超時空戦闘機(遊戯王OCG)

登録日:2012/10/03(水) 15:15:00
更新日:2024/01/08 Mon 02:55:16
所要時間:約 14 分で読めます





あの人気シューティングゲーム、グラディウスがカードゲームになって帰って来た!

ビクトリーバイパーやブルーサンダー等、独特かつ様々な機体の効果を戦況次第で使い分ける事で、原作の高い戦略性と緊張感を再現したぞ!

更にあのボスキャラクターの巨大戦艦まで参戦!
巨大戦艦らしさを追求し、大味かつ強力な巨大戦艦の使い勝手を完全再現だ!

更に更に、スペシャルゲストとしてパロディウスからアイツやドイツ達まで緊急参戦!
これは目が離せないぜ!

さあみんな、そんなグラディウスOCGを手にとって巨大戦艦をやっつけろ!

グラディウスOCG……好評発売中!
KOMAMI










   *   *
 *   + うそではないかもです
 n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *



本当の概要

遊戯王OCGにおけるコナミのセルフパロディテーマ。


ぶっちゃけると、忍者義賊ゴエゴエ(がんばれゴエモン)や華麗なる潜入工作員(メタルギア)等、遊戯王にはコナミ製ゲームをモチーフにしたカードが多数あるのだが、【超時空戦闘機】及び【巨大戦艦】と称されるグラディウス(及びグラディウスのセルフパロディゲームパロディウス、その他STG)モチーフのカードはテーマデッキとして組めるだけの数があったりする。

便宜上「超時空戦闘機」と呼ばれるが2024年現在「超時空戦闘機」というテーマ(カテゴリ)は存在しない
「攻撃力1200以下の機械族モンスター」または「機械族・光属性・レベル4のモンスター」を指定するカードが多い。

この項目では【超時空戦闘機】について解説する。


超時空戦闘機のカード


◆モンスター

  • 超時空戦闘機ビック・バイパー
通常モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守 800
パワーカプセルにより、様々な能力を発揮する超高性能戦闘機。

BIGじゃなくてVICである
超時空戦闘機における唯一の通常モンスター。かなり古くからあるカード。
攻守は低く、効果も持たないが、後述のオプション軸では必須カード。
通常モンスターであり、種族・属性も恵まれている為、サポートカードは豊富。


  • オプション
効果モンスター
星1/光属性/機械族/攻?/守?
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に「超時空戦闘機ビック・バイパー」が表側表示で存在する場合に特殊召喚する事ができる。
このカードを特殊召喚する場合、自分フィールド上に表側表示で存在する「超時空戦闘機ビック・バイパー」1体を選択しなければならない。
このカードの攻撃力・守備力は常に選択したモンスターと同じになる。
選択したモンスターがフィールド上に表側表示で存在しなくなった時、このカードを破壊する。

いわゆるグラディウスのオプションを再現した特殊なモンスター。
ビック・バイパーと同じ戦闘能力を得る。
因みにだがOCG初の攻守?のモンスターである*1
かつては手札に加える手段が乏しいことがネックとなっていたが、エマージェンシー・サイバーの登場でサーチが容易になった。


効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守1000
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、以下の効果から1つを選択して発動する。
●このカードの攻撃力は400アップする。
●フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動する。
その表側表示のカードを破壊する。
●常にこのカードと同じ種族・属性・レベル・攻撃力・守備力を持つ「オプショントークン」1体を自分フィールドに特殊召喚する。
このカードがフィールドに表側表示で存在しなくなった時にこのトークンは破壊される。

超時空戦闘機。
「STGのパワーアップ」を「相手を戦闘破壊した時に発動する効果」という形で上手く再現している。
オプションとほぼ同じ効果を持つトークンを自身の効果で特殊召喚できる。
他にも表側表示の魔法、罠カード破壊と打点上昇の効果を持っているので、状況に合わせて使い分けよう。


  • ファルシオンβ
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守 800
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、以下の効果から1つを選択して発動する。
●デッキから機械族・光属性・攻撃力1200以下のモンスター1体を墓地へ送る。
●自分の墓地から 機械族・光属性・攻撃力1200以下のモンスター1体を選択して特殊召喚する。

ビクトリー・バイパー同様に相手モンスターの戦闘破壊をした時に発動する効果を持つが、方向性は大きく異なる。ブルーサンダー以外の超時空戦闘機をサルベージする効果と墓地肥やしが可能であり、効果自体は弱くはないのだが、低攻撃力故に少し癖がある。


