仙道ダイキ

登録日:2011/07/19 Tue 20:12:08
更新日:2024/03/12 Tue 19:28:23
所要時間:約 7 分で読めます




仙道ダイキとは、ダンボール戦機の登場人物である。
CV:勝杏里


人物像

ミソラ第一中学の番長格で、紺と白のツンツン頭が特徴的な長身の少年。
非情かつ冷徹な性格をしており、仲間と群れる事を好まない孤高な人物。

自分とは全くの正反対な性格をしており、ミソラ第二中学の番長である郷田ハンゾウとは常に敵対している。

常にタロットカードを持ち歩いており、それによる予言めいた発言をするのが特徴。
厨二病とか言っちゃだめ。

高いLBXの操作技術を持ち、そのトリッキーかつ変幻自在なバトルスタイルから「箱の中の魔術師」という異名を持っている。


使用LBX

  • ジョーカー
タイニーオービット社製の道化師モチーフのLBXで、ストライダーフレーム。
仙道は一般機とは異なる黒と黄色のカラーリングの機体を使用している。
トリッキーな動きが可能だが、操作に独特のクセがあるのが特徴。

  • ジョーカーMk-2
アルテミスで使用したジョーカーの性能向上型で、赤基調のカラーリングになったほか頭部が変化している。
機動力は大きく強化されているが、その分操作も複雑になっている。

  • ナイトメア
タイニーオービット社製の試作LBXで、ジョーカーの後継機。
試作段階だったものが持ち出され、何らかの経緯で仙道の手に渡ったらしい。

  • ナイトメアフィアー
スレイブ・プレイヤーにされた際に与えられたLBX。
見た目はヘッドパーツが歯をむき出しにした不気味な笑顔になり、色が白基調になったナイトメア。
元々ナイトメア自体がワンオフ機だったこともあってか、洗脳解除後も引き続き使用している。
また、ゲームではナイトメアと同じカラーリングのままの一般機も存在する。

設定上の固有機体

  • ジョーカーX
無印メイン格に存在するifの後継機の1種。性能を向上させつつデザインを追求したらしく、胴以外のデザインが一新されている。
一般機ベースのクノイチ弐式と同じく一般機と専用カラー機が存在するのだが、共通で専用カラーのNGがなかった無印はともかく、なぜかWでも1機だけHGとMGが実装されなかった。一般機のMG黒でそれらしくできないこともないが……

  • ブラックカイザー
アポロカイザーの専用カラー版。
元機体の必殺ファンクションにちなみ、「神速のイリュージョン」と称されている。

  • キグナス・ノワール
「W」で登場した、スワンの専用カラー版。
固有の出撃ボイスも存在する。


ゲームでの活躍

物語中盤の第四章冒頭、地下のLBX大会アングラビジダスの優勝を目指し特訓している最中、郷田に呼ばれてゲームセンターに訪れた際に初登場。

あの郷田を相手にLBXバトルで完勝、更に分身戦術でバンを翻弄し、事実上勝利するなど圧倒的な実力を見せ付ける。

ルール無用の地下大会「アングラビジダス」の準決勝にてリベンジ戦となる。
バンは前の試合で右腕パーツが不調をきたしたため、代わりに郷田の「ハカイオー」のパーツを使って戦う事になる。

フィクションにおいて分身技といえば残像による錯覚が定番。
プレイヤーと同じく、バンも目の錯覚を利用している考え土煙を使って遂に本体を見抜いた……はずが、何故か全く通用しない。
そんなチート染みた分身攻撃でこちらを追い詰める。

が、途中に現れたパンドラから送られた「Xシステム」により形勢逆転。
今度こそ分身のカラクリも看破されるのだが…… 
なんと分身ではなく、

ジョーカー3体の同時操作

だったのである。
仙道さん操作技術パネェ!

