言峰璃正

登録日:2011/07/31(日) 12:10:17
更新日:2023/09/09 Sat 06:43:11
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言峰(ことみね) 璃正(りせい)


CV:広瀬正志
身長:179cm
体重:88kg
血液型:B
誕生日:12/29
イメージカラー:燻し銀

Fate/Zero』の登場人物。
聖堂教会第八秘蹟会の司祭。
マーボーこと言峰綺礼の父親であり、遠坂時臣の後見人。


聖堂教会にあっては良識的で公正な人物。
苦行にて悟りを得ようとした修道士であり、かつては聖遺物の回収を「試練」として課して世界中を巡り歩いた。
その道中でマーボーが生まれ、幼い頃から共に聖地巡礼した。神父なのに出先で子作りしてる

聖杯戦争へは、第三次から監督役として関わる。
監督役の特権として、過去に使い残された令呪を有し、任意の相手に譲渡できる。
第四次では前回の教訓を生かしてより良い運営を目指そうとしたが、ハジケ過ぎたマスターとサーヴァントに一番振り回される。
特に天敵の雨生龍之介
聖杯そのものについては、キリスト教とは無縁だが、放置するには強大過ぎると危険視しており、第四次では時臣に手に入れさせようとする。
遠坂家が元々隠れキリシタンで教義に理解があり、時臣の願望である「根源(この世の外)への到達」も特に抵触しないことからの人選だった。
璃正自身も時臣の祖父、父と親しくしており、『Fate/Apocrypha』の第三次聖杯戦争では遠坂家のマスターを救出している。

八極拳の達人で、マーボーに八極拳を教えたのも彼。
純粋な拳法の腕前ではマーボーを凌駕するが、殺人術の心得は無い。
精神修養の一環で教えた功夫がマジカル八極拳になっていると知ったらどう思うやら……


デザインコンセプトは「老いたセガール」。実態はマス・オーヤマだとか。
奈須「そっちのが強ぇぇぇぇえええ!」














ネタバレ

キャスターの大暴走の後、聖堂教会だけでなく魔術協会や日本政府とも連携しての隠蔽工作に追われ、疲れ果てたところ、
ケイネスにキャスター討伐の褒賞を求められ、令呪を譲渡して背中を見せた隙に射殺される。


……と、『Fate/Zero』の中では地味な最期だが、
後を託した息子には「死ぬ前に、せメテ極メツケノ■■■■ヲ味ワワセテヤリタイ」と感じていたことを思い出されただけでなく、
後見していた時臣を殺され、預託令呪を私的に濫用され、聖杯戦争を運営どころか思い切り引っ掻き回される、
と親不孝もいいところのやりたい放題される。
更に言うと、仮に生存していた場合、マーボーが自身の歪みをカミングアウトするため、ある意味では息子の真実を知る前に死んだ彼は幸福だったのかも知れない。


ただしマーボーにとって苦しめたいという願望は親愛の表現と言っていいものである。
そもそも彼がまともな人間になろうとした切っ掛けは、清く正しく美しくあってほしいという父の願いに、息子としての義務感から応えたことにあり、
己の天性の悪性を正視した時も「よりにもよって言峰璃正の胤から産まれたと?」と抱腹絶倒しつつ絶望していた。
八極拳にしても父のものを理想にしていたが、人体破壊術に昇華させてしまい、若い頃はそんな自分も許せずにいたという。
璃正自身はマーボーの苦悩を理解しておらず、自らを徹底的に追い詰め鍛錬を積む息子を「立派な求道者」としか見なかった。
この辺のすれ違いの原因は、「目的のために努力してきた」璃正からすれば「目的を探すために努力する」という息子の精神構造が想像の埒外にあったからである。




追記・修正は息子の歪みを理解してからお願いします。

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最終更新:2023年09月09日 06:43