主人公(DQⅢ)

登録日:2012/11/07(水) 00:12:19
更新日:2024/04/18 Thu 05:59:14NEW!
所要時間:約 6 分で読めます








男勇者CV:緑川光(CDシアター)、檜山修之(スマブラSP)
女勇者CV:皆口裕子(ライバルズエース)

デフォルトネームは男は「アルス」、女は「アイリン」……らしい(女勇者のデフォネームは全く知られていない)。
「アルス」は実際エニックスが行った公募によって採用された名前であり、公式ネームと言える。

小説版では「アレル」。ゲームブック版では特に名前はなく「勇者」と呼ばれる。

アリアハン出身であり、偉大な勇者であるオルテガを父に持つがオルテガは消息不明。
そして勇者が16歳になった日にアリアハンの王様から旅の許可を貰い、バラモス討伐への果てしない旅に出る。

性別は男女選択可能。女勇者の場合は男として育て上げたという文言が加えられる。
リメイク版では性格診断によって性格が決まる。
また、この時に実名と誕生日の入力を要求されるが、これに関しては後でとある人物の台詞に関わる。

父親には似ているらしく、ムオルではオルテガに間違われる。あのパンツマスクと間違われるって、女勇者だと地味に屈辱的ではなかろうか。

その他にも
  • 王様にされる
  • 妖精の女王から邪険にされる
  • 宿に泊まって朝になったら村人が皆消えていた
  • 田舎者呼ばわりされる
  • 一人で挑むダンジョンに挑んだら「引き返せ!」と連呼される
  • 仲間とのパーティーメンバーとして永遠の別れ(リメイク版では戻ってくる)
等々。


バラモス討伐後、真の黒幕である大魔王ゾーマの存在が発覚、ギアガの大穴を通ってアレフガルドに向かう。
アレフガルドで闇に陥れた元凶ゾーマを倒すとギアガの大穴が塞がり、元の世界へ帰れなくなってしまう。

ゾーマを討伐した勇者は勇者ロトの称号を得るが、祝いの宴が終わった頃、勇者の姿はどこにもなかった……。



ギアガの大穴が閉じてしまったため、勇者はアリアハンには帰れなかったと解釈するのが一般的になっている。
ゲームブック版では実際にそのままでは帰る事ができず、冒険中に特定の複数のアイテムを取得していた場合のみ、
特別な方法で勇者だけ上の世界に戻ってくることができるようになっている(仲間は戻れないが納得して勇者を見送る)。

しかし作者である堀井雄二は「仲間を連れてアリアハンに帰ったと考えてくれてもよい(そのために行方知れずにした)」
と発言しているため、どちらに解釈するのも自由という事である。
ただ、子孫はアレフガルドの方に残っているので、帰らなかったとするのが一番矛盾が少なくはあるが。



呪文

Lv1:おもいだす(リメイク版)
Lv2:メラ
Lv4:ホイミ
Lv6:ニフラム
Lv7:ルーラ
Lv8:もっとおもいだす(リメイク版)
Lv10:ギラ
Lv12:アストロン
Lv14:リレミト
Lv15:わすれる(リメイク版)
Lv16:ラリホー
Lv18:マホトーン
Lv19:トヘロス
Lv20:ふかくおもいだす(リメイク版)
Lv23:ベギラマ
Lv26:ライデイン
Lv29:ベホイミ
Lv31:イオラ
Lv33:ベホマ
Lv35:ザオラル
Lv38:ベホマズン
Lv41:ギガデイン
※あくまで基準、賢さの高さにより覚えるレベルが前後する

ギガデインやベホマズンが勇者専用呪文で強力だが、その分消費MPが激しい為、気軽には使えない。
DQ3はギガデインやベホマズンの消費MPが後のシリーズの倍近くあり(それぞれ30と62)、しかもFC版だとかしこさに補正をかける事ができる性格システムも不思議なきのみも無いので、元来のMPの低さをフォローすることもできず、本当にここぞという時にしか使えなかった。
SFC版以降はどちらも登場したので、何も考えずにレベルを上げただけの勇者では依然連発できないままだが、MPを重点的に育てた勇者ならばある程度は連発できるようになる。

