ヘクトル編ハード

登録日:2012/05/04 Sun 03:58:18
更新日:2024/04/16 Tue 18:37:48
所要時間:約 5 分で読めます




→移動




→攻撃



HP19
てつの剣
攻撃 7
命中 95
必殺 3


山賊

HP25
てつのおの
攻撃 11
命中 49
必殺 0






ヘクトル編ハードとは、『ファイアーエムブレム 烈火の剣』でプレイ可能なモード。
通称《ヘクハー》
このゲームではリン編エリウッド編ヘクトル編の3つをプレイすることが出来、これらを一度クリアすると難易度が高いハードモードが追加される。


しかしヘクトル編ハードだけは条件が面倒臭く、まずはエリウッド編クリアでヘクトル編を解禁させ、更にそのヘクトル編をクリアする事で初めてハードモードが解禁される。
つまり最低2周は本編をクリアしなければならない。

『烈火の剣』はノーマルでは割と難易度が低めのゲーム。
ハードでもリン編・エリウッド編は敵能力の底上げや所持武器変更等がメイン変更点となっているのでシリーズの高難度モードと比較すればまだ攻略しやすい部類に入る。
(訂正:リン編ハードモードは、チュートリアルイベントカットによる入手アイテムの変化はあるが、敵の強さ所持武器に全く変更はない)

だがしかし、このヘクトル編ハードだけは別で、なんと当時最高難度といわれたあの『トラキア776』に匹敵する難しさを誇るのだ。(ベクトルは多少異なるが)


「ノーマルじゃ物足りんな、んじゃハードモードやってみっかwww」


…と、軽い気持ちでこのヘクトル編ハードを挑んだが最後…


自分がどれだけ愚かだったかを身をもって思い知ることになる。


○ヘクトル編ハードの恐るべき概要


①敵の能力UP

ハードモードの基本その1。雑魚敵の能力が恐ろしく上がる。特に上級職の雑魚の補正がひどいありさまで前作ハード並の能力値に。
本項冒頭の襟さんのように、本来有利であるはずの相手にも迂闊に攻撃出来なくなることも。
雑魚敵のはずのソルジャーですら槍装備版の戦士と言っていいほどHPや力が強化される。
序盤は非常に辛くなるので、リン編を経由しマシュー、セーラフロリーナあたりを鍛えておくことが重要となる。
いつもはベンチのドルカスさんも今回ばかりは非常に頼りになってくれる。
というかマシューはリン編で鍛えておかないと、開始早々に運ゲーになってしまう。*1
もちろん前作のハードモードよろしくマーカスに頑張ってもらう局面もある。多くの場合で武器無しで壁になっているような場合ではない。


②敵の数が増える

ハードモードの基本その2。初期配置も増援も嫌と言うぐらい増える。
序盤は悪夢。


③出撃人数が減る

敵が強いし多いのにこちらは出せる人数を減らされてしまう。
酷い時は10人→7人になったり3人→2人になったりすることも。


④経験値が減る

敵が増えた事への対策か得られる経験値も激減。中々成長する事が出来ず、敵の強さに追い付けない。武器の消費も並ではない。
ボスの中にはステータスはハード仕様なのに レベルだけ大きく下がって 得られる経験値がガッツリ減らされてるいやらしいヤツも居る。

じゃあ闘技場使えば、と思いきや…


⑤闘技場の敵が超強化

この仕打ちである。
どいつもこいつも硬いわ速いわ火力ヤバいわでロクに勝てない。賭け金1000Gオーバーなんて当たり前である。*2
特に下級職キャラの育成は茨の道。速さカンストのギィの追撃を許さない戦士って何?
HPが??な奴も。*3
闘技場で勝てない=即ち、お金も稼げない。
なおここでの経験値も大きく減らされ、辛勝しても20ポイント前後にしかならない事もザラ。
ファリナ「2万ゴールドよ(キリッ」
値切り・支払い回避不可能。

