DRACU-RIOT!

登録日:2012/04/08(日) 23:54:43
更新日:2024/04/05 Fri 22:19:56
所要時間:約 5 分で読めます




童貞捨てるつもりが、人間辞めてました



DRACU-RIOT(ドラクリオット)!」は、2012年3月30日にゆずソフトから発売された18禁アダルトゲームの6作目。

概要

原画、キャラクターデザインにゆずソフトではお馴染みのむりりん、こぶいちの両氏に加え、SD原画にはこもわた遙華氏。

そしてシナリオには天宮リツ氏の他「スズノネセブン!」や「カミカゼ☆エクスプローラー!」を手掛けた姫ノ木あく氏と、イチャラブ描写に定評のあるJ・さいろー氏を採用している。

販促にもかなり力を入れており、本編発売前にヒロイン達のキャラクターソングCDを発売した他、OPムービーでは「天神乱漫」では出来なかった全編フルアニメーションを使用。

ちなみにタイトルは『DRACULA(ドラキュラ)(吸血鬼)』と『RIOT(ライオット)(騒動)』の2つの単語を組み合わせて生まれたとカウントダウンムービーで明かされている。


□ストーリー


『脱童貞!』(それでも素人童貞です)

構造改革特別区 海上都市――『アクア・エデン』
カジノや風俗などが合法となった日本で唯一の、特別な島。

その島に、大きな目的を掲げてとある学生は訪れる。彼の目的は『童貞を卒業すること』だった。
そんな彼の友達でもある主人公――六連(むつら)佑斗(ゆうと)は、大それた目的のことなど知らぬまま、友達とのただの旅行を楽しむために海上都市を訪れる。

その都市で、佑斗は誘拐事件を目撃!
見過ごすことはできないと、その誘拐事件に首を突っ込んだ佑斗は――なんと“吸血鬼”となってしまうっ!!

吸血鬼となった佑斗は本土に戻ることができず、海上都市で暮らすことに……
しかしそれは、これから始まる物語のほんの入り口にしか過ぎなかった。

真夜中に授業が行われる学園に、月夜を闊歩するクラスメイトたち。
これまで体験したことのない常識はずれな大騒動に胸を躍らせていく。

そうして、吸血鬼と人間が共生する海上都市で、甘く切ない夜の物語が幕を開けるのだった――


□登場人物

キャラクターの名前は「星の名前」から取られている。

○メインキャラクター

  • 六連(むつら)佑斗(ゆうと)(CV.日野聡※ドラマCD)
人間辞めてた主人公。『ゆずソフト』作品主人公の例に漏れず、彼女がいたことがないイケメン。一人称は「俺」。血液型はO型。
予備知識も何もなく突然吸血鬼になったため、体質の急激な変化や人間と吸血鬼の価値観や社会の違いに四苦八苦することになる。
また、彼の吸血鬼としての能力や特性には不可解な部分も見られ、一部ルートではこのことが物語の鍵を握る。
吸血鬼になったので酒はいくらでも飲めるが、本人はバーでもコーラを好んで飲む。
基本的に常識人で、エリナの性的な発言や莉音のド天然発言等にはきっちりツッコミを入れる。
登場人物のほとんどから「優しい」と評される。莉音は怒ったところを見た事が無いらしい。
親はおらず、天涯孤独。幼い頃は孤児院で育ち、その生まれから周囲にあらぬ偏見を持たれたこともあったという。
海上都市に来るまでは一人暮らしをしており、それ故に家事は一通りできる。
寮では他の寮生共々莉音の厚意に甘えているが、莉音√では体調を崩した彼女の代わりに手料理を振る舞っていて、
食べた寮生たち曰く、(莉音の料理と比べて)見た目はともかく味は美味しいと評価されている。ちなみに運転免許も取得済み。
また、小学生の頃に大きな手術をして、長期入院したため、実は転校先で同学年の美羽や梓よりも実年齢は上である。
このテのゲームの主人公特有のラッキースケベ体質でもあり、(ヒロインたちに隙が多い*1せいもあるが)特に着替え中に鉢合わせるパターンが多め。
割と朴念仁で童貞だが、決めるべき時はきっちり決めるし、えちぃ場面ではベッドヤクザと化す。
エリナいわくアブノーマルらしい。
実際はエリナの誘い方(バニー、裸リボンなど)にも問題があるのだが本人も認めている。