能力値はどれも程よく伸びるが、MPが低めなのが欠点。
呪文に頼らず武器攻撃を重視して性格を「ごうけつ」にしているとMPの低さに磨きがかかってしまう。
女性ならば万能性格「セクシーギャル」があるが、ある程度フォローされる程度で潤沢とまではいかない。

勇者の職業は勇者固定でダーマ神殿で転職不可能。
また、ラスボスを倒すまでは必ずパーティーにいる必要がある。
攻守バランスよく整ったキャラなのであえて外す選択肢はまず無いと思うが、あまりに極まったやりこみプレイヤーの場合、会心の一撃を連発できる武闘家4人でボス瞬殺とか、全ての呪文を習得した盗賊4人で種集めとか、勇者がいらなくなるケースはある。

ちなみに「パーティから外せない」と言う性質上、他の仲間と違ってバシルーラに完全耐性を持つ。
(バシルーラで飛んだ仲間はルイーダの酒場に返されるが、勇者はルイーダの酒場に預けられないため。)
しかし全クリして仲間から外せるようになるとこの問題点が解消されてしまうため、バシルーラの耐性が失われて効くようになってしまう。
システム上の都合とは言え、全クリしたことで弱体化する珍しい例である。

ゲームスタートからノーセーブでゾーマを討伐して「全クリフラグがついたゲーム開始直後の冒険の書」を作ることができれば、最初から勇者無しの冒険ができるのではないか?という問題がある。
しかし実際は、開拓の町に商人を引き渡す所でオートセーブが入ってしまうため、巻き戻るのはココが限界。
加えてSFC版以降では、勇者外しを含めたクリア後要素の全てに「バラモス討伐」が条件に入るので、どう頑張ってもバラモスを討伐した所からしか勇者を外す事はできない。


終盤は王者の剣、光の鎧、勇者の盾という強力な専用装備が手に入る為、なんだかんだで最終的には強い。
これらとルビスから貰った聖なる守りがロトの装備になったと予想される。
FC版では文句なく最強装備であるが、リメイクでは女性に限り光のドレスというさらに高守備力の装備が登場。
とは言っても、被ダメージ差にして2ポイントにしかならない差の上、耐性は全く同じで、光の鎧には歩くとHPが回復する機能がついているので、勇者は光の鎧を依然として装備するだろう。
スマホ版では光のドレスが一点モノになったため、ボス戦前に付け替える、という用途ですら使う必要はなくなった。
盾についてはFCからスマホ版に至るまで最強装備のまま。

なおSFC版では光の鎧は売却可能なので注意。もちろん売ったら二度と手に入らない。

ちなみにリメイクでムオルにて手に入るオルテガの兜も勇者専用だが、中盤で手に入る兜ゆえに守備力はそんなに高くなく、アレフガルドでもっと硬い兜が手に入る。

本来オルテガの兜には補助呪文耐性がついているのだが、
SFCではバグで機能しておらず守備力が高めな兜というだけだった。
GBC版ではちゃんと耐性が機能しているため、兜以外の場所で十分に守備力が確保できていれば最強装備になり得る。


また、ロトの装備はゾーマ討伐時に勇者がつけていた装備品だとエンディングで言われる。
そういう事で、ゾーマ討伐時にもしひのきのぼうやらあぶない水着やらを装備していたら、とよくネタにされる。
ステテコパンツは装備できないので父親の真似にはならず一安心。

DQMB
DQ3から『伝説の勇者』名義で単独出演。
スペシャルカードは相手に呪文ダメージを与える『ギガデイン』と、ゆうきゲージ増加とゾーマの闇の衣*1を剥ぎ取る『光の玉』の2つ。対闇の衣のせいで同じ効果の進化の秘宝が割を食っている
とどめの一撃で『ギガブレイク』を放つ。構えが竜の騎士そっくりと専らの評判。

2LEGENDでは、1Pモードでバトルマスターか賢者のレベルが50以上で発生する『ダーマの神殿チャレンジバトル』にて、ボスとして登場する。
2回単体攻撃の『ロトの剣技』と打撃・雷・光複合でマヒ効果の全体攻撃『デインブレイク』はいずれも強力。
高火力なだけでなく、ゆうきゲージの蓄積もかなり早いためゲージリセットできるつばぜり合いを仕掛けるタイミングも重要になる強敵。
彼に勝てば晴れて勇者に転職できるようになる。

