マグマトロン

登録日:2012/02/29(水) 18:56:07
更新日:2024/02/24 Sat 10:27:00
所要時間:約 5 分で読めます







宇宙に破壊大帝は二人はいらない。

ワシ一人いればいい!




CV:流山児祥


【概要】


身長:4.5m
体重:5t
パワー:130万馬力
スピード
ロボモード:時速90km
ビーストモード:時速80km
飛行速度:マッハ6
テックスペック
パワー10 知力10 スピード10 耐久力10 階級10 勇気10 火力9 テクニック10 合計79

デストロンの破壊大帝。
かつて、人工惑星ネメシスの爆発で飛び散ったアンゴルモアエネルギーを奪取することで宇宙の支配を目論んでいる。
ビーストモードでは3体の恐竜「ランドサウルス(ティラノサウルス)」「スカイサウルス(プテラノドン)」「シーサウルス(プレシオサウルス)」に分離。
3体を直列繋ぎに合体することでケンタウロスにも似た「マグマサウルス」になり、人型では出来ないような動きを取れる。
この形態を応用した戦術で、ライバルであるビッグコンボイを苦戦させた。
なお、マグマサウルス時はエフェクトが掛かった声になり、一人称も「ワシ」から「オレ」に変わる。
ロボットモードになる際、ランドサウルスが下半身&胴体、シーサウルスが両腕部&背部、スカイサウルスが頭部を構成し合体する。

【武装】

主な武器は漆黒の大剣「マグマブレード」。
このマグマブレードは刀身がミサイルになっており、そこから「マグマロケット」と、柄から「ギガミサイル」として発射することも可能。
他にも翼からミサイルを撃つ「ウイングミサイル」(玩具はこれもマグマブレードから発射可能)や、シーサウルスの胴体である盾「マグマシールド」、左肩のシーサウルスが頭突きする「マグマアタック」等、武装が豊富。
マグマシールドのヒレをアームとして挟み込む「シールドクラッシャー」という技も存在する。


【性格】

獰猛さと知性さを兼ね備えており、部下からの信頼も篤い。
任務で部下を転送する際には突き放すような命令はせず「行ってくれるか?」などと部下を気遣う言葉をかける場面がある。
セイバーバックが任務で手こずった際も、手際の悪さは一切責めず責任転嫁にしか取れない発言を叱るなど良識的なお方である。
D-NAVIの「本日の名前(という名の合言葉)」も覚えており、彼女から聞かれた際には律儀にも呼んでいる。
急いで転送を求めるときも「D-NAVI…いやジュネディーヌ!早くオレを転送しろ!」と本日の名前を忘れずに呼んでいる。
しかも全部と言っていいほど名前を覚えており、宇宙の彼方に飛ばされてから帰還した際には通信で過去の名前を手当たり次第に呼び掛けている。
そのような点においては、前作のガルバトロンと並んで理想の上司と言えよう。

実はアンゴルモアエネルギーを手に入れようとしたのは、ユニクロンが何らかの原因で復活した場合は、それ以上の力で対抗しようとしたからである。
過去にガルバトロンが本来の使命を忘れてユニクロンに代わって宇宙を支配しようとしたが、エネルギーの取り込みに失敗して宇宙中に分散させてしまった。
そのせいでユニクロンの復活が早まったのではないかと、マグマトロンは考えていた。
第3勢力・ブレントロンが出現した際、その背後にいるユニクロンの存在にいち早く気付き、突然エネルギー奪取に焦りと苛立ちを見せるようになる。
そして自分が部下諸共死ぬような手段を使ってまでブレントロンを倒し復活を阻止しようとした。
だがそれが裏目に出て、ガイルダートを除く部下達はその真意に気付かず、マグマトロンに不信感を抱くようになってしまった。

また、何があっても必ず生き残る異能生存体でもある(詳しくは後述)


【本編での活躍】

プロローグではある惑星に要塞基地を構え、サイバトロン軍を圧倒。
この時、マッハキックが所属していたサラブレッド部隊を壊滅させた。
だが、単身で乗り込んできたビッグコンボイに敗れ、基地ごと破壊されてしまう。


お前…一人で?

昔から、つるむのは嫌いでね。


しかもほぼ不意打ちで倒された。
その後、宇宙に飛び散ったアンゴルモアカプセルの存在を知り、ビッグコンボイ率いるサイバトロン軍とカプセル争奪戦を繰り広げる。

途中でアルカディスも加入し、カプセルの集め具合も一進一退となっていった。
時にはマグマトロン自身が戦場に赴くこともあった。

終盤、ブレントロンの出現でカプセルが奪われてしまったことで、ユニクロン復活を阻止するために単身でアジトへ向かう。

そこで死んだ筈のガルバトロンと遭遇するも、その正体はユニクロンだった。善戦むなしく時空の歪みへ追放されてしまう。


マグマトロンは死なん。ユニクロンへの恨みを晴らすまで…

そして、真の破壊大帝として宇宙に君臨するまで!


