リリーナ(FE)

登録日:2009/05/27(日) 07:55:32
更新日:2024/04/06 Sat 07:03:06
所要時間:約 18 分で読めます





お父さま……どうか私たちを見守っていて。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


GBA専用ソフト『ファイアーエムブレム 封印の剣』に登場するキャラクター。


二つ名は『美しき盟主』


【概要】
オスティア侯爵ヘクトルの愛娘で、主人公ロイとは同い年(15歳)の幼なじみ。
ロイには幼き頃から恋心を抱いているが、ロイはそれに気付く事が出来ておらず(?)鈍感さにやきもきしている。
慈愛に満ち溢れ、公女にもかかわらずその優しさは誰に対しても別け隔てない。
明るく世話好きだが、落ち込む時は溜め込んでしまうタイプのようだ。

エトルリア王国の魔道軍将セシリアに「魔道の天才」と言わしめるほど魔法に長けており、そのせいもあってロイはセシリアにどれだけ懇願しても魔法を習う事が出来なかった。
ロイに魔法の素養がないこともあるが、それ以上に「隣に大天才がいると間違いなく心が折られる」とセシリアが判断したためである。



チュートリアルモードから登場しており、数ターン経過するとロイの手助け役として加入する。
敵将を務めるボールスに太刀打ちできる数少ないキャラなので死なせないようにしたい。

本編では1章から登場するがこの時はあくまでイベントのみの出番であり、
ヘクトルの名代としてロイの父親であるフェレ候エリウッドの見舞に訪れていた時に山賊の襲撃に遭ってしまうが、辛くも駆けつけてきたロイ達に救われる。
帰郷早々リキア同盟軍への参戦を命じられたロイの手助けを申し出るが、有事だからこそ領民に寄り添うべきとエリウッドに却下され、部下であるボールスにロイを守るよう託しオスティアに戻る。

しかしその間にリキア同盟の盟主ヘクトルが戦死し、それを契機にベルン王国に寝返って利権を得ようとする反乱勢力に囚われてしまう。
当初は反乱に反対する勢力をけん制する為に利用される筈だったが、彼女自身はもちろん父親のヘクトルすら極めて人望が高いことから反感を買う事を恐れたレイガンスの命で殺されかける。
しかし辛くもロイたちの救出が間に合い、リキア同盟軍に魔道士として参加することになる。
反乱の鎮圧後にロイからヘクトルの訃報を聞かされ悲しみに暮れるが、こういう時にこそ取り乱してはならないという父の教えを守り、
悲しみを堪えて反乱の黒幕であるベルン王国に抵抗する為の武器…神将器のひとつ「デュランダル」が眠る洞窟に案内する。



ロイの恋人候補の一人ではあるが、

  • 進行役のギネヴィアの存在
  • 序盤からメンバーにいるわけではなく、中盤手前まで仲間に加わらない
  • リリーナを救うマップですら、リリーナが死んでも進行の変化は無い
  • 専用EDがあるとはいえ、ロイの嫁候補は他に5人いる。登場順でも3人目*1
  • キャラのオマージュ元の『紋章』シーダのポジションも説得キャラとしては及第だが、ユニットとしてみるとシャニーの方がPナイトや序盤加入など該当点が多い。
  • 進行のさせ方によっては8章で再会した時にロイにすでに恋人がいるなんてことも
  • CCが遅いロイとくっつけるよりも、ゴンザレスやガレットのように最前線で戦う山賊組と組ませた方が攻略上都合がいい
  • あと下層民で汚いこともやらざるを得ない山賊と夢見がちできれいごとばっかり言うお姫様カップリングいいよね

など、現在の基準からみるとメインヒロインというには扱いが悪い。ソフト表紙にはロイと同じくらい目立って登場はしているが。
しかしトラキア776以前のメインヒロインの扱いなんて大体こんなもんで、特に紋章・トラキアに至っては最後まで生きているとおもむろに結婚エンドが発生する程度。
これはユニットのロスト=死亡と定義づけているファイアーエムブレムシリーズにおいて、
ユニットとして使えるキャラを進行役にするとテキストが無駄に増えてしまうという弊害があるためである。