+ 共通ルートにおけるネタバレ
吸血鬼となった彼は、吸血することで複数の特殊能力を扱えるという特異な性質を身に着けており、
同じく複数の特殊能力を扱えるとされる「吸血鬼喰い」(ライカンスロープ)の疑いが浮上している。
ただし、ライカンスロープは文字通り「他の吸血鬼を喰らってその能力を奪う」というやり方で複数の特殊能力を有するとされており、
「吸血鬼になったのがつい最近のことで、それまでは人間として暮らしていた佑斗が他の吸血鬼を喰らっているはずがない」という理由から、
「複数の特殊能力が使える、ライカンスロープに似た特殊な吸血鬼」と結論付けられたが、佑斗が吸血鬼になった経緯自体公にできないという事情もあり、
このことを周囲に知られると「吸血鬼喰い」の疑いを持たれ、無用な騒ぎを招くという懸念から、小夜、アンナ、扇の間で秘されることとなった(目撃した美羽は例外)。
ちなみに、一番初めに使ったのは美羽の服のボタンをはじき飛ばした念動力だが、風紀班の前で最初に使った特殊能力は「身体硬化」だったため、
職場や風紀班の人間が教師として働いている学校では、吸血することで扱える特殊能力は「身体硬化」ということになっている。

+ 梓、莉音√で明かされる真実
正体は、とあるオリジナルのライカンスロープの因子を埋め込まれた、いわば「人造ライカンスロープ」。
他の吸血鬼を喰らうことなく複数の特殊能力を扱えたのは、オリジナルが他の吸血鬼を喰らって得た特殊能力が佑斗にも継承されたことによる。
ちなみに、因子が埋め込まれたのは、かつて小学生の佑斗が「大きな手術」を受けた病院。つまり、人間だった頃に既に埋め込まれていた。


海上都市(アクア・エデン)”で主人公が初めて出会う吸血鬼。パッケージなどの扱い的にはメインヒロイン。一人称は「私」
海上都市を管理する「特区管理事務局(通称:陰陽局)」内で、主に治安維持を担う「風紀班」として働いている。
佑斗が吸血鬼になったのは、彼女が誘拐された(実際には囮捜査であった)騒動に首を突っ込んだせいであるため、
美羽はそのことに責任を感じており、同じ寮に住むことになったのもあって、佑斗を気に掛けている。
性格はS寄り(本人はMを自称)だが、面倒見が良い姉御肌気質でもあり、風紀班で働くことになった佑斗の先輩兼バディとして彼をフォローする。
淫語を平然と言うのが大人の女性という誤った認識を持っているが、本人が初心なため、言う度に頬を赤らめたり、照れて噛んだりする。かわいい。
また、彼女のえちぃシーンでは、男のアレの呼び方を選択出来る素敵仕様となっている。
能力は念動力。弾丸を空中で止めるのはお手の物であり、戦闘において、非常に汎用性が高い。

