ゴトラタン

登録日:2011/12/23(金) 01:35:25
更新日:2023/11/14 Tue 19:42:23
所要時間:約 5 分で読めます





正義を振りかざしているつもりの

子供など消えろっ!!



機動戦士Vガンダム』に登場するMS

形式番号:ZMT-S33S
所属:ザンスカール帝国(ベスパ)
開発:ザンスカール帝国
頭頂高:15.9m
本体重量:11.1t
全備重量:24.9t
動力:核融合炉
ジェネレーター出力:6,170kw
スラスター推力:10,270kg×2、7,770kg×5、5,370kg×8
アポジモーター数:17

武装
頭部ビームカッター
ビームライフル
ビームシールド
ビームサーベル
ビームトンファー
メガビームキャノン
連装マイクロミサイルポッド

パイロット:カテジナ・ルース

ザンスカール帝国が製造した試作型MS。
戦争が終盤に近付く中で製造された、リグ・コンティオと並ぶ「最後の切り札」とも言える機体。

白兵戦用の武装を多数搭載しており、近接戦闘に特化している。
背部に特殊武装の「キャノンユニット」を背負っており、長距離砲撃用のメガビームキャノンを折りたたんだ状態で収納している。使用する際はキャノンと機体本体が連結する形となり、「キャノンモード」と呼ばれる形態となる。

また、機体の至る所にスラスターを内蔵してあるため、機動性も高い。
ベスパのエースパイロットが終盤に行くに従って次々と撃墜される中で着々と戦果を上げていったカテジナ・ルースの実質専用機として与えられた。

なお、機体の色はシャア専用ばりにピンクに近い赤だが、これは小説版ではクロノクルが彼女のアレの色と評している。


○武装
  • 頭部ビームカッター
頭部のトサカに内蔵された、相手の意表を突く形で使用されるビーム刃。
主に相手が接近してきた際に不意打ちとしてコクピットを貫通するのに使われる。
ミリエラ機に対して使用された。

  • ビームライフル
主武装となる射撃用携行機。

  • ビームトンファー
腕部に内蔵された近接戦闘用の武装。
ビームサーベルよりも素早い斬撃が繰り出せるのがメリット。
また、取り外して使用することもできる。

  • ビームサーベル
トンファーから分離された状態で使う。

  • ビームシールド
従来のザンスカール製MSと違い、マニュピレーターの甲部分に設置している。
このため咄嗟の防御手段に優れている他、携行武装と干渉し辛い設計になっている。

  • メガビームキャノン
通常は折りたたんで背中に収納されている大出力長距離ビーム砲。
威力はV2ABのバスターキャノンに撃ち勝ったり戦艦数隻を一撃で沈めるほどだが、
ガンブラスター三機による連結ビームシールドには防がれている。
また、本体の絶大なパワーもあって直接MSを叩き潰すほどの重量もある。
ゴトラタン自体が比較的細身で女性的なデザインという事もあり、
この武装を背部に格納したシルエットはどことなく髪を下ろしたカテジナのようでもある。

  • 6連装マイクロミサイルポッド
背中に2門搭載されている。


○劇中での活躍
初登場は終盤の49話、エンジェル・ハイロゥ攻防戦にて初めて実戦に投入された。
エンジェル・ハイロゥに侵攻してきたウッソ・エヴィンV2ガンダムと交戦し、アサルトバスターのバスターパーツを破壊する。しかし、光の翼を駆使した残像攻撃に苦戦し、近衛兵団のネネカ隊の協力を仰いで再挑戦するも、シュラク隊のユカの特攻により失敗。ここでユカ機を撃墜。

