エマージー・マクスフェル(スクライド)

登録日:2010/04/18(日) 22:01:55
更新日:2024/01/18 Thu 20:23:10
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(次回予告のあの声とBGMで再生して下さい。)


窮地!
追い詰められた者は、生き延びたいと強く願う!
生を渇望する!
崖っぷちに追い込まれた「エマージー・マクスフェル」も大声で泣き叫ぶ!
そして天からの来訪者は、神か?悪魔か?スーパーピンチか?




『助けてぇ!ボクの!スーパーピンチクラッシャー!!!』


声:千葉一伸

ホーリーのA級隊員。マーティン・ジグマールの懐刀。
通称「崖っぷちのマクスフェル」
元はインナー出身で、アルター使い故に迫害を受け、ピンチになった経歴を持つ。

玩具好きで、インナーの子供たちにロボット物の玩具をプレゼントしていた。

ホーリーの制服の下に仮面ライダーのような特殊スーツと赤いマフラーを装備しており、カズマのシェルブリットの猛攻を耐える事が出来る。


戦闘中以外にも挑戦的な振る舞いが多いが、これは自らをピンチにするための演出と称しており、ピンチに追い詰められるとアルターが発動する。


作中ではシェルブリットの新たな力を獲得したカズマの前に登場。
挑発的な発言の数々に加え、子供に配布した玩具に遠隔操作爆弾を仕込むなどでカズマを怒らせ、戦闘となる。

……が、上記の通りそれは「ピンチにならないと発動しない」自分のアルターを発動するための策略。
心身共に(ワザと)追い詰められた事で「スーパーピンチクラッシャー」を出現させ、一転してカズマを追い詰める。

しかし、その「自分のアルターなのに『自分がピンチの時に守ってくれる存在』=『自分自身の力と見ていない』」様を「「縋り付いてるだけのバカ」」と喝破され、向こう側の力に覚醒したカズマの一撃によってアルターを破壊される。

『お前のピンチもこれまでだぁ!!!』

そして、消えなかったラストチャンスソードが自身の近くに突き刺さって周囲が崩壊し、海に落下。
幸いホーリーによって救出されたが、敗北によって精神が崩壊。玩具で遊ぶ子供の如く幼児退行してしまうという哀れな末路を迎える。 

彼の末路に劉鳳や瓜核が心を傷める様子があったので、素の性格はそれほど悪い奴ではなかったのかもしれない。
打算があったとはいえ物資が貧窮でロクに玩具もない、インナーの子供達にロボットの玩具を配って周り、一緒に遊んであげるくらい、いい奴。


自らのアルターを発動させるために常に攻撃されるためドラマCDでは真性のマゾと言われた。
また、肉体にダメージを受けなくても精神的にピンチになればアルターの発動は可能である。
ちなみに瓜核曰く「緊張が絶頂に達する前に気絶させる事」が攻略法らしい。
また(作中では深く言及されていないが)精神が高揚するとクーガーよろしく結構な早口となる。



◆アルター能力:「スーパーピンチ

エマージーがピンチに陥ると、腕時計がブレスレット「Pコマンダー」に変化。これに命令を叫ぶことで、勇者シリーズに登場するようなロボット「スーパーピンチクラッシャー」を操ることが出来る。
また、ブレスレットからエマージー本人の周囲にピンチガードというバリアを発生させることも出来る。
逆に言えば、エマージー自身にピンチが訪れないと能力が一切発動できない。

条件を満たさなければ効果を持たないアルター使いはいるが、条件を満たさないと生成すらできないアルター使いは珍しい。
作中では瓜核のスイカくらいである。

世界観間違えてるようなふざけた能力だが、ピンチになればなる程強くなるという特性故に、実際の戦闘力はかなり高い。

この極端すぎる発動条件は、彼が幼少の頃ピンチに陥った際にスーパーピンチクラッシャーを生成した事で「自分のピンチにはロボットが助けに来てくれる」という感覚に未だに囚われているからだと思われる。