ニニスの守護の効果を以ってすれば大抵勝てるようになるのは内緒。ただし異伝狙いの場合は守護無しで経験値を稼ぐのが半ば必須となる。
その場合はハードブースト対象かつ回避に優れるギィレイヴァンで斧持ちに挑んで回避に賭けるのがベターか。
尤も、賭け金1000G以上の相手となるとそれでもあえなくキャンセルする羽目になる化け物ばかりだが。

ルナ持ち大量発生

後半の難しさの原因はほぼコレに尽きる。増援でも普通に出てくるのがタチ悪い。
ルナはぶっちゃけこのモードの為に作られたと言っても過言では無い魔防無視高命中高必殺の最凶魔法。
ハードのドルイドは大概魔力20オーバーしており、必殺を食らおうものならHPカンストしていようが確実にあの世行き。
そのため敵の反撃前に2回攻撃を行える「勇者」武器や射程外から攻撃出来る「長弓」が活躍する。
特に長弓はそれだけで倒せずとも削った次の一撃で反撃されずに倒せればOKなので利用価値は高い。同様にアーチがある場合もルナ持ちへ使うと良い。
またファーラの力も攻撃力+10によって反撃前に倒せるという状況なら使う価値アリ。勇者武器との併用も効果的。
反撃を許さずに確実に倒せるような手が無い場合は…キラー系武器でのクリティカル狙いや必殺回避の高いキャラで甘んじて受けるか。
どちらにしても天に祈るしかない。運ゲーするしかない場合は支援効果などで少しでも勝ちの目を多くしよう。
流石にこのあたりは「安易な調整」として批判が少なくない。


さて、そんな鬼仕様なヘクトル編ハードの、特に難易度が高い章をいくつか紹介しよう。


○15章 舞い降りる鉤爪
序盤の難関。玉座を守りながら多方向からの攻撃に耐えつつ宝箱も回収しなければならない。
マーカスやオズイン等、硬いユニットを上手く使おう。


○19章外伝 魔封じの者
いかずちよ!いかずちよ!
異伝を狙うなら物語の核心を担う、ヘクトル編での魔封じの者撃破をハードモードでこなさねばならない。
そのためには当然17章外伝の闘技場で鍛え上げる必要があるが、この時点ではニニスの守護は手に入らず、闘技場を自力で勝ち進むしか無い。
本人もHP50.守備13というタフガイ&速さ25という超俊敏で追撃困難*4&かわされる&一度でも攻撃を仕掛けると 敵ターンで離脱してしまう ので、こちらのフェーズのうちに全力を以て叩きのめそう。ほっといても15ターン経過で離脱するのでターンの猶予も多くない。
なお魔封じの者が離脱すると護衛のスナイパーとアーマーナイトが待機型から突撃型に切り替わる。異伝を狙わない場合でも銀の弓には要注意。
ただ、は相変わらずである。むしろ追加されたシルバーカードを盗まれるので更に涙目。(ドロップはしないのでマシューを忘れないように注意)
いかずちよ!いかずちよ!(泣)


○23章外伝 創られし命
地味ながら中盤に潜む極悪ステージその①。
ノーマルだとこちらが攻撃したり扉を開けたりしない限り魔封じの者は撤退しないが、ハードモードではターン経過で勝手に撤退してしまう。そうでなくとも ヘクトル編では魔封じの者がこちらの移動に合わせて付いてくる(=魔封じの範囲が変わる) 鬼畜仕様となっており、迂闊に動かせば魔封じの範囲を逃れた上級魔法使いの遠距離魔法やらの集中砲火を受ける。
そして撤退された瞬間全ての小部屋が解放されルナ・各種状態異常杖・遠距離攻撃魔法持ちの凶悪な魔法使い達の猛攻が始まる。
何?ただしイクリプスは別?そんな油断してるとここぞという時に風穴開けられますよ。