「チート染みた」ではなく「本当にチート」な訳だが、ルール無用のアングラビジダスだからこそ可能な芸当である。

相手は相変わらず三体だが、こちらもVモードにより強化されているので対等に戦うことが出来る…が、さすがのVモードでも3体同時に戦うのは厳しいので、距離を取りつつ各個撃破を心がけたい。

この戦いに敗れた仙道は負け惜しみもせず、静かにその場を後にする。

その後は世界大会アルテミスで、オルテガ使いの仲間を率いて選手として登場。
仲間を巻き添えにするという非道な戦法で勝ち抜くも、オタレッドことユジンの実力に歯が立たずバン達と戦う前に敗退してしまう。

第八章のアキハバラでも再び登場。
ユジンに負けた事を逆恨みして彼を探しており、オタクロスの試練中オタレッドと戦う事になった際に乱入してくる。

ここでオタレッドに代わって郷田が、「勝った側が負けた相手を舎弟にする」という条件で戦う事に。
使用キャラは強制的に郷田となるため、郷田をあまり育てていない人は地味に苦戦する。

この戦いに勝つと、約束通り仙道は仲間となり主要の仲間6人が全て揃うことになる。

しかし仲間になった後は若干『空気』気味で一時期は『ぼっち』疑惑が出たりもした事もある…そのため一部では『ぼっち』が通称化したりも。

しかしビジュアル面やタロット等の厨二発言により人気は高く、実際、声優陣にも気に入られている模様。

WARSには妹の「仙道キヨカ」が登場。
髪の色やタロットが好きな所はそっくりである。
またゲーム版では裏ランキングバトルで勝利した後にスカウト可能になる。
高校卒業後はプロの占い師として生計を立てているが、郷田に振り回される状況は変わっていない模様。


アニメでの活躍

ダンボール戦機

ゲームと比べ大幅に出番が増加。
アングラビシダスでの戦闘後に、友情を意味する星の逆位置のタロットのシーンが挟まれ、仲間になることが早い段階から示唆されていた。

続くアルテミス編では機体をジョーカーMk-2に変更。公式戦なので3体同時操作は封じられたが、ジョーカーの性能強化も相まって1体でも残像による分身・攪乱が使える事を見せつけ、順調に勝ち進んでいく。
しかしファイナルステージ出場を賭けたブロック決勝戦にて、仲間を犠牲にする戦法がオタレッドの逆鱗に触れ、アタックファンクション「レインバレット」によって敗退してしまう…。

「ジャッジのカード…さっさと裁いてやるか」
とは、なんだったのか…。

皮肉にもこの後オタレッドは審判のカードに描かれていたLBX「ジャッジ」に撃破されたため、ある意味仙道さんの占いは当たっていたともいえる。

その後、アニメのアキハバラ編ではオタクロスの試練がカットされているため、オタレッドと戦うためバン達を尾行していた所を郷田に気付かれ戦闘という流れに変更されている。

郷田との戦闘ではスピードを活かした戦法で圧倒するものの、自身の油断、そしてハカイオーの捨て身の戦法によって逆転負けを喫してしまい晴れて郷田の舎弟となってしまった。彼自身の態度は相変わらずではあるが…
それでも郷田との特訓に付き合う辺り、舎弟の役割はしっかりと果たしている様子。
また、3体同時操作や残像などの独自のスキルを持つためか、自分よりLBXの操作が上手いとバンに評されている。

アキハバラキングダムではバン、郷田、仙道のチームワーク皆無のメンバーで戦うことになるもののタロットを使ってさり気なく助言する辺り、彼なりにチームをサポートしている。

もっとも、そのタロットは郷田に否定されてしまった…

郷田「こんなモン使わなゃマトモに会話出来ねぇのか!」

その後もいがみ合いは続き、ハッカー軍団との試合ではタッグ戦にもかかわらず、「何もしなくていい」という郷田の発言通り戦闘は全て郷田に丸投げし、自身は高みの見物を決め込んでいた。
挙げ句の果てには自身に向かってきた敵を吹き飛ばしてハカイオー絶斗に攻撃する始末…
しかし、ハッカー軍団を率いているマスターキングに興味を示し、最終的には郷田と共闘して勝利を納めている。