つまり、彼のアルターは自分の力として生成するものはなく、自分がピンチの時に助けてくれるものでしかない。

攻防共に非常に強力なアルターだが、この心の弱さがカズマとの戦いの敗因となった。


  • アルター能力詳細
スーパーピンチクラッシャー
自立稼働型。エマージーのピンチに天より駆けつける。
勇者シリーズに登場するような巨大ロボットをブレスレット「Pコマンダー」と同時に生成する。
無駄に格好いい。無駄に。

エマージーが幼い頃に拾ったロボットの玩具が由来。
そもそもかなりの巨体な上、パワードライフルなど武器を使いこなすため、破壊力はかなり高い。


グレート・ピンチクラッシャー
前述のスーパーピンチクラッシャーに、エマージーの「超ピンチ合体」のかけ声と共に、新たに召還された鳥型ロボット、「ピンチバード」が合体することで生まれる超巨大ロボット。
ただでさえ大きかったスーパーピンチクラッシャーが胸部に収まってしまうほどの大きさ。
パワーや逞しさもスーパーピンチクラッシャーを大きく上回る。
やっぱり無駄に格好いい。

胸部の横と額に存在する砲口からの一斉射撃「デンジャーハザード」
ピンチバードの羽が変形することにより、装備された「ラストチャンスソード」による「逆転閃光カット」を必殺技とする。

劇中ではカズマのシェルブリットバーストと同等の威力を持つ。



モチーフは大隆起が起きる前に本土で大人気だったロボットアニメ。



漫画版ではさらに最終合体のファイナルピンチクラッシャーが登場。
デザインのまさひろ山根氏の寄稿によるとグレートピンチクラッシャーとスーパーチャンスが超トリプルピンチ合体したものらしい。
しかしカズマにしゃらくせぇ!!と1コマかつワンパンで粉砕された。


◆余談
エマージーとスーパーピンチクラッシャーが登場した回は作画に超気合が入っており、合体に実体剣装備。巨大兵器と勇者シリーズを彷彿させる。
その上、超ノリノリの専用BGMもある。
あげくの果てに、必殺技「逆転閃光カット」は勇者シリーズ伝統の構え(青空バックに実体剣を構え日光で刃を光らす。片足を振り上げ剣を背中まで振りかぶる必殺技)と、いい意味でサンライズの本気がうかがえる。

とゆーか「スーパーピンチクラッシャー」を主役ロボとする勇者シリーズが作れそうなほどである。

また似た様な特徴(外観、シチュ含めて)を持つメカとして
勇者の魂=ガン×ソードエルドラⅤ
東洋の神秘=ビッグ・オーベック・ザ・グレートRX3が存在する。
前者はスクライドと同じスタッフによるセルフパロも兼ねており、遊び心と熱さが感じられる演出にもなっている。


スーパーピンチクラッシャーのバトルBGMは著作のないもので、サンライズでは時折使用されている。


主な発言
「謹んで、謝罪の意を表明する」

「怒りを信念に昇華させた素晴らしい攻撃です…。となると、私も対応を決めないとね…」

「私の名はエマージー・マクスフェル。またの名を、『崖っぷちのマクスフェル』。どんなピンチも乗り越える男です」

「良識ある戦いの基本は専守防衛です…」

「…はっ! 驚きましたかぁ!? 今のあなたの顔は後世に残したいほど傑作でしたよぉ!?」

「ピンチだ……デンジャラスだ……僕がピンチだぁあっ!? 助けてぇえええぇっ!!
ボクの! スーパーピンチクラッシャー!!!」

「ああっ! 来てくれた!
僕のピンチに来てくれた! 呼べば必ずやって来る。無敵のヒーローが!」

「そんな……無敵の、ヒーロー。僕のヒーローが………
誰か…誰か! 僕のヒーローをぉ!!」


追記・修正してぇえええぇっ!!
ボクの! スーパーピンチクラッシャー!!!


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最終更新:2024年01月18日 20:23