いであり、歩兵ユニット。
炎の部族の祭りである相撲に参加しているが、草原の民にも相撲という文化はあったのでノリノリで参加。
上記の忍者リンの後の世界から来たらしく、今回もフロリーナを相撲に誘ったらしいが、逃げられたようだ。

武器スキルは『炎と風舞う霊槍』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、ダメージ+敵の攻撃の15%、
かつ、自分の速さが「敵の速さ-4」以上の時、敵の奥義発動カウント変動量-1(同系統効果複数時、最大値適用)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘後、自分と周囲4マス以内の味方の奥義発動カウント-1にする。

Aスキルに周囲4マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が周囲4マス以内の味方の数×4+4だけ増加(最大12)、
かつ奥義発動可能状態の時、または、この戦闘(戦闘前、戦闘中)で奥義を発動済みの時、
戦闘中、ダメージ+5(範囲奥義を除く)、かつ自分の攻撃でダメージを与えた時、7回復する『大いなるサカの掟』
Bスキルは敵から攻撃を受ける際に発動する奥義を装備していたら、
1ターン目開始時、奥義発動カウント-2かつ、奥義発動時に受けるダメージ-5『盾の鼓動3』
Cスキルには戦闘後、敵とその周囲2マスの敵の速さ-7、戦闘後、自分の速さ+6、【回避】を付与する『速さの紫煙4』

原作を思い出させる「当たらなければどうということはない」が誕生。
緩い条件下で速さの差があるとダメージも増えて味方と敵の奥義カウントを操作。
「サカの掟・承と秘奥スキル」の複合板Aスキルでダメージを受けても回復かつ固定ダメージでカバー。
そして何より特徴が奥義『神速回避』。これは攻撃を回避するサイファで実際にあるルールからの逆輸入。
奥義発動時、ダメージを40%軽減(奥義は、自分の速さが「敵の速さ-4」以上の時のみ発動)
自分の速さが「敵の速さ-4」以上なら、戦闘中、奥義発動可能状態の時、または、戦闘中、奥義を発動済みの時、ダメージ+速さの15%
速ささえ上回れば大ダメージを受けることはまずない。Cスキルで速さを下げて回避スキルも完備。

ステータスも今までのリンと違って弱かった攻撃、打たれ弱い守備と魔防は消えて完全に改善。速さ型兼バランス型になった。

追撃を封じる手段を持ってない事や見切り追撃で封じられる点はかなり致命的。
絶対追撃は免れないので速さは高いと言って油断すると痛い目に遭う。


また、相方を務めるバージョン(兼子供化バージョン)として比翼マークが存在する。
マークが喋らないという仕様のため実質的にメインと言えないでもないが



……とここまで読んで思うところもあるかもしれないが、無視できない問題点として『流石にリンばっか実装しすぎ』という不満の声が挙がってしまっている。
「国内外問わず知名度が高い」「主役級」「美少女かつエロい」人気キャラ……と優遇される要素まみれだからと言えばそれまでではあるが、
旧作キャラという立場もあってかカミラに比べると具体的な炎上案件は目立っていないものの、カミラと双璧を成すこの手の問題の代表格と言えるだろう。



ファイアーエムブレム無双



画像出典:『ファイアーエムブレム無双』(2017年9月28日発売)公式アートワークより
制作・著作 コーエーテクモゲームス / インテリジェントシステムズ / 任天堂
© KOEI TECMO GAMES / INTELLIGENT SYSTEMS / Nintendo


セリカと共にストーリーには関与しない隠しキャラとして参戦。
『暗黒竜』『覚醒』『if』以外の作品からの登場だが、理由としてはやはり海外人気を考慮しての採用であるとのこと。

クリア後のヒストリーモード「キアランの公女」をクリアすると仲間になる。
クラスはロード/ブレイドロード。専用装備は「ソール・カティ」。
なお、セリカにも言える事だが、専用武器は解放条件のヒストリーモードの最終ミッションの報酬になっており、
Sランクを取らないと入手出来ないので注意。

キャラクター性能としてはハッキリと言って超強い。
攻撃の早さ・攻撃範囲はトップランクであり、『流星』なんぞ付けようものなら弱攻撃振り回すだけで雑魚が消し飛んでいく
また、アクロバティックな攻撃モーションは無双奥義関連で再現されているほか、通常攻撃も残像が残る程の速度で動き回る。
強6攻撃を連発すれば、ボスであろうとガードとゲージを削り壊して必殺の一撃をあっという間に叩き込むことが出来るなど、攻撃面に関しては非の打ち所がない。
唯一の弱点はやはり打たれ弱く、うっかり一撃貰ってしまうと体勢を立て直すのに時間が掛かることか。