  • ジェイドナイト
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1000/守1800
このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、自分フィールド上の攻撃力1200以下の機械族モンスターは罠カードの効果では破壊されない。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから機械族・光属性・レベル4のモンスター1体を手札に加える事ができる。

攻撃力1200以下の光機械族を罠で破壊出来なくする。
激流葬等との相性が良い。
戦闘破壊された時のサーチ効果も強力。


  • ロードブリティッシュ
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守 800
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、以下の効果から1つを選択して発動する。
●このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。
●フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
●自分フィールド上に「マルチプルトークン」(機械族・光・星4・攻/守1200)1体を特殊召喚する。

ビクトリー・バイパー同様に相手モンスターを戦闘破壊した時に発動する効果を持つ。
こちらもトークンを生成できるが、こちらのトークンは攻守が固定されている。
他にも連続攻撃が出来る効果とセットカードを破壊する効果を持つので状況によって使い分けよう。


  • デルタトライ
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守1000
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、次の効果から1つを選択して発動する。
●自分の墓地に存在する装備可能なユニオンモンスター1体を選択してこのカードに装備する。
●自分フィールド上に表側表示で存在する機械族・光属性モンスター1体を選択してデッキに戻し、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

超時空戦闘機おなじみの条件で、墓地のユニオンモンスターを装備する効果又はフィールドの光属性・機械族モンスターをデッキに戻して1枚ドローする効果を使える。
前者はユニオンモンスター併用する場合、後者はアドバンテージは得られないが、リミッター解除のデメリット回避等に使える。
元ネタはトライゴンというSTGの自機。
サポート兵器のドラゴンレーザーも「トライゴン」というカード名で登場している。
グラディウスシリーズにはグラディウス外伝のボスとして登場している。


  • ブルーサンダーT45
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1700/守1000
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、自分フィールド上に「サンダーオプショントークン」(機械族・光・星4・攻/守1500)1体を特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。

一番攻撃力が高い超時空戦闘機。
使いやすい効果だが、攻撃力が高いせいでジェイドナイトのサポートが受けられない点に注意。
ちなみに元ネタはグラディウスでなく、サンダークロスという作品の自機である。


  • ビック・バイパー T301
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守800
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、自分の表側表示モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):このカード以外の自分フィールドの機械族・光属性モンスターの攻撃力は1200アップする。

久方ぶりに登場した新たな超時空戦闘機。
他モンスターの戦闘時に墓地か手札から特殊召喚する効果と自分以外の光属性・機械族モンスターの攻撃力を1200ポイントアップさせる効果を持つ。
低攻撃力と展開力の低さに悩まされていた超時空戦闘機を大幅に強化してくれる至れり尽くせりなカード。
上昇値も非常に高く、手札事故の要因にもなりにくいため、フル投入しても腐りにくい。
また、地獄の暴走召喚との相性がよく、3600×3=10800の総攻撃力でワンショットキルも狙える。
攻撃力上昇効果とジェイドナイトとの嚙み合わせが悪く、オプション(トークン)とフィールドの枠を争ってしまう為、
上述したカードを投入せずに、このカードをメインとする構築も十分に考えられる。


◆魔法

  • サイクロンレーザー
装備魔法
「超時空戦闘機ビック・バイパー」のみ装備可能。攻撃力は300ポイントアップする。
さらにこのカードが守備表示モンスターを攻撃した時にその守備力を攻撃力が越えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。

超時空戦闘機ビック・バイパーの攻撃力300ポイントアップし、貫通能力を付与する。
元ネタのイメージとは噛み合ってるものの、装備対象に制限がなく上昇量も多いビックバン・シュートの下位互換*2
貫通ダメージを与える手段としては、強化こそできないがデメリットの無いメテオ・ストライクや(モンスターにであるが)EMラクダウンも存在しており、採用には愛が必要となる。


  • パワーカプセル
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「ビクトリー・バイパー XX03」1体を選択して発動する。
「ビクトリー・バイパー XX03」の効果から1つを選択し、
このカードの効果として適用する。

通常なら戦闘を介さないと効果が使えないビクトリーバイパーの効果を戦闘を介さず使えるカード。
ビクトリーバイパーにしか対応していないのがネックで手札事故要素になりやすい。
なので投入枚数はよく検討したい。


◆罠

  • 安全地帯
永続罠
フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、その表側表示モンスターは、相手の効果の対象にならず、戦闘及び相手の効果では破壊されず、相手に直接攻撃できない。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。