メインヒロインと推しておきながら攻略スタイルによっては影が薄くなってしまうことを受けたことで、
烈火の剣では「ロードを3人用意する=ロストすると進行できないシステムにする」ことで解消し、プレイヤーにリンの存在を強く印象付けることに成功した。
さらに後の作品では「進行役になるユニットのロストを戦線離脱扱いにする」ことでテキストに矛盾をきたさないようにしつつ、キャラクターをプレイヤーに強く印象付けるようになった

ちなみに封印の剣における戦線離脱扱いでロストしない進行役のキャラはエルフィンマリナスである…あれリリーナは?


登場章では開始時から牢屋に囚われておりアーチャーに狙われている。
一見逃げ場が無さそうに見えるが移動範囲のうち1マス安全地帯があり、そこを選び続けていればアーチャーは諦めてどっかに行ってしまう。
彼女を動かし忘れて矢に当たる、あるいは動かせることを知らずにどう攻略すればいいか悩むのはよくあること。
なおハードではこのアーチャーに追撃を受けてほぼ確実にやられるので忘れないように。8章外伝の進出条件=真エンドの条件が彼女の生存だからである。

「ああ、ロイ、死んでしまうなんて……」

まあゲームオーバーでロイの死を悲しんでくれるのはリリーナなんだけどな。
え?セシリアさんとギネヴィアも悲しんでる?ヒロインアピールに必死なのさ!

ロイとの支援レベルが非常に上がりやすく、特に支援Cは1ターン隣接するだけで即座にコマンドが出る。
Aまで上げておくと、EDリリーナがロイから告白を受けるという専用EDが見られるようになる。
下記の成長率も相まって、メインヒロインとして優遇されていることは間違いない。

【ユニット性能】
魔道士LV:1
HP:16(45)+3
力:5(75)+3
技:5(20)+3
速:4(35)+3
運:4(50)
守:2(10)+1
防:7(35)+2
体格:4+1
属性:光
武器レベル:理C

加入条件
8章開始時から自軍に加入。

8章中にロイと会話するとサンダーの魔道書が手に入る。
彼女の特徴はその凄まじい魔力の成長率(75%)。レベル1で仲間になる魔道士がこんな魔力の伸び方をするので、とにかく魔力が成長する。
クラスチェンジ後の魔力の上限値は30と全ユニット中最高で、しかも普通に育てたら間違いなく魔力がカンストする。というか下級職の時点で20まで伸びる事すら珍しくない。
魔防の低い敵、特にマムクートをファイアーで屠り去っていくため非常に燃費がいい。今作どころかGBAのFEで最強と名高いエイルカリバーすらいらない。
さらに賢者にクラスチェンジすると杖も使えるようになり、最安値のライブで40回復というきずぐすりいらず。
超魔力を生かしたリブローはロマンが詰まっている。範囲20(封印の遠距離杖の計算式は魔力/2+5であるため、魔力30のリリーナは20となる)・HP40回復のリブローが味方をフォローし、状態異常杖を持たせれば高い魔防を持つ司祭ですらうがー!させる。
やはり魔力特化は腕力特化よりも使い出があるようだ。

