ムサシ(ポケモン)

登録日:2010/02/26 Fri 23:18:32
更新日:2023/11/04 Sat 22:07:08
所要時間:約 7 分で読めます







出典:ポケットモンスター、13話『マサキのとうだい』、1997年4月1日~1999年1月21日まで放送。
OLM TEAM OTA、テレビ東京、SOFTX(テレビ東京メディアネット)、小学館プロダクション、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


アニメポケットモンスターにレギュラーで登場するロケット団のひとり。
外国ではJessie。

CV.林原めぐみ(産休時は平松晶子)

概要

年齢は映画『ルギア爆誕』でのセリフから25歳説がある(自称17歳)。

元々はロケット団の幹部候補生だったが、目立った活躍がないのと相次ぐ失態が原因となりいつの間にか登録抹消され、AGあたりからは下っ端扱いとなっていた。しかしDP終盤でギンガ団ポケモンハンターJを壊滅させた(というほぼ虚偽報告)功績によりボスからの信頼が回復、BWからXYに至るまでに待遇がかなりよくなっている。
コジロウニャースを引っ張る姉御である。

赤色のロングヘアに特注の制服(一般的なロケット団の服は好みに合わないらしい)。
この制服はかなり体に自信がないと着ることができないデザイン。アニメ開始当時は珍しいものだった。
TVシリーズのパラレル路線である『みんなの物語』ではノースリーブ版も着用。

髪の形はロケット団のRをイメージしてデザインされた。

ちなみにイメージとしてはドロンボー一味のドロンジョ様だとか。

最近はないが「あんたのものは私のもの、私のものは私のもの」とポケモン版のジャイアンといったジャイアニズムを豪語していた。

アニメ版オリジナルキャラだが、『ポケットモンスター ピカチュウ』で名前は出ないものの彼らを思わせるロケット団員がストーリー中に何度か立ちはだかる。
ピカブイではハッキリと「ムサシ」と名乗り、コジロウとともに主にダブルバトルのトレーナーとして立ちはだかる。

好物:雪の寿司(詳しくは後述)、菖蒲の葉のチャーハン、カスミが作ったシチュー
好き:女王様気分に浸ること、贅沢、派手なコスプレ、ムチュールミニリュウ、雪、ポケモン
嫌い:貧乏、ヤマト、ピカチュウの電撃、おばさんと言われる事、髪の毛や顔を傷つけられること、Jやギンガ団などの他勢力の悪党連中というように非常にプライドが高い。



■来歴


ミュウツーの逆襲』公開を記念して作られたラジオドラマにて、彼女のらしきミヤモトなる人物が登場しており、
サカキの母(前ロケット団首領)の命を受け、ミュウ捜索の任務に出たが、サカキの代になった現在でも行方不明のままである。
(ちなみにムサシのことはとても愛しており、ロケット団に入った理由は組織で出世し、ムサシに楽をさせたかったかららしい)
劇中では明言されていないが同作プロットでは、ミヤモトの原型となる「ミュウを探し求める女」の所に「実は、ロケット団のムサシの母親の若き日かもしれません」と書かれている。
『ポケットモンスターXYZ』でフラダリのバイオテロをムコニャが自己判断で報道した際に、ムサシは「ムサモト」と名乗っていた。
また、『ポケットモンスターダイヤモンド&パール』73話で登場した、少女時代のムサシ(ラッキー看護学校に通っていた時代を考慮すると、おそらく中学~高校時代のムサシ)の髪型はミヤモトの髪型と似ている。
父親は最初から不明。

親戚をたらい回しにされ、大金持ちの親戚に預けられた時は、大事な人形をサンタに扮したルージュラに持っていかれ、この時に人を信用しない心が芽生える(この話は子供にもトラウマを植え付けた)。
その後、別の親戚に預けられた時は極貧の極みで、雪に海苔を巻いた「雪軍艦巻き」にしょうゆをつけたものや、雪にイチゴシロップをたらした「かき氷」などを食べていた。柏餅の葉の方だけ食べていたのを知った時はショックを受けていた。
その影響か現在でも重篤な味覚音痴で、
  • カスミが適当に作った紫色の何か(コジロウとニャースが青ざめ、ソーナンスが気絶する)
  • ハルカポロック(サトシ達のポケモン全員が気絶する不味さ)
を食べた時も大絶賛している(ニャース曰く摩訶不思議)。
ただし、弁当として明太子おにぎりを作っている(食べたゼニガメの様子から味に問題はない模様)など、味覚音痴だが料理ができない訳ではないし美味しいものはしっかり美味しく感じる。

その後「ポケモンゼミナール」を落ちたり、アイドルを目指すもオーディションに受からなかったりと不遇な日々を過ごす。
看護婦を目指すもお金がなく、ラッキーの通う看護学校に人間で唯一通っていた。
(このときの友人のラッキーはハピナス進化しており後に再会している。中の人のネタを入れたのだろうか?)
看護士としては上手く行かなかったらしく、着付けやモデルやお天気お姉さんなどの様々な職を転々としたがそれも長続きしなかった。

無印の小説版『ポケットモンスター The Animation』では、ロケット団入団以前に美術品泥棒をしていたという設定がある。
その盗んだ美術品をお宝鑑定番組に出しては安く評価されバカにされていたとのこと…そんなんで番組出演していてよく捕まんなかったものだ。

その後なにを思ったか「チャリンコ暴走族」に加入。
自転車のチェーンを振り回しながらママチャリで走る姉御として暴れまわり、周りからは「チェーンのムサシ」として恐れられる。
この頃コジロウもチャリンコ暴走族だったのだが、お互いに面識はなかったらしい。

