仮面ライダーアギト(登場キャラクター)

登録日:2010/08/07 Sat 00:45:37
更新日:2023/11/13 Mon 15:52:28
所要時間:約 8 分で読めます





仮面ライダーアギトとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーアギト』の主役ライダー。
主人公・津上翔一が変身するが、他にも変身者が存在する。

スーツアクター:高岩成二、渡辺淳(『仮面ライダーディケイド』)


モチーフは龍で、翔一役の賀集利樹氏がトーク番組『ぷっすま』にて「アギトのモチーフはクワガタ」と答えたことがあるらしいが、それは誤りではある。
……のだがアギトは前作『仮面ライダークウガ』の没デザインが元という話もあり、その時のモチーフはクワガタだったので、あながち間違いというわけでもない。

デザインを担当した早瀬マサト氏が「コラムdeイシモリスタイル」第2回において明かしたところによると、神話的な世界観を下敷きに、「神と対立する存在」として古今東西の神話に現れる龍をモチーフに選んだとのこと*1
つまり「後付けで龍のモチーフが与えられた」というのはデマ。

一方でデザインの基礎には『クウガ』のヒットを受けてコンセプトとなった「角ライダー」があり、これに龍の要素を落とし込んだのがアギトと言える。
そういう経緯からかなり見た目が似ており、アギトと仮面ライダークウガを当時間違えていた人は少なくなかったとか。
言い換えれば「『クウガ』がヒットしたからそのデザインを踏襲する事に決めた→龍をモチーフにデザインが決まった→結果、賀集氏がアギトをクワガタモチーフと勘違いした」という事になる。

変身ポーズが多く、初期変身ポーズ、通常変身ポーズ前期、通常変身ポーズ後期、
強化フォーム系列では、直接バーニングに変身するポーズ、最終回で直接シャイニングに変身したポーズの5種類がある。
ちなみにフォームチェンジでバーニングに変身する場合はまたポーズが違い、それも2種類あったりする。ファンなら全部習得しよう。
これ程までに変身ポーズが多いのは演じる賀集氏の試行錯誤の結果であり、よく知られる変身ポーズは居合いをモチーフとしているとの事。

劇中では前作同様に「仮面ライダー」という名称は登場しないが、PlayStation2専用ソフト『仮面ライダー 正義の系譜』で先輩ライダーの仮面ライダー1号と共演した際は「仮面ライダーアギト」になった。
が、結果、翔一は「仮面ライダー=アギト」と捉え、1号達も「アギト」だと勘違いする事態になってしまった。
……一応、ある日突如として人ならざる力を手に入れたという点では共通しているのだが。


【アギト】

光の戦士
太古の昔に起きた“光と闇の神”の戦いにおいて敗れた光の神が、闇の神の子供である“人間”に混ぜた光の力が覚醒した存在
なお、イコン画を見るに、「光の神」が人間と交わって生まれたネフィリムはアギトではなく、ギルスがネフィリムの模様。

闇の神は自身の子供である人間を愛しながら、その中にある光の力を憎んでおり、
そのため闇の神の使途である怪人〈アンノウン〉は、アギトに覚醒する可能性がある人間を狙って殺していた。

光の力が覚醒すれば誰でもアギトになれる他、覚醒する前兆として強力な超能力が使えるようになったりする(どのような能力かはなってみなければ分からない)。

そして覚醒したとしても適応するのにかなりの時間を有するようで、木野は力が覚醒してからかなりの期間適応できず、周囲の人間を巻き込まないため、適応するまで行方をくらましていた。

翔一は光の力本人によって覚醒させられたためかそのような描写は見られなかったが、バーニングフォームへと覚醒を果たす際に激しい頭痛に見舞われるという描写がされている。

劇中では主人公、津上翔一の他に女性2人がアギトと化したものの、過去のエピソードにて一瞬だったり顔が一瞬アギトに変わったりするだけで本格登場はしなかった*2

翔一の覚醒が早かったのと、異常に対アンノウンに特化したかのような進化をしているのは、
元々アギトの力を持っていた翔一の覚醒を「光の力」自身によって導かれた為とも思われ、それが他のアギトと比しても多彩な戦闘形態を持つ理由なのかもしれない*3