ただしそううまい話ばかりではない。
その反動と言わんばかりに技の伸びが悪く、クラスチェンジ前の魔道士レベル20ですら2桁に行かない事もある。「ファイアーで屠り去っていく」と書いたがこれは裏を返すと、
サンダーやエルファイアーのような命中率に不安のある武器を持たせると逆に攻撃が当たらなくなってしまうという事でもある。前述のようにロイから護身用にと渡されるのもサンダーであり、登場章の宝箱にエルファイアーもあって初期値で装備出来るが、初期値の彼女ではあまりあてに出来たものではない。
そのため回避率の高い敵が相手の時はかなり苦労することになり、特にサカルートではその強みを生かしきることができない。ソードマスターや高い地形効果に居る敵相手にエルファイアーなんて持ち出そうものなら当てるのも一苦労。
特に彼女が放つサンダーストームは「当たれば強いが当たらない」というロマン砲。
範囲杖などを使う上での強みも並べてはいるがクラスチェンジ後の杖レベルはEと最低であり、外伝を出現させる条件として「○ターン以内の攻略」が求められることもあって杖レベルを非常に上げにくい。範囲杖を使わせる為には外伝のダメージ仕掛けや闘技場のお供でひたすら杖振りをさせなければならない。稼ぎを意識しない通常プレイでは精々リライブを使わせるのが関の山。

速さ成長も技ほどではないがやや不安定な水準で、CC補正こそ3と多めだが10台半ばで止まってしまう事も。
魔防はそこそこ伸びるものの、あくまでそこそこなので終盤のドルイドが使ってくるバサークにかかる事がたまにあり、こうなると一撃でロイや自軍のユニットをその超魔力で葬ってしまう。
また、魔道系の常として耐久は低く速さ成長の低さから回避力も高いわけではないのでノーマルでも一撃死ややっつけ負けの危険が付きまとう。火力に驕って前に出さないようにしよう。
特に回避ゲーでごまかすのが難しいサカルートでは、前線に出すと面白いほどあっさり死ぬ。特にハードモードでは速さ20の敵だらけになるので追撃されるリスクもかなり高まる。
こういった事情もあって、同職で先に加入するルゥの魔力がヘタレていなければ、エルファイアーやサンダーストームでも安定して当てつつ回避や追撃もこなす彼の方が頼もしく感じることもあるかもしれない。

しかし命中の低さは主に支援で大きく補う事が可能。おあつらえ向きに彼女の属性は命中を大きく上げられ、更に威力や必殺も同時に大きくブースト出来るため支援を固めれば弱点を補うどころか余計その殺傷力に磨きをかけられる。素ではロマン砲なサンダーストームも、確実に当てた上で上級職すら一発で瀕死に追い込む脅威の固定砲台に早変わりである。
速さも極端に悲観する程低い訳ではなく、レベルアップ回数が非常に多いのでよほどひどい乱数を引かない限り気にならないレベル。最悪はやての羽でカバーする事だって出来るし。
追撃ライン(20~21程度)にさえ乗れれば魔道士(賢者)を彼女1人に絞っても良い。


明るくかわいらしい外見と清楚でけなげな性格から繰り出される魔力30のファイアーというギャップの面白さから、当時のプレイヤーから、「魔王」「魔砲公女」と呼ばれていた。
攻撃重視の支援を固めればファイアー装備で40という馬鹿げた威力になり、そこに高必殺が加わる訳で、終盤のボスすらファイアー必殺の追撃であっさり消し炭にしてしまえる。
彼女があまりにも強すぎるせいで涙を呑んだキャラは多く、特にセシリアさんの異様な酷評、ヒュウをはじめとした後半魔法組の評価の低さにもつながってしまう。
「今のはフォルブレイズではない……ファイアーだ」

総じて「魔法ユニットを用意したい」と思ったときは彼女に任せておけば安心というキャラ。
今作では光魔法が使いにくさの極みだったり、闇魔法の使い手の女の子がほんとに弱かったり、
理魔法の使い手の成長率が安定しなかったり登場が遅かったりで、うまく対抗できるキャラが存在しないのである。
ルゥやクラリーネは優秀な回避盾候補だが、双方とも魔力の成長率が低めなので火力目当てで使うには安定性に欠ける。



時系列的に20年前の事件を描いた「烈火の剣」のロードであるヘクトルの娘であり、個別エンディングが用意された女キャラとしてフロリーナ、リン、ファリナが登場。
つまりリリーナの母親候補が3人いるのだが、リリーナ自身が親父譲りの青髪なこと、それぞれの名前をうまいこと娘に反映させていること、
誰が親でもリリーナの性格とうまくかみ合わないことなどあってファンの間でも有力な見解が定まっていない。
なんで非力な技巧派である彼女らの娘がこんな山賊顔負けのパワータイプに育つんだか……ヘクトルの遺伝子強すぎない?