STGにおける安全地帯(敵の攻撃が当たらない場所)をOCGで再現したカード。
グラディウスシリーズの有名な安全地帯がイラストの元ネタとなっている。
モンスターに破壊耐性をつける効果を持ち、超時空戦闘機ともかみ合うので、実用性とネタ性の両方を兼ね備えているカードである。
デメリットを悪用してモンスター除去にしか使われてないのか秘密。


投入を検討できるカード

ここでは、【超時空戦闘機】と相性のいいカードをいくつか紹介する。
勿論、ここに掲載されているカードが全てではない。

+ 長いので折りたたみます

◆モンスター


またお前か。
説明不要の鬼畜天使、一族の結束を投入しないなら採用したい。
戦闘破壊が効果発動のトリガーとなる超時空戦闘機では、非常に相性が良い。
なお、ビックバイパーやビクトリーバイパーの攻撃力を上昇させると、オプション(トークン)の攻撃力も上昇する。
攻撃力を上昇させる効果はエンドフェイズまで続くので、オプションも恩恵を受けられる。
自身を手札に戻す効果はシャインエンジェルやリビングデッドの呼び声との相性が良く、こちらも使う機会は結構多い。


ビックバイパーをリクルートできる。
リクルートしたモンスターはエンドフェイズに破壊されてしまうので、エクシーズ素材等に使用してしまおう。
ビックバイパーを採用しない場合は必要ない。


  • シャインエンジェル
レベルと属性が同じカード。
戦闘破壊された時に攻撃力1500以下の光属性モンスターをリクルートする効果を持つ。
大抵の超時空戦闘機やオネストをリクルートできる為、相性が良い。
自爆特効して超時空戦闘機を呼び出すといった芸当も可能。


  • ブリキンギョ
レベルと種族が同じカード。
機械族モンスターを特殊召喚する効果を持ち、エクシーズ召喚リンク召喚にも繋げられる。
高い汎用性を持つので採用しやすく、一族の結束を阻害しないのも魅力。
守備力も2000と結構高いので、いざという時の壁にもなる。
このカードを採用する場合は、他の機械族デッキ(特にガジェット)との差別化をしっかり考えよう。


  • ゴールド・ガジェット、シルバー・ガジェット
レベル、種族、属性が同じカード。
召喚、特殊召喚時にレベル4の機械族モンスターを手札から特殊召喚する効果、
破壊された時に同名カード以外の機械族モンスターをリクルートする効果を持つ。
どちらも相性のいい効果であり、採用を検討してもいいだろう。
ちなみに(2)の効果はフィールド以外で破壊されても発動できる。


機械族デッキお馴染みの切り札
一族の結束を阻害しない打点要因で、一族の結束を使わない場合でも投入を検討できる。
強力なカードだが、フォートレスで殴るだけのデッキになりやすく【超時空戦闘機】の意義が薄くなりやすいのは欠点かもしれない


光属性・機械族デッキにおける切り札、漫画版カイザーの奥の手でもあったカード。
超時空戦闘機はみんな光機械族なので、エルタニンの火力が凄まじい事になる。
ただ、相手モンスターを墓地に送ってしまう効果は超時空戦闘機のコンセプトと合わない点に注意。


光属性・機械族と言う事で共有できるサポートカードも多く、投入を検討できる
自身を特殊召喚する効果は団結の力との相性も良く、素の攻撃力もそれなりにあるのでアタッカーとしても強い。
機械族ミラーマッチを想定してキメラテック・フォートレス・ドラゴンも投入しておきたい。
  • A-アサルト・コア、B-バスター・ドレイク、C-クラッシュ・ワイバーン
環境でも名を馳せたユニオンモンスター達。
採用するならば、ABC-ドラゴン・バスターもセットで採用したい。
耐性を与える効果はシンプルながら強力で、種族属性が同じでサポートも共有しやすい。
ただ、こちらも最終的に超時空戦闘機が抜けて普通の【ABC】になってしまったという事態に陥りやすいので、デッキのコンセプトを見失わないように注意。

  • 強力支援メカヘビーウェポン
戦闘力補助+破壊耐性を付加するユニオンモンスター。

  • ダッカー
お前敵だろうとか言ってはいけない。
リバースした時に墓地のレベル4モンスターを回収する効果を持つ。
効果の噛み合わせが良いため、ネタ抜きでも採用を検討できる。
悪くない効果だが、リバース効果故に少し遅いのが欠点。
ちなみにイラストはグラディウスVのデモムービーが元ネタ。


