シューティー(ポケモン)

登録日:2010/11/22 Mon 20:28:15
更新日:2023/08/27 Sun 23:47:39
所要時間:約 7 分で読めます





「そんなの基本だろ」


アニメ『ポケットモンスター』において、『ベストウイッシュシリーズ』に登場したポケモントレーナーであり、サトシの新たなライバル



某弾幕STGの可変メカ娘系ボスではない。

カノコタウン出身のトレーナー。
また、ポケモンの世界では初めて文字数を五文字オーバーしたキャラでもある。
(ゲームのPWTのWi-Fi配信トレーナーでは「シューティ」になっていた)

世間では『瞬殺の貴公子』と呼ばれるとか。

趣味はデジカメによる撮影。


また、重要なのは結果、と言っているあたり、本編に出てないが眼鏡をかけた方のチェレンを意識される。
そのチェレンはベルと違って『BW2』仕様でアニメに登場する。

第57話「快傑ア☆ギルダーVSフリージ男!」に登場した、ゲストキャラのリンダは女版シューティーみたいな外見である。
この美人なお姉さんは声も一緒で使用ポケモンもドッコラーと共通点もあるが、2人の関係は不明。



■本編での活躍

オーキド博士、ママ(ハナコ)と共に三人でイッシュ地方に旅行に来ていた主人公のサトシと、アララギ研究所で出会う。
新人ポケモントレーナーとして旅立つために、アララギ博士からポケモン図鑑初心者用のポケモンを貰うためである。

この際、アララギ博士からサトシを紹介されるが、サトシがカントー地方から来たと聞いて変な態度をとる*1


その後、サトシとポケモンバトルクラブで再会。サトシはバッジ一個だったのに対し、既に二つ入手していた。
リベンジを兼ねてバトルを求めるサトシに「君とたたかっても意味はない」と拒否。
「フルバトルなら」と容認しかけるも、サトシがまだ5匹しかポケモンを連れていなかったため前言撤回。
だがアイリスからの挑発、デントからの薦めを受けて、5対5でのバトルを行うことに。

結果は3匹のみでサトシに勝利し、そのトレーナーとしての高い能力を見せつけた。


しかし、シーズン1ではサトシと引き分けて以降、目立った活躍が全くなく(大会に出場しても一回戦敗退が続き、当然サトシと当たることもなかった)、
後に濃いライバル達が登場したため空気化。
そんな活躍なのに上から目線でベテラン気取りだったりする。

そのうえ、サトシがある程度バッジを手に入れてからは出番が激減していった。


シーズン2で巻き返せるかはスタッフ次第だったが…
ジュニアカップではデントとサトシを破って優勝するも、肝心のアデクとの絡みと改心がかなりあっさり終わってしまった(後述)。
メインイベントのイッシュリーグは予備選でサトシに一対一のバトルに負け一回戦にすら進出せず敗退してしまった。
(まあ、シーズン1の活躍から「後半にシューティー戦を持って来られても盛り上がらなさそう」と言われたけど)
とは言え敗北即ち敗退にはならない過去のリーグ予選と異なり、イッシュリーグの場合は単純な勝ち抜け方式のようなので実質一回戦ではあるのだが。
何故わざわざ予備選という扱いにしたのかは不明。

そしてリーグ以降の「エピソードN」と「デコロラ編」では全く登場せず(本編や映画のEDでは登場していたが)、ベストウイッシュシリーズは終了した。


一応フォローするのであれば、第五世代自体がゲームからして舞台を海外に移して大きくリニューアルし、
アニメもそれに合わせてサトシ達のレベルを下げたことや、
本来予定していたストーリーが東日本大震災の影響による自粛ムードで崩れてしまったことなどから、
シューティー自身も大人の事情に巻き込まれたのだと言えなくもない。

続くXYシリーズでは同じく後輩キャラのショータが登場したが、
シューティーの反省を活かしたのかこちらは素直に先輩のサトシから学ぶ嫌味のないキャラとなっている。

新無印のマスターズトーナメント編にてアイリスの試合を観戦するイッシュ地方のトレーナーの一人として久しぶりに再登場。
台詞こそ無かったものの、ケニヤンやベル達の中に馴染んでいる姿には後述の振る舞いをしていた頃と比較して人間的に成長している様が窺える。



アデクとの出会い

まだ幼いころ、目の前でイッシュのチャンピオンマスター、アデクのバトルを目にする。
この時、ポケモンバトルに魅せられ、アデクに憧れを持つと同時に、バトルの約束をアデクと交わした。
現在、新人トレーナーであるにもかかわらず、シューティーが尊大な態度を取ろうとするのは、
早くアデクと戦いたいという焦燥感と背伸びから来ているのだと思われる。

…が、本編でアデクと再会した時には名前を「シュータロー」と間違われた上に、
バトルの約束をきれいさっぱり忘れ去られており、傷心状態になった。
アデクに言われた、「どんどんバトルをして強くなれ」という言葉を信じてきたシューティーだったが、
「バトルをして強くなるだけではいけない」と言われ、これによってシューティーはアデクに対する見方が180度変わる事になる。

そして、「一番強いトレーナーになって、自分の生き方を皆に証明する」と決意した。完全にチェレンである。
ただチェレンと違うのは、アデクの影響がプラスに働かずマイナスに働いたという点だろう。



■シューティーの改心

ジュニアカップ決勝でサトシを破って優勝を果たし、遂にアデクとバトルする。
そうしょくを発動した全力のバッフロンを倒してこそ真の勝利と、ジャローダのソーラービームをぶっぱなした結果、瞬殺された。
その後のアデクとの会話を通して改心。
まるで憑き物が落ちたように素直でいい子になった。