どの母親を選んでもそれぞれの良さがあるものだが、実はロイリリの味わいがまったく異なってくるカップリングがある。
ヘクトルをフロリーナかファリナとくっつけた場合、エリウッドがフィオーラ(フロリーナとファリナの姉)とくっついているとロイとリリーナの関係が「母親が姉妹関係のいとこ」になる*2
それを前提にしてマーカスやゴンザレスとの支援、リリーナとの支援Aエンディングなどを読んでみると、ちょっぴり印象が変わってくる。
ちなみにスクウェア・エニックス出版の小説『ファイアーエムブレム烈火の剣~封印の剣 エレブ動乱』ではフロリーナが母親となっている。

【支援会話】
支援相手が非常に多く、
ロイ、ボールス、バースウェンディ、アストール、オージェ、マーカス、セシリア、ゴンザレス、ガレット
…の合計10名。ロイと並んで今作最多である。
特にマーカスやアストールは、エリウッドやヘクトルの昔話をしてくれるという意味でも貴重なキャラ。そして支援システムが分かっていない頃に出しちゃって続きを聞けずに涙を呑む。
マーカスと支援Aにすると「ロイを振り向かせるために頑張らなきゃ!」「応援してますぞ!」という流れの会話が聞けるのだが、
マーカスを殺さない限りロイとくっつくことができなくなるというすさまじい罠っぷりである。

攻略的な面でいうと手早く進展出来るロイや高いエースの素質こそあるがややピーキーなゴンザレスとくっつけると優秀で、未熟なロイにとっても良きブースト係にもなってくれる。
特にゴンザレスと組むと獅子奮迅の大活躍を見せる。
双方が超パワー馬鹿であり、互いに不足しがちな命中もある程度だが補い必殺や守備まで伸びるかなり理想的なコンビで、ゴンザレスが神将器アルマーズの適性が高いこともあって終章まで使っていけるというすさまじさ。
「レベルを上げて殴ればいい」を地で行くすさまじいコンビであり、支援会話の哀愁もあって根強い愛好家もいたほどである。
アーマー3人組に不足しがちな命中を補いつつ防御を伸ばすも良し、同じく命中やある程度育つまで火力が不足しがちなオージェをフォローするも良しである。

発売当時の人気投票では主人公のロイ、強いし腐女子ファンが多いルトガーに次いで三位だった。
一部ではスマブラにて『ロイとタッグを組ませたかった』というファンもいるのだとか。
やはり「封印の剣」という作品のメインヒロインを決めるとすればリリーナの名前が挙がるだろう。最近はセシリアさんとかになるのかもしれないが


漫画『ファイアーエムブレム 覇者の剣』にも4巻の最後でティーナたちのピンチに颯爽と登場。
『封印の剣』のヒロインである為か出番が多かった。
9巻以降では賢者Verの姿を披露。カラーでないのが残念だが、おそらく原作通り純白の魔導服に青いマントだと思われる。
また作画が山田孝太郎氏なのでスタイルがかなり良くなっている。
スリットから覗く太股がタマラン。

是非ともゲーム化して欲しいものである。


〇FEHでは

この世界でなら、若い頃のお父様とも会えるのね……。

なんだかとっても不思議な気分。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ソーシャルゲーム「ファイアーエムブレム ヒーローズ」では、赤属性の魔法・歩行ユニットとして初期から参戦。
イラストは通常版のロイと同じくBUNBUN氏が担当している。
この世界なら若い頃の父親と会えると知って不思議な気分を感じている。
超英雄リリーナは外伝に登場し、自分の世界では父は他界しているため、別の世界の父親に感謝の気持ちを込めてプレゼントを渡した。