  • 速攻のかかし
一族の結束を使用する場合でも採用できる防御カード。
戦闘を行いたい【超時空戦闘機】では、下手にモンスターを除去するよりもこういったカードで攻撃を凌いでモンスターを残した方が良い場合もある。
一族の結束を採用しない場合は、トラゴエディアやバトル・フェーダーなども採用を検討できる。


テーマカード

  • ライトレイモンスター
超時空戦闘機は皆光属性であるため、特殊召喚条件を満たしやすい。
高い打点と強力な効果を持つカードも多く、ワンショットキルにも役に立つ。
この手のカードの宿命として、手札事故には注意。


  • 壊獣
苦手な相手のモンスターを除去しつつ相手の場にモンスターを残せる。
専用サポートの《妨げられた壊獣の眠り》も投入して、【壊獣】との混合デッキもありだろう。
採用される怪獣は壊星壊獣ジズキエルと雷撃壊獣サンダー・ザ・キングがよく採用される。
壊星壊獣ジズキエルはビック・バイパー T301で強化可能、雷撃壊獣サンダー・ザ・キングはシャイニング・アブソーブの対象に取れる壊獣で一番攻撃力が高い。


EXデッキ

サイバー・ドラゴンを採用するなら、採用を検討できるカード。
相手の機械族デッキの対策だけでなく、こちらの機械族デッキの切り札にもなる存在。
ただし、トークンを吸収できず、【超時空戦闘機】では打点要因としての活躍はさせづらい。
また、EXデッキのライバルが多い現在では採用しないのも選択肢の一つである。


  • ギアギガントX
機械族のエクシーズモンスター。
汎用性の高いサーチ効果を持つので、是非投入したい。
一族の結束を阻害しない点も優秀。


  • セイクリッド・オメガ+セイクリッド・トレミスM7
セイクリッド・トレミスM7を重ねる事で、ビック・バイパー T301で強化が出来る。
効果の汎用性もなかなか高い。


◆魔法

  • 収縮
モンスターの攻撃力を半分にするカード。
打点が低めな超時空戦闘機の戦闘補助に大いに役に立つので優先度は高い。
超時空戦闘機は戦闘補助カード全般と相性が良いが、このカードは特に使いやすい。


  • 月の書
フィールドのモンスターを裏側守備表示にできる速攻魔法カード。
相手フィールドにモンスターを残せるこのカードは相性が良く、妨害から戦闘補助までこなせる万能カードといえる。


表示形式を変更する事で戦闘補助に使用できる。
コントロール効果もトークンを生みやすい【超時空戦闘機】では使用機会があるかもしれない。


  • 禁じられた聖槍
対象モンスターの攻撃力を800下げ、このターン魔法カードの影響を受けなくするカード。
コンバットトリックとしては少々控えめだが、ターゲットをサンダーボルトから生き残らせたり、相手の装備魔法メタといった応用法も。
また、ミラーマッチでは最大クラスの天敵となるカードである。


デメリットがあるものの機械族モンスターの攻撃力を倍にする速攻魔法カード。
機械族デッキの切り札とも言えるカードで、余裕があれば投入しても良いだろう。
デメリットの被害を抑える為、ワンショットキルを狙うなど優勢な時に使用したい。


  • フォース
フィールド上のモンスターを弱体化しつつ、超時空戦闘機を強化できるカード。
何かとネタにされがちなカードではあるが、超時空戦闘機とは相性が良く活躍を期待できる。
ちなみに自分のモンスターも対象に取ることができる。
特にオプション(トークン)を対象にしてビックバイパー(ビクトリー・バイパーXX03)を強化すると、結果的にオプションの攻撃力も上がるということは覚えておいても良いだろう。
(オプションの攻撃力はビックバイパーと常に同じになる為)
逆にオプション(トークン)に使ってしまうと強化が出来なくなる点に注意。これは後述のカードでも同様である。


  • 一騎加勢
ターン終了時まで攻撃力を1500も上げる通常魔法。
使い切りにはなるが、上昇値が高いうえに魔法・罠の除去にも強い。


  • 破天荒な風
上昇値は1000と一気加勢に劣るが、こちらは守備力も上がる。
4枚目以降の一騎加勢して、または相手のエネミーコントローラーなどを意識するのであれば、こちらを採用する理由になるだろう。


  • 強制転移
自分と相手のモンスターを入れ換える効果を持つ魔法カード。
シャインエンジェルやジェイドナイトを送りつけて戦闘破壊すれば、自分が効果を発動することができる為相性が良い。
相手が送るモンスターは相性が選ぶがネック。強力なモンスターを奪うには工夫が必要。


