セインツロウ2

登録日:2011/10/21 Fri 10:32:09
更新日:2024/01/03 Wed 19:42:46
所要時間:約 7 分で読めます




セインツロウ2』(Saints Row 2)は、THQから2008年10月に発売されたアクションゲーム。
2006年に発売されたSaints Rowの続編。

主人公はストリートギャングのリーダーとなって敵のギャング団と戦い、街の支配権を争う。

対応機種はXbox 360、PlayStation3およびPC。
2008年12月4日に日本語版が発売されたが、一部の表現やゲームモードがPS3版でのみ削除される等、Xbox 360版との相違がみられる。
詳しい差異については後述。

セインツロウシリーズはバカゲーとして有名であり、程度としては滅茶苦茶なGTAと思ってくれれば分かりやすい。

主なバカゲー要素として、

  • 男性か女性か選べるのだが、男性の場合は女装、女性の場合かなりエロくできたり。
衣装次第ではシリアスなイベントでも下半身にモザイクがかかっていたり。(ただし海外版のみ)

  • バキュームカーで汚物を撒き散らすミッションがある

  • スターのボディガードとして興奮した聴衆をヘリのローターへ投げ込んだり

  • チートを使えば薄汚れた街並みにUFOを召喚できる。しかも乗れる上、乗り方が……

  • 僻地のトイレ(?)で相手の女性にマッサージをしてあげられたり

他にも山ほど、上げ出したらキリがない。是非ともその目で見て頂きたい。
バカゲーとしては高水準であり、クライムアクションゲームの金字塔・GTAシリーズよりも好きだと言う人も少なくない。

ただし、大幅にバカゲー路線へと舵を切ったのは次作からで、本作ではむしろギャング同士の血生臭い抗争がストーリーの主軸となっている。
↑で上げたようなバカゲー要素はいわゆるサブミッションで見られ、本筋となるメインミッションは終始シリアスな雰囲気で展開される。


〜あらすじ〜

舞台は前作と同じスティルウォーター。

前作のエンディングでの豪華客船爆破から数年後。
こん睡状態の主人公が刑務所の病室のベッドで目覚めるところから始まる。
刑務所で知り合ったカルロスの手引きで脱獄した主人公は、自分のギャング団でありかつてスティルウォーターを支配するまで強大であった、
サードストリートセインツが弱体化し解散に追い込まれている状況を知ることになる。
かつての相棒ジョニーを裁判所から助け出し、今度は主人公がサードストリートセインツを率いるボスとなって、
スティルウォーターの支配を目指す。




〜登場人物〜



サードストリートセインツ

主人公がリーダーを務めるグループ。
前作でスティルウォーターを支配したがメンバーの脱退や逮捕などで自然消滅してしまった。
前作のラストで奇跡的に生き残った主人公が目覚めた事で再びスティルウォーターを支配するべく復活を果たす。チームカラーは紫。


〜主人公〜

「セインツに手を出したのが間違いだったな」

自分自身。
性別は2種類、声は3種類、人種は4種類から選べる。
前作では無口だったが今回はよく喋る、スタッフGJ
冷酷で好戦的で武闘派。やることなすこと無茶苦茶だが義理堅く、持ち前のカリスマから仲間からの信頼は厚い。
今回はセインツのボスとなって敵対ギャングをぶっ潰す。
面倒身も良く、仲間の危機には身の危険も厭わず体を張れる(そして何とかできる実力を有す)漢の中の漢。
後のシリーズでは仲間から「この頃が一番ヤバい時期だった」と言われるくらい、とにかく大暴れする。
実際、敵対ギャングへの冷酷な仕打ちはかなりエグい。

前作同様キャラカスタマイズなので、自分自身に似せるもよし。憧れの背格好にするのもよし。女にするもよし。
美容整形という名の性転換も可能なので、まさしくその姿は変幻自在。


〜ジョニー〜

「起きろ」

旧セインツからのメンバー。前作にも登場。主人公の右腕でセインツのNo.2。
典型的な口より手が先に出るタイプ。暴れるときが一番幸せ、主人公よりも好戦的。
まったくおとなしくなっておらず、殺人容疑や恐喝が500件以上ある。
前作で付き合っていたアイーシャとは今でもうまくいっているようだったが…
ローニンへの攻撃を担当する。


〜カルロス〜

「力になれなくて悪りぃ…」

セインツの幹部候補で、主人公の最初の仲間。ニット帽が特徴。
兄貴がセインツにいたらしいが主人公は覚えていない。
幹部候補というプレッシャーからか、仕事はイマイチ要領を得ない。かなりいい奴だが、軽くビビり。彼とのイベントは涙腺崩壊もの。
ブラザーフッドへの攻撃を担当する。