専用スキルは移動中にのけぞらなくなる「すり抜け」。
残念ながら実用性は中の下くらい。こちらを採用するくらいなら、「攻撃中にのけぞらなくなる」効果の「金剛の一撃」の方がずっと使いやすい。


あと、何がとは言わないが、尋常じゃないくらいに物凄い揺れる。
剣を振ろうが、走って立ち止まろうが、ジャンプしようが、1アクションを起こすたびにそれはもう激しく揺れまくる。
同じく参戦してるカミラも同じくらい揺れるが、あちらは竜に乗って動いているので見辛いく、リンは地上を走って移動するため視認しやすい。

しかし、これだけ揺れておきながら、リンのチャームポイントの一つであるスリットから除く生脚には、CERO対策としてスパッツが履かれているというデザイン修正が施されており、この点に関しては賛否両論となっている。


ファイアーエムブレム エンゲージ

「草原の公女の指輪」に宿る「烈火の紋章士」として登場。
リンが宿る指輪は序盤の敵国であるイルシオン王国の家宝とされ、国王のハイアシンスが所持。ハイアシンス王はリンの指輪を肌身離さず持っているという。

紋章士としての能力は速さに大きな+補正がつく使い勝手のよい指輪。
習得できるスキルも「攻め立て」や「速さの吸収」ら使い勝手の良いもので、囮や連携に使える「残像」、10マス先まで狙うことが可能な五連続狙撃攻撃のエンゲージ技「流星群」と強力なラインナップが揃っている。
紋章士の指輪の中ではかなり強力であるため、メンバー内での取り合いが発生してしまう贅沢な悩みを持つ。
エンゲージ武器は弓の「キラーボウ」と「ミュルグレ」、剣の「マーニ・カティ」の三種で『烈火の剣』に加えて『ヒーローズ』要素を取り込んだ弓メインの構成。

なお、各紋章士には原作のマップを元とした外伝シナリオがあるが、リンの場合は故郷であるサカ地方が序盤のマップにしか登場しない影響か、『封印の剣』のマップを元にしている(ミュルグレが入手できる外伝のマップ)。
敵の構成は元マップと同じくセイジとボウナイトが中心だが、ボウナイトの中には上級職のわりに能力が低く弓しか装備していない個体がいくつか存在する。
これは当時の下級職遊牧民の再現。
12人の紋章士の出典では『烈火の剣』のみ原作再現マップが存在していなかったが、DLC紋章士であるヘクトルの登場と共に『烈火の剣』再現マップが実装された。


●余談

「烈火の剣」の情報が解禁された時、その髪型や「サカの剣士」という設定、それでいながらあんまりサカ人らしくない顔つき、
バアトルの登場が早くに明かされていたことなどから「フィルの母親」説が流れた時期がある。
今でこそ「それはカアラです」となり、さらに当時の掲示板などのログが今や残っていないので古老の昔話になってしまうのだが。

これを知っているエムブレマーは……お互い歳を取りましたな。



追記・修正をしてくれたあなたに、母なる大地の恵みがありますように!

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最終更新:2024年04月09日 12:49

*1 ただし「リン」という名前は他作品にもありふれており、さらに検索システムによっては「クリリン」「マリン」「カリンカ」「リンダ」「リン・ヤオ」など探していないが非常にヒットしやすく不便なため、ファン間やイラストサイトなどでは「リンディス」と呼ばれることも多い。

*2 ただし倭刀が実質ゆうしゃの剣との二者択一なのであまり恩恵は感じない。隠し仕様みたいなもんと見るべきだろう。

*3 烈火の剣の後半、特に終章間際は「ステータスが正しくないイベント戦闘」「エリウッドのセリフを言うヘクトル」「ノーマルモードでは特別仕様だがハードモードでは汎用ユニットになったせいでむしろ弱体化しているボス」「イベント内のみだがドルイドになっているネルガル」など作りこみが甘い部分がある。元々デュランダルを共用武器にする予定だったのが変更されたあおりを受けたのか、最初からソール・カティに設定するはずだったのが参照先を間違えたのかはおそらく永久に判明しないだろう。

*4 設定上は天の刻印を使っているが、資産価値には計上されない。