  • 布良(めら)(あずさ)(CV.佐藤しずく)
佑斗と同じ寮に住む事になるヒロインの一人。佑斗とヒロインたちが住む寮の寮長を務める。一人称は「私」
佑斗を含めて吸血鬼ばかりの寮で唯一の人間だが、島に住んで長いため、基本的に夜に活動するなど生活習慣は吸血鬼に近くなっている。
ショートの黒髪に童顔、小柄な体格故に初対面の人や親しくない人にはまず実年齢より幼く見られるが、美羽とは同い年の同学年。
風紀班に所属しており、佑斗や美羽とは同僚の関係。射撃を得意としており、有事の際には麻酔銃による正確な射撃で暴徒鎮圧などを行うが、
普段の業務は主に違法な裏ビデオのチェック等であり、そちらは後述の性格もあって色々辛い様子。ちなみに制服は、ある事が原因で巫女服となっている。
また、人間であるため、吸血鬼関連の事件で相手が特殊能力を使用した際、それに対抗するために佑斗や美羽に血を提供する役割も担っている。
寮長らしく面倒見が良い温厚な性格だが、性的な事にはほとんど免疫がなく、そういうトラブルに巻き込まれると真っ赤になって慌てるが、
上述の普段の業務のせいもあって性的な用語などには詳しい。彼女のルートではそれがえちぃな方面に作用しており、作中最エロ候補の一人。
卒業に至るゲーム巨乳と微妙に似ている為公式でネタにされた。銃のデザインがかなり残念。
何故か彼女の√はキャラの呼び方が安定していない。アフターはかなりシリアスな個別√と異なり完全にギャグテイスト。

  • 稲叢(いなむら)莉音(りお)(CV.鮎川ひなた)
佑斗と同じ寮にs(ry。喫茶店アレキサンドでウェイトレスとして働く吸血鬼。一人称は「わたし」
劇中でもトップクラスのナイスバディの持ち主だが、性的な事や恋愛事にはまったく免疫も知識もなく、*2
よく(彼女視点で)分からない(エロ)単語を口走るエリナにその意味を訊ねたりしているが、その度に梓などのブロックが入っている。*3
炊事洗濯などの寮の家事を、本人の希望で他の寮生の分も楽しんで行っており、特に彼女の手料理は寮生から非常に好評を得ている。
お人好しでとても家庭的というお嫁さんに欲しくなるタイプ。ちなみに美羽や佑斗達より一つ年下であり、同学年のエリナ以外を「先輩」を付けて呼ぶ。
発売前は店舗特典の絵柄が一人だけ少なかったりカウントダウンで首が飛んだりして「莉ッピー」と呼ばれ弄られていたが、本編では多くの紳士を萌え殺した。
能力は怪力。鉄骨を持ち上げるほどの馬力を持っており、吸血していない状態でも、掃除機を重く感じないほど。本人は女の子らしくないからか、この能力にコンプレックスを持っている。

  • エリナ・オレゴヴナ・アヴェーン(CV.鈴木恵莉央)
佑斗t(ry。一人称は「ワタシ」あるいは「エリナ」
カジノでバニーガールとして働く(実際はディーラー見習いだが)。ロシア生まれの吸血鬼。
銀(白)髪でバニーと卒業に至るゲームメインヒロインに似ているが偶然。声も似てるような気がするが気のせい。
性的な事に興味深々で美羽にすらビッチと言われるが、処女。性的な単語や事柄に明け透け過ぎて佑斗から辟易される場面もあるが、処女。
その言動は梓の悩みの種でもあり、特にエリナとは正反対に性的な事に非常に疎い莉音が傍にいると(周囲にとって)大変なことになる。
佑斗たちを「先輩」と呼び、敬語で接する莉音と異なり、「ユート」(佑斗)や「ミュー」(美羽)等とあだ名やファーストネームで彼らを呼び、
敬語なども使わず、同い年の友人のようにフレンドリーに接している。また、出身故に時折発言にロシア語が混じる。が、英語が混じったりもする。
羞恥と慎みが若干足りないが実際は一途な純情娘。自分のルート以外ではイタズラ好きでノリの良いキャラだが、ルートに入ると意外な一面も見せてくれる。
発売前人気投票では見事一位に輝いた。
能力は電撃。吸血することで、体から電気を発生させる。また、吸血していなくても、妨害電波など電気的信号によっては、体調に影響が出ることもある。
とある理由から、彼女はこの能力を人前で使った事が無く、寮の皆にも能力について話したことが無いらしい。


