シェフ大泉 夏野菜スペシャル

登録日 :2011/06/26 (日) 00:07:13
更新日 : 2017/03/27 Mon 11:07:04
所要時間 :約 4 分で読めます




おいパイ食わねぇか


1999年に放送された「水曜どうでしょう」の企画。シェフ大泉シリーズのひとつで、DVD第16弾に収録された。

【概要・あらすじ】

シェフ大泉に是非とも夏野菜を使った料理を作って欲しい 」という企画の元、呼び出された大泉。
自信満々にメニューを語れば地の文で「予告殺人」と例えられるわ、鈴井・onちゃんに過去の惨事(『車内でクリスマスパーティー』・『氷上わかさぎ釣り対決』未公開映像「花板大泉のわかさぎ懐石」 *1 )から「放送できるものにして下さい」とお願いされ、
クリスマスの後本当に病気(DVD版でのテロップではエビが食えなくなった)した 安田さん onちゃんをはたいたりしながらも、「今までの失敗はちゃんとしたキッチンが無かったこと」・「火力が無い事」と説明。
何の疑いも無く車に乗せられ、実家が農家である土井P宅の農園に到着する。
しかし、連れて行かれた先は雑草が生い茂り瓦礫が散乱する、まさに「 荒地 」。

そして「 どうでしょう農園開墾予定地 」と書かれた看板を発見した大泉。

ここで企画の全貌を知ることになる……

早い話、「 自分達で作った野菜を使って料理を作る 」という企画である。
通称「 日本一長い料理番組 」。
また有名な「 パイ事件 」が起きた企画でもある。

全4週に渡って放送された。


●開墾編【第1週】~【第2週 前半】


だんだん疑問が無くなってきたでしょ

今だっておかしいと思いながらやってるもん

土井Pのお父さんの指示のもと、畑に鍬を入れる大泉、ミスター、安田さんの3人。
作業の1時間ごとに10分の休憩を挟むものの、時間の経過と共に段々と壊れいく様は何ともみすぼらしいものだった。

料理企画と聞いて知り合いのイタリアレストランの店長にパイ生地を練ってもらった大泉だったが、到底料理が作れるはずもなく、腐らせてしまった。


●陶芸編【第2週 後半】~【第3週】


「開墾編」から1ヶ月半が経ち(その間に東京→札幌間をカブで走る『原付東日本縦断ラリー』を実施)、ようやく野菜ができたという報告を受け、農園に向かうどうでしょう班。
野菜の出来具合に喜ぶ大泉だったが、藤村Dがあることに気づく。

小松、お前食器は?

「盛り付ける為の皿を忘れた」という理由で今度は陶芸をさせられるハメに…。
今回も生地を用意してもらっていた大泉、2度目の騙し討ちによってまたもパイ生地を駄目にしてしまった。
現場へ向かう車内でふてくされてしまった彼に *2 、「騙し企画は悪かったと思うが、パイ生地を用意したのは勝手にやった大泉の責任(意訳)」と藤村D。
腹を立てた大泉は、移動中の車内にて藤村Dを脅迫し始める。

大泉→ 藤村D→

藤村く~ん。君の肉親を、オレァど~んどん、おみまいしていくぞぉ~

君に近い者から順番にな!
待ってろ、待ってろ藤村一族…

家族に手ぇ出すなよ
はっ何言ってんだが…選べよ 名古屋(藤村の実家)か?それとも君の家か?
いくぞオレァ、パイが腐らねぇうちに

『どーも奥さん 知ってるでしょう?』
『大泉洋でございます』

『おいパイ食わねぇか』

『子供達もおいでぇ~。パイ焼くぞぉ~』
『辛いかい?おじさんはもっと辛い物を君のお父さんに食べさせられてるんだよぉ~』『残さず食えよぉ~』

片手にこう包丁持って座ってるワケだろ、シェフの格好したヤツが俺んちで
うちのカミさんがもう泣きながら『私が食べます!』ってこう

そうだよぉ、お前も食えよぉ~
そしてそれが終わったらオレァ、名古屋に飛ぶんだ
『お母さ~ん。知ってるでしょう?大泉でございます』


『パイ食わねぇか』


名古屋だったら急がねぇとな。皿焼いたらすぐ行くよ

母さん今行きますよ。パイを届けにね…


※豊富すぎるボキャブラリーと語り口で車内は爆笑の渦に巻き込まれたが、この時の大泉はテレビに出せないレベルでの マジギレ であったという。



陶芸教室へ移動すると、大泉扮する「 半角斎 (ハンカクサイ(半可臭い):北海道弁で「アホ」の意味)」が、門下生の「 胡散く斎 」(ミスター)、「 心気く斎 」(陶芸教室の方)、「 白菜 」(安田さん)、「 く斎 」(藤村D)を率いて登場。