この段階ではまだユニットが十分に育っていない上大量出現する魔法系上級職ザコのステータスが高く、装備もエルファイアーだのディヴァインだのリザイアだのルナだのどいつもこいつも遠慮がない。
マップも狭く対処しづらいので、こちらも魔法系のエースで対抗したり大量のせいすいやレストが無いと詰みかねない。そのレスト持ちもスリープやサイレスで機能停止させられる事もザラ。どうしろと。
しかも勝利条件が 敵の全滅 なので、否応なく魔封じの者も撤退させねばならない。それまでに魔封じ以外の敵を全滅させようにも、チマチマ壁を壊している間に撤退されてしまうが。
そして忘れられがちだが、スタート地点の階段からも弱いとはいえ増援が出てくるようにもなり、彼らに寝首をかかれることも。

キシュナが撤退するまでにいかに多くの敵を倒し撤退に備えられるかが明暗を分ける。
長弓を使うと魔封じされて自分から仕掛けてこない小部屋の魔法系へ壁を壊すより早く攻撃出来る。
ルナ持ちも居るのでどちらにせよ長弓持ちの仕事は多い。

○28章 夜明け前の攻防
ノーマルでも時々死ぬジャファルが更に死にやすくなる為、ニノゼフィール、ジャファルと3人ものキャラを守りつつ戦わなければならない。
索敵マップかつマップの左右に分かれた宝箱があり、マクシムがまさかの鬼強化。
運が悪いとジャファルは勿論の事、ニノも救出する前に敵修道士の必殺で沈む他、ゼフィールは傭兵にも追撃され2回命中でゲームオーバーとなる。
ゼフィール狙いの敵に手が届かないという場合はサンダーストームやスリープの使い所。叩き上げの魔法職が居ない場合はパントに使ってもらおう。
また、最終ターン間際になるとウルスラが移動するようになっているため、サンダーストームが残っているとだいたいニノやゼフィールが狙い撃ちになる。
残しておくにはあまりにも危険なのでサンダーストームを装備して攻速が下がっている間に倒してしまう方が良い。
極悪ステージその②
死ぬのは…怖い?


○29章 運命の歯車
他のモードと同じく、大量の勇者ジェネラルと真っ向勝負…
と思いきや、なんとほぼ全ての敵が魔法系に入れ替わっている。
しかも元々が上級職だらけであるため、速さ20超えのヴァルキュリア&ルナ持ちドルイド&状態異常杖・遠距離攻撃魔法持ちといった連中が大挙してくるという地獄絵図。上級職LV10以上の高ステ雑魚も多く混じっている。
つまり予備知識なく従来通りガチガチな物理戦を想定していると、魔法系or魔防の高いユニットが足りなくなり詰みかねないのである。フィオーラ(やペガサス姉妹)を育成しておけと言われるのはだいたいこのマップのせい。
回避で持ち堪えようにも光・理魔法の命中の高さ故ままならず、何より 状態異常杖の命中率は魔防依存で回避は関係ない。 スリープやバサーク表示の自軍キャラがどんどん増えてゆくだろう。
ただでさえマップが広いので時間がかかり精神的に辛い上に初見殺しにもほどがあるため、最凶の極悪ステージといっても過言ではない。
救いがあるとすればペガサスの天敵になる弓兵はマップ北に一体スナイパーがいるのみ。物理職まで広げても村を狙う山賊と増援のヴァイダ隊だけで、初期配置から西に進んで飛行系で山を越えて村を訪問してしまえば急ぐ必要はほぼ無くなる事だろう。

