ライオコンボイ

登録日:2011/08/09 (火) 01:56:50
更新日:2022/10/10 Mon 20:41:03
所要時間:約 6 分で読めます






明日に向かっていくぞ!



ライオコンボイとは『ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー』の主人公にして、DIEアトラス以来の子持ちトランスフォーマー。
次作の『ビーストウォーズネオ』にも登場する。

担当声優は郷田ほづみ氏。



【概要】


身長:3m
体重:2t
スピード
ビーストモード:200km
ロボットモード:52km
飛行速度:マッハ6
ジャンプ力:7m(ビースト・ロボット共通)
最大パワー:105万馬力
テックスペック
パワー10 知能10 スピード10 耐久力10 階級10 勇気10 火力9 テクニック10 合計79

サイバトロン宇宙警備隊に所属するトランスフォーマーで、階級は惑星ガイア方面軍司令官。
性格は至って冷静沈着であり、石橋は叩いて渡るタイプ。
物事を完全に把握するまで指令を出さない為、決断力に欠ける面があるが一度決断するとその行動はとても素早い。

兄弟喧嘩の最中のガルバトロンギガストーム迷わずにライオミサイルとライオタイフーンをお見舞いする辺り、やや鬼畜なのかもしれない。

また、自身の持つエネルゴンマトリクスから生まれた分身的存在であるライオジュニアへの対応から子供は少し突き放して育てるようだ。



【本編での活躍】


小惑星からのSOSを受け副官のアパッチと共に小惑星へと向かう途中、爆発に巻き込まれて行方不明になるも、目的地の惑星ガイアには無事に着陸していた。
惑星ガイアの大気はトランスフォーマー達にとってはかなり危険である為、白いライオンをスキャンし新しい姿とライオコンボイという新しい名前を得る。
絶対絶命の危機に陥っていた部下を救出し合流、惑星ガイアに眠るアンゴルモアエネルギーを巡りデストロンとの戦いを開始する。

後に善のアンゴルモアエネルギーと自身のエネルゴンマトリックスの力によって生まれたライオジュニアに父として慕われるが、本人は父と呼ばれる事を断っている(終盤にライオジュニアに父さんと呼ばれた時は普通に反応していた)。
ちなみに、初顔合わせの時は『ママ』と呼ばれた。

終盤、惑星ガイアへと向かってくる人工惑星ネメシスを止める為に、舞台を人工惑星ネメシスへと移し戦いは激化していく。
同じく、平和を望むガルバトロンに和平・和解を持ちかけるも一蹴される。
ネメシスを止める為にライオジュニアと共にネメシス中枢にてガルバトロンと最後の戦いをくり広げるのだった……



【容姿と武装】


当初はG1コンボイに似たような姿だったが、惑星ガイアでスキャニングしてからは容姿がガラリと変わる。
ビーストモード時はスキャンした白いライオンと同じ姿であり、ロボットモード時は肩にライオンの頭部が移行し、四肢もライオンを模したものとなる。

武装はライオンの頭部から砲射塔を伸ばして放つ『ライオンミサイル』『ライオビーム』
腕のライオンの爪を展開して刃にする『ライオンクロー』
ライオンの髭を回転させて竜巻を生む『ライオンタイフーン』や火をつけ放つ『ファイヤータイフーン』
他にも、口からミサイルを撹乱させるミサイル撹乱弾が放てる。

ほとんどの武装はどちらの形態でも使用出来る。



【ビーストウォーズネオ】


前作後期で使われたものを部分的にリニューアルした新しい変身バンクと、前作を彷彿とさせるアイキャッチを引っ提げて再登場。
お兄ちゃん大帝との戦いの後、ネメシスの消滅と共に過去世界へと飛ばされたライオコンボイは、かつてのデストロンの拠点であった惑星ダイナソアに飛ばされる。
そして、マンモス先生ことビッグコンボイの訪れを待っていた。
ビッグコンボイにブレントロンの目的と黒幕(ユニクロン)を教え、彼を通常空間に戻す為に自身はダイナソアに残った。

ユニクロンとの最終決戦の時はビッグコンボイに味方し、終盤不遇な新破壊大帝マグマトロンの愛刀・マグマブレードを使いこなす。
この場面は漫画版ではビッグコンボイがマグマトロンの武器を使いユニクロンにトドメを刺したシーンである。
やり方こそ違えども、ガルバトロンとは同じ平和を求める者として認めていた以上、その遺志を踏みにじるユニクロンを許しはしなかったのはわからなくもない。
だが、この出番は見方を変えれば前作主人公が主人公の出番を掻っ攫うという悲しい出来事ともいえる。
最後はちゃんとビッグコンボイがマトリクスバスターでトドメを刺したけどね!