〜ショーンディ〜

「リラックスしなきゃ」

セインツの幹部候補で紅一点。麻薬愛好家で化粧が濃く、いたるところに元カレがいる。だが可愛い。ようはnice bitch.
色々なボール遊びが好きなようで、様々なイベントでよくやっている。主人公のことを畏怖しているが、尊敬もしていて、No.2になりたがっている。
サンズオブサムディへの攻撃を担当。


〜ピアース〜

「ひねくれてんぜ。」

セインツの幹部候補でかなりバカ。だが、憎めない。いわゆる愛すべきバカ。
意外にも頭脳派で仕事はできるのだが、バカにされたりショーンディに手柄を横取りされたりと少々扱いが酷い。
また、超絶な音痴。neyoを意識してるらしいが、どう聞いてもネーヨ。


  • 敵対ギャング

ブラザーフッド
トライバル系のタトゥーが特徴。
リーダーは大柄の男のマエロ。
身体中のタトゥーが特徴で、乗る車はトラック系やSUVが多い。
セインツとの共存を持ち掛けていたが、あまりの不合理さに決裂。チームカラーは赤。

「そっちが2だろ?」
「そう思うか?」


サンズオブサムディ
ハイチ系黒人が多数。麻薬で稼いでいる。
は紳士風の黒人ジェネラル。
部下のMr.サンシャインはブードゥー教(に似た何か)からなる黒魔術を使う。何発撃っても死なない。
チームカラーは緑。

「聞いたか?コイツ自分のことジェネラルって呼ばせてんぞw」


ローニン
日本人のヤクザ。
リーダーはアクジ。
全員刀を背負い、機動力に優れたバイクなどに乗っているなど、明らかにおかしい。
仕方がないかもしれないが、日本語が色々おかしい。
典型的な、アメリカから見た華麗なるカンチガイニッポン。とくにジュンイチと呼ばれる男が使う日本語は声優の名演もあり必聴モノ。
主な収入源はカジノ経営。
チームカラーは黄色。

「ゼッタイコッチヘクルナー」
「サヨヌァルァ……」


アルターコーポレーション
キャッチコピーは「A brighter future, and a better life.(明るい未来、そしてよい生活)」
スティルウォーター市の再開発を担当する巨大優良企業。
市内には同社の看板が多数建っており、関連企業が多数存在し、ラジオ局も経営している。
また私設警察と特殊部隊を保有。セインツロウ地区に巨大な本社ビルが所在。チームカラーはないが、軍隊の色はオレンジ。



  • その他の人物


※ここから先は軽くネタバレ




〜トロイ〜
前作で影が薄かった、セインツのメンバー。
前作まったく目立っていなかったのは警察のスパイだったから。今作では警察署長にまで出世している。
結果的に主人公が弱みを握る形になった為、電話で呼び出して助っ人にできる。
〜デックス〜
前作にも登場。チキン野郎。
セインツの幹部だったが、今作ではまったくでてこないが、ジョニーの話しでは裏切ってアルターの社員になっているらしい。

〜ジュリアス〜

「髪をいじったk」

前作にも登場、セインツの元リーダー。
武闘派な主人公と対照的に、比較的穏健な人物。前作終盤、絶対に和平に賛同しないと踏んだ主人公を船ごと爆破させ、ゲーム冒頭に至るまで昏倒させた張本人。
今はスティルウォーターの案内人をしており、みすぼらしくなっている。
主人公が憎む相手の1人。



◆機種ごとの違いについて

先述の通り本作は3種類のプラットフォームで発売されているが、それぞれに差異がある。
一般的にはXbox 360版が一番完全に近いとされており、その理由としては表現規制が緩め(無いわけではない)、DLCが配信されている、動作が比較的安定している、などの点である。
PS3版はゲーム中に存在するヒューマンシールド*1が使用不可能になっており、それを使わなければいけない一部イベントの改変、及びソニーの表現規制に合格できなかったイベントの削除が行われている。また、DLCも配信されていない。
そしてPC版だが、現在ではSteamで配信されているため一番手に取りやすいと思われる。
しかし、ゲーム自体が妙に不安定でプレイ中に突然ゲームが落ちたり、突如FPSが低下したり、そもそもコンソール用に作られたUIがPC用に最適化されていなかったりと、イマイチおススメ出来ないバージョンである。
一応、非公式パッチを当てることでいくらかは改善されるが、それでも落ちるときは突然落ちる。DLCも配信されていない。
ただし、国内コンソール版と違って無修正なので、容赦のないボスを味わいたければこれがおススメ。
ストアページに記載は無いが、日本語字幕も収録されている。








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最終更新:2024年01月03日 19:42

*1 人間の盾、要は弾避けとして使う