○サブキャラクター

  • ニコラ・ケフェウス(CV.浅野ゆず)
佑斗達と同じ寮に住む、最後に登場する生徒。吸血鬼。一人称は「ボク」
フォーマルな(男性用の)黒服(改造制服)に身を包み、黒いマントも身に付けているとある意味最も『吸血鬼』のイメージに近い風貌だが、
これは当人が厨二病患者で、吸血鬼の伝承などに憧れているのが理由。ちなみにオッドアイに見えるが、実際にはカラコンである。
厨二病らしく言動は大仰で詞的だが、性格そのものは友達想いで優しい好人物であり、佑斗を含めた寮生やクラスメイトからは生暖かい目で接されている。
しかし、それ以外のことになると途端にメンタルが弱くなる。
また、あまりにも素の対応やツッコミ、言ってしまえば「マジレス」や「スルー」をされるといたたまれなくなるくらいには常識も持ち合わせている。

+ ネタバレ
佑斗は寮のメンバーの中で自分以外の唯一の男と思っていたようだが、実は女の子。
当人曰く、佑斗に自分の性別が誤解されていることは何となく察していたが、別に不都合がなかったことから敢えて訂正しなかったという。
ちなみに、当人たち以外の寮生は佑斗がニコラの性別を誤解しているとは思っておらず、性別を知って驚く佑斗に「知らなかったの?」ときょとんとしていた。
一応ルートは短いが攻略可能。攻略できるサブヒロイン枠である。
彼女のルートでのみ女性であることが明かされるが、その際のおっぱいの変化がヤバい。
また、それ以外のルートでは佑斗から男性と見られているが、よくよく文を読むとニコラ当人や周囲は「ニコラが男子生徒である」とは一度も言及せず、明確な男扱いもしていない。

  • 大房(おおふさ)ひよ()(CV.金松由花)
佑斗達のクラスメイト。一人称は「私」。梓と同じく人間だが、吸血鬼にも普通に接しており、偏見も持っていない。
喫茶店アレキサンドで働いており、莉音の同僚で先輩にあたる。性的なことには知識はあるようだが免疫はない。
残念ながら攻略不可。

  • 荒神(あらがみ)小夜(さよ)(CV.青葉りんご)
“海上都市”の市長で吸血鬼。ロリババァ。一人称は「ワシ」
高速回復の能力を持ち、少なくとも200年以上生きている他、心臓を潰されても一分程度で復活する。
「~のじゃ」口調でノリは良いが、怒らせると怖い。実は自分のロリ体型を気にしている節もある。
実は年齢についてはサバを読(ry

小夜の補佐役の吸血鬼。一人称は「私」。小夜同様長く生きており、100歳は超えている。片眼鏡を付けていて落ち着いた大人の女性といった風貌をしている。常に車椅子に乗りながら移動する。
小夜の見た目が吸血鬼の代表というには幼すぎるため、対外的にはアンナが代表であるかのように装っている。
彼女も再生能力を持っているが、小夜ほど強くはなく、体は老いてきているらしく、余り長く生きられないことが示唆されている。

  • 淡路(あわじ)萌香(もえか)(CV.高井戸雫)
喫茶店アレキサンドのマスターで、陰陽局の監督班に所属する人間。主に風俗街を監督している。一人称は「アタシ」。色っぽいお姉さんキャラだが攻略不可。
情報通で、梓がいつまでおねしょしてたか位なら余裕で調べられる。
枡形に想いを寄せているようではあるが、本人にはちっとも伝わっておらず、時折ため息をついている場面も。

  • (おうぎ)元樹(もとき)(CV.ワンモアチャンス)
自身も吸血鬼である、吸血鬼の医者。一人称は「僕」
イケメンで優秀な医師なのだが、同性愛者であり、女性には(紳士的には接するが)興味がなく、
劇中では一目惚れした佑斗に、診察を名目に時折セクハラを働く困った人。
ちなみにゲーム中では上半身裸姿がおがめる。仮にも美少女ゲームで誰が得するんだこれ…

