ペレアス(FE)

登録日:2012/03/16(日) 13:06:55
更新日:2023/03/06 Mon 23:47:02
所要時間:約 4 分で読めます






僕が動かなければ、いつまでたってもデインはこのままなんだ。

だから……勇気をだした。自ら名乗りを上げて……帝国に逆らうと決めたんだよ。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS




前作『蒼炎の軌跡』に登場した狂王アシュナードの遺児。
孤児院でイズカに見いだされるまでは庶民として暮らしていた。
性格は父親と正反対で、温和で優しい性格。竜鱗族のアムリタは母親にあたり、「印付き」であるとされている。

1部ではデイン解放軍のリーダーを率いる。副大将であるミカヤの活躍もあり、デインは解放される。
神使サナキの承認もあってデイン王国は再建され、ペレアスは次期国王の座に就くことになる。


しかし、ベグニオンの事後処理にある書類にサインしたことで、彼の運命は狂い出す。
それは「血の誓約書」というもので、相手の意に添わない行動を取ると次々に周囲の人間が死ぬという恐ろしい代物。
元老院が他国を支配するために代々利用してきたもので、かつてキルヴァス王国もその誓約書に苦しめられていた。
ペレアスが何も知らずにサインした結果、誓約の力によってラグズ大侵攻の際にベグニオンと望まぬ戦いを強いられることになる。

そして3部13章。悩みに悩んだ末、ペレアスは誓約を破棄することを決意する。
それは、自分の生命を犠牲にすること
彼はミカヤ達にアムリタやデインのことを託し、第三者の手によって最期を遂げたのだった…。





以下、周回プレイでのネタバレ




















実は本作の隠しユニットの一人であり、2周目以降は生存ルートが用意されている。
例の「血の誓約書」の場面で新たな選択肢が現れ、それを選ぶことで死亡が回避される。

ミカヤに自分を殺してくれるよう頼むペレアスだったが、「自分にはできない」と拒否されてしまう。
そこでタウロニオに自分を殺す命令を下すが、刺される直前に予期せぬ出来事が起きる。

「いいえ……っ!だめです!ペレアス王、諦めてはだめ!!」

ミカヤが割って入り、身代わりに刺されたのだ。
思いもよらぬ事態に慌てるペレアスは治療をしようとするが、ミカヤは「あなたを犠牲にして生き続けろと言われることに比べたら、痛みなんてない」と拒絶。
更に「私達には僅かな可能性が残っているから、逃げずに生きて欲しい」と諭された彼は、その場で泣き崩れるのだった…。
なおミカヤは、タウロニオが杖使いを呼んだことで一命を取り留めた。

この事件の後も色々と思い悩んでいたペレアスだったが、「自分にできること」をやろうと決意する。

3部終章ではデイン軍に参加し、アイク達と戦うことになる。倒すと撤退扱いになるのでご安心を。
ある剣士キャラで戦わせた際には「その剣で僕を好きにすればいい」といった初代ヒロイン・シーダを意識した台詞を言う。

本格的に自軍ユニットとして参戦するのは4部2章から。アムリタを連れてティバーン隊に付いて行くことになる。
クラスは本作唯一の闇の賢者(ダークセイジ)で、スキルは『祈り』CCすると大賢者(アークセイジ)になる。

○初期値と成長率、CCボーナス
闇の賢者(ダークセイジ) Lv12
HP-33(35)+4
力-13(25)+4
魔力-24(55)+2
技-20(45)+2
速さ-21(60)+2
幸運-14(40)
守備-14(30)+4
魔防-19(45)+2
移動-6
重量-9
体格-9
属性-水
スキル-祈り・体当たり
雷A闇S

ティバーンからは戦力外扱いされているが、意外にも初期能力がかなり高い。
特に魔力・速さの成長率の伸びが良いため、頑張って育てればエースになる可能性もある。
そのため4部5章での「なりそこない」がばんばん出てくるイズカファームで育てるプレイヤーも多い。
イズカを倒せば最強の闇魔法バルベリトも手に入るので終章で存分に使わせてもらおう。

闇魔法の性能があまり良くないが、初期装備のフェンリルで砲撃手段を取ることもできる。
他属性の魔法も使えるためそれで戦ったり、CC後は杖レベルも高いため杖要員にするなど使い道は様々。
最終マップではより能力の高い隠しキャラが加入するのでバルベリトを譲って杖振りに徹するのも手。



以下、更なるネタバレ





















イズカとの戦闘前会話では衝撃の事実が明かされる。

実はアシュナードとは何の繋がりもない赤の他人で、アムリタは実母ではなかった。
全てはデインに元老院の傀儡政治を立てるためのイズカの策略であり、ペレアスは利用されていただけに過ぎなかったのである。

かつてアムリタは、一族の掟を嫌ってゴルドア王国を飛び出した所をアシュナードと出会い、彼の寵妃となって子を設けたという。
しかし出産の際に竜鱗族としての力を失い、生まれたばかりの赤子と引き離された。
それから彼女は精神を病み、イズカに連れて来られたペレアスを実子と思い込んでしまったのである。
その引き離された実子が正真正銘の「印付き」のセネリオ。

正の女神アスタルテを倒した後、ペレアスはアムリタに全ての事実を話す。
自分がアムリタの子供ではないこと、「印付き」の証と思われていた印は13歳の時に精霊と契約を交わした証「精霊の護符」であることを。
そして彼は「忘れかけていた母の温もりを思い出させてくれた」と感謝の意を伝えるのだった。

後日談では自らデイン国王の座を降りる。その後、彼は新国王となったミカヤに生涯を通して仕えたという。


  • FEH

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2021年8月の大英雄戦で登場。イラストは羽公氏。
赤属性魔法使い歩行ユニットにあたる。

武器はターン開始時、周囲1マスの味方の攻撃を+6し、戦闘開始時敵のHPが75%以上なら、戦闘中攻撃、魔防を+5する『ラウアライオン+』。

Aスキルは戦闘開始時自分のHPが80%以下なら、戦闘中攻撃、速さを+7する『攻撃速さの大覚醒3』。
Cスキルはターン開始時周囲1マスに味方がいれば、自分の攻撃、魔防を+5する『攻撃魔防の信義3』。

ライオン系という新たな汎用魔法を引っさげての登場。
大英雄戦での登場のためスキル構成は比較的地味だが、高めの攻撃とそこそこの速さを持つアタッカー。
武器効果の鼓舞や信義の効果もあり、味方を隣接させながらの運用で力を発揮する。


追記・修正は精霊と契約をしてからお願いします。

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最終更新:2023年03月06日 23:47