〇32章 背水の戦い
単にクリアするだけならじっくり構えて各個撃破していけば寧ろ経験値稼ぎのボーナスステージなのだが、ここで出来る事全てをこなそうとなると話は別。
全ての遺跡の訪問(レナートの加入)、外伝進出の2つがここでのミッションになるのだが、遺跡はステージに広く分散されており山賊の出現ターンも早まっている。そのうちひとつは4ターンで破壊されてしまうので部隊を最低でも2つに分ける必要性が出てくる事が多い。
北に進む部隊に飛行系を入れておき中央の遺跡のみは川を越える形で訪問という手段が楽だが、その遺跡付近にバサーク持ちの司祭がいるのでこれの対策だけは考えておいたほうが無難。なお苦労して訪問した所で手に入るのでセチの祈り(ニルスで使える指輪・1ターンのみ回避+10%)であり、破壊されても外伝フラグが折れるわけではないので余裕がないなら無視してしまっても良いだろう。
北と中央ルートをカバーする形でのバサーク・南ルートにはサンダーストーム・城門付近には射程15のアイアンアーチを含めたアーチが数台といった厄介な遠距離装備持ちがバリエーション豊かに配置されており、増援の出現回数も多くちょっと撃破に手間取るとあっという間に敵軍の壁が出来上がってしまう。外伝進出の為には20ターン以内のクリアも求められるので遺跡を訪問すれば安心という訳でもない。このステージはヘクトルで拠点を制圧してはじめてクリアなので、移動力に難のある彼を少しでも早く拠点に近づけるかも考えねばならない。
魔力の低さゆえイラナイツになりがちなレナートも、このステージでは加入直後からレストやリカバーなどの杖を片手にひと仕事して貰わねばならないだろう。マリナスは北ルートに進ませておき加入直後に杖を輸送隊から引き出させると良い。司祭としては高い耐久があるので回復に専念させれば、加入早々に足を引っ張る事は少ないのは救いだろう。
特に中央のルートはLV20近くの勇者やソードマスター、ぎんのやり持ちのドラゴンマスター率いるキラランやアクスバスター持ちのドラゴンナイト部隊(増援有)がバサーク持ち司祭の援護と共に迫ってくる為ユニットの実力も求められる。
評価Sを目指していたりすると、下手すれば29章以上に試行錯誤を試される鬼門にすらなりうる。

○32章外伝 生の価値
こちらも29章同様、ノーマルとは敵構成がガラっと変わるステージ。
なんと、 敵将である魔封じの者以外が増援込みで狂戦士(バーサーカー)オンリー というインパクト抜群なステージなのだ!!
ヘクハー未プレイの人は『ザコい狂戦士が何体集まろうが雑魚だろwただの経験値稼ぎのボーナスステージじゃんw』とタカをくくるかもしれないが、そうはいかないのがこのモード。
全員LV10以上、20近くの連中も少なくなく、カンスト近くに達した力やHPを筆頭に低い筈の技や速さも低くて15以上、高いと20近くあるビックリ仕様。そして装備欄を見ると…

E.ソードキラー
E.トマホーク
E.キラーアクス
E.デビルアクス

……おわかりいただけただろうか。

誰ひとりとして「はがねのおの」だの「ておの」だの「ハンマー」と言った舐めプ装備はいない。
特に危険なのはキラーアクスやソードキラーで、今迄のステージみたいに特定の地点に1体2体がポツンと突っ立っている生温い配置ではなく、初期配置や増援として大量に現れ他の連中と一緒に大挙してくる。
ヒャッハー斧持ちだらけだカモだー!と勇者やソードマスターを送り込もうものならソードキラーで一刀両断され、槍やランスバスターを持たせるとキラーアクスやトマホーク持ちに嬲り殺しに遭う。下手したらデビルアクスにすら当たる。
守備カンストした守護神オズインを壁役にしても、必殺無効のパビスの守り無しに集中砲火を受けるとやられかねない程。そしてそんな化け物が開始直後から各所の階段((自軍のスタート地点の階段含む))からウジャウジャ湧いてくる。敵将が居る部屋の扉を開けば、ソードキラーとトマホーク持ちの狂戦士が両脇の階段から熱烈な歓迎をしてくれる。
ただし前述の通りにハンマー持ちはいないのでオズインやヘクトルなら3すくみやアクスバスターを使い分けることでそれなりに耐え凌げる。あまり意識することのないだろうヘクトルの剣装備をここぞとばかりに活用しよう。当然ながら彼らの弱点になる魔法系もいない。
オマケにマップほぼ全域が魔法・杖使用不能でマップも狭く、回避を上げる地形や出撃人数も非常に少なく、増援塞ぎや壁も満足にできない。下手に挑むと闘技場でガチガチに鍛えた上級LV20のエース軍団を以てしても物量で圧殺されかねない。幸い1マス幅の通路はあるのでこれを使って多数の狂戦士に攻撃を受けるのはなるべく避けるように進軍しよう。
マリナスが育っていれば柱に陣取らせる事で回避盾に出来るので、彼を上手く利用してしのごう。というか猫の手も借りたいくらい出撃可能人数が少ない(最大5人+マリナス)。
それでも高レベルの連中から得られる経験値はかなり多いので、終章に向けて少しでも主人公などの育成しておきたい。