  • シャイニング・アブソーブ
主に壊獣とのコンボ用。
壊星壊獣ジズキエルか雷撃壊獣サンダー・ザ・キングを送り付けることで、自分フィールドのモンスターの攻撃力を3300も上昇させられる。


  • 団結の力
自分のモンスターの数×800ポイント(最大4800ポイント)の攻撃力を上げる装備魔法カード。
団結の力の上昇値はオプション(トークン)にも反映される為、
オプション(トークン)が複数体並べば、総攻撃力は容易に8000を越える。
ただし、後述の装備魔法にも言えるが、攻撃時に除去カードで返り討ちにされることもある為、過信は禁物。


  • 魔導師の力
自分の魔法・罠の数×500ポイント(最大3000ポイント)の攻撃力を上げる装備魔法カード。
爆発力では団結の力に劣るが、永続魔法やフィールド魔法を採用する場合は相性が良い。
また、魔法・罠は1ターンに何枚でもセットできる為、即効性にやや優れる。


  • サイコ・ブレイド
ライフコストが必要だが、1枚で2000ポイントもの攻撃力を上昇させられる破格の装備魔法。
1ターンに1枚しか発動できない点には注意したい。


  • デーモンの斧
攻撃力を1000ポイント上げる装備魔法カード。
爆発力では団結の力や魔導師の力、サイコ・ブレイドに劣るが、安定した火力上昇が望める。
団結の力や魔導士の力では装備魔法の枚数が足りない時には採用を検討できる。
デッキトップに戻す効果はトークン生成効果を持つカードとの相性が良いが、
自分の首を絞める可能性もあるので、無理に狙う必要は無い。
やはり除去カードには注意。


  • 月鏡の盾
確実な戦闘破壊を行えるようにする装備魔法。
効果の性質上、オプション(トークン)の強化には使用できない。
トークンの攻守が固定であるロードブリティッシュやブルーサンダーT45との相性が良い。


  • 一族の結束
墓地のモンスターの種族が1種類だけだと、自分のモンスターの攻撃力を800ポイント上げる永続魔法カード。
上昇値も悪くない為、種族統一デッキにするのであれば是非採用したい
幸いに【機械族】は種族統一デッキを組むのが非常に簡単な部類に入るが、
オネストやエフェクトヴェーラー等の汎用モンスターが使用できなくなるのが欠点。


  • オレイカルコスの結界
  • シャインスパーク
どちらも超時空戦闘機の攻撃力を500ポイント上げられる。
装備魔法にない利点として、全体強化である事、装備魔法と別のゾーンに置かれる事が挙げられる。
オレイカルコスは破壊耐性を持つため、除去にも強いのがメリット。
ただし、オレイカルコスの結界はデメリットが重め、シャインスパークは相手も強化してしまうという欠点がある。


  • 予想GUY
自分フィールドにモンスターがいない時に通常モンスターをデッキから特殊召喚できる通常魔法カード。
ビックバイパーとの相性が良く、ビックバイパー軸なら採用できる。


  • エマージェンシー・サイバー
デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスターor通常召喚できない機械族・光属性モンスター1体を手札に加える効果、無効にされた時に手札を1枚捨てて回収する効果を持つ。
オプションをサーチできる数少ないカードで、オプションを投入する場合は是非採用したい。
かつては入手がやや困難なカードだったが、再録を経て安くなった。


  • ワンチャン!?
ダメージを受けるが、オプションを強引にサーチできる。
エマージェンシー・サイバーで足りない時や他のレベル1モンスターと使い分けたい時に。


  • 地獄の暴走召喚
ビック・バイパー T301を並べてワンショットキルを狙える。
このコンボの為だけの採用になりがちであり、手札事故には注意が必要。


  • 妨げられた壊獣の眠り
壊獣を採用する場合は半ば必須カード。
モンスターを一掃しつつ、相手フィールドに戦闘破壊が可能なモンスターを新たに特殊召喚できるため、戦闘破壊が必須の超時空戦闘機と相性が良い。


  • ライトニング・チューン、ナチュラル・チューン
ライトニング・チューンはレベル4の光属性モンスター、
ナチュラル・チューンはレベル4以下の通常モンスターをチューナーにする効果を持ち、両方共トークンに対応している。
しかし、普通に使う分にはアド損であるため、リカバリーする工夫が必要になるだろう。