しかし執念はすさまじく、セイバートロン星の戦いでは時空の歪みから生還。ユニクロンをベクターシグマのコンピュータから引き剥がす。


このマグマトロン、思い上がるのが性分でな!


だが今度は、ユニクロンに全てのエネルギーを奪われて、マグマブレードを残して消滅してしまった…。



…と思ったら、ユニクロン撃破後にまさかの



大☆復☆活



ワシもまだまだ暴れ足りんぞ!!


信頼を取り戻した部下達を引き連れ、卒業式を迎えんとしたビッグコンボイ達の元へ「お前らだけ卒業なんてズルイぞ!」と乱入。
その様は、まるで不良学校同士のケンカであったという…

その後は荒廃したセイバートロン星の復興作業を手伝っており、ビッグコンボイとは相変わらず(?)仲が悪いようだ。

最終回の視聴者に向けた全員集合メッセージでは「いい子でいろよ」と残した。

余談だが、マグマトロンの合体変身バンクは合体をテンポよく丁寧に描いている*1ため悪役らしからぬカッコ良さがあり、
特にポーズを決めたときの止め絵が本作トップクラスのカッコ良さなのだが、初お披露目が非常に遅い。
マグマサウルス初登場がビッグコンボイのロボットモードと同じ6話、ロボットモードのバンク初登場が15話OP。
しかしOPの変身バンクは途中で画面が四分割されるため、変身完了の止め絵が小さくて見づらい。
29話以降では、途中で他のデストロンのバンクが並ぶ中、中央に映されるがあまり変わらない。
更に本編ではロボットモード変身バンクがなかなか披露されず、初めて見られるのはまさかの28話。
視聴者はなんと4ヶ月も待たされた上、その頃には物語も既に終盤へと差し掛かっていた。
結局終わってみればロボットモード、マグマサウルスの変身バンクは3回ずつしか登場しなかった。



【漫画版】

漫画版では「武人」として色濃く描かれている。
ビッグコンボイと同じ星の出身で、元々は荒くれ者の恐竜だった。
部下となる恐竜達と共に神の石と呼ぶアンゴルモアカプセルの光を浴びたことでトランスフォーマー化。アンゴルモアエネルギーにより、生まれた直後にもかかわらずライオコンボイを倒して宇宙へ進出した。
ビッグコンボイとは違って恐竜時代の記憶を持っており、そのことで彼を挑発し続けることもあった。
サイバトロン軍との戦いで部下を全て失い、ユニクロンからブレントロンを与えられる。

ビッグコンボイ…今流されるべきは涙ではない…我らの(ユニクロン)の血なのだ!!!

ブレントロンでサイバトロン軍を追い詰めるも、自身がユニクロンに利用されていたことを知り、戦闘機械(ワンマンズアーミー)にされたことを呪うビッグコンボイに上記の台詞を聞かせ、共闘することになる。
そのままザウルスモードに変形し、ビッグコンボイを載せて力を合わせてブレントロンを倒していくも、ユニクロンに捕食されてしまう。*2
頭だけ吐き出されたマグマトロンは、愛剣マグマブレードをビッグコンボイに託し、自分に武人(もののふ)としての誇りある死」を与えるよう嘆願する。

ビ…ビッグコンボイ……貴様との付き合いも長かったな……最期に頼みを……聞いてくれるか……

こ……このマグマブレードで……オレに……死を……武人(もののふ)としての死を……頼む……

そ、そして貴様の手で……あのユニクロンを倒すのだ!!

………………………わかった……



その願いは叶えられ、マグマブレードはユニクロンとの決戦での勝利の鍵となる。
ちなみにアニメ版だと、マグマブレードはライオコンボイに使われていた。



【アメコミ版】

和製ビーストの面々が出演する『BEAST WARS:THE CATHERING』では最重要人物で、デストロンの将軍という設定。
失われたデストロンの栄光を取り戻すため、ジャガーの情報から地球に眠るデストロン兵士達を目覚めさせた。


【玩具】

ビッグコンボイと並んで出来がかなり良い。分離合体もマグマサウルスへの合体も武器も全て再現されている。
マグマブレードの刀身をスプリングで発射可能だが、ロック機構があり暴発しない等配慮も完璧。
変形難易度が頂点に達していた時期のため、その変形は初見ではわからないを通り越して意味不明レベル。




D-NAVI、この項目を追記・修正しろ。

アタシの今日の名前は何だったかしら?

……ツヴァイ、頼むぞ。


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最終更新:2024年02月24日 10:27

*1 ビッグコンボイが5秒だったのに対してマグマトロンの合体変身は8秒。合体のお約束である顔がアップになって両目が点灯するシーンなどもその8秒に盛り込まれている。

*2 ビッグコンボイも食われかけたが、ハインラッドが時間停止で割り込み救出した。