ベリー(仮面ライダーJ)

登録日:2011/09/15 Sun 01:08:59
更新日:2022/08/10 Wed 21:22:38
所要時間:約 3 分で読めます






ベリーだ。 よろしく、Jパワーの戦士よ!


ベリーとは、特撮映画『仮面ライダーJ』に登場するキャラクターである。

体長:約30cm
声:愛河理花子


【概要】

光を苦手とするため自ら地上では活動する事ができない地空人に代わり、仮面ライダーJこと瀬川耕司の戦いをサポートする「ミュータントバッタ」であり、本作におけるマスコット的存在。
外見は一尺ほどの大きさを誇るショウリョウバッタそのもの。普通のショウリョウバッタよりもやや丸みがあって可愛げがあり、体色は白っぽい。
ミュータントバッタなだけあって、普通のバッタ類とは異なりホバリング飛行ができる。

サポートキャラクターとして当然だが人語を理解し、結構可愛い声で会話することができる。
性格は明るく快活な口調で時に解説役として、時に耕司のパートナーとして、純粋に地球を守るために彼の傍にいる典型的なマスコットと言った所。




前述の通りマスコット……ではあるものの、本当に見た目がただデカいバッタにしか見えない上に、美術スタッフも気合が入っていたのか、撮影に使われたプロップが実に生物感の溢れるリアルな造形だったため、ベリーの事を「可愛い」と言う声もあれば「本物みたいでキモい」という声もあって賛否両論。
しかも劇中では、生々しい効果音と共に口や触角が動くシーンもあってより一層リアルなバッタ感が強い。
特に顔のアップは虫嫌いの人にとっては中々の鳥肌映像であること間違い無し。




【活躍】

仮面ライダーJ


前述の通り瀬川耕司をサポート。仮面ライダーJの腕に乗る姿はまるで青い衣の姫様キツネリス
だが中盤、術にかけられ操られてしまい、自らフォッグの生贄になろうとする加那を助けようと、変身解除されてしまった耕司に代わって単身ガライに飛び掛かる。

「ジエエェェェェエエイ!!」

ビシッ

だが所詮は地空人の代わりにJをサポートする存在のベリーがガライに勝てるはずもなく、叩き潰され死亡してしまう。が、彼の決死の突撃は無駄ではなく、加那にかけられていた術はこの一撃をきっかけに一時的に解かれる事となった。

さらに物語のラストでは、緑色の彼に似た生物の姿が確認できる。それがベリー自身だったのかどうかは知る由もないが……
2022年更新の公式WEBサイト『仮面ライダー図鑑』の記述では「Jが巨大化した際の精霊エネルギーを浴びて無事復活した」と明確に生き返った解釈となっている。


『小説版』

小学館のスーパークエスト文庫から刊行された上原正三氏による小説版『仮面ライダーJ』ではその出自が大きく掘り下げられ、
かつて地球上で繁栄していたカナン族の王女カナ(後の加那)によって助けられ、知性を得た太古の昆虫とされており、
カナン族の生き残り(映画における地空人)と共に現代まで眠りに付く中で、
地球に侵略してきたフォッグを撃退せしめたバッタの群れへの憧憬によって、現代で言うところのバッタに近い姿に進化したとされている。
作中では台詞は漢字以外カタカナで表記され、少々時代がかった口調で喋るのが映画との違い。

映画とは異なりフォッグ・マザー戦後も無事生存し、ラストでは耕司が加那の写真を撮った際にちゃっかり写り込むお茶目さを見せた。


仮面ライダーワールド

仮面ライダーJと仮面ライダーZOが共演した仮面ライダーワールドにも登場。

いち早くある人物の復活に気付き、ライダー達に危機を知らせようとするも復活した怪人ズーに見つかり追撃されてしまう。
その後傷を負った所をハイキングに来ていた男女と出会い、なんとか地球の危機を伝えた。


「キャ――――ッ!!」

「バッタだ……怪我してる」

「地球が……滅びる……!」

「バッタが喋ってるゥ」





追記・修正頼むよ、ライダー!


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 仮面ライダー
  • 仮面ライダーJ
  • マスコット
  • でもちょっとキモい
  • ショタ
  • ゼニガメ
  • 愛河理花子
  • ベリー
  • キュアベリー
  • バッタ
  • カナン族
  • 人外系相棒

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年08月10日 21:22