  • 平和の使者
ブルーサンダー以外の超時空戦闘機を守れる。


  • テラ・フォーミング
言わずと知れた万能フィールド魔法サーチ。
フィールド魔法を採用する場合はぜひ採用したい




  • 強欲で金満な壺
エクストラデッキのカードを除外して、除外した枚数に応じてドローする効果を持つ。
【超時空戦闘機】はエクストラデッキへの依存が少ないので、ぜひ採用したい。
手札事故が怖いコンボデッキにおいて手札を増やせるこのカードはとても貴重。


  • 金満で謙虚な壺
除外したエクストラデッキの枚数分デッキをめくり、その中から1枚を加える効果を持つ。
似た効果を持つ強欲で謙虚な壺に比べると、エクストラデッキを消費するが特殊召喚を阻害しない点が優秀。
強欲で金満な壺同様に【超時空戦闘機】はエクストラデッキへの依存が少ないので、ぜひ採用したい。
ただし、1ターン中に強欲で金満な壺と併用はできず、ワンショットキルが難しくなる点には注意が必要。


◆罠

  • 光子化
相手モンスターの攻撃を無効にし、その攻撃力を自分の光属性モンスターに加える効果を持つ罠カード。
コンバットトリックには使えないが、次の自分のターンに高い攻撃力で反撃できる。


  • ゲットライド!
ユニオンを採用しているデッキなら採用候補。
元ネタもコナミより販売されていた『Get Ride! アムドライバー』であり、ちょっとしたネタを仕込める。


◆汎用カード

特別シナジーは無いが、環境を意識する場合際に投入を検討できるカード。
大会に出る際は入れておくと役に立つだろう。
+ 長いので折りたたみます
  • エフェクト・ヴェーラー
相手ターンのメインフェイズ時に手札から墓地に送ることで、相手モンスターの効果を無効にする効果を持つ。
相手の強力な効果モンスターのメタになるが、一族の結束との相性は良くない。
チューナーなので、シンクロモンスターを何枚かエクストラデッキに入れておきたい。


  • 幽鬼うさぎ
フィールドのモンスター効果か表側表示の魔法、罠カードの効果が発動した時に手札、フィールドから墓地に送ることで、効果を発動したカードを破壊する効果を持つ。
ヴェーラーとは範囲が少し異なるが効果モンスターの対策になり、表側表示の魔法、罠にも対応していたりと強力な効果を持っている。
フィールドにいても使える為、シャインエンジェルや蘇生カードとの相性も結構良いが、ヴェーラー同様に一族の結束との相性は良くない。
こちらも同じくチューナー。


  • 灰流うらら
ドロー(orサーチ)、墓地肥やし、リクルートといったデッキに触れる効果を封じる効果を持つ。
このカードが一切刺さらないデッキは無いといっても過言ではなく、メタカードとしての性能は高い。
また、高い採用率故に相手が使うこのカードも意識しておきたい。


  • 増殖するG
相手が特殊召喚する度に1ドローできるカード。
こちらも刺さるデッキは多く、メタカードとしての性能は高い。
また、高い採用率故に相手が使うこのカードも意識しておきたい。


  • 汎用シンクロモンスター
チューナーを投入する場合や強制転移でチューナーを奪うことを考えるなら、エクストラデッキに何枚か投入しておきたい。
投入するチューナーのレベルやデッキの軸にもよるが、基本的にはレベル5~レベル9のモンスターを投入することになるだろう。
一族の結束との兼ね合いには注意。


  • ランク4汎用エクシーズモンスター
【超時空戦闘機】はレベル4のモンスターを多く投入する為、エクストラデッキに複数枚投入しておきたい。
カステルやヴェルズビュート等の強力なカードも多く、役に立つ機会も多いだろう。
トークンでエクシーズ召喚できない事と一族の結束との兼ね合いには注意。


  • 汎用リンクモンスター
トークンを利用して出す事が出来る。
光属性を強化してくれるハイパースターとの相性は特に良い。
一族の結束との兼ね合いには注意。


  • ブラック・ホール
フィールド上のモンスターを全て破壊する魔法カード。
超時空戦闘機の効果との相性はあまり良くないが、超時空戦闘機では倒せないモンスターの除去には役に立つ。


  • サンダー・ボルト
ついに緩和された相手フィールド上のモンスターを全て破壊する魔法カード。
こちらも超時空戦闘機の効果との相性はあまり良くないが、超時空戦闘機では倒せないモンスターの除去には役に立つ。