……と、このように絶望要素満載なヘクトル編ハードだが、そのぶんクリアした時の達成感は半端ない。

仲間を全員集め(もちろんカアラやファリナも)ファイアーエムブレムのテーマよろしく、誰一人として死なせはしない!を貫いてクリア出来れば、もう貴方は立派な上級エムブレマーだろう。

また、ただでさえ鬼畜なこのモードでの高評価プレイは『烈火の剣』の最難関であるため、腕に自信がある人は是非チャレンジしてほしい。




そんなヘクトル編ハードモードを少しでも楽に進めたいなら、面倒でもリン編からプレイしてここで登場するキャラクターをしっかり育成する事である。
でも誰を育てれば楽になる??たった10章の中で全員を満遍なく育てるのはキツいよ!と悩む人も多いだろう。
そこで、『コイツを育てているか否かで直近のステージの難易度が大きく左右されるので優先して育てたい』ユニットを紹介する。

〇リン
ご存じ主人公御三家の一角。
倒されるとゲームオーバーな上強制出撃ステージもちらほらあるので彼女は最優先で育てておきたい。
リン編から引き継いでいないと初期ステータスが貧弱なんてレベルではなく、ハードの雑魚敵一匹ともまともに戦えず育成どころでなくなるからだ。実際、彼女が貧弱だと登場する16章でアーチなどにガンガン狙われてあっという間にやられかねないので非常にキツくなる。
逆にある程度鍛えておけばまだ未熟なお坊ちゃまロード2人に先行してマーニ・カティ片手にバッサバッサと突破口を切り拓いてくれる。

セインケント
今作の赤緑ソシアルコンビ。
彼等が加入するまではソシアル勢が伸びしろが少ないマーカスや、守備や幸運こそ高いが主要な力~速さに伸び悩むロウエンしかおらず、所々で移動力が求められるマップも出てくるのでこの2人だけではキツくなるため、主要ステータスが上手く伸びてくれる彼等の投入が必要不可欠。
リン編1章という早い段階から登場するので育成の機会は多めで、資金評価を妥協するならワレスが持ってくる騎士の勲章をぶんどってどちらかをCCさせれば当面のエースとして君臨する。
彼等が育っているのといないのとでは、色々と子忙しくなった17章やその外伝の完全クリアの難易度が大きく変わってくる。

フロリーナ
序盤で加入する唯一の飛行ユニット。
リン編では斧使いばかりでやや育てにくいが、ヘクトル編では中盤まで見ても何だかんだ飛行系ユニットが重宝するステージが多いので多少無理してでも遊撃をこなせる程度までは鍛えておきたい。中盤以降になれば強力な飛行ユニットが多数加入するがそれまで飛行系に穴がある状況は避けたい。
彼女自身も育てればエース級の成長が見込めるので、そのまま終盤戦に投入しても良い。幸運や魔防が程よく伸びるのでヘクトル編向きなのも追い風。