だがしかし、登場からこの時までシューティーの成長にサトシは全く関与しておらず、
同様に、シューティーの存在もサトシの成長に全く繋がっていない。
シゲルシンジと異なり、シューティーがサトシのライバルとして登場した理由が全くないともとれる。
サトシ自身も無印時代に比べて精神的に成長しており(DP時代よりはやや幼くなっているが)、
シューティーに煽られてもあまり動じる様子を見せないこともそう感じさせる一因か。



■性格
基本に忠実で、なおかつ自信過剰。
旅に出て間もない新人だが、既にベテランであるかのように振る舞う。
また、目上の人には敬語を使うあたりはシンジと同じ。
ただ、一応街のために行動した出来事から、そこまで鬼ではないと言える(やり方は別として)。

サトシを見かけても自分から話しかける事はなく、仮に目が合ったとしても話しかけられるまで無視をする
苗字という概念がないのを意識してか、改心するまでサトシを名前で呼ぶこともなかった。

ドンナマイトで一回戦の対戦相手に決まったベルに対して「ウォーミングアップくらいにはなるだろう」と言ったり、
アイリスとカベルネの試合を「もう見るべき所はない」と言って最後まで見なかったり、サトシ以外の人物も基本的に見下すような態度をとる。



■バトルスタイル

基本基本と言うだけあって、「ふるいたてる」で積んでから攻撃を掛ける等、ポケモンの技や特性をしっかり理解しており、着実な戦いをする。
しかしサトシのツタージャのメロメロに驚き、まともな指示を出せなかったことから、想定外の事態には弱い模様。

また、バトルはポケモンのレベルこそが重要だと考えている節がある。
しかし、サトシのミジュマルのアクアジェットを一目見て、 デジカメを通してとは言え、
「ミジュマルは水の中で目を開けてられない」と気付くなど、洞察力はなかなかのもの。


ドンバトルで敗れるとすぐに会場を後にする。
このとき「他人のバトルを見ても自分のポケモンは強くならない」と言っており、これもシューティーにとっては基本らしい。
確かにポケモンは強くならないが、他のトレーナーのバトルを目で見て自分のバトルに吸収する事は出来るのだが…
(歴代ライバルのシゲルやシンジはサトシの戦い方を模倣したことがある)

ラングレー「負けちゃったからかっこつかないんだよ」
カベルネ「わかる~。プライドが高い奴って面倒なのよね~特にアイツとか」
本人がいなくなった途端、陰口言い出しているのがやけにリアルである。

周囲と溶けこもうとしないばかりか、敗北から何かを学ぼうとすらしなかった。
既に自分のバトルは完成しており後はポケモンのレベルを上げるだけだと思っているのか、あるいは新人故の視界の狭さか、どちらかであろう。



■所有ポケモン

初めてのポケモン。性別は♂。シューティーが最も頼りにしている様子。
初陣でサトシのピカチュウを下し、なかなかのポテンシャルの高さを伺わせる。
が、貰ったばかりにもかかわらず、ブロック塀を壊す威力の「グラスミキサー」を覚えていたり何かおかしい。

最終進化してからはにらみつけるで防御を下げ、ソーラービームで高いダメージを与えるコンボを…って、あれ?
しかし、アデクのバッフロンには全くかなわず、アフロブレイクの一撃で敗れる。
上述の通り♂だが、サトシのツタージャと比べても、妙に声が野太い。そして。ジャローダ時の正面顔は本作で上位に入る作画崩壊。


特性は強運。ふるいたてるやかげぶんしんと言った補助技を得意とする。
サンヨウジム戦で活躍したミジュマルとポカブを一撃で倒す。


性別は♂。顔芸メイカー。特性の「のろわれボディ」が直接攻撃にしか効かない代わりに触れたら必ず何度も発動したり、
混乱状態でも威力を倍に出来る「たたりめ」と、いろいろおかしいが、アニメではよくあること。
メロメロを回避出来るほどの素早さと、くさタイプの攻撃でビクともしない耐久力を誇る。


ヒウンシティでサトシにシャドーボールをぶちかましていた。
正直魂を奪われないか不安である。


サトシのドダイトスに続き、尚且つそれよりも悲惨な扱いを受けた勝率0%のポケモン。
ドッコラーの時はサトシのミジュマルに負け、ドテッコツの時はデントのイシズマイに負け、ローブシンになってからはベルのエンブオーに負けている。そしてエンブオー戦以降再登場することなく出番を終えた
ちなみに格闘タイプの技をひとつも覚えていない

更には角材や石柱を持っているときには圧倒的なパワーを誇っていたが、
それが無くなったり奪われたりすると一気に弱体化してしまうことが分かってしまった。


ポカブと対戦し、相打ち。
アイリスに凍てつく恐怖を与えた。
覚えている技は全部氷技




「項目見たら追記・修正。そんなの基本だろ」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

コメント欄でのキャラ、作品への叩き、愚痴コメントはご遠慮ください。続くようであればコメント欄の撤去、発言者の規制も検討します。

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケモン登場人物項目
  • ポケモン
  • アニポケ
  • ベストウイッシュ
  • BW
  • 渡辺明乃
  • トレーナー
  • ポケモントレーナー
  • ライバル
  • 基本
  • シュータロウ
  • シュー太郎
  • エレメントドーター
  • エレメントドーター ←違う
  • シューティー
  • イッシュ地方
  • カノコタウン
  • 不遇
  • 尊大
  • 基本だろ←一応サトシの後輩です

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年08月27日 23:47

*1 カントー地方を田舎呼ばわりしていた。そもそも初対面の態度としてはあまりに失礼な上、カントーにはヤマブキシティという都市もあるのだが…。