決勝では独断でジンと戦闘し、イリュージョンによる同時攻撃で優位に立つものの、ジンの驚異的な動体視力によって完全に見切られ窮地に追い込まれてしまう。
だが、郷田の助けが入ったことにより形勢逆転。ハカイオー絶斗との連携によりプロトゼノンの右腕を切断して後一歩という所まで追い詰めたものの、片手で放たれた必殺ファンクションにより2機とも戦闘不能に陥ってしまった。

マスターキング戦では慣れない氷のフィールドに苦戦しながらも、グレイメイドを撃破。
自身の機体を壁にして「神速剣」からオーディーンを守りきり勝利に貢献した。

その後晴れて舎弟を卒業し、自由を手にするも今の彼にとってそれは退屈な日々でしかなかった…

仙道「燃えないねぇ…」

ダンボール戦機W

こちらでも中盤より登場。
アロハロア島で開催されたアルテミスにて、郷田とチームを組んで参加していた所をバン達一行と出会う。
郷田とのコンビプレイで勝ち進み、大統領暗殺を企てるジャッカルと対戦。
逃げに徹するジャッカルを不審に思い、その狙いを探りながら戦った。

ジャッカルに勝利した仙道は郷田と決勝戦の出場を巡り口論となる。
そこで偶然通りかかった古城アスカの提案で、トマトジュースの飲み比べで勝負をするも敗北。
またしても決勝バトルロイヤルへは出場できなかった

アルテミス終了後はバン達と別れるが、どっかの外道にでもとっ捕まったのか、スレイブプレイヤーとして再登場。
ここで機体がナイトメア・フィアーへと変わる。
だが、4組に分散して戦っていたせいでろくに戦闘シーンを描かれず、いつの間にか復活。
その後はちょくちょく活躍するも、あまり目立った動きは無かった。

最終回では、LBXが戻ったミソラタウンのLBXショップで、郷田達と共に店の手伝いをしている様子。
だが、店内の明るい雰囲気になじめなかったのか、店の外で「最後尾」と書かれた看板を持って過ごしていた。
やはりぼっちか…


漫画での活躍

アングラビシダスがハブられたため、アルテミスで初登場。
そこでも当然のように1人で3体のジョーカーを操り、レックスにも「並みのセンスじゃない」と褒められた。
その後も普通に戦闘続行したため、公式戦のはずのアルテミスでも問題ないらしい。
しかし、レックスとの修行を終えたバンの敵ではなく、Vモードすら発動してないバンに敗北した。
一部妙に首が長いシーンがある。


余談

某動画サイトでもアニメ本編が公式から配信されているが、そこの動画説明でなんと「仙田」と名前を間違えられるはめに…
おかげでファンからの愛称に「仙田」が加わった。

仙道さんのタロット一覧

Ⅰ.魔術師…ジョーカー
Ⅱ.女教皇…未登場
Ⅲ.女帝…未登場
Ⅳ.皇帝…ジ・エンペラー
Ⅴ.法王…未登場
Ⅵ.恋人…未登場
Ⅶ.戦車…究極ブルド
Ⅷ.力…ハカイオー、アマゾネス
Ⅸ.陰者…マスカレードJ
Ⅹ.運命の輪…ハーデス、フェンリル、マスターコマンド
ⅩⅠ.正義…未登場
ⅩⅡ.吊られた男…未登場
ⅩⅢ.死神…?
ⅩⅣ.節制…未登場
ⅩⅤ.悪魔…ルシファー、デクー
ⅩⅥ.塔…ズール、ムシャ
ⅩⅦ.星…パンドラ
ⅩⅧ.月…月光丸、プロトゼノン、ゼノン、インビット
ⅩⅨ.太陽…未登場
ⅩⅩ.審判…ジャッジ、コアスケルトン
ⅩⅩⅠ.世界…AX-00
00.愚者…エジプト、?




ぼっち「魔術師の正位置、つまりこの項目…」

ピッ
ぼっち「何しやがる!」
番長「こんなモン使わなゃマトモに追記・修正出来ねぇのか!」
ぼっち「俺が何しようが、俺の項目だ!」

バン「二人共、やめなよぉ」

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最終更新:2024年03月12日 19:28