  • 枡形(ますかた)兵馬(ひょうま)(CV.デビルかとう)
佑斗や美羽、梓が所属する風紀班の職員で、彼らの直属の上司にあたる。学院の教師も務めている人間(授業を受け持っているわけではないが)。一人称は「俺」
いかにもくたびれた中年男性という風貌だが、仕事に関してはやり手。
妻帯しておらず独身だが、女性関係はてんでダメで、特に萌香関係で朴念仁な言動をしては彼女や女性部下に呆れられることも。

  • 倉端(くらはし)直太(なおた)(CV.古河徹人)
佑斗の友人。童貞を捨てるつもりだったのはこいつである。一人称は「俺」
佑斗とは違って人間のままであり、美少女だらけの寮に住むことになった彼に嫉妬することもあるが、
突然転校した佑斗を心配し、観光ついでではあるが海上都市にわざわざ足を運ぶくらいには友人想いである。
ただ、佑斗が吸血鬼になってからは話の主軸が海上都市になり、友人ポジションもニコラに取られ、出番はかなり少ない。


用語


  • 海上都市(アクア・エデン)
吸血鬼と人間が共存している人工島で、この物語の舞台となる。
「人間以上の知性、人間のそれを凌ぐ膂力や特殊能力を持ち合わせ、人間の血を定期的に摂取する」という危険な存在である吸血鬼を一箇所に集めておきたいと考える政府と、
人間から迫害される危険性がなく、安心して暮らせる吸血鬼の国を作りたいという吸血鬼達の意図が合致したという経緯で作られた。
吸血鬼が暮らすことが公的に認められている世界で唯一の場所であるが、一方で海水が苦手な吸血鬼を閉じ込める意図で、メガフロート上に都市が作られている。
島の出入りは厳重に管理されており、本土との交通手段は橋を渡る他にない*4。人間は本土を自由に行き来出来るが、吸血鬼は許されていない。
また、吸血鬼の存在は表向きには隠されているため、海上都市に生活拠点を置く人間以外には「吸血鬼が暮らす島」という事実は隠されている他、
風俗業やギャンブルが合法となっているため、事情を知らない一般人からは観光特区と認識されている。
夜行性である吸血鬼が多く住むため、夜でも開いている店が多い。都市内には吸血鬼が守らなければならない規則が多数あり、吸血行為の禁止や労働の義務などがある*5

  • 吸血鬼
人間とは似て非なる存在。
伝承にある「太陽光を浴びると灰になる」「十字架を恐れる」という弱点はないが、太陽光に関しては長時間浴びると体調が悪くなるため、基本的には夜に活動する。
一方で「海水が苦手」という弱点があり、こちらは体調不良を起こす程度の太陽光と違い、命に関わるほどの重大な弱点である。
なお、「大蒜(ニンニク)が苦手」というのも伝承では有名だが、これに関しては「人間よりも五感が鋭い」という吸血鬼の特徴から、大蒜に限らず強烈な臭いを発するものを避ける傾向はあるという。
ちなみに、「酒に酔えない」という身体的特徴もあり、ドラッグの類も効力を発揮しない。そのため、酒を嗜む吸血鬼は酔いではなく香りや味を楽しんでいるとのこと。

人間の血を定期的に摂取しないと体調不良を起こすため、普段は海上都市限定で、吸血鬼用に作られた合成血液が配布され、それを飲んでいる。
生身の人間の血を飲む(作中では「吸血する」と形容される)と、肉体が活性化して自然治癒力などが高まる他、
個人によって異なる特殊能力(怪力や鋼体などの肉体的な変化から催眠まで様々)が発現するが、基本的に発現する能力は一種類だけで、複数の能力を持つ者はまずいないという。
なお、人間が吸血鬼に「吸血」されると、牙を立てられた際に痛みはあるものの、血を吸われている間は性的な快感を覚えるらしく、
実際劇中で梓は思わず喘ぎ声を上げるほど感じており、そのことへの羞恥心もあって、「吸血」が必要な事態になると少し及び腰になる*6
ちなみに、人間の血を摂取しないと体調不良になるのは、吸血鬼の血液にだけ存在する「ヴァンパイアウイルス」*7の活動が低下する影響であるが、
この特性から、吸血鬼の血液を人間が摂取すると「ヴァンパイアウイルス」に感染し、後天性の吸血鬼になってしまう。
ちなみに人間を吸血鬼にしてしまうのは、かなりの重罪らしい。