武器スキルは威力13の『ボルガノン+』
Aスキルに攻撃+3の「攻撃3」
Cスキルに周囲1マスの味方は、戦闘中、攻撃+4『攻撃の紋章3』

ステータスは攻撃のみを突き詰めた一点突破型な能力の代償として魔防以外のステータスはかなり低め。
特に速さ、守備は壊滅的。追撃を許しやすく、有利属性でもない限りは致命傷は免れない。
またFEにおける速さの数値はそのまま火力の増加に直結するため、いかに素で高い攻撃を持っていようと、追撃が出来なければ相対的な火力は低くなりがちになってしまう。
特に速さ25は得意個体と大改造でまだ何とかなるラインとはいえ、素のままではあまりに低い。
仮に安上がりな「飛燕の一撃3」をW乗せして高速リリーナに作り替えても火力を下げた結果遠反持ちの敵に耐えられて反撃ワンパンが割とある。
死線3を継承したうえで聖印も死線3にするW死線の場合は攻撃も10上がる都合火力も十分高めではあるが、代わりに守備と魔防が10下がっているので確実にワンパンで仕留めなければ反撃で即死待ったなしである。
これでは魔法系はおろか杖キャラと撃ち合うのもハイリスク。

そのあまりにも両極端な性能から運用は非常にデリケートと言わざるを得ない。
絶対に敵の攻撃範囲には入れない、くらいの気構えで、広い攻撃範囲を生かして「やられる前にやる」を心がけよう。

そして、武器錬成等が実装されてからしばらく後、2018年4月のアップデートでついに専用武器として『フォルブレイズ』が実装された。
『魔防の封印3』の効果も持っている(アスク王国に魔竜特攻の概念が存在しないのか特攻は内蔵してない)。
特殊錬成すると『鬼神の一撃3』の効果が新たに追加されるのである。

Aスキルに『鬼神の一撃3』を継承することでさらに一撃の火力を伸ばしつつ、
Bスキルに『封印』系統のスキルを付けて、『フォルブレイズ』の効果とWで相手を弱体化させるという、アタッカーとデバッファーを一手に担う立ち回りも可能になる。
一方、『緑魔殺し』や『斧殺し』は効果タイプ錬成+『鬼神の一撃3』継承の時点で、よほど魔防や耐久の高い緑ユニット以外には完全にオーバーキルな火力を出すため、
継承難度が高い『封印』系は無理でも、『剣殺し』などのスキルに変更した方がいい。絶対緑殺すガールにしたいなら止めはしないが。

2021年4月から神装英雄に抜擢。イラストは覇者の剣で担当した山田孝太郎氏
炎繋がりか父ヘクトルと同じムスペル衣装。高火力がさらに増加した。

あなたの世界にも愛の祭はあったの? 誰かに想いを伝えたりした?

それとも、想いを受け取る側だった?


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2018年2月にはバレンタイン版が登場。イラストはこちらもBUNBUN氏。
こちらは緑属性の魔法・騎馬ユニットに。

武器スキルは敵が弓、暗器、魔法、杖の時、戦闘中敵の強化の+を無効にする『緑のプレゼント箱+』。
AスキルはHP+4、攻撃+2の『HP攻撃2』
Cスキルはターン開始時、部隊内で、周囲2マスの同じ移動タイプが2体以下の味方の攻撃を+6する『攻撃の指揮3』。

通常版と比べて、速さと魔防を入れ替えたような数値になった。


この水着、気に入ってるんだけど……ちょっぴり大胆だったかも?

お父様に叱られないかしら?