家族

  • オルテガ
父親。
FC版では覆面裸マントというカンダタの流用グラフィック。海外版やリメイクでは専用グラフィックが存在する。
勇者に先んじてバラモス討伐を命じられ旅立っていたが、アリアハンにはネクロゴンドの火口に落ちて命を落としたと言う報が届いていた。
後に勇者がアレフガルドの地にたどり着くと生存していた事が分かる。記憶をなくしているものの勇者としての使命感は残されており、単身ゾーマの城に侵入する。
そしてゾーマの城深部にてキングヒドラと戦闘している所を発見するが、その戦いで力尽きてしまう。
最期は傍にいる人物が自分の子供とも分からず、アリアハンにいる自分の子供への伝言を頼んで死んだ。

FC版ではオートながら実際に戦闘を行うようになっている。
この戦闘では必ず負けるようになっており上記の展開になるのだが、内部データには「勝つには勝ったが力を使い果たしたらしい」という、キングヒドラに勝った時のセリフが用意されている。
勘違いされる事が多いが、キングヒドラの行動やダメージ乱数の振れ幅がオルテガに最も都合のいい値を出し続ければオルテガが勝つ可能性は理論上あるのだが、
実機ではそれが実現する乱数パターンが一つも存在しないため、実際にオルテガが勝つ事は絶対に無い。
SFC版以降はムービー仕立てのサイドビューイベントバトルになっており必ず負ける。
ちなみに内部的には冷気耐性が万全な為、ゾーマの所まで辿り着けていたならいい勝負が出来たと推測される。


FC版では「エリミネーター」系列のグラフィックが当てられていたため、よく「パンツマスク親父」などとネタにされる。
北米NES版ではオルテガ用のグラフィックが追加された。
イベントバトルになり、戦闘画面にグラフィックを表示することが無くなったSFC版以降でもモンスターデータとしては一応オルテガは存在する。グラフィックは未設定モンスターの例に漏れずスライム等。

SFC版以降はクリア後ダンジョンのボス「しんりゅう」に勝利した際のお願い事の一つに「オルテガを生き返らせる」というものがある。生き返ったオルテガはアリアハンの自宅に戻る。
隠しダンジョンの開放フラグがゾーマの討伐(全クリフラグ)なので上記のキングヒドラ戦を見た後=オルテガが死亡した後にしんりゅうに挑む事になるのだが、キングヒドライベントを見る前からノーセーブでゾーマを倒し、冒険の書に全クリフラグだけつけて(隠しダンジョンを開放して)キングヒドライベントを起こす前の状態でオルテガを生き返らせる願いを実行したらどうなるの?という疑問は多くの人が持つ所。
実際は冒険の書に全クリフラグがついた時点でキングヒドライベントは消化済み扱いになってしまうので、「自宅に帰ってきているオルテガがゾーマの城に死にに来る(そして死んでも帰るといる)」なんて状況にはならない。
代わりに死ぬ場面の目撃もできなくなるが、「火口に落ちて死んだ」「ゾーマの島に渡ろうとして藻屑になった」
等、死亡説は至る所でささやかれているので、死んだ扱いで特に違和感は生じないようになっている。
一時期デマが流れた挙げ句、それを思い切り記載していた攻略サイトもあったが…。

  • 母親
アリアハンの自宅の1階にいる。
夫を亡くしながらも子供を勇者として育てあげた。勇者が死んでいると取り乱す。
何故かバラモス討伐後は自宅で寝させてくれなくなる。
しかしリメイクでは夜に帰ると家の前に立って子が帰るのを待っている……。

  • 祖父
2階にいる。特になし。



大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALでは、DLC第2弾として「勇者」名義で参戦したXI主人公のカラーバリエーションの1つとして参戦。
声優は初代スマブラ、スマブラDXでリンクを担当していた檜山氏であり別の勇者として18年振りにスマブラへ復帰した。

DCGドラゴンクエストライバルズエースでは男勇者をスマブラと同様に檜山氏が、そして女勇者を顔が似てる別の人と同じ皆口裕子氏が担当している。

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最終更新:2024年04月18日 05:59

*1 正確には12600ものHPを7000まで減らす。こっちの効果は1バトル1回の制限に含まれない