〇マシュー
ツカワナイツ扱いされがちな彼だが、ヘクトル編ハードではリンと同等、或いはそれ以上に最優先で育てるべきキャラ。
彼が弱いと序盤が鬼過ぎる事になる。
まず序章である11章では宝箱回収や敵盗賊の相手ほぼ彼の専売特許になるし、多数に無勢なので彼の戦闘力も否応なく試される。
そして何より12章では、彼を育てていないと初期配置のペガサスナイト共にセーラ共々蹂躙されて泣く。
ヘクトルやオズインで盾になろうにも迫ってくるの敵が多いので庇い切れず、よほど運に恵まれない限りガチで犠牲プレイを覚悟しなければならなくなるレベルになってしまう。13章でも他の敵に混ざって襲い掛かってくるギィの説得の難易度に雲泥の差を生み出す。
よく「HPと速さと幸運くらいしか伸びない」と揶揄されているが、 序盤ではその3つのステータスが極めて重要で、 それがよく伸びる彼は非常に重宝する。序盤は斧兵が多く他の剣使いも未熟過ぎるので、序盤暫くは性分でない剣士のような役回りもこなす場面も出てくるだろう。
力や技も上手く育たないとラガルト加入あたりで息切れしてくるが、ラガルトがある程度育つまでのバックアップとしても役立つ。

ニルス
最優先で育てたい…というか、19章異伝に進むならリン編のうちに彼をLV7まで育てる事は必須。
そうでなくとも速さ、幸運、魔防の成長が凄まじいのでリン編のうちにLV20にすればヘクトル編での加入暫くは割と鉄壁な回避盾、囮として重宝する。魔防が上手く上がりせいすいを持たせれば上級魔法使い相手にもかなり持ちこたえてくれる。
でもルナ相手は勘弁な!

〇セーラ
上の面々に比べると優先度は下がる(というよりリン編の環境では杖使いの育成がしにくい。イーグラーやラングレンでボスチクする際の前準備で武器破壊する時に杖を連打する機会はある。)が、序盤暫くは唯一の回復役として頑張ってもらわねばならないので余裕があれば育てておきたい。
ライブの杖を何本か購入してレベルを5~6ほど上げておくと12章の攻略が幾らか楽になる。

ルセア
ヘクトル編以降はルナを抜きにしても兎に角魔法攻撃が強烈なので、それを受け止められる魔防と彼等の魔防をブチ抜ける魔力を併せ持つルセアの存在意義は極めて大きい。
更に司祭にCCするとレストの杖などを持てる杖LVCから始まるので、23章外伝などで司祭にCCしたルセアが居るのと居ないのでは安定感が全く違う。

ドルカス
その鈍足さ故イラナイツの称号を受けてしまった彼だが、序盤ではピンポイントで活躍できる素質に満ち満ちている。
主要ステータスである力や技がよく伸びるのは立派なセールスポイントであり、トロいと言われてる速さも初期値は悪くないのでハードであっても意外と追撃されない。
その高い力と技を以て強烈な一発を確実にお見舞いし、トドメまでは刺せずとも他の未熟ユニットへのエサに仕立て上げられるし、育てれば高いHPによる壁役もある程度こなし序盤幾つかある防衛戦でも貢献できる。
余裕があるならリン編のうちに育成吟味をして速さを2ポイントほど伸ばしておけば、傭兵剣士以外の序盤の敵には大体追撃されなくなり、重い武器で鈍足になったユニットには意外と追撃もかませるようになり使い勝手が大きく向上する。
というか彼を育ててないと12章で登場するエリウッド側の戦力がマーカス以外貧弱すぎる事になる。斧相手なら相性有利なエリウッドでさえたとえ砦に籠ってもジリ貧であっさりやられかねないステージなのだから。










ヘクトル編ハードで、総合評価S獲得に挑戦したことある方の追記・修正をお待ちしています。

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最終更新:2024年04月16日 18:37

*1 ヘクトル編12章(実質2章目)で、シスターのセーラと共に数体のペガサスナイトの攻撃範囲内の位置からスタートするため。

*2 GBAの闘技場は掛け金900G以上になるとかなり絶望的なレベルの対戦相手になる。

*3 「??」になるのは通常の表示限界である80を超えた場合。本編中でこの表示になるのはラスボスの火竜のみ。

*4 この時点ではソードマスターのギィしか追撃可能なキャラが居ない。それでも29以上…キルソードで挑む場合はカンスト必須。それ以上の重さの武器では追撃不能。