相手の攻撃表示のモンスターorフィールドの魔法・罠を全体除去できるカード。
サンダー・ボルトやハーピィの羽根帚と比較した場合、発動条件こそあるが腐りにくいのが利点。


万能蘇生カード。
超時空戦闘機だけでなく、オネストを蘇生し手札に戻したり、幽鬼うさぎやシャインエンジェルを蘇生させるのにも使える。
相手の切り札やチューナーを蘇生するのも良いだろう。


  • ハーピィの羽根帚
相手フィールドの魔法、罠カードを全て破壊する魔法カード。
こちらが安全に攻撃したり、メタカードの対策に役に立つ。
余裕があればデッキに投入しておいても損はないだろう。


  • サイクロン
  • コズミック・サイクロン
  • ギャラクシー・サイクロン
  • ナイトショット
  • ツインツイスター
汎用魔法、罠カード除去。
安全に攻撃を通したり、メタカードの対策として投入しても良いだろう。
環境次第で投入枚数を調整しよう。


墓地メタ、手札誘発メタとして有用な1枚。


自分の墓地のモンスターを蘇生できる永続罠カード。
超時空戦闘機だけでなく、オネストを蘇生し手札に戻したり、幽鬼うさぎやシャインエンジェルを蘇生させるのにも使える。


モンスターの召喚、反転召喚、特殊召喚成功時にフィールド上のモンスターを全て破壊する効果を持つ罠カード。
ジェイドナイトの罠耐性を付与する効果との相性が良いが、相性モンスター全て破壊すると、戦闘破壊が難しくなる事には注意。


  • 神の宣告
ライフを半分支払うことでモンスターの召喚、反転召喚、特殊召喚と魔法、罠カードの発動を無効にできるカウンター罠カード。
コストは重いが、安全に展開する時や相手の妨害など、幅広く活躍できる万能カウンター罠カード。
超時空戦闘機ではあまり意味が無いが、自分のカードにも発動できる。

  • 神の警告
ライフを2000ポイント払い、モンスターの召喚、反転召喚、特殊召喚とモンスターを特殊召喚する効果を無効にできるカウンター罠カード。
フィールドに出されると対処できないモンスターの対策に使える。
また、マクロコスモス等を無効にすることもできる。


  • 神の通告
ライフを1500ポイント支払うことで、モンスターの効果と特殊召喚を無効にできるカウンター罠カード。
モンスター効果はエフェクト・ヴェーラーなどの手札で発動する効果も無効化でき、特殊召喚の無効化もできる。
上記に2枚にも言えるが、効果でモンスターを破壊する事は超時空戦闘機との相性が良いわけではない点は注意。
しかし、現在は環境が高速化してる上、戦闘破壊だけでは対処できないデッキも増えているので、採用の余地も充分にある。


相手モンスターの効果を無効にする罠カード。
おまけの能力もかなり強力。
なお、元ネタの「夢幻泡影」とは字が違う。


◆ネタ枠

超時空戦闘機に関連するカード達。
しかしここにmここに挙げたカード達はシナジーの薄い物が多く、採用には愛が必要となる。

+ 長いので折りたたみます
  • フォース・フィールド
効果自体は使えなくないが、より汎用性の高いカードが存在している。
ザ・ヴァリュアブル・ブックのグラディウスのコラムでネタにされた。


  • オプションハンター
オプションを奪いに来るお邪魔キャラ。
OCGではオプションに関連した効果を持っていない。


  • イースター島のモアイ
  • モアイ迎撃砲
グラディウスお馴染みの置物砲台。
一応、レベルは合うが……。


グラディウスのボス達。
こちらも結構なカードが登場しており、人気も根強い。
シナジーは一切ない為、基本的に別のデッキを組むことになるだろう。
詳細は該当記事で。


  • ゴーレム
沙羅曼蛇に登場したボス。
光属性のメタ効果を持つ。


  • プロミネンス・ドラゴン
GRADIUSⅡの1面に出てくる雑魚敵。
炎属性モンスターを守る効果とエンドフェイズに500ダメージを与える効果を持つ。
こいつを2体並べる簡易的なロックをかけつつ、毎ターン1000ダメージを与えられる。
【炎属性】や【ロックバーン】での採用が主だろう。


  • 野望のゴーファー
相手モンスターを破壊する効果を持つが、相手が手札のモンスターを1枚見せただけで無効にされてしまう。
ただ、これを使ったコンボもない事はない。


  • アイツ、コイツ、ソイツ、ドイツ
グラディウスのセルフパロディ作品パロディウスシリーズの自機達。
超時空戦闘機とは種族属性共に違い、効果のシナジーもないが、【自機】というネタデッキを組むのも一興か。


