麒麟の一覧(十二国記)

登録日:2011/04/22(金) 17:54:09
更新日:2024/01/09 Tue 08:15:28
所要時間:約 5 分で読めます




本項目では十二国記に登場するキャラクター、その中で麒麟に該当するキャラクターを記述します。
※ネタバレが含まれますので閲覧の際はご注意下さい。

ちなみに、名前の後ろにつく麒はオス、麟はメスのこと。


  • 【戴極国】
泰麒
CV:釘宮理恵

戴国の麒。世にも珍しい黒麒麟であり、その上胎果であるというとんでもない変わり種。

蓬莱での生活が長かったために麒麟としての性が分からず、転変できない、折伏ができない等苦労が多かった。

大好きな人達に迷惑を掛けてしまうことを恐れる泰麒はこの事実に非常に苦しんだが、景麒の指南により少し救われる。
しかしコンプレックス解消の主な理由となったのは後に泰王となる驍宗(ギョウソウ)であった。
この驍宗からは『蒿里(コウリ)』の名前を与えられる。ちなみに蓬莱で親からもらった名前は『高里要(タカサトカナメ)』。

見た目は幼くあどけない、そして気性は素直で優しい。
この性格は覇気が弱いとも言われ、外見のこともあって周囲からは『護るべき対象』として認知されている。

…………が、泰麒は歴史上誰もなしえなかった超強力な妖魔饕餮(トウテツ)の折伏に成功し、
角を切られて記憶を失い何も知らない人間に良かれと思って肉を食わされさらに弱り、使令の暴走により人々から呪詛レベルに到達する怨嗟を受けても生き残るという末恐ろしい麒麟である。
人は見た目に寄らないとはまさにこのこと。そして成長後を描いた『白銀の墟 玄の月』のクライマックスでは王を取り戻すため、麒麟としては前代未聞の行動をとることに…。

アニメでは魅惑の釘宮ボイス効果もあって視聴者と景麒をメロメロにした。
ドラマCDではその優しさと気の弱さが功を奏し、見事麒麟達の喧嘩を止めてみせた。

  • 【芳極国】
峯麟
CV:松下美由紀

芳国の麟。二代に渡って愚王を選び民に嘆きを与えた。

ドラマCDでは気弱な供麒相手に声を荒げて喧嘩していた。
主に対して盲目なことと、意外とヒステリックなことが判明した。

  • 【舜極国】
徇麒
CV:不明

舜国の麒。アニメにシルエットだけ登場した麒麟。
詳細は不明だが国の状態は芳しくないらしい。

  • 【漣極国】
廉麟

CV:冬馬由美
漣国の麟。泰麒の帰還に二度協力し、二度とも大きな成果を挙げた。

泰麒捜索のために一生懸命蓬莱を歩き回ったが、
胎果でない麒麟は王の側にいないと長い時間安定した姿を保てないため、多くの蓬莱人にトラウマを植え付けた。
さらに彼女の聞き込みは蓬莱人にとってはちんぷんかんぷんな問いかけであり、
ただ読者に謎と恐怖を与えるだけの存在となったのだった(『魔性の子』参照)。

生国では主である世卓(セイタク)と仲良く幸せに過ごしている。

農夫を生業とする世卓は、良い実が生ると廉麟が喜んでくれるから頑張れるとか言う。
廉麟は生国を離れている間、王が恋しくなったとか言い出す。
夫婦かお前ら。

  • 【雁州国】
延麒
CV:山口勝平

雁国の麒。500年栄え続けた雁国の麒麟で、王共々胎果の生まれ。
見た目は他の麒麟より幼く大体12、3歳くらいの外見。

蓬莱にいた頃応仁の乱により都を焼け出され、食い減らしのために親に捨てられた。
そのため『王がいるから国が滅ぶ』と考えるようになり、後の主尚隆(ショウリュウ)に出会うまで王を選ぶ気はなかった。
尚隆とは憎まれ口を叩き合っていながらも仲はいい様子で、文句を言いながらも信頼してる節がある。
よく主共々政務を投げ出して各地を放浪している。

友達にガチの神様がいたりする凄い人脈の麒麟。
さすが500年生きてるだけある。

  • 【巧州国】
塙麟
CV:佐々木優子

巧国の麟。王の迷走に振り回されて遂には失道の病にかかった不憫な麒麟。
アニメでの彼女の最期は潔くもあり、悲しくもあり、また美しくもあった。

ドラマCDでは意外にもクールなキャラが垣間見えた。
ちなみに中の人はちびまるこのお婆ちゃん役もやっている。
声優さんパネェ。

  • 【恭州国】
供麒
CV:大川透

恭国の麒。麒麟らしからぬがっしりとした大柄な体が特徴だが、中身は温和で気弱。
後の主であるドSツンデレ幼女の珠晶たんから出会い頭に一発殴られ、
それから90年間殴られ続けている何とも羨ましい男。
おいちょっとそこ代われ。

ドラマCDでは主と民を心配するあまり峯麟をキレさせたりした。
しかし言い訳しながらも燃料を投下して喧嘩をヒートアップさせてる辺りKYなのかもしれない。

  • 【才州国】
采麟
CV:浅野るり

才国の麟。儚げなその容姿の裏には壮絶な過去が隠されている。

主の黄姑(コウコ)は采麟にとって二人目の王であり、
先代の王砥尚(シショウ)の治世の時代には失道の病にかかっていた。
王の禅定(ゼンジョウ)により命をとりとめたが、
主から華胥(カショ)の夢を見せてもらえると信じていた彼女の心中は計り知れない。

  • 【柳北国】
劉麒
CV:不明

柳国の麒。王を選ぶまで二十数年と手間取ったが、
どのような形で登極したのかが世間に鳴り響いていないため何故そこまで時間が掛かったのか不明。
ちなみに登極の理由を世間が知らないのは、ただ単に話題に上るほどすごい登極をしていないから。

  • 【慶東国】
景麒
CV:子安武人

慶国の麒。クールすぎる超堅物男。イケメンらしい。
他人の感情に疎く、理屈で物事を押し進めるあまり先代の王舒覚(ジョカク)を追い詰めてしまった。

泰麒との触れ合いで人に優しくすることを知るが、その結果舒覚は景麒に恋してしまう。
景麒の為に王宮から、さらには国から女を追い出そうとしたその姿はまさにヤンデレ。
当然その様に天は怒り、失道した景麒を救うため舒覚は退位を申し出た。
二人目の王はまさかの胎果な上、塙王に主を殺されそうになるわ偽王に誘拐されるわでてんやわんやだったが、現在は何とか落ち着いて上手くやっている様子。

しかし何をやらかすか分からない主、陽子から目を離せないのは相変わらずである。

  • 【奏南国】
宗麟
CV:不明

奏国の麟。治世600年を誇る王朝の麒麟であり、延王も気にかける美人さん。
宗王一家にしっかり馴染み、王からは昭彰(ショウショウ)という字が下されている。

  • 【範西国】
氾麟
CV:不明

範国の麟。

見た目は美少女、中身はお転婆その名は範西国宰輔梨雪(リセツ)!
……と言いたいところだが字は美人すぎる男王の気まぐれによりコロコロ変わる。





御前に背かず天命に逆らわず、追記・修正することを誓約します。


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最終更新:2024年01月09日 08:15