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2019年7月には水着姿の超英雄で登場。
イラストはこちらもBUNBUN氏。氏の要望で顔の一部が修正されたこともある。
こちらは赤属性の暗器・騎馬ユニット。リリーナの中で唯一の物理武器。

武器スキルは戦闘中、敵が受けている弱化の合計値を自分の攻撃に加算する『葉の扇+』。
Aスキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、魔防を+6する『攻撃魔防の孤軍3』。
Bスキルはターン開始時敵同士が隣接していて、かつ魔防が自分より3以上低い敵の守備を-7する『守備の混乱3』。
Cスキルはターン開始時、自分を除く最も攻撃が高い味方の攻撃を+6する『攻撃の開放3』。

他の2つと比べると比べると魔防が上がり守備が低下。
攻撃もサポートも可能な構成で、味方を離して孤軍を発動すれば強力な攻撃と魔防を得られる。
守備と速さが低いので、反撃できず追撃もされやすい近接武器相手は避けるべき。


わたしはリリーナ。父ヘクトルの跡を継ぎ……、

リキアの盟主として平和な時代を築きたいと願っています。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

更に2020年12月末には父のヘクトルとロイに続く火の伝承英雄として登場。
サイファにもあった賢者の白ローブ姿で、イラストはazuタロウ氏。
通常版以来の赤属性の魔法で今回は騎馬ユニット。
このアスク王国で小さいリリーナと一緒にいる比翼ヘクトルを見かけたものの、会うのが恥ずかしくてまだ会っていないらしい。

武器スキルは奥義が発動しやすいキラー系効果と1ターン目開始時奥義発動カウント-1、
戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中攻撃、魔防を+6し、かつ自身と敵の戦闘順入替スキル(待ち伏せ、攻め立て等)を無効にする『業炎フォルブレイズ』。
Aスキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、魔防を+7する『攻撃魔防の孤軍4』。
Bスキルはターン開始時敵同士が隣接していて、かつ魔防が自分より3以上低い敵の魔防を-7する『魔防の混乱3』。
Cスキルは戦闘後、敵とその周囲2マスの敵の奥義発動カウントを+1する『鼓動の幻煙3』。

通常版と比べるとHP、攻撃、魔防はさらに上がっているのに対し、速さと守備が低下。とりわけ守備は水着版同様ワーストレベル。
初の専用範囲攻撃奥義『天与の魔道』を持つのが特徴。範囲攻撃奥義としては初期のカウントが2と低く、ここから武器効果で更に1となる。
範囲は「砕風」及び「烈風」と同じで、すぐに発動出来る関係かダメージはやや控えめ(0.8倍)にはなっている。
しかしリリーナ自身相当の火力があるのでこれだけでも十分脅威で、発動後の攻撃で大抵は灰になる。
キャンセル状態でなければ攻撃後に再び奥義が撃てる状態になっているので、次ターンでは再び奥義が発動する。
封印や幻煙もあるのでデバフや奥義を遅らせられるサポートもできる。
飛空城の防衛ではとくに採用されて入れるだけで一体簡単に沈められる事故率の高いユニットとして脅威に挙がっている。
弱点はやはり速さと守備の低さ。近接武器は相性の有利不利に関わらず弱く、遠距離武器でも青属性の弓には一発で倒れる恐れも。

範囲奥義の仕様として戦闘前の攻撃を参照するため、攻撃魔防の孤軍4は死線に変更するのが無難。死線を付けた上で風薙ぎを継承する召喚士も多い。
速さ得意個体でなくとも30代前半~後半までは確保できるので発動機会は少なくなく、追撃をする必要がないほどの火力を備えた彼女にもピッタリである。

ただ流石にやり過ぎていたのか対抗策のキャラが増えているのは事実。
ダメージも範囲奥義も手軽に抑えてしまう正月版アスク、自分と範囲内の味方に範囲奥義ダメージを抑える効果を付与する賢者ガトーと伝承リリーナに向けたメタ効果が実装している。

このお祭り、花嫁役はわたしに……!

