火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu

登録日:2010/06/13(日) 10:08:12
更新日:2023/12/06 Wed 05:54:13
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火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
(3)(赤)
クリーチャー ― カヴー(Kavu)
火炎舌のカヴーが戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。
火炎舌のカヴーは、それに4点のダメージを与える。
4/2

赤の良デザインクリーチャー・赤らしいクリーチャーとして今もなお挙がる一体。

まず、ETB(戦場に出た時が条件の誘発型能力)で対象クリーチャー1体に4点ダメージ。
(「 最大 1体」ですらないため、戦場に他のクリーチャーがいないと自滅してしまう点は要注意)
セラ天センギア、まばゆい天使などの「稲妻1枚で落ちない」ことが強みだったクリーチャーすら除去しつつ、マナコスト相応の本体が着地するわけである。
これによって新しく「火炎舌で落ちない」という新たな基準が生まれた*1
特にコントロールデッキのフィニッシャーは相手のクリーチャーのETB1枚で除去されてしまうことになり、4点ダメージを乗り越えられる大型クリーチャーかソーサリータイミングの除去が効かないものへと変化していくことに。
逆にビートダウン系のクリーチャー(こいつ自身も含む)は除去されても次々新しい脅威を叩きつければいいわけで、除去されて相手の手札を使わせてなんぼみたいなところもあったのであまり変わらなかった。
また《カヴーのカメレオン》のように「特定デッキにめちゃくちゃに刺さるので採用されているクリーチャー」は、火炎舌に焼かれながらも使われ続けた。

登場当初は《ヤヴィマヤの火》が軸のデッキ『ファイアーズ』の存在もあり、発売直後の日本選手権ではベスト8のうちの大半がこのカードを使用していた。
オデッセイブロック後は採用率が下がったものの、ローテ落ちまでずっとスタンダードで活躍し続けたという。

ただし、あまりにも火炎舌のカヴーが強すぎるがために異常に赤によりすぎたプロツアー東京01ではプロテクション(赤)による決め打ちを敢行したズヴィ・モーショヴィッツのソリューションに撃破される。
詳細はメタゲームを参照。

その後も「ETBorそれに近い能力でクリーチャーにダメージを与えられ、本体もマナコスト相応な赤の中コストクリーチャー」のことを「火炎舌」や「タンカヴ」と呼ぶこともある。*2
このカードの登場時の衝撃、そして後世への影響が推し量れる。

はるか未来、マローが刷ったことを後悔したカードのせいで「タフネス6は除去耐性」なんて言われることになるが、これはまた別の話。

タフネス5以上の方、及び対象にならない方は追記、修正をお願いします。

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最終更新:2023年12月06日 05:54

*1 稲妻自体はとうの昔にスタンダード落ちしていたために当時はそういったラインが無くなっていた

*2 後年の例ならば《砂かけ獣》や《栄光をもたらすもの》など。