+ 共通ルート中盤のネタバレ
複数の能力を持つ吸血鬼も存在はするが、それらは他の吸血鬼を喰らうことで得たものである。
そのような存在を「ライカンスロープ」といい、「吸血鬼喰い」、または圧倒的な強さから「吸血鬼の王」とも呼ばれるが、
人間はもちろん、吸血鬼の中でも実物のライカンスロープを見た者は滅多におらず、詳細も知られていないのでほとんど都市伝説の類として扱われており、
また、「同族である吸血鬼をも喰らう」という特徴から、他の吸血鬼からは非常に恐れられている。

+ ライカンスロープに関する更なるネタバレ
生きる上で必要な血は人間のものであり、吸血鬼のものは必ずしも飲まなければいけないわけでは無い。
相手の能力を奪う方法は、対象の吸血鬼の血を飲む事。この時、能力と同時に相手の記憶も奪ってしまう。


  • 特区管理(とっくかんり)事務(じむ)(きょく)
海上都市(アクア・エデン)を管理・監督している、政府直轄の組織。通称、陰陽(おんみょう)(きょく)
警察と協力をし、吸血鬼の犯罪を取り締まる等の活動を行っている。海上都市の治安維持を担当する風紀班や、吸血鬼の存在を知った人間に対応する工作班などの部所がある。情報班はない。
佑斗、美羽、梓は風紀班の中の枡形班に所属している。

  • 月長(つきなが)学院(がくいん)
佑斗たちが通う学院。人間と吸血鬼が通っている。海上都市(アクア・エデン)内で吸血鬼が通学することを許されている、唯一の学院である。
吸血鬼は夜行性のため、夜間に授業が行われる。ちなみに枡形はここの教師も兼任している。
ここの先生をやってくれるような人は少ないらしい。

主題歌

オープニングテーマ

  • 「Scarlet」
作曲 - Famishin / 編曲 - 井ノ原智(Angel Note) / 歌・作詞 - 榊原ゆい

エンディングテーマ

  • 「君だけの僕」
作曲 - Famishin / 井ノ原智(Angel Note) / 歌・作詞 - Riryka

キャラクターソング

  • 美羽キャラソン「Love Incident」

  • 梓キャラソン「Growing!」
作曲 - Famishin / 編曲 - 椎名俊介 / 作詞 - 神代あみ / 歌 - 佐藤しずく

  • 莉音キャラソン「きっと大丈夫」

  • エリナキャラソン「NO LIMIT」

余談

今作のエリナはゆずソフト初の外人キャラである。

ゆずソフト恒例の、カオスでお馴染みのカウントダウンムービーは本作でも健在であり、
モッピーだったり残念さやかちゃんでしただったり劇的ビフォーアフターだったりルイズのコピペだったり、
香と思えば本編の解説のような予防線を張ったりと色んな意味でいつものゆずソフト。
家なき子やヘルシングのパロもあるよ!






追記・修正するつもりが、アニヲタ辞めてました。

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最終更新:2024年04月05日 22:19

*1 お約束と言えば身も蓋もないが、一応「佑斗が加わっても寮の女性比率が依然として高いままなので、寮に異性がいる前提で行動する意識が薄い」「色んな意味でオープンすぎるエリナという、ラッキースケベメーカーがいる」という理由もある。

*2 ディープキスさえも分からないほど

*3 一応裸を見られて恥ずかしがるなど羞恥心は持ち合わせている。

*4 ただし、モノレールと自動車専用道路の二種類がある

*5 これらは市長である小夜が決定した事

*6 基本的に佑斗や美羽が「吸血」を必要とするのは非常に切迫した状況下であり、梓もそれを理解しているので拒否や抵抗をすることはない。

*7 便宜上そう呼ばれているが、厳密にはウイルスとは別のものである。