登録日:2009/06/10 Wed 21:42:40
更新日:2023/02/12 Sun 07:18:43
所要時間:約 4 分で読めます
【あらすじ】
若くして殺され、死んでしまった主人公、御倉了。
幽霊となって覚醒した彼は、死の寸前に目にした少女に、心霊史上類のない実験に誘われる。
これは最強の悪霊を目指す幽霊少年と、実家から隔離された霊能マッドサイエンティスト少女の心霊目録。
なお、マテゴの著者である葵せきな自身が書いているが、あくまで「非公式」な二次創作と公言している。
【登場人物】
主人公。暴漢に襲われていた鞠亜を助けようとして殺されてしまった。
以後、鞠亜の提案する「霊力の凝縮による物質化」で生き返ることを目標に、他の悪霊を吸収し始める。
ノリのいい好青年で、仲間や恋人の藍璃を心底大事に思っている。
霊能力家系の神無の1人。
鈴音や深螺の従姉妹にあたる。
霊関係の発明に心血を注ぎ、危険な実験も厭わないので本家から追い出されたマッドサイエンティスト。
学校では某ハルヒ的な奇行でちょっとした有名人。
了の幼馴染みであり恋人。
のほほんとした性格で天真爛漫。「人生平坦な道」がモットー。
もとは金持ちの令嬢だったが、あまりに我儘の限りを尽くして死んだため、
使用人が鞠亜に依頼し、現在の霊体を入れて動く人形(幼女型)に封じ込められた。
お嬢様言葉で話す典型的な高飛車キャラ。身体の機能で鞠亜の助手や運転手を務める。
ブロンドの美女幽霊。鎧を纏うその姿は文字通りの戦乙女。
一般人さえ視認できるまでに霊力を蓄えたオールド・ゴースト。公園で憧れの姉に似た像を守っていた。
現在は幽子と同じく、人形ボディ(ただし、リエラは青髪の美女型)でメイド仕事に勤しむ。
趣味は昼ドラ観賞。
鞠亜のクラスメイト。本編登場の春沢芳子の妹。
鞠亜の知り合いの霊能力者。リエラを余裕であしらう実力を持つ。こっちでもやっぱり鬼畜。
ドレミの歌のレから先がわからない。
水月鏡花(みづき きょうか)
マテリアルゴースト事件の2年後、了のもとに現れた女性型マテリアルゴースト。
了を越える力を持つが、どこか天然。自分が女性である自覚が薄い。
了と同じ顔で、全身赤ずくめな謎のマテリアルゴースト。
真赤な二丁剣銃から霊力の弾丸を放つほどに自己を確立している。
本編の
ユウとまったく同じ姿で、ユウにはない邪悪な面を持つ謎の霊体。
式見蛍を狙っている。
マテリアルゴースト関連における全ての元凶。
■以下ネタバレ
御倉了は生まれつき身体が弱く、病気で死亡、成仏している。
その事実を受け入れられなかった藍璃は心が壊れ、事実を認めさせようとする周りに攻撃するようになってしまった。
親友の悲惨な様子を見かねた鞠亜が、オリジナルの了に残る記憶から生み出したのが初代ミクラ・リョウ。
その事実を知り、自棄になったリョウが行方不明になったため、主人公の了が創られた。
了もまた初代リョウとの邂逅で全てを知り、自暴自棄になるが、
鞠亜の告白で自己の存在基盤を得、藍璃と鞠亜から「神無空(かんな そら)」の名前を貰う。
零音が創造した塔での初代との最終決闘では、「空っぽ、ゆえに何にでもなれる」特殊能力で様々な人物に変化、初代を圧倒した。
しかし起動した世界中の人間を殺す仕掛けを止めるには、その痛み全てを受ける必要があった。
停止システムを起動する決心をした……瞬間、追ってきた初代が先に起動、塔は消滅し世界は救われた。
全てが解決した後、空は鞠亜、藍璃、幽子、リエラと共に、零音に拐われた蛍を助けだすため、帰宅部のもとへ向かう。
自分を愛してくれたマッドサイエンティスト少女の隣にいつまでもいることを誓って。
追記・修正よろしく。
最終更新:2023年02月12日 07:18