白内障

登録日:2010/12/19(日) 13:31:53
更新日:2023/04/09 Sun 10:13:21
所要時間:約 3 分で読めます




※ご自身の健康問題については、専門の医療機関に相談してください

眼球内の水晶体が白く濁る病気。
「白底翳(しろそこひ)」とも言う。
英語ではCataract。
人間だけではなく、猫や犬など動物が発症する場合もある。

視界が白く曇り、もやがかかったような、湯気や磨りガラス越しに物を見ているような感覚になる病気で、
例えるなら寝起きすぐのぼやけた視界が終始続いているような状態。

痛みはなく、放置しておいても命にかかわることもないが、水晶体自体が濁るので、メガネやコンタクトで視力が回復することはない。
そして何よりイライラする。
物が霞んで見えない、今まで気にしなかった程度の光がまぶしい(=グレア)、それほど細かくない文字も読めなくなるなど、日常生活には大いに支障をきたす。
当然アニメやゲームも満足に楽しめない。

「白内障かも」と気付いた頃にはすでに昼間の屋外がまぶしく感じ、ひどくなると曇り空ですらまぶしくなり、
夜道の街頭や自動車のヘッドライトは壊したくなるほどにまぶしく思えるだろう。
また目の疲労も激しくなり睡眠時間が増える、というか目が霞んで起きているのが苦痛になる。
外出しても伏し目がちになることは間違いない。

白内障は老化と共に発症することが多く、生きていれば大半の人間が発症する。
しかしアトピーやベーチェット病などの病気の合併症、遺伝などにより若いうちから白内障になるケースもある。
ちなみに白内障は他人に伝染ったりしないので遠巻きに避けたりはしないように。

また白内障は一度発症すると、手術以外で良くなることは決してない。
進行を遅くすることはできても治癒することはないので、発症したらお医者さんに相談しよう。
また術後、再発することもあるが、その場合はレーザー治療により簡単に治療出来る。


手術は簡単なもので時間もかからず、費用も安ければ数万円で済む。
が、手術は全身麻酔でなく局所麻酔で行うので眠らせてくれない。
想像してほしい。切れ味抜群のメスがその眼に向かってまっすぐ近づいてくる様子を…。

手術が怖いなら症状が悪化してメスすら見えなくなる程まで待つといい。
そのぶん日常で感じるストレスも多いが。

なお手術で入れ替える水晶体には、「老眼と同じ状態になる通常のもの」と、「焦点をいくらか合わせてくれるもの」があるが、後者は当然価格が高い。
このレンズは入れ替えが可能だが、基本的には術後半年以内しか出来ない。


予防策としては完全なものはない。
発症しにくくするためにはビタミンE、ビタミンC、βカロチンをよくとり、野菜をたくさん食べて飲酒・喫煙を控えるといい。
紫外線も原因となるので日中はサングラスをかけて過ごすのもいいかもしれない。
アトピーの人はそれに加えて目をこすらないように気をつけよう。


目の前が霞んで見えなくなる前に追記・修正をお願いします。

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最終更新:2023年04月09日 10:13