また、アギトの力は覚醒=変身能力の獲得だけに止まらず本人に意志などによって更なる進化を起こしていく。
闇の神が恐れたのはこれにより人間が自分の愛した存在ではなくなることであり、水のエルはこのことを指しアギトのことを「限りなく進化する力」と評している。

劇中には同じく光の神の因子によって生まれたアギトの不完全体である〈ギルス〉と、通常のアギトとは姿が異なる〈アナザーアギト〉などが登場した。
アギトは状況に応じて様々な能力の姿に変身出来るが、ギルスやアナザーアギトにはその能力はない。
ちなみにギルスもアナザーアギトもだが、遠距離武器は一切持たず*4、使用武器はいずれも片刃である。

S.I.C.のアギトには、翔一の姉である沢木雪菜が変身した「雪菜アギト」をパーツ交換により再現するギミックがある。
フォルムは女性体型にアレンジされており、組み替えによりフォームチェンジといった遊び方もできる。

ちなみにアギトの正しいスペルは「AGITΩ」
つまり、アルファに始まりオメガで終わるギリシャのアルファベットに因んだ表記なのだが、この文字を仮面ライダージオウ「アギオメガ」と読んでしまったのは有名な(?)話。

あぎ……アギオメガ?
“アギト”だ。恐らく、アレは仮面ライダーアギトのアナザーライダー……


【オルタリング】

アギトの変身ベルト。
内部には「賢者の石」が組み込まれている(なお、漫画版仮面ライダーBlackのベルトにも賢者の石が組み込まれている)。
腹部から出現し、変身スイッチは両サイドのボタン。

アギトの武器はこのオルタリングから出現する。
ストームとフレイムの場合はバックル中央から生えるように出現し、バーニングとシャイニングの場合はベルトの前の空中に出現する。
グランド、ストーム、フレイム、トリニティでは形状は変わらないが、バーニングとシャイニングの場合は《ドラゴンズネイル》という爪状のパーツが装着され、見た目も変化する。



【フォーム一覧】

グランドフォーム

超越肉体の金
攻守共にバランスの取れたアギトの基本形態。
バーニングフォーム登場までは変身直後はほぼ毎回この姿になり、翔一もまたこの形態で戦う事が多い。

基本フォームではあるが、向かってきた敵の急所へのカウンターからの強烈な打撃のラッシュを得意とすることから戦闘スタイルはパワータイプ寄り。序盤からアンノウンを圧倒するなどかなり強い。
2対1の不利な状況であってもあっさり返り討ちにしてのける程。
ただ空中からの奇襲や遠距離攻撃に弱く、前者ではコルウス・クロッキオとの初戦で敗北、後者では苦戦を強いられた。

必殺技は頭部の角「クロスホーン」が展開して足元にアギトの紋章が光り輝き、その大地の力を足に集めて放つ〈ライダーキック〉。
威力は約30tであるが、劇中では身体がバラバラになっても再生できるオクトパスロード モリペス・オクティペスを再生不可能にしている。
このクロスホーンの展開ギミックだが、これは過去に石ノ森章太郎氏が仮面ライダーストロンガーのパワーアップ案として描いたスケッチを基に、早瀬氏が発案したもの。

マシントルネイダーのスライダーモードに乗って勢いを付けて放つと〈ライダーブレイク〉となり、さらに高い威力を発揮する(勢いを付けての威力強化はクウガと共通点)。

終盤では翔一自身が成長したことによって能力が上昇していたのか、スペック上の数値ではシャイニングフォームに匹敵するアナザーアギトとこの姿で互角に渡り合ったり、クロスホーン展開無しで放ったパンチ一発でウォルクリス・ウルクスを倒したこともある。


ストームフォーム

超越精神の青
スピードに長けた姿。その分パワーではフレイム、グランドフォームに劣る。
オルタリングの左スイッチを押してフォームチェンジする(一度直接変身した)。左腕と胴体、オルタリングの色が青になり、アーマーの形状も変化する。
武器はオルタリングから出現させる両端に刃の付いた槍〈ストームハルバード〉を使い、主に武器を使うアンノウンと戦う際に変身する。
ストームハルバートは展開させずに杖状の武器として使用する事も可能(この状態で敵を倒した事は無いが)。
設定上はジャンプ力に優れており、ひと跳び50mにも及ぶとされる。
これが披露された第28話はこの形態に直接変身した他、ジャンプと共にすぐさまグランドフォームにフォームチェンジしてライダーキックを繰り出したりと、独特な戦闘シーンを見せてくれる。