その後、シャクティを伴って再びエンジェル・ハイロゥに侵攻したリガ・ミリティアを大気圏上から迎撃。
この時、自軍のザンスカールMSごとリガ・ミリティアおよび連邦軍をキャノンで砲撃している。
エンジェル・ハイロゥがシャクティの力によって威力を倍増し、その影響でカテジナが錯乱しリングめがけて砲撃してしまうも、投降したと勘違いしたフラニー機をキャノンではたき潰し、さらに突っ込んできたミリエラ機も撃墜。
憎しみを増してリング内に侵入し生身のウッソをライフルで攻撃しようとするが失敗、自分の上司であるはずのクロノクルを呼び寄せる。
V2ガンダムとリグ・コンティオの戦闘を高みで見物し、横槍を入れようとしたコニー機を落とし、オデロ&トマーシュのコンビと戦闘になって貼りつかれたオデロ機を撃墜。
だが、クロノクルはウッソに敗れ戦死。激情にかられV2との一騎打ちになり卑怯な手でウッソを刺したりするも振り切られる。
後はシャクティを助けようとリング内に入ったV2ガンダムを待ち伏せキャノンで狙い撃とうとしたが、死者の力を借りたV2ガンダムの光の翼にエンジェル・ハイロゥごと吹き飛ばされた。

「まやかすなぁーっ!!!」
「…ガンダムッッ!!」

ストーリーの面からすればいわゆるラスボス機という扱いだが、Vガンダムという作品の都合上クロノクルが本来ラスボスであるはずだったのに急遽持ってこられたラスボスである点や、機体よりもパイロットの狂気の方が印象に残った点から、ラスボス機としては今一つ印象が薄い。設定や劇中描写から、強力な機体或いは優秀なMSとしての印象は強いのだが…。



ゲームでの活躍
総じて強く設定されることが多い。
シリーズによってはカテジナさんが仲間になったりするので自軍で使えたりもする。

射程1~2の格闘、ミサイルMAP兵器など便利な武装を兼ね備えた万能機。というのはスピリッツからの話。
初登場のZERO~ポータブルまでは、ビームライフル、ビームトンファー、メガビームキャノン(MAP兵器)のみ。
チョンマゲカッターもミサイルも無い。通常兵器版のメガビームキャノン?ヴェスバーすらMAP兵器にするひねくれたゲームにそんなモンあるわけがないだろう!
おまけに移動力が5でその他のステータスも軒並み低く、この頃は冷遇を極めていた。
原作での強さを知る人や魂以降から入ってきた人からしたら信じられないくらい酷い扱いを受けていたのである。
魂以降は本格的に武装構成が見直され、ウォーズからはキャノンも通常兵器として扱える様になり、近中遠どの距離でも戦える万能ユニットとして転生。使い勝手が格段に向上した。
オーバーワールドでは初期ステータスもサザビーや後発アナザーの後期ライバル機に並ぶ程上昇されている。
ちなみにオバワではトサカ繋がりでイライジャ専用ジンが便利な素材になる。

GENESISは宇宙世紀限定だがUCまでの時代で、CROSSRAYSは参戦作品が大きく限定されていたので、近年発売のGジェネには参戦していない。

  • ガンダム無双
2以降に登場
多段ヒットするチャージ攻撃と威力範囲に優れるSP攻撃のメガ・ビーム・キャノンが魅力。

家庭版EXVSでDLCにて参戦。
コストは2500でサイズも小さいが、耐久が実質的最下位なので、思わぬ被ダメージによるリスクが高い。

射撃CSの『マイクロミサイル』やサブ射撃の『拡散ビームキャノン』(原作のウッソの防御ミスの再現)、特殊射撃の『メガビームキャノン&マイクロミサイル』など広範囲をなぎ払う武装が多め。
敵はおろか、味方をも巻き込み吹き飛ばす姿はまさしく『最凶』の機体。

特殊格闘でクロノクルのリグ・コンティオを呼出す。こちらも広範囲に拡散ビームをバラ撒くためこれも非常に厄介。
ボイスがどれも上官に対するものとは言い難く、終盤の力関係を物語っている。

格闘も頭のカッターやキャノンぶん殴りなど凄まじいまでの原作再現ぷり。極めつけは格CSの『抱きつき→サーベル突き刺し」。最終話の「甘いわねぇ、坊や!」の再現である。

また、フルゲージ覚醒時の台詞は全機体中最多の7種類。ちなみに他の機体は多くて3種類である。
メイン射撃(入魂)の台詞が28種類あるスサノオと同じく、戦いながら劇中の名台詞が楽しめる。