「ここでお前のパイ生地練ってやろうか?」
「菊練りしてやろうか?」
「んなことしたらお前んちのオーブンで(皿を)焼くぞ」

途中、く斎とは罵声を浴びせ合いながらも何とか皿を作り上げた半角斎先生だった。


また、白菜は半角斎先生の動きを見てイメージトレーニングするものの、ろくろを回しながら自分も動く無類の不器用ぶりを発揮した。


完成作品
  • ヴィーナス誕生
  • 世紀末大革命恋愛大皿
  • onちゃん
  • 藤村D(かなり似ている)

それからさらに2週間後、 ついに 調理の日がやって来た。
さすがに3個目のパイ生地を手にしたシェフ大泉の顔には憂いが見え隠れしたり、onちゃんが黄色い全身タイツに簡易onちゃんな安田さん姿で現れたり(着ぐるみが営業用に使用中)したが、
焼きあがった陶器の出来栄えを誇らしく眺め、野菜を収穫し、いよいよ料理を開始することになった。





●調理・試食編【第4週】

開始から既に69日(2ヶ月)が経過し、自ら「畑を開墾し、皿を焼く」という偉業を成し遂げたシェフ大泉。
通算3つ目となるパイ生地を店長に朝早く届けてもらって謝罪した後、ようやく野菜を収穫。
以前紹介したフルコースを味わってもらう為、調理場へと移動する。


しかし

「ピストル大泉へようこそ!!撃ち抜くぞー!撃ち抜くぞーー!!」

◇ピーマンの肉詰め 夏野菜添え
前菜。付け合わせは茄子の肉詰めと新種の青トマト。
焼き茄子を作る予定をいきなり肉詰めに変更するなど相変わらずグダグダで、料理人なら10分で終わる作業に1時間半費やした。
でも青トマトは美味しかったらしい。

◇鯛と夏野菜のシンフォニー
鯛のソテーに特製ソースをかけた一品。
ソースは農園のジャガイモに牛乳と焼いたホタテ(!)を混ぜ、ミキサーでムース状にしたもの。
ほぼ固形物のシロモノをミキサーにかけるという無謀な行いをした結果、先生の目の前でミキサーをぶっ壊した。
結果、ソースが奇跡的に美味しくなってしまったことにより「中途半端に美味しい」「コメントに困る」と意外な高評価(?)を得た。
なおピーマンの肉詰めを含め、ここまでで2時間経過している。

◇夏野菜と鯛のパスタ
ピストル大泉名物、本日パスタ。
今回は茹で時間をミスすることはなく、麺の硬さはちょうどよかった…のだが、単純に多く作りすぎたため結局ドーム状になった
しかも農園で取れた激辛唐辛子(安田が人体実験済み)を大量に入れたためものすごく辛い。

◇夏野菜の料理びっくりカルツォーネ風
「じゃあ水分もなんもなしに焼かれるわけ?このコメ達は!?」
メインディッシュ。器は世紀末(ry。
ここで問題のパイ生地が登場。
丸ごと一匹の鯛に夏野菜と魚沼産コシヒカリ(原付西日本で積んで帰ってきた)をざっくばらんに詰め、パイ生地で包みオーブンで焼いたもの。
コシヒカリは炊いていない生米であり、シェフ曰く「鯛から出る水分で炊く」らしい。
その結果、塩釜焼の要領でちょうど良く焼かれた鯛は美味しかったが、夏野菜と米については「うわぁ…これはまずい」とシェフ自ら匙を投げてしまった。
(コメは一応炊けてはいたらしい)

◇カボチャとスイカと藤村(onちゃん)
デザート。農園のスイカを切り、ついでに陶器製の藤村とonちゃんを添えた。
とても甘くておいしい。

計5品を作るも、殆ど「不味い」か「中途半端に美味しい」等の評価ばかりで 「料理しないものが一番美味しい」 と評される始末。

全品作るのにかかった時間は約4時間。大泉シェフの手際の悪さが伺える。

その点を指摘された大泉は半ギレ状態でメンバーに文句を言い放ち、藤村Dと罵り合いを繰り広げながら幕を閉じたのだった…。



粉ふきイモ食わしてさ
ナスのびっくりムース食わしてさ
あの鯛食わしてさ
何だったらあのパイ生地も食わして
『しょっぱい』って言ったら
おまえの親父に言えって
言ってやったんだよ!

じゃあ、何でお前そんな 黄色い んだよ!


【余談】

どうでしょう祭2013でのトークにて、大泉にパイ生地を提供した新見さんがシェフを廃業して鞄職人になったことを明かした。
しかも大泉に渡した生地は正確にはピザ生地だったと暴露した。



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