必殺技はストームハルバートを身体の左右で回して旋風を巻き起こし、敵に突撃して斬り裂く〈ハルバードスピン〉。
スライダーモードで勢いを付けた場合は〈ハルバードブレイク〉。
基本フォームチェンジで唯一、必殺技に変形(角の展開)がない。

ハイパーバトルビデオで「実は気に入っているフォーム」とコメントしていたが、翔一としての台詞か賀集利樹氏の本音かどうかは不明。
その台詞が示す通り、劇中変身する機会が多く、見せ場も多いフォームである。
というように本編では優遇されていたフォームだが、ガンバライジングでは後述のフレイムフォームが登場した後も中々登場せず、漸く単独カードになったのはギーツの弾になってからだった。どうしてこうなった…


フレイムフォーム

超越感覚の赤
感覚と膂力に優れた姿。その分俊敏性ではストーム、グランドフォームに劣る。
オルタリングの右スイッチを押して変身する。右腕と胴体のアーマーの形状が変化し、オルタリングと共に赤くなる。
遠くにいる敵や、素速く動く敵に対処する時にこの形態になる。武器はオルタリングから出現させる〈フレイムセイバー〉という剣。

必殺技はフレイムセイバーで敵を一刀両断にする〈セイバースラッシュ〉。高速で突っ込んでくる相手に対してカウンターで刃を振り抜き(もしくは突き立て)、頭から股下にかけて文字通りの一刀両断にするという、何気に平成仮面ライダーでも屈指の残虐技。
この時フレイムセイバーの柄にあるクロスホーンを模したパーツが、グランドフォームの必殺技と同じように展開する。
一応、上記2つと同様にスライダーモードで勢いをつけた〈セイバーブレイク〉も存在するが、劇中未使用。
「ライダーブレイク」「ハルバードブレイク」の描写からして、恐らくマシントルネイダー スライダーモードの背に乗った状態からフレイムセイバーですれ違いざまに切り裂くものと思われる。

設定上、感覚器官が超強化されるという特性を持つのだが、
演出及びストームフォームとの差別化が困難だったためか、劇中では明瞭な効果は描写されず、残念ながら基本形態の中で最も出番が少ない。
更に同じ属性を持つバーニングフォームが登場して以降は劇場版にしか登場していない不遇な存在。

なお、イコン画に描かれているアギトらしき存在がフレイムフォームの姿に似ており、
アギトの形態に水のエルに対応する水に関するフォームだけが存在しない事(土・風・火は存在し、シャイニングフォームやバーニングフォームは光の力とも解釈出来る)、
上記の通りクウガの没デザインを流用したという話がある事、そして、アギトの力の源を考えると「元々はフレイムフォームが基本フォームだったのでは」という考察も一部では見られるが、真相は不明。


トリニティフォーム

三位一体の戦士
一時的に記憶を取り戻した翔一が変身した形態。
胴体はグランドフォーム、右腕はフレイム、左腕はストームの各形態を維持しており、全てのフォームの特徴を持つ。
また〈ストームハルバード〉と〈フレイムセイバー〉の同時使用が可能。

必殺技はライダーキックの強化型・両足でキックを放つ〈ライダーシュート〉と、ストームハルバートとフレイムセイバーで敵を切り裂く〈ファイヤーストームアタック〉。

後に完全に記憶を取り戻したときには、自由にこの形態になれるようになったはずだが、
その頃にはバーニングフォームやシャイニングフォームが主流になっていたため、それ以降は全く使われなくなってしまった。

因みにスーツアクターの高岩氏曰く「最も動きにくいフォーム」らしい。
理由はやはり両手で扱う重さかつ、形状が異なる長物二振りを同時に扱ってアクションしなければならないことだろうか*5

本編外の映像作品にはほとんど登場しないものの、ゲーム作品では上記の欠点はないに等しく、かつ3フォームの能力をまとめて使えるという便利さがあるのか、よく登場している。
そして映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』でまさかの再登場。
仮面ライダースーパー1にファイヤーストームアタックを放つも、スーパー1のキックと相打ちになり、互いにロックシードと化してしまった。

後に『仮面ライダージオウ』での客演時、テレビ作品では実に以来17年ぶりにこの姿に変身。
仮面ライダージオウトリニティの「トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョン」に合わせてライダーシュートを放ち、アナザーアギトを撃破した。