チャリンコ暴走族を経て悪の秘密結社・ロケット団に入団し、ロケット団員養成学校を経てムサシと時を同じくして入団したコジロウ、ニャースとトリオを組むことになる。
養成学校ではコジロウより前のパートナー達をリタイアに追い込むなど『優秀だが協調性に欠ける』と問題児扱いされていた。
入団当時はロケット団の若きエースとして期待されていた感があり、ボス?からお中元としてアーボを貰ったり、指名手配書が配られたりしている。

AGの頃に放送されたサイドストーリーでは、無印以前のムサシとコジロウが描かれた。
BWとはまた違ったシリアス。

金銀編121話では過去を見る事が出来るネイティオが、これらムサシの過去を覗いた結果、
あまりの壮絶な過去に滝のような汗を流してぶっ倒れ、「もうムサシの過去はたくさんだ」と見る事を拒否したほど。



しかし、そんな彼女にもどうしようもない不運が訪れるのである…

そう、サトシとそのピカチュウとの出会いである。
2話でサトシのピカチュウに破れて以来、なんだかんだと彼らを追い続けることになる。
そして、エースとして期待されていた彼女はコジロウ共々連戦連敗…

一方でポケモンコーディネーターとしての才能を発揮しつつある(後述)。

そして現在に至る。


AG編からはコーディネーターとしても活躍。
当初は完全に一発芸枠として扱われており、その演技もどちらかと言えばポケモンよりも自分自身を主役にしたような物が大半で大ウケするか呆れられるかの両極端な演技が殆んどだった。
しかし回を追うごとに実力をつけていき、自らを主役にしたような演技はそのままに、ポケモンの技の完成度やトレーナーとの信頼関係も同時に魅せる演技を身に付けていき、DP編中盤からは安定して第二次審査まで駒を進めるようになった。
AGでは毎回名前や衣装を変えていたが、DPでは面倒になったのか『キャンディ・ムサリーナ』で統一している。変装と偽名に誰も勘付かないのはお約束だ!
DP編ではグランドフェスティバル出場を果たし、セミファイナルでヒカリに負けたものの、ベスト4まで残る好成績を残した。
発想が独特であり、身らの体をはった周りが真似できない芸風を確立させている。

XY編では『ムサビィ』としてトライポカロンに参戦、ズルをしつつもなんだかんだ目立つパフォーマンスなので一定の注目を浴びており、レンリタウンのトライポカロンで初優勝。その勢いに乗って作中にはないが、プリンセスキーを3つゲットしていた。マスタークラスではベスト4に終わるも、カロスに自分の存在を知らしめることができたのか満足していた。

人物

女性版ジャイアンの如きわがままで高飛車、男勝りな面が目立つが、仲間やポケモン達からは慕われており、作戦外では他のポケモンにも優しさをみせることがある姉御肌。
本人が中々素直になれない性格ゆえか、わざと憎まれ役を買って出る天邪鬼な面もある。
そして事あるごとに自らを「女優」と称しており、パフォーマンス系のイベントでは(BWを除き)必ずと言っていいほど出しゃばるほど自己顕示欲が強い。

コジロウと比べるとポケモンの生態や技にはそれほど詳しくなく、ソーナンスにカウンターばかり指示したり、マユルドをカラサリスだと思い込みつづけていた。メガヤンマの性別にも途中まで気付かなかった。

また髪をとにかく大切にしており、傷つけられると卒倒したり激怒したりする。特に髪を噛み千切られた怒りから野生のハブネークを素手でボコボコにした挙句ひんしに追い込んだ怒りっぷりは語り草。
ちなみに、髪を下ろすと超可愛い。
AGでハブネークを手に入れる話では、水に濡れて可愛かった。
DPで海に落ちた際に髪が濡れたが、手の甲で髪を上げただけで元に戻った。
XYのサマーキャンプでは変装目的で髪を下ろした上、化粧も抑えめだったためかなり異なる印象を与えた。

DPでは学生時代の姿も登場。
好きな人と一緒にいたら、人生も変わっていたのだろう…

コジロウの婚約者であるルミカと顔がそっくりで、中の人も同じ。
DPでも黒服の人達に間違われていた。


■手持ち、もしくは手持ちだったポケモン


■ポケモンマスターズ

映画連動イベント「世界の破滅を防ぐ悪」で登場し、イベントクリアで仲間になる。バディはアーボック。
一応LPLEでも出演するが、声優や性格がまんまアニメ版なため実質アニメコラボキャラである。
ちなみにこちらは味方側。主人公となぜかたんぱんこぞうとチームを組むことに。

どくタイプの特殊アタッカー。レアリティは3。
クリティカット、「いつかは主役」で自己強化ができる。ただし「いつかは主役」は防御、特防が下がるため、編成は工夫しよう。

自己強化はできるが、レアリティに合った性能と言わざるをえない。
どくタイプアタッカーはレアリティや制圧力がより高いホミカやプルメリ、ハンサムがいるため差別化は厳しいうえ、今日ではホミカすらバディストーンボードが拡張された今、ますます厳しくなっている。
イベントをこなせば確実に手に入るのが魅力だが、そのイベントが期間限定なのが何とも…
需要があるのはガチャ縛りしている人かもしれない。


■その他


余談であるが、中の人曰く「コジロウとの結婚は無さそう」らしい。
コジロウ的にはAG編第147話によると、ムサシに尻に敷かれてこき使われるのが目に見えているため、ムサシとの結婚はあり得ないそうだ。
ただし、例の無印暴走漫画「電撃!ピカチュウ」では結婚している。

また、最初期のころはバラをくわえていてまさに悪役という感じであったが、今のムサシについては中の人曰く、「いつの間にかいい人になってた」との事。
アフレコ現場でもロケット団役三人の独特な雰囲気になっているらしい。




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最終更新:2023年11月04日 22:07
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