メ・ギイガ・ギ

登録日:2011/04/12 Sun 07:50:37
更新日:2024/01/25 Thu 21:06:25
所要時間:約 5 分で読めます






クウガ!

ザブギン・ガヅシブシャ・(白銀の殺戮者・)メ・ギイガ・ギ・ビバデスババ?(メ・ギイガ・ギに勝てるかな?)

演:白井雅士

●メ・ギイガ・ギ


種族:グロンギ族(イカ種怪人)
呼称:未確認生命体:第21号
身長:202cm
体重:199kg
特色 / 力:爆発性の体液、衝撃を吸収する柔らかい身体、水中活動能力


メ・ギイガ・ギは『仮面ライダークウガ』の登場怪人の一体。
基本フォーム紹介篇のトリを飾った「紫の力」タイタンフォーム登場篇の敵役である。

イカ種怪人にもかかわらず、ややセオリーを無視した怪人体のデザインと、グロンギの人間体の中でも群を抜く奇抜なファッションとの落差はよくネタにされる。

また、本エピソード、ラストの戦いで渡辺勝也監督が主題歌を流そうとしたところ、高寺成記プロデューサーに止められたという逸話も有名(後述)で、よく『クウガ』の批判材料として使われる。


【ゲゲル】

EP:9:10
「兄妹」「熾烈」
  • 「ゲゲル」の目的「162人を殺す(制限時間は不明)」


未確認生命体が初めて出現してから2か月余り……。
278名に上る犠牲者が計上される中、世間の注目を集めていたのは未確認生命体でありながら、
暴れる仲間(?)を次々殺害する「4号」の存在であった……。
兄に会うべく「ポレポレ」を訪れた五代みのりだったが、雄介は桜子に会う為に飛び出して行ってしまう。
兄の行動の秘密を知るみのりは、おやっさんに「4号」の行動を報じるスクラップブックを見せられて複雑な表情を浮かべる。

一方、未確認生命体関連事件合同捜査本部は、これまでの調査から未確認生命体に関する様々な目撃情報や判明した情報を整理。
その潜伏場所を急襲する準備に入っていた。
……それと時同じくして新たなる未確認生命体……第21号(メ・ギイガ・ギ)が出現……新たな殺人を開始するのであった。

主人公は五代兄妹。

兄の変身を受け入れながらも、不安に駆られる妹と、それを受け止める兄の絆の物語に絡めて、
新フォーム登場までの事件(「特訓」つき)が描かれる。
警察犬「ミカド号」の活躍や特捜班の捜索もリアルな世界観を盛り上げる。


【能力】

ザブギン・(ン)ガヅシブシャ(白銀の殺戮者)名乗るメ集団に属するイカ種怪人。
人間体は白いフリンジ付きのシャツに濡れたスニーカー、白い三角帽子……。
いやもう何が何だか……。

その軟体性の肉体は物理的な衝撃を緩和するため防御能力に優れ、肉弾戦を得意とする『赤の力』マイティフォームではダメージを与えられなかった。

武器は口から吐き出される墨のような爆発性の体液。
この体液は他の物質に触れると爆発的に燃焼する性質を持ち、その破壊力は人間一人を骨片すら残さず完全に吹き飛ばせるほど。
劇中では川沿いに水中を移動し、河川から上陸しては標的に体液を吐きかけて殺人を繰り返した。

弱点は体液の生成の際に体内で280度もの超高熱が発生する事から、ホメオスタシス(生体の恒常性)を保つべく一定間隔で体を冷やす必要がある事で、これが水中を移動していた理由と陸上での活動限界の足枷となっている。
また、腹部には体内に籠った熱(蒸気)を放出する為の内臓に直結した噴出口があり、この部分の防御力が低くなっている。


【関連人物】


  • 五代みのり
雄介の妹。
「わかば保育園」の保育士で、「変身」した兄を受け入れるも、激化する事件に不安を吐露する。

  • 社広之
後々まで登場するみのりの教え子。
「4号」をヒーローと捉えるも、その名の下に行おうとした「正義」をみのりに止められる。

  • 寺島周斗
同じく後々まで登場するみのりの教え子。
やや気難しいだけで勘違いされてるだけです周斗くんは……。

「ゲゲル」の権利を奪われたことで鬱憤溜まりまくりの「」最強の男。
ミカド号に“匂い”を追跡されるミスを犯してしまう。


【クウガの演出】

本エピソードのラストを飾るEP:10のタイタンフォームお披露目の場面で戦隊シリーズで鳴らした渡辺勝也が
主題歌「仮面ライダークウガ!」を流そうとして高寺成記プロデューサーに却下されている。

『クウガ』の演出や物語の方向性に不満を持つ従来の特撮ファンやマニアからは批判の槍玉に上げられることもあるエピソードだが、
これは『クウガ』が「ヒーローとして設定された存在を設定だけで説明を終わらせずに、キチンとその理由を劇中で説明していく」という
意図で描いていくことを目的にしていたため(劇中の園児の行動もそれを補足した描写だろう)。

その一方で『クウガ』ではリアルな世界観ながらもヒーロー物のカタルシスを持たせるべく要所にメリハリが付けられているのも確かで、
今回で『クウガ』の文法を学んだ渡辺監督はこの後『クウガ』内でも幾つもの名場面を生み出している。

……しかし、続く『平成ライダーシリーズ』と同様に『クウガ』にも各フォームのテーマ曲が用意されていながらも、番組中では一切使用されていない等の問題もある。



【余談】

イカ怪人ではあるが触手プレイも無ければ、隕石を操り、洗脳したおやっさんに特訓もされたりしない
『クウガ』は(特撮そのものの)原点回帰を目指してもいた為か初代『仮面ライダー』に由来する設定やネタが多く存在するのだが、
流石にこれは無かった(※「イカでビ〜ル!!」)。
そもそもグロンギはかなり原始的な「動植物の遺伝子を単に取り込んだだけ」の改造人間であるため、哺乳類の範疇から逸脱するような
無茶な能力を有することはあまりない、というのもある(ゴ集団以上の連中は除く)。

PS用ソフト『仮面ライダークウガ』ではOPムービーに登場。
このソフトは原作再現度がなかなかに高い……にもかかわらずムービーではマイティフォームに倒されている。






「ヅギビ?…シュグゲギ?……ゴシラゲビ・ギベ!!」

※訳:追記?…修正?……その前に死ね!!

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最終更新:2024年01月25日 21:06