バーニングフォーム

燃え盛る業火の戦士
“水のエル”との戦いで恐怖に怯え、戦意喪失した翔一が、真魚の激励で戦意を取り戻して変身した形態。
ただし、激しい頭痛が起きるなど進化の予兆があったため、「水のエルに対抗するためにアギトの力が進化して発現した形態」といった方が正しいか。

これまでのフォームチェンジは装甲の形と色が変わる程度の変化しか無かったが、この形態になると一回り体格が大きくなり全体的にマッシブなフォルムになっている。
特に上半身の変化が著しく、冷え固まったマグマを思わせる赤黒いアーマーを見に纏う姿はパッと見味方には見えない。

メインカラーも金から赤へと変化し、より『光の力』の因子を感じられる容姿になった他、クロスホーンも常時展開されており、これまでの形態より高いパワーを保っている。

アギトの形態の中で最も力が強く防御力も高いが暴走する可能性がある等、不安定なフォームでもある(実際にTVスペシャル『仮面ライダーアギト スペシャル 新たなる変身』では暴走している)。
戦闘スタイルはそれまでの流麗な戦い方から一転して非常に荒々しいスタイルに変化、掛け声も唸り声が中心になる(因みに普通に会話自体は行える)。

武器はオルタリングから出現させる〈シャイニングカリバー・シングルモード〉を使用するが、武器なしで戦うことも多い。
必殺技は炎を纏った必殺の正拳〈バーニングライダーパンチ〉と、シャイニングカリバーで敵を切り裂く〈バーニングボンバー〉。
設定的には全形態でもナンバー1のパワーを誇るはずだが、物語の展開上シャイニングフォームの前座として扱われる場合が殆どだった。
しかも翔一はこの形態への変身が可能になった後もグランドフォームを使用する事が多かったので中間形態の割に出番は少なめ。

2015年の映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』では歴史改変マシンによってショッカー洗脳されたアギトがこの姿に変身。
同じく洗脳された仮面ライダーディケイド仮面ライダー響鬼と共に仮面ライダー3号達を追撃するのだが、この時胸から炎を放つという新技を地味に披露した。
どうやらその世界でも「限りなく進化する力」は健在だったようである。
ちなみにこの形態が初登場した第34話放送の前日に劇場版で先行登場している。(公開初日に見た人はバーニングフォームを2日連続で見ていることになる。)

シャイニングフォーム

光輝への目覚め
劇中における翔一アギトの最終形態。
バーニングフォームの状態で『光』を浴びると、腕と胸部の体表面が剥離してこの形態に切り替わるが、最終回では直接シャイニングに変身した。
姿はグランドフォームの色変えに見えるが、白銀に輝く胸部装甲《パワーシェルアーマー》に迸る光を表したような模様が造形されている。

腕力はバーニングに劣るが脚力、スピードはアギトの形態の中で一番。暴走の危険もなくなりより効率的に力を使うことができる。
武器は〈シャイニングカリバー〉を二刀に分けたツインモードを使うが、やはり武器なしで戦うことも多い……というか本編では実質必殺技を撃つための形態として扱われており、そもそも戦闘シーン自体が少ない。

必殺技はグランドフォームよりも巨大な紋章を出現させて放つ、及び空中に出現した巨大なアギトの紋章を通過して放つ〈シャイニングライダーキック〉、
紋章を倍掛けして放つ〈強化型シャイニングライダーキック〉と、シャイニングカリバーツインモードで素早く敵を切り裂く〈シャイニングクラッシュ〉。

バーニングからシャイニングへの変身はイナズマンをモチーフにしている(尤も、現在ではキャストオフ扱いとなっているが)。

最強フォームではあるが、ステータス的には、クウガ アメイジングマイティと同等程度だったりするのをネタにされていたが、寧ろ最強フォームとしては平均値以上の設定スペックを持つ。
※そもそもアメイジングマイティの設定スペックは不明。
シャイニングフォームの最強技である紋章2倍掛けシャイニングライダーキックの設定威力(75t)が、アメイジングマイティキックの設定威力(75t)と同じ為に生まれた俗説と思われる。
本編でもアギトは序盤と終盤では強さが大きく変化しているような描写がされているので余りスペックはあてにならない。
TVスペシャルや劇場版での印象に残る変身とは裏腹に本編での初変身はなんの脈絡もなく非常に地味だったのでたまにネタにされる。
因みにそういった印象はあまり持たれないが、本編に限れば登場回数は片手で数えきれる程しかなかったりする。