  • フリントロック、フリント、フリントアタック
コナミのSTGであるXEXEXの自機をモチーフにしたカード。
グラディウスIIのスタッフ制作したというだけで、グラディウスと直接的な関係はない。
カードの方もジェイドナイト以外の超時空戦闘機とのシナジーは皆無。
【フリントロック】という専用のデッキが組まれる。


  • King of Destruction - Xexex
上記のXEXEXを名に持つカード。
World Championship 2005の優勝記念カードで公式大会では使えない。
効果は《ヴィクトリー・ドラゴン》の召喚条件を悪魔族にした物。
世界大会入賞記念カードおなじみの強力なマッチキル効果を持つが、【フリントロック】での採用は難しい。
ゲームでは「破壊王ゼクセクス」という日本語名が付けられている。
ちなみに世界に1枚しか配布されておらず、そもそも入手が非常に難しい。


  • スペースマンボウ
サンダークロスの移植企画から転じて生まれたゲームのタイトルを冠するモンスター。その縁かブルーサンダーT45とはステータスが一致する。
同作のラスボス「SUN-FISH」が後ろの方に小さく描いてある。
フレーバーテキストの「アルファード4」はSUN-FISHが発掘された惑星。


デッキの構築

大まかに分けて、
  • 《ビクトリー・バイパーXX03》《ロードブリティッシュ》《ブルーサンダーT45》といったトークンを産み出すカードを使い分ける構築
  • 《超時空戦闘機ビック・バイパー》《オプション》をメインとした構築
  • 《ビック・バイパー T301》《ビクトリー・バイパーXX03》をメインにした高火力で押し切る構築
の3つに分けられる。
相性の良いサポートや動きが異なる為、基本的にはいずれかに特化した構築が望ましい。
ロマンを求めて全種類採用するのも悪くはないが、残念ながら事故率は高まってしまう。


このデッキの注意点

  • 手札事故
コンボデッキの宿命として手札事故が起こりやすい。
上記に上がっているカードを思考停止で投入する事は避けて、本当に必要かどうかをよく吟味しつつ投入しよう。


  • 戦闘破壊が前提の効果
元々の攻撃力が低いモンスターを使って相手のモンスターを戦闘破壊しないといけない為、装備魔法や収縮などの戦闘補助カードを大量に積まないとまともに戦えない*3
更に戦闘破壊が効果のトリガーとなってるカードが多い都合上、考えも無しにモンスターを除去するカードを積むことも難しい。
しかし、戦闘をせずに相手を破壊できるモンスター、戦闘で破壊されないモンスターの対策を考えると、全く除去カードを投入しないのもかなり厳しいというジレンマに悩まされる。
壊獣で苦手なモンスターの除去と戦闘破壊対象の確保をするなど、デッキ構築のセンスが問われる所である。


  • 展開力の低さ
手札消費2~3枚でフィールドを埋め尽くす事が可能なデッキ、毎ターン安定した動きが可能な主流デッキ相手では、どれだけ防御札を用意しても物量で押し切られてしまう恐れがある。
グラディウスの高次周ばりの物量をどのように往なすかも腕の見せ所だろう。


  • オプション(トークン)の性質
オプション及び超時空戦闘機から生まれるオプショントークンは超時空戦闘機を破壊されたら纏めて破壊されてしまう。
除去が得意なデッキは天敵と言える為、メインデッキかサイドデッキに対策が欲しい。


  • メタカード
光属性・機械族というのはサポートに恵まれている反面、メタカードもかなり多く、環境で採用されているカードも多い。
有名所では、閃光を吸い込むマジック・ミラー、システム・ダウン、キメラテック・フォートレス・ドラゴンなど気を付けるべきカードは多い。
また、低攻撃力メタの魔のデッキ破壊ウイルス、装備魔法を無意味な物にしてしまう禁じられた聖槍、効果モンスターメタのスキルドレインにも弱い。
メタカードの採用率が低いフリー対戦ではともかく、大会に出る際は対策必須と言える。


追記・修正は超時空戦闘機デッキでワンキルしてからお願いします。

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最終更新:2024年01月08日 02:55

*1 ただし、OCGで使用できないカードとして、GBのゲーム特典のラーの翼神竜(攻撃力:????)がある。

*2 一応ビックバン・シュートはデメリットがある為、完全下位互換ではない。

*3 現代遊戯王における下級アタッカーの攻撃力は1800~が基準値とされる。