と、スタッフの全身全霊の愛が感じられる仕様になっている。

機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOSTでは、OPでも登場。
Vガンダム相手にメガビームを放つがあっさり避けられ、逆にブーツをぶつけられて背部ユニットを失っている。
主に拡散系のビームやミサイルの範囲拡大という機体特性にマッチした修正を受けている。だが味方への被弾リスクを上げるというデメリットも拡大したのは間違いないので、一層慎重に攻撃しなくてはならない。
覚醒技はメガ・ビーム・キャノン最大出力。爆風&発射までSA付という強さで、押しつけ性能に特化した本機においてはその強みを存分に活かせる武装。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ONでは性能に大幅な調整が入る。
まず、拡散と収束で分けられていたメガ・ビーム・キャノンはサブ射撃に集約。代わりに付属のミサイルを失ったが、それは射撃CSに配分され結果としてビームとミサイルの打ち分けが可能になった。
空いた特殊射撃にはリグ・コンティオ呼出が、特殊格闘にはビームシールドを構えて突進する新格闘が追加。またBD格闘や下格闘が一新し、特に下格闘はジャンプ斬りなので視点ずらしや着地ずらしに使える。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では、GUNDAM VERSUS.で得た性能を反映して更に強化。
射撃CSはビームライフル三連射になり、再度サブ射撃のメガ・ビーム・キャノンにミサイルが連動するようになる。リグ・コンティオ呼出時の攻撃も、スタン系突撃ではなく突進⇒ビーム射撃と、やや使い勝手は悪くなったが強制ダウンも狙える。
後に強化調整が入ってより使いやすくはなったが、その内訳は大して使いもしない変形時の修正に半分ほど持っていかれた感が否めないものだった。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでは、サブ射撃のメガ・ビーム・キャノン照射の銃口補正が大幅に強化。
下格闘のジャンプ斬りと合わせて縦横無尽に飛び跳ねつつビームを押し当てる戦法が今作においては非常に脅威となった。
一方で、実は覚醒時の補正率が射撃より格闘の方に比重が傾いており、せっかく貰った強い射撃武装も覚醒中ではダメージに伸び悩むという欠点を抱えていた事が発覚した。まぁジャンプしてサブ射撃撃っていればダメージレースに勝てるんだけどね

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでは、格闘CSが射撃CSに、射撃CSが下格闘に、下格闘が下特殊格闘にとコマンド移設がやたら多かった。あと変形サブ射撃にビームキャノン回転撃ちというコマンドを貰っている。
全機体共通修正として接地判定付きジャンプ格闘の接地判定削除というものがあるのだが、ゴトラタンはこのムーブを使用した立ち回りが要となっていたのでそれを奪われた事はかなりの致命傷となってしまった。
前作の公式大会であるGGGPで、優勝経験者へのプレゼントとして渡されたゴトラタン&アッガイ(ハマーン搭乗)のジャンプ格闘のモーションが描かれたイラストが公開されているのだが、何の予言だったのだろうか。

○立体化
最終盤に登場して主人公機を追いつめたという点では似たような機体がいるが、立体化されているキットは「モビルスーツコレクションシリーズ」、「ガシャポン戦士」、「コンバージ」くらいで非常に少ない。
しかしMGでV2ガンダムが発売したり、プレミアムバンダイ限定ではあるがRe/100でシャッコーが発売するなど徐々にではあるが復権の兆しが見えつつある。また漫画作品の最終機体でも、何故今更と思わされるほど予想外で立体化が絶望視されていた機体がいきなり立体化される昨今の状況からみても、いきなり出てくる可能性は十分あるだろう。


Wiki籠りだろうと、荒らしだろうと…!!
あたしの項目の追記・修正の邪魔はできないんだよ!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ガンダム
  • Vガンダム
  • MS
  • カテジナ・ルース
  • ザンスカール帝国
  • トサカ
  • 狂気
  • ラスボス
  • ラスボス←クロノクルは…?
  • マ○コ色
  • EXVS参戦
  • ゴトラたん
  • 誤射ラタン
  • アハッ♪
  • ×ゴッドタン
  • ゴトラタン
  • カテジナ
  • 機動戦士Vガンダム
  • カテジナ・ルース

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月14日 19:42