【マシントルネイダー】

アギトの専用バイク。
最高速度は430km/h。
赤と金が組み合わさった流線型の車体が特徴。カウルにはアギトの紋章がある。
普段は翔一が使っている銀色の普通のバイクだが、翔一が乗った状態で変身すると一緒に変化する。
同様に変身解除すると元のバイクに戻る。
アギトの力を帯びているためかかなり頑丈で、体当たりなどは勿論銃弾を受けても無傷。

当初はあくまで高性能なバイクというだけだったが、スコーピオンロードとの戦闘でアギトがピンチに陥った際、
沢木の説得を受けた闇の力が例外的に協力し、〈スライダーモード〉に変形する能力を与えられた。
ちなみにこのスライダーモードのモチーフもアギト本人同様に龍。

名前の由来は「トルネード(巻)」。「トルネイダー」では商標が取れなかったので「マシン」が追加された経緯がある。


◆スライダーモード
マシントルネイダーの飛行形態。
車体が前後にスライドへして細長くなり、タイヤは横向きになる。
変形前にアギトがジャンプし、変形後に着地。サーフィンのような形で上部に乗り操縦する。
初登場時にはわけもわからないまま勝手に変形したため翔一も戸惑っていたが、それ以降は任意で変形し使用可能となった。

スライダーモード状態で敵に側面から体当たりする技を〈ドラゴン・ブレス〉という。
また、両手が空いているため空中を飛行しながら手持ちの武器で攻撃を繰り出せるようになり、加速を活かして各必殺技の破壊力を高めることが出来る。



【本編外】

講談社キャラクター文庫の『小説 仮面ライダーアギト』では、なんと高位のアンノウン即ちエルロードという設定で登場。
超能力者達が住む村、あかつき『村』で虐殺行為を働いていたが、駆けつけた旅する料理人である青年沢木哲也(後の津上翔一)と対峙。
圧倒的な力で彼を追い詰めるも、哲也に発現した「他者を光の球と化して自身に取り込む」という謎の力によって彼の体内に取り込まれる。

しばらく抵抗したものの、哲也の記憶と引き換えに一時的に封印される結果となり、
哲也は津上翔一という新たな自分とアンノウンであるアギトの姿に変身する能力を手に入れる事となる。

ヘッジホッグロードとの戦いで瀕死に陥り、翔一は記憶を取り戻すと同時に、体内のアギトも目覚めかけるが、
真魚の力を借りて完全に封印し、アギトの能力を十全に使えるようになり、ヘッジホッグロードを炎の鉄拳で一撃で粉砕してのけた。

作中、フォームチェンジをする事はなく、終始原作で言う所のグランドフォームで戦い続けているが、
曲りなりにもエルロードクラスの存在故、並みのアンノウンでは全く歯が立たない程の戦闘力を誇る。

ギルス戦では押される事が多々あったが、僅かにアギトの意思が目覚めただけでもギルスを半死半生にまで追い込む程の戦闘力を発揮した。
ヘッジホッグロードを倒す時に拳に炎を纏わせる、というバーニングフォームのような力を発現しているが体色が変化する描写はない。
最終的に発現した能力から推察するに、本作ではアギト=火のエルと思われ、最終的に翔一は神の使徒と同等以上の存在になったといえる。


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最終更新:2023年11月13日 15:52

*1 ちなみにギルスについては同様の理由からカミキリムシ→「神切虫」というシャレでモチーフが決定されている。

*2 これをカウントするなら、『アギト』は次回作『仮面ライダー龍騎』より早く女性ライダーが登場したことになる。

*3 実際にアナザーアギトや「闇の力」は翔一アギトがフォームチェンジを行った際に驚愕する様子を見せているため、フォームチェンジ能力を持ったアギトは珍しいようだ。

*4 劇中において唯一遠距離武器を持つG3が純粋な人間の力の結晶として扱われているため、恐らく人ならざる力を持つアギト達と対比させるための意図的な設定だと思われる。

*5 実際、本編を観ても武器併用時のアクションは中々苦しそうに思える。