ユニクロンとの戦いの後はグレートコンボイという役職に出世した。
EDでは他の仲間も映っていたので全員無事だったようだ。
ダイナソアから出てこれたのはきっと『いい考え』を閃いたのだろう。

最終回の視聴者に向けた全員集合メッセージでは「私のことも忘れるな!」と残した。

【漫画版】


漫画版でも基本的な性格は変わらないが、アンゴルモアエネルギーの影響で巨大化して暴走。
ガルバトロンを容赦なくフルボッコするなど、児童誌漫画の主人公とは思えない行動に出たことも……ムチャゴリラが来てくれなかったらヤバかった。
その後は、眼力だけでヘルスクリームを脅えさせたり、ギガストームを一撃で絶命させる等、アニメ版に輪をかけたチートっぷりを発揮。

そしてネメシスの爆発により過去の世界のとある惑星(恐らくダイナソア)に飛ばされ、そこでビッグというマンモスに救われる。
しかし、アンゴルモアエネルギーの影響でデストロン化した恐竜たち(後のマグマトロンの軍勢)の攻撃で負傷し、ビッグにも瀕死の重傷を負わせてしまう。
この時にビッグを救うために自らの命をビッグに捧げてビッグコンボイを誕生させ、自身は消滅してしまう。
そのため『ネオ』には登場しないが、最終回でユニクロンと共に自爆したビッグコンボイを光の中に導いて共に消えていった……

なお、ビッグコンボイは普通のマンモスとして生まれ変わり、立派に成長した教え子たちと再会している。


ちなみに『サイボーグクロちゃん』にそっくりさんが登場してしまった。

行くぞ!アンゴルモアパワー!!

これは当時、同時期にコミックボンボンで連載されていた漫画版ビーストウォーズⅡとのコラボによるもの。
ミーくんの合体能力によるものだが"遠赤外線装置"が足りず、ヘビビンガーにフルボッコにされる。

クロ「顔がヘンだからじゃねーの!?」

サイボーグライオンであるダンクにコタツを持って来てもらいダンクごと合体→「復 活!」(キリッ

後にアニメ版にも出ている。



【海外展開】


日本オリジナルのトランスフォーマーであるが、アメコミにも出演している。
また、独自のセイバートロンモードも登場。

名前はアメリカなので改名されるかと思われたが、そのままライオコンボイとしてビッグコンボイと一緒に登場した。
『Transformers Universe』における『ギャラクシーフォース』のライガージャックのリデコ等では「Leo Prime(レオプライム)」とアメリカ準拠の名前に変わっている。



【玩具】


放映当時はリーダークラス相当の玩具が発売された。
スタイルに関しては当時の技術の限界かアニメとは若干違う体系になっているものの、プロポーションは良好。
スプリングによる鬣内の武装展開ギミックやライオタイフーンもギミックも小気味よく、それもあってか全体的な完成度は高い。
ブラックライオコンボイやフラッシュライオコンボイといったリカラー商品も発売されている。
じつは司令官玩具の中で初めてマトリクスを再現した商品でもある。

後に『ロボットマスターズ』で発売された際には、サイズは縮んだが顔の造詣がアニメ版準拠に。
スタイルもアニメ版準拠のヒーロー体型になった。
武装展開やライオタイフーンも、手動展開になったりしながらも極力再現されている。
こちらもブラックバージョンや特製カラーが存在する。

ブーム真っ只中のためBWⅡの玩具は大量に生産されており、この商品も一時はワンコインで買えた時もあった。
しかし人気は高かったので売れに売れ、在庫も尽きたのか現在は中古ショップ等で高値で購入するしかない。


海外では前述の『Universe』にてリデコとして発売されたもの等がある。


2012年12月になり、「アームズマイクロンシリーズ」において「マキシマル上級司令官 レオプライム」が発売。
海外における「プライム RID」サンダートロンの色替えの日本オリジナルキャラで、カラーリングの主体が青から赤に変わった。
トランスフォーマー プライム』本編には登場しないが、パッケージにはロボットモードとビーストモードのCGが描かれている。
また、発売前の段階ではチラシに「サンダートロン」と書かれていた。

設定としてはユニクロンの脅威を察知して遠い次元から渡ってきた偉大な長老で、出身世界では「グレートライオコンボイ」という名で知られている。
つまりアニメのライオコンボイ本人ということである。
顔には髭を生やしており貫禄がある。
ここまで生きているとは、さすが異能生存体
名前に関しては「世界観に合わせて別名を名乗った」という設定である。

海外のエネルゴンクローの変わりに付属するマイクロンのエルピーはビーストウォーズⅡのムーンによく似ている。
エルピー形態からエネルゴンマトリクスの力を引き出す太古の剣「エンシェント・ソード」に変形することができる。
時空の混乱を防ぐため彼自身が本編の戦いに直接干渉することはないが、再びユニクロンが目覚めた時にはエンシェント・ソードでその悪の力に対抗するとされる。

海賊であるサンダートロンの名残として右足の義足ギミックがあり、外した足パーツを武器として腕部に装着できる。
また、ビーストモードの背中に武器を装備した彼らを見てゾイドを思い浮かべる人も多いようだ。
タカラトミーという会社的に多少意識したのだろうか。


なお、サンダートロン及びレオプライムの色替え商品として、古のソードボット「ゴウプライム」
と未来のチータス「アルファトライザー」が存在する。

そして、2020年2月にマスターピースで発売された。 


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最終更新:2022年10月10日 20:41