オスティア公女リリーナの名にかけて他の女の子たちには、負けない!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2022年5月、花嫁姿の超英雄が登場。イラストはkaya8氏。
超英雄は約三年ぶりで魔法・騎馬ユニットは同じだが今度は青属性。
何故かホームでの台詞やレベル40会話でマーカスとの支援Aである「他の女の子になんか負けない!」がネタにされている。
改めて言うと、封印では支援Aに出来るキャラは一人までという都合上、このセリフを聞いたら最後、マーカスを始末しない限りリリーナは失恋確定である。
……明らかに花嫁姿にあっていない気がする。

外伝ではロイとその他の花嫁候補と共に参加。特別な式を挙げられる花嫁のブーケを他の嫁候補と取り合っている。
なお他の嫁候補の事でセシリアに相談していたが、最後の最後でセシリアもライバルだと勘づいてしまう。

武器スキルは、奥義が発動しやすく、1ターン目開始時奥義発動カウント-1、
自分から攻撃した時または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中攻撃、魔防+6かつダメージ+地震の魔防の10%加算する『一途な想いの薔薇』

Aスキルは、攻撃、魔防+7、守備-5の『止水4』
Bスキルは、再移動(残り)を発動可能かつ戦闘中、敵の攻撃、魔防-3の『攻撃魔防の遠影3』
Cスキルは、周囲2マス以内の味方は、弓・暗器・魔法・杖の敵と戦闘時、戦闘中、守備、魔防+4、
周囲2マス以内に味方がいる時、弓・暗器・魔法・杖の敵と戦闘時、戦闘中、自身の守備、魔防+4の『遠距離相互警戒』

伝承版の専用奥義「天与の魔道」もそのまま持ってきた。立ち回り方もほぼ伝承版と同じ。
それだと伝承版と同じでは?と思われがちだがスキル編成がかなり違う。
Bスキルが遠影であるおかげで気楽に敵の攻撃と魔防を下げられ、尚かつヒットアンドアウェイが可能になったことで機動力は伝承版以上。
Cスキルはとくに魔法相手の場合、有利に戦えるスペックを持ちながらたまに魔法受けも熟せる。
新たなAスキルは死線の応用版で「魔防は上がるが速さは上がらなくなった死線Ver」と判断すると良い。Cスキルと結構噛み合う。
伝承版と同等かそれ以上の火力で敵を蹂躙してくれる。

ステータスは伝承版と比べて補正込みだと攻撃は65と魔防は49にもなり、攻撃魔防は実装当時は全英雄でトップだった*3
しかし守備は伝承版を下回る11で今までのリリーナよりも低いワースト1位でセライナと同率。

弱点は擁護できない超ペラッペラな守備。
属性関係なしに近距離の武器はもちろん、弓や暗器ユニットには相手次第で一撃。速さも伝承版と同じ鈍足な為、追撃は貰いやすい。
そして待ち伏せ及び攻め立ての相手に対応出来なくなったのが痛手。奥義が発動しても常備待ち伏せ所持している伝承シーダや有利属性のオルティナでも一回の戦闘で撃沈。
不動の姿勢を付けるか待ち伏せ所持の相手はしないのが先決だろう。


軍のみんなは貴方のことを差別したりはしないわ。
さあ、勇気を出して踏み出してみて。
前を向いて「追記・修正」していくために……。

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最終更新:2024年04月06日 07:03

*1 嫁候補の加入章はシャニー(2章)→スー(6章)→リリーナ(8章)→ララム(10章北ルート)→セシリア&ソフィーヤ(共に14章)。

*2 封印の剣開始時のイベントでエリウッドを呼ぶときの「おじさま」が、一般的な年配男性の呼称から(フィオーラがファリナとフロリーナより年上であるため)「義伯父さま」の意味になる。

*3 攻撃はアルフレッドの73、魔防はラルヴァの53に抜かされている。