ありす(Fate/EXTRA)

登録日:2012/01/06(金) 20:32:50
更新日:2022/10/31 Mon 11:26:44
所要時間:約 9 分で読めます




いつか一緒にお茶会しようね。



白いドレスの幼い少女。
月の聖杯戦争における主人公の三回戦の対戦相手。全く同じ姿の黒い少女と共に、無邪気に遊ぶ。

CV:野中藍


◆略歴
予選の学校の三階にて、『さまよう少女』という“学校の怪談”として噂になっているところを最初に操作する新聞部の生徒が取材、遭遇する。

ザビに主人公が変わってからはマスターとして対峙することになる。
聖杯戦争では校内・アリーナ問わず同じ姿の黒い少女と行動を共にしており、アリーナで最初に遭遇した際に「ジャバウォック」なる怪物を召喚。
凶暴性と強さからその怪物はバーサーカーのサーヴァントで、ありす達は双子のマスターではないか、と主人公たちは予想するが……。

ともあれアリーナの奥への道を塞ぐジャバウォックを突破しないことには始まらない主人公は、遠坂凛ラニ=Ⅷに協力を仰ぐことに。
ジャバウォックの名前から推測する対抗策として、凛から譲り受けた宝石を触媒に、ラニに概念武装「ヴォーパルの剣」を錬成してもらう。
それによって弱体化したジャバウォックを退けることに成功する。

しかし、サーヴァントのはずのジャバウォックを退けられたにも関わらず、慌てる様子を見せないありす達。
次に彼女たちは第二階層全体に固有結界「名無しの森」を展開する。
自身の名前を皮切りに、記憶を薄れさせていくことで最終的には相手の自我と共に存在を消失させる恐ろしい結界に苦しめられる。

主人公が蒼崎橙子に相談を持ちかけると『バーサーカーと固有結界の取り合わせには無理がある』とヒントを与えられる。
それを手がかりに、主人公は二人の正体に迫る。
青子「こっちも相談とかOKよ?」


◆人物
儚げな印象の、人形のような少女。主人公の見立てでは「おそらくは10に満たない」というょぅι゙ょ。

大人しそうに見えるが、実のところ遊びたい盛りの無邪気な子供。長らく孤独であった反動か、寂しがり屋で人見知り。
彼女自身は、何故か迷い込んでしまった知らない場所で、待望の『お友達』を見つけ、遊んでいるという感覚であり、聖杯戦争という殺し合いに参加しているという自覚はない。

主人公のことを「自分と同じ」と称し、遊んでもらいたがるなど主人公に比較的懐いている。
その好意は本物で、文字通り最期まで主人公に感謝していた。

自分のことを「わたし」と呼ぶのと同様、キャスターのことも「わたし」と呼ぶ。
二人が交互にしゃべると、どちらがどちらかを把握するのが困難になるほど。

ゲームをする我々には『ありす』がどちらを指しているか判断は容易だが、主人公的には本当にどちらを指しているか分かりづらかっただろう…

余談だが同じFateで自分と特定の人物が互いを『わたし』と呼ぶキャラにライダー(Fate)の姉が居たりする。

キャス狐いわく「見た感じは電波なロリ」。結構的を射た表現である。


◆魔術師(ウィザード)として
『か弱いょぅι゙ょ』と侮る勿れ、三回戦まで残っているだけあり、実力は高い。
セラフの中を易々と瞬間移動して遊び回る、大魔力を消費する固有結界を苦もなく行使するという、規格外の魔術師である。

本来なら、例え異界を作り出す機能に特化したサーヴァントであっても魔力はマスターが負担するため、何度も使えるものではない。
アリーナの階層をまるまる覆うほどの範囲の固有結界をあっさりと展開するなど、EXTRA世界の魔術師の常識では考えられない魔力量と魔術回路である。
その実力は運営側のNPC(図書室の間目さん)からもワカメダン・ブラックモアに並び優勝候補と認識されていた。
ちなみに、ありすのやっていることを普通の魔術師が行えば電脳死一直線間違いなしだとか。

では何故ありすがそんなことをやってのけられるのかというと、彼女が魂のみの状態でムーンセルに存在している、所謂サイバーゴーストであるため。
魔術師が自分の扱える以上の魔力を行使しようとした結果、現実の肉体の脳が焼き切れてしまった状態を電脳死と呼ぶのだが、ありすには肉体が存在しない。
当然焼き切れる脳など存在しないため、電脳死するほどの魔力を行使しても彼女には何のデメリットもないのである。
ただし、魔力は魂でもあるため、魂だけの存在であるありすは、魔力を消費し続ければいずれ消滅する運命にある。

本来、セラフではマスターが死んでもゴーストにはならず、ムーンセルが敗者の魂を聖杯に残ったままであることを決して許さない。
ムーンセルが容認するとすれば、それは『聖杯戦争の過程で生まれた死者ではなく、セラフに来た時点で既に死者だった』場合である。
つまり、ありすは最初から『亡い』状態でムーンセルに入り込んでしまったイレギュラーな参加者なのだ。
主人公を“同じ”と言ったのはこのためである。

ちなみに、生前のありすは第二次世界大戦中のイギリスでナチスの空爆によって重傷を負うも、魔術回路の存在から無理矢理延命させられていた不幸な少女だった。
その経緯からも推測できるが当然人間扱いなどされるはずもなく、度重なる実験を受け続けたことで肉体が限界を迎え、孤独の中で肉体は息を引き取った。
しかし精神は死ぬ前に繋がれていたネットにさ迷い込み、自覚のないサイバーゴーストとして漂流し続けた結果、偶然ムーンセルにたどり着き、アリスと契約。
その後、自分と同じような感覚がする主人公を発見し、SE.RA.PHに入り込んだ結果、マスターとして戦うことになった。


  • ありすのサーヴァント(アリス)
ありすが契約したサーヴァント。
真名は該当項目参照

ありすの映し身なので、基本的に無邪気な子供。
ただし、自身がありすの夢をカタチにしたサーヴァントであり、殺し合いに無自覚なありすを勝たせなければならないことは理解しているので、
「遊びたい」というありすの願望を叶えるのを兼ねつつ、敵を追いつめるという行為を行っている。ゆえに、ありすに比べて、少々残酷な面を多く見せる。
よくよく見ると物騒な「遊び」を提案するのは常に彼女である。
……どうして型月のロリ(18歳以上☆)は大抵こうなの?


宝具『永久機関・少女帝国(クイーンズ・グラスゲーム)』
詳細は上記のサーヴァントの項目にて。


ちなみに余談だが…『概念がサーヴァント化した』お仲間は『Fate/strange Fake』のペイルライダー等割と存在する。
が、ここまでマスターに依存したサーヴァントも異例。


  • 対戦時
キャスターのサーヴァントらしく非力だが、スキル攻撃が驚異的。また、補助スキルも序盤戦にしてはそこそこ強力。

特に、あまり魔力にポイントを割かない赤セイバーは注意。3ターン目の攻撃スキルはガードスタンなのでガード厳禁。

上述した宝具の効果は全回復&ダメージなので手早く倒したい。

_パターン固定だからメモ取ったら楽勝なのは内緒_

『ブロッサム先生』ではサンタ赤セイバーからコンパクトをプレゼントされる予定。
EXTRA発売がもう半年ほど延期されていたらキャス狐と共にプレゼントがソ○ルジェムとウロブチックなプレゼントだったかもしれない。

美少女好きな赤セイバーはともかくキャス狐も『嫌いじゃない』と述べた。着ている服とその可愛さからどっかの魔女も気に入るかも。


Fate/EXTRA CCC』においても再登場。

BBの側として登場しているが、任されたアルターエゴ・パッションリップの支援は全くやらずに主に彼女のおっぱいと、その中にあるゴミ箱で遊んでいる。
「どうでも良い石ころ見つけたからリップにあげる」
「(主人公に呼び掛け)一緒にリップをいじめよう!」
など、相変わらず無邪気さ故の残酷さが見て取れる。もっとも、これはスキル『被虐体質』の所為だが。

リップの時は楽しそうにしていたありすだったが、アルターエゴ・メルトリリスの趣味で、彼女に魂を抜かれて人形にされてしまう。
自分を見つけてくれた主人公に同じく愛玩道具としてバラバラされた「アリス」を救って欲しいと頼むが、それで力尽き、事切れてしまう。
主人公とそのサーヴァントは、ありすのこのあまりの惨い死に方に静かに怒りを燃やし、同時に彼女の冥福を祈った。

ありすの命懸けの願いを受けて主人公はアリスを救うことに成功するが、
アリスはマスターが消滅してしまったことから、メルトリリスの情報を伝えた後、ありすの後を追うように消滅してしまう。
二人のありす達の悲惨な最期を悼む主人公に、アリスは「ありすは3度死んだけれど、最初以外は貴方がそんな顔で見送ってくれたからきっと幸せだった」と告げる。
ありすは命こそ救われなかったものの、主人公とアリスのおかげで孤独からは救われ、成仏できたと信じたい。



